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10分探してやっとこさスキャバーズを見つけハリーとロンがペットショップに戻るとロンにとっては唖然茫然の出来事が待ち受けていました。ハーマイオニーが買ったのはふくろうではなくロンに襲いかかったあの猫でした。そして3人が「漏れ鍋」に戻って来ると・・・(全3項目)

3-1.ハーマイオニーが買ったのは?
震えるスキャバーズをポケットに戻しロンは自分の頭をさすりながら背筋を伸ばしました。あれは一体何だったんだ?こう訊くロンにハリーは巨大な猫か小さな虎のどちらかだと答えました。2人はペットショップに戻りました。

すると2人がちょうど到着した時に店の中からハーマイオニーが出て来ました。しかしハーマイオニーはふくろうを持ってはいませんでした。両腕にしっかり抱き締めていたのはついさっきロンに襲いかかった巨大な赤猫でした。

「君。あの怪物を買ったのか?」

口をあんぐりと開け唖然茫然のロンに対しハーマイオニーは「この子。素敵でしょう。ね?」と得意満面の面持ちでした。見解の相違だなとハリーは思いました。ハリーの見解ではお世辞にも素敵とは到底言えなかったからです。

どう見てもちょっとガニ股だし気難しそうな顔がおかしな具合につぶれています。まるでレンガの壁に正面衝突したようでした。今はスキャバーズが見えないので猫はハーマイオニーの腕の中で満足気に甘え声を出していました。

そいつは危うく僕の頭の皮を剥ぐ所だったんだぞ!そう抗議するロンにハーマイオニーはクルックシャンクスはそんなつもりはなかったと答えたのでした。するとロンはスキャバーズの事はどうしてくれるんだとも言いました。

こいつは安静にしていなきゃいけないんだ。そんな時によりによってネズミの天敵の猫を飼うなんてどういう神経なんだというわけなんですよね。するとスキャバーズの話が出た所でハーマイオニーはロンにこう言ったのでした。

「それで思い出したわ。ロンあなたネズミ栄養ドリンクを忘れてたわよ」

ハーマイオニーは小さな赤い瓶をロンに渡すと取り越し苦労は辞めろとそう言うのです。クルックシャンクスは私の女子寮で寝るんだしスキャバーズはあなたの男子寮でしょう。だから問題はないとハーマイオニーは言うのです。

クルックシャンクスは可哀想な子なんだそうです。あの魔女がもう随分長い間この店にいたと言っていたんだそうです。するとロンが「そりゃ不思議だね」と皮肉っぽく言いました。どうやらロンもハリーと同じ見解のようです。

そして3人は「漏れ鍋」に戻って来たのでした。

3-2.ウィーズリー一家と再会!
バーには「日刊予言者新聞」を読んでいるアーサー氏がいて目を上げてハリーに笑いかけ「ハリー!元気かね?」と声をかけて来ました。ようやくロンとハーマイオニーに会え意気軒昂のハリーは「はい元気です」と答えました。

アーサー氏が下に置いた新聞からもうすっかりお馴染みになったシリウス・ブラックの顔がハリーを見上げていました。魔法省の全職員が通常の任務を返上して捜索活動をしているそうですがまだ吉報は届いていないそうです。

「僕たちが捕まえたら賞金が貰えるのかな?」などと言うロンにアーサー氏は「馬鹿な事を言うんじゃない」と緊張の面持ちで答えました。13才の魔法使いに奴を捕まえられるはずがない。それをするのはアズカバンの看守だ。

それを肝に銘じておきなさいとアーサー氏は言いました。するとそこに山のように買物を抱えたウィーズリーおばさんが入って来ました。フレッドにジョージと首席になったと手紙に書かれていたパーシーにジニーも一緒でした。

ジニーは以前からずっとハリーに夢中でしたがハリーを見た途端に真っ赤になりハリーの顔を見る事もできず消え入るような声で「こんにちは」と挨拶をしました。一方パーシーはまるで初対面であるかのように挨拶をしました。

まじめくさって「お目にかかれてまことにまことにうれしい」と言うのでハリーは必死で笑いを堪えなくてはなりませんでした。するとフレッドがそんなパーシーを肘で押し退けて前に出ると深々とお辞儀をしてこう言いました。

「お懐かしきご尊顔を拝し何たる光栄」

今度はそのフレッドを押し退けてジョージがハリーの手を取ると「ご機嫌うるわしく恭悦至極に存じたてまつり」と挨拶をしました。自分のした挨拶をフレッドとジョージに茶化されてパーシーは顔をしかめていたのでした。

ウィーズリーおばさんはそんな2人に「いい加減にお辞めなさい」などと注意をした後に「こんにちはハリー。我が家の素晴らしいニュースを聞いたでしょう?」とパーシーの胸に光る真新しい金バッジを指差し言ったのでした。

ウィーズリー家では二人目の首席なんだそうです。するとフレッドが声を潜めて「そして最後のね」と言いました。するとおばさんは一転して厳しい表情になり「その通りでしょうよ」と言ったのでした。それと言うのも・・・

フレッドもジョージも監督生にならなかったようです。ところがジョージは「何で俺たちが監督生なんかにならなきゃいけないんだい?」とそう言うのです。監督生になんかなったら人生は真っ暗だとまでジョージは言うのです。

それを聞いて笑い声を漏らすジニーを見ておばさんは「妹のもっと良いお手本になりなさい!」と言ったのでした。するとパーシーがフレッドとジョージがお手本にならなくても他の兄たちがいますよと鼻高々で言ったのでした。

「夕食のために着替えて来ます」と言ってパーシーがいなくなるとジョージは溜め息をついたその後に「僕たちあいつをピラミッドに閉じ込めてやろうとしたんだけどママに見つかっちゃってさ」とハリーに言って来たのでした。

3-3.夕食の席で
その日の夕食は楽しいひと時になりました。トムが食堂のテーブルを3つ繋げてウィーズリー家の7人にハリーとハーマイオニーが同じテーブルを囲めるようにしてくれたのです。デザートは豪華なチョコレート・ケーキでした。

そのデザートにかぶりつきながらフレッドが父親のアーサー氏に「明日どうやってキングズ・クロス駅に行くの?」と訊くとアーサー氏が「魔法省が車を2台用意してくれる」と答えました。みんな一斉にアーサー氏を見ました。

超異例の高待遇だからです。パーシーが訝しげに「どうして?」と訊くとジョージが表向きは真面目を装いつつそれはパーシーのためだと答えました。それに「HB」と書いた小さな旗が車の前につく。フレッドが後を受け・・・

「HBって首席じゃなかった。石頭の頭文字さ」

パーシーとウィーズリーおばさん以外は思わずデザートの上に吹き出してしまいました。パーシーはムッとしたようですが気にしていない風を装いながらアーサー氏に「どうしてお役所から車が出るんですか?」と訊きました。

アーサー氏は「そりゃ私たちにはもう車がなくなってしまったしそれに私が勤めているのでご好意で」と何気なく答えたもののアーサー氏の耳が真っ赤になったのを見てハリーは何かプレッシャーがかかっていると思いました。

それはロンもそうだからです。一方おばさんは「大助かりだわ」と言いました。みんな大荷物だというのにマグルの地下鉄なんかに乗ったら目立ってしまうというわけです。おばさんが荷造りは済んだでしょうねと訊くと・・・

「ロンは新しく買った物をまだトランクに入れてないんです。僕のベッドの上に置きっぱなしなんです」

いかにも苦難に耐えているという声でパーシーがこう言いました。それを聞いておばさんがロンに「早く行ってちゃんとしまいなさい。明日の朝はあんまり時間がないのよ」と呼びかけました。母親にそう言われてしまい・・・

ロンはしかめっ面でパーシーを見ました。何でわざわざそういう事を口に出して言ったりするんだとロンは言いたかったんでしょうね。満腹で眠くなり明日持って行く物を確かめるため各自が自分の部屋に戻って行ったのでした。

ロンとパーシーはハリーの隣の部屋でした。ハリーが荷造りを終えるとその隣の部屋から壁越しに怒鳴り声が聞こえて来ました。

今日の最後に
「漏れ鍋」で同部屋になってしまった。泊る部屋が同じになった事はロンとパーシー双方にとってストレスの溜まる大変不幸な出来事になってしまいました。部屋を入れ換えてロンとハリーが同部屋になれば良かったんですよね。

何故魔法省がアーサー氏のために車を2台も用意してくれるのか?その問いにアーサー氏は「ご好意で」などと答えていましたが当然魔法大臣から車を用意するのでハリーの事を頼むとそう言われていたというわけなんですよね。

どうして魔法大臣が自ら「漏れ鍋」でハリーが来るのを待っていたのか?この後ハリーはそれと合わせて魔法省が車を用意する理由を知る事になるのです。
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