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シリウス・ブラックはたった一度の呪いで13人もの人を殺害してしまった最も凶悪な囚人だった。しかしハリーも未成年なのに学校の外で魔法を使うという法律違反をしてしまいました。これはアズカバンに入れられるほどの大罪なんだろうか?ところが「漏れ鍋」の前に到着した次の瞬間に・・・(全3項目)

3-1.一度の呪いで13人も!
ハリーがスタンに渡されて読んだ「ブラック未だ逃亡中」と題する記事によれば魔法省が今日発表した所によればアズカバンの囚人の中で最も凶悪と言われるシリウス・ブラックは未だに追跡の手を逃れて逃亡中なんだそうです。

何でも魔法大臣コーネリウス・ファッジはこの件をマグルの首相に知らせた事で国際魔法戦士連盟の一部から批判をされているそうです。だからマグルのテレビのニュースでこの人の逃亡の事が報道されていたというわけです。

記事の最後には魔法界はシリウス・ブラックがたった一度の呪いで13人も殺害した12年前のような大虐殺が起こるのではと恐れているとそう書かれていました。ハリーはシリウス・ブラックの暗い影のような目を覗き込みました。

落ち窪んだ顔の中で一カ所だけ目のみが生きているようでした。ハリーが新聞を読むのを見ていたスタンが「おっそろしい顔じゃねーか?」と言いました。たった一度の呪いで13人を殺害した。新聞をスタンに返しながら・・・

ハリーがスタンにその事を訊くと目撃者もいるし真昼間だったので大した騒ぎだったとスタンが答えました。シリウス・ブラックは「例のあの人」つまりヴォルデモートの一の子分だったんだそうです。物凄く近かったそうです。

ここでハリーが「ヴォルデモート」の名前を言ってアーニーとスタンが大パニックになるという一幕もありました。ハリーは謝りながらも「それでブラックは例のあの人の支持者だったんだね?」と言って答えを促したのでした。

スタンはまだ胸を撫でさすりながらハリーがヴォルデモートを凋落させた時は手下は一網打尽だった。ヴォルデモートがいなくなったらお終いだと大方は観念しておとなしく捕まった。だけどシリウス・ブラックは違っていた。

ヴォルデモートが支配するようになればシリウス・ブラックは自分がナンバー2になれると思っていた。とにかくその話は話としてシリウス・ブラックはマグルで混み合っている道のど真ん中で追い詰められてしまったそうです。

そこでとんでもない大惨事が起きたんだそうです。

3-2.前よりもっと
そこでブラックが杖を取り出して道の半分ほどを吹き飛ばしてしまった。巻き添えになったのは魔法使いが1人とちょうどそこに居合わせたマグル12人だったんだそうです。ところがそこでシリウス・ブラックがした事とは?

その場に突っ立って高笑いをしたのだそうです。魔法省からの応援隊が駆けつけて来た時にはシリウス・ブラックは大笑いしたままやけにおとなしく連行されて行ったそうです。スタンは奴は狂っているとそう言ったのでした。

奴は狂ってるよな?スタンにそう問いかけられてアーンはアズカバンに入れられた時はそうじゃないとしても今は狂っているだろうなと持ち前のゆっくりとした口調で答えました。あんな所に入るぐらいなら自爆したほうがマシ。

ただシリウス・ブラックは13人もの人を一度に殺害してしまうなんて事をしたのだからいい見せしめだとスタンは言うのです。そしてその後の隠蔽工作が大変だったんだそうです。ガス爆発事故という事にして処理したそうです。

アズカバンから逃げたなんて話は聞いた事がない。どうやったか見当もつかない。そしてスタンがアズカバンの守衛にかかったら勝ち目はないと言うとアーニーは突然身震いをしました。その守衛とやらは相当恐ろしいようです。

「スタン何か違うこと話せ。頼むからよ。あの連中。アズカバンの看守の話で俺は腹下しを起こしそうだよ」

アーニーにこう言われてスタンは渋々新聞を置きました。アズカバンの事を聞かされてハリーは前よりもっと気分が悪くなりました。スタンが数日後にバスの乗客に自分の事を話しているのではとついつい想像してしまいました。

ハリーもシリウス・ブラックと同様に魔法界の法律を犯してしまいました。マージ叔母さんを膨らませたのはアズカバンに入れられるほどの悪い事なのだろうか?ハリーは魔法界の監獄のアズカバンの事を何も知りませんでした。

去年ハグリッドがそこに連行されると言われた時にもハグリッドは恐怖の表情を浮かべていました。他の人が口にするのを聞いた限りでは10人が10人とも恐ろしそうにそこの話をします。あの勇敢なハグリッドでさえも怖がる。

そんなハリーの思いを乗せてナイト・バスは突き進みました。1人また1人と乗客が降りて行きハリーが最後の1人になりました。みんな降りるのがうれしそうでした。ハリーに言われてバスは「ダイアゴン横丁」を目指しました。

バスはチャリング・クロス通りを飛ばしていました。空が白みかけて来ました。数時間は潜んでいよう。そしてグリンゴッツが開いたらすぐに行こう。ところが「漏れ鍋」の前に到着した所でこう言うのが聞こえて来たのでした。

「ハリーやっと見つけた」

ハリーを待ち受けていたのは?

3-3.漏れ鍋に着いた途端に
アーンが思いっ切りブレーキを踏んでナイト・バスは「漏れ鍋」の前に急停車しました。スタンがハリーのトランクとヘドウィグの籠を歩道に降ろすのを手伝いました。ハリーはスタンに「それじゃさよなら!」と言いました。

ところがスタンは聞いてもいませんでした。バスの乗り口に立ったままで「漏れ鍋」の薄暗い入口をじろじろ見ています。そこで「ハリーやっと見つけた」と声がしたかと思うと振り返る間もなくハリーの肩に手が置かれました。

「おったまげた。アーン来いよ。こっち来て見ろよ!」

スタンがこう言って驚いたのはハリーの肩に手を置いた人物がハリーの名前を言ったからに違いないでしょうね。ハリーが見上げた所にいたその人物は魔法大臣コーネリウス・ファッジでした。スタンは興奮していたのでした。

乗り口から飛び降りて来て大臣にネビルの事を何と呼んだと訊くスタンにファッジは「ネビル?ハリー・ポッターだが」と眉をひそめて答えました。スタンはネビルが「あの」ハリー・ポッターだと知って大喜びの大興奮でした。

ファッジはそんなスタンに「そうだ」と煩わしそうに答えると「まあナイト・バスがハリーを拾ってくれて大いにうれしい。だが私はもうハリーと2人で漏れ鍋に入らねば」と言ってハリーの肩にかけた手に力を加えたのでした。

ハリーは否応なしにパブに入って行きました。ファッジとハリーが「漏れ鍋」に入って行くとランプを手に亭主のトムが出迎えて「大臣。捕まえなすったかね!何かお飲み物は?ビール?ブランデー?」と声をかけて来ました。

ファッジはハリーを放さずトムに「紅茶をポットで貰おうか」と言いました。2人の後ろから何かを引きずるような大きな音と激しい息づかいが聞こえてスタンとアーンがハリーのトランクとヘドウィグの籠を持って来ました。

「なーんで本名を教えてくれねぇんだ。え?ネビルさんよ」

こう言うとスタンはハリーに向かって笑いかけました。その肩越しにふくろうのようなメガネをかけたアーニーが興味津々の面持ちで覗き込んでいたのでした。

今日の最後に
ハリーの魔法界に関する知識は極めて浅く入る方法で唯一知っているのはロンドンの「漏れ鍋」を通り抜けてダイアゴン横丁に入って行くそれだけです。したがって「漏れ鍋」で待っていればハリーは必ずや現れるに違いない。

そう考えて魔法大臣コーネリウス・ファッジは「漏れ鍋」にいたんでしょう。今にして思えばハリーは「漏れ鍋」の真ん前にバスを停めて貰うのではなく少し手前でバスを降り「透明マント」を使えば大臣に捕まりませんでした。

でもハリーは捕まって良かったのです。それはこれからハリーが知る事になるんですよね。
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