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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

次から次へと立て続けに犠牲者が出たと思ったら突然ぱったりと襲撃事件は起きなくなりました。ところがスリザリンの継承者は長い沈黙を破って再び活動を開始したのです。クィディッチの試合は中止になり全てのクラブ活動も禁止になってしまいました。さらに不幸に追い打ちをかけるような出来事が起きてしまいました。(全3項目)

3-1.ハリーがスリザリンの継承者?
10月31日のミセス・ノリスを皮切りに犠牲者は立て続けに増えました。クィディッチの開幕戦グリフィンドール対スリザリン戦が行われた日の夜にはハリーの大ファンだった1年生のコリン・クリービーが襲われてしまいました。

さらにハッフルパフ生で薬草学の授業を合同で一緒に受けているジャスティン・フィンチ・フレッチリーもグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」と共にこの一連の襲撃事件の犠牲者になってしまいました。

ところが事もあろうにハリーはその場に駆けつけたアーニー・マクミランに「現行犯だ!」と言われてしまったのでした。多くの生徒が「ハリーがスリザリンの継承者なのでは?」とそう考えた矢先のこの出来事だったからです。

何故多くの生徒がそう思うに至ったのか?その原因はギルデロイ・ロックハートの主宰で執り行われた「決闘クラブ」に於いてハリーがパーセルマウスすなわち蛇語を理解しまた同時に話す事が明らかになったからだったのです。

ハリーが蛇語を話したのは実はこの「決闘クラブ」の時が二度目でした。ホグワーツに入学する直前のハリーがまだ自分が魔法使いだという事を知らない時ハリーは生まれて初めて動物園に行きそこで蛇と会話を交わしたのです。

それがどうかしたの?ここにはそんな事できる人は掃いて捨てるほどいるだろうに。こう言うハリーにロンは「それがいないんだ」と答えました。蛇語を話せる人なんてのは魔法界にもそうはいない。非常に稀有な能力なのです。

どうして自分が蛇語を話せる事が問題になるのか?ハリーのこの疑問にハーマイオニーはサラザール・スリザリンは蛇と話ができる事で有名だった。それに一千年以上前の人だからハリーが子孫の可能性もあるとそう言うのです。

こうしてハリーはスリザリンの継承者で一連の襲撃事件の犯人なのではと疑われる事になってしまったのでした。

3-2.長い沈黙が破られ犠牲者になったのは?
ハリーがスリザリンの継承者で一連の襲撃事件の犯人なのでは?ほとんど全ての生徒がそう思って誰もが戦々恐々とする中ハリーたち3人が掲げたのが「ドラコ・マルフォイ犯人説」だったんですよね。そこで3人がした事とは?

これを言い出したのはハーマイオニーでした。ポリジュース薬という魔法薬を作ってスリザリンの誰かに成り済ます。そうすればマルフォイを尋問する事ができる。マルフォイは今まさに談話室で自慢話の真っ最中かもしれない。

しかし結局ハリーとロンがクラッブとゴイルに成り済ましてスリザリンの談話室への潜入に成功したものの当の本人の口から「継承者が誰か知ってたら手伝ってやれるのに」と聞かされがっかりする事になってしまったのでした。

ハーマイオニーはポリジュース薬に入れたのが猫の毛だったため医務室に長期入院するハメになってしまいました。ハリーとロンは毎日夕方に見舞いに行きました。学期が始まってからはその日出された宿題を届けたのでした。

ところが襲撃事件のほうはジャスティンと「ほとんど首なしニック」が襲われてからぱったりと起きなくなりました。当然ハリーはそれを知らなかったのですが影の首謀者がハリーの手元にあったからでした。それは日記でした。

ハリーはその日記をハーマイオニーの見舞いに行った帰りに「嘆きのマートル」がいるトイレで拾いました。変な呪いがかけられているかもしれない。不用意に手を出しちゃいけないと言うロンの手をかいくぐって手にしました。

ところがその「リドルの日記」がハリーに50年前に「秘密の部屋」を開けたのがハグリッドだと教えたのです。ハグリッドは3年生の時にホグワーツを退校処分になりました。けれどもその理由はハリーたちも知りませんでした。

ハグリッドが危険な生き物が大好きだという事は昨年度ハグリッドがドラゴンを飼った事でもハリーたちはそれはよく知っていました。この事は3人の間で激しい議論になりました。ハグリッドに50年前の事を訊くべきなのか?

結論として3人は再び誰かが襲われない限りハグリッドには何も言わないという事にしました。ところが長い沈黙を破って新たな犠牲者が出てしまったのです。それは「リドルの日記」が盗まれたその翌日の土曜日の事でした。

その日はクィディッチのグリフィンドール対ハッフルパフ戦が行われる日でした。ロンにハーマイオニーと大広間を出たハリーは寮に箒を取りに戻ろうとしている所でした。ところがまたしても「あの声」が聞こえて来たのです。

ハリーは「あの声だ!」と叫ぶと2人に「また聞こえた。君たちは?」と言いました。ロンは首を横に振りました。しかしハーマイオニーはハッとしたように額に手を当てて思いついた事があると言って図書室に走って行きました。

しかし対戦する両チームが競技場に入り今まさに試合が始まろうとしているその時でした。マクゴナガル先生が巨大な紫色のメガホンを手に持って行進歩調で腕を大きく振りながら半ば走るようにしてやって来てこう言いました。

「この試合は中止です」

マクゴナガル先生はハリーに合図をすると「私と一緒にいらっしゃい」と言いました。さらにロンも来たほうがいいとそう言うのです。医務室の近くに来るとマクゴナガル先生は驚くほどの優しい声で2人にこう言ったのでした。

「少しショックを受けるかもしれませんがまた襲われました。また2人一緒です」

襲われたのはレイブンクローの女子生徒とハーマイオニーでした。ついにハーマイオニーが犠牲者になってしまったのです。

3-3.マクゴナガル先生の涙
新たに2人の犠牲者が出た事で城内は厳しい行動制限が設けられました。午後6時以降は寮を出てはならない。クィディッチを含めた全てのクラブ活動は禁止になり生徒が城内を移動する際には先生が付き添う事になったのでした。

ところがそれだけでは済みませんでした。それはハリーとロンが「透明マント」を被ってハグリッドの小屋に行った時でした。ハグリッドはアズカバン送りになり何と事もあろうにダンブルドア校長は停職になってしまいました。

しかしそれで1つ判った事がありました。ハグリッドに蜘蛛の跡を追えと言われてハリーとロンが「禁じられた森」の奥深くに入り巨大蜘蛛のアラゴグに会って話を聞いた結果。50年前に死んだのは「嘆きのマートル」だった。

マクゴナガル先生からマンドレイクが収穫され今夜には犠牲者たちを蘇生できるとの発表がありましたがハリーはマートルと話す機会があれば逃がすつもりはないとそう思っていました。そしてそのチャンスが巡って来たのです。

ロックハートはこれまで何度も危険は去ったと宣言する毎にそれが覆されて来ました。でも今回は自信満々で生徒に付き添うのは全くの無駄だと考えていました。その日の午後そのロックハートがハリーとロンに付き添いました。

言葉巧みにロックハートを追い出し他のグリフィンドール生を先に行かせてハリーとロンはマートルのいるトイレへと向かいました。ところがそんな2人に「何をしているのですか?」とマクゴナガル先生が言って来たのでした。

マクゴナガル先生はこれ以上固く結べないと思うほど固く唇を真一文字に結んでいました。かなり怒っています。その迫力に押されロンがモゴモゴと「僕たち様子を見に」と言うとハリーは「ハーマイオニーの」と受けました。

「先生もう随分長いことハーマイオニーに会っていません」

ハリーはロンの足を踏みつけながらこう言いました。ハリーは「だから僕たち医務室にこっそり忍び込んでハーマイオニーにマンドレイクがもうすぐ採れるから心配しないようにとそう言おうと思ったんです」と言ったのでした。

ハリーにこう言われてマクゴナガル先生はハリーから目を離しませんでした。一瞬ハリーは先生の雷が落ちるとそう思いました。しかしその後マクゴナガル先生が口にしたのはハリーとロンにとっては信じ難い言葉だったのです。

「そうでしょうとも」

マクゴナガル先生の声は奇妙に嗄(かす)れていました。ハリーは先生の目に涙が光るのを見て驚きました。そうでしょうとも。襲われた人たちの友達が一番辛い思いをして来た事でしょう。よく判りました。もちろんいいです。

マクゴナガル先生はこう言うと2人がハーマイオニーの見舞いに行く事を許可してくれました。ハーマイオニーが犠牲者になりショックを受けていたのはハリーとロンだけではなかったのです。マクゴナガル先生もだったのです。

ハリーはとっさにそんなマクゴナガル先生の気持ちを開心術で見抜いてこう言ったというわけなんですよね。

今日の最後に
マクゴナガル先生は公正中立で厳格で杓子定規で融通が利かないその性格の一方で実は本当は根はとっても優しい人なんですよね。それに危機管理能力に乏しく守勢に回ると脆さを激しく露呈してしまうという弱点もあります。

ハリーが1年生の時にもマクゴナガル先生はハリーにそこを突かれて動揺してしまった事がありました。今回もまた実はハーマイオニーが犠牲者になった事にショックを受けていたという所を突かれてこうなってしまいました。

こういうとても厳しい一方で動揺しやすい所があったりもするマクゴナガル先生が私は好きですね。(笑)

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