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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ジニーと同様に今月8月が誕生月という事で今週はパーシー・ウィーズリーを取り上げる事にしました。ホグワーツを卒業したパーシーは魔法省に就職しました。配属先の国際魔法協力部の部長のバーテミウス・クラウチ氏に惚れ込みパーシーはそれは一生懸命仕事に励んでいたのですが・・・(全3項目)

3-1.魔法省に就職して
4年生の夏休みハリーはウィーズリー夫妻に正式に招待されて30年ぶりにイギリスで開催されるというクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦するために2年生の時以来2年ぶりに「隠れ穴」に滞在する事になったのでした。

煙突飛行粉で「隠れ穴」のキッチンに到着するとハリーの知らない赤毛が2人座っていました。すぐに誰かは察しがつきました。ウィーズリー家の長男ビルと次男チャーリーでした。ワールドカップのために帰省していたのです。

シリウスの近況が聞きたくてハーマイオニーがロンに「ハリーを寝室に案内したらどう?」と呼びかけハリーたち3人は階段を上ってロンの部屋に向かいました。すると2つ目の踊り場の扉が開き迷惑千万という顔で現れたのは?

「やあパーシー」

ハリーがこう挨拶をするとパーシーが「ああしばらくハリー」と挨拶を返して来ました。誰がうるさく騒いでいるのかと思った。役所の仕事で報告書を仕上げなきゃならないのに階段でドスンドスンされたら集中できやしない。

こう言うパーシーにロンは「ドスンドスンなんかしてないぞ。僕たち歩いているだけだ」の次に「すみませんね。魔法省極秘のお仕事のお邪魔をいたしまして」と皮肉を言うとハリーの「何の仕事なの?」という問いに・・・

「国際魔法協力部の報告書でね。大鍋の厚さを標準化しようとしてるんだ。輸入品には僅かに薄いのがあってね。漏れ率が年間約3パーセント増えてるんだ」

気取ってこう言うパーシーに対してロンが「その報告書で世界が引っくり返る」とか「日刊予言者新聞の一面記事だ」などと再び皮肉を言うものだからパーシーは顔をほんのりと紅潮させながらロンにこう言い返したのでした。

「お前は馬鹿にするかもしれないが何らかの国際法を科さないと今に市場はペラペラの底の薄い製品で溢れ深刻な危険が」

熱くこう語るパーシーの言葉を「はいはい判ったよ」と言って途中で遮るとロンはまた階段を上り始めました。ロンの寝室に着くと4つものベッドが詰め込まれていました。ロンにハリーにフレッドとジョージの4人分なのです。

フレッドとジョージの部屋はビルとチャーリーが使っている。パーシーは仕事をしなくてはならないからと言って自分の部屋を一人占めしているんだそうです。そのためにそのしわ寄せがここに来ているというわけなんですよね。

3-2.熱心すぎる?
それじゃパーシーは仕事が楽しいんだね?こう訊くハリーにロンはほとんど病気だと言うのです。さらにパーシーは配属になった国際魔法協力部の部長のクラウチ氏にに惚れ込んでいて近い内に2人は婚約発表すると言うのです。

しかしハリーはワールドカップの競技場に隣接するキャンプ場でそのバーテミウス・クラウチ氏と会ってパーシーが何故この人を崇拝しているのかが判ったのでした。パーシーは規則を厳密に守る事が大切だと固く信じています。

そしてそのクラウチ氏はマグルの服装に関する規則を完璧に守っていました。銀行の頭取だと言っても通用するだろう。バーノン叔父さんでさえもこの人が魔法使いだと見破れるかどうかは疑問だとハリーがそう思うほどでした。

そのクラウチ氏はパーシーの事を「ウェーザビー」と呼んでいました。そう気安く名前などでは呼ばないというわけです。気心も知れて全幅の信頼を寄せられるようにならなければならないときっとそういう所なんでしょうね。

そんなクラウチ氏の姿をハリーは学校で再び見る事になりました。今年度ホグワーツに於いて百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になり開始当日の10月30日にクラウチ氏がホグワーツにやって来たのでした。

魔法ゲーム・スポーツ部の部長でワールドカップの貴賓席のチケットをアーサー氏にくれたルード・バグマン氏と共にクラウチ氏は三大魔法学校対抗試合の復活に尽力し今回は審査員の1人として加わる事になったんだそうです。

ところがここで当の本人もびっくり仰天の思ってもみなかった出来事が起きました。4人目の代表選手としてハリーの名前が「炎のゴブレット」から出て来たのです。大広間の隣の小部屋ではハリーを巡って大激論になりました。

結局は魔法規則により「炎のゴブレット」から名前が出て来た以上ハリーは試合に出場する義務があるという事でハリーも参加する事になりました。しかしその場でクラウチ氏を見たハリーは「病気なのでは?」と思いました。

目の下は黒く隈になっていて皮膚はしわしわで薄っぺらな紙のようでした。ダンブルドア校長もまたそんなクラウチ氏の様子を気遣って今夜はホグワーツに泊るようにと言ったのでした。けれどもクラウチ氏はこう言うのです。

「いやダンブルドア。私は役所に戻らなければならない」

その理由としてクラウチ氏は今は非常に忙しいし極めて厳しい時だ。若手のウェーザビーに任せて出て来たのだが実は熱心過ぎる所がどうも。つまりクラウチ氏はパーシーのあまりに仕事熱心過ぎる所が心配だとそう言うのです。

こう言ってクラウチ氏は魔法省に戻って行ったのでした。

3-3.信頼できる部下になった?
そんなクラウチ氏だったのですが「第1の課題」には顔を出したもののクリスマス・ダンスパーティは来ませんでした。審査員テーブルの5人目の席に座っていたのはパーシーでした。隣の椅子を引いて目配せをするので・・・

ハリーはその意味を悟ってパーシーの隣に座りました。パーシーは真新しい濃紺のパーティローブを着て鼻高々の様子でした。昇進したそうです。その声の調子はまるで宇宙の最高統治者に選ばれたと発表されたかのようでした。

クラウチ氏個人の補佐官だ。パーシーはクラウチ氏の代理でここにいるそうです。ハリーが「あの人どうして来ないの?」と訊くとパーシーはクラウチ氏は体調が全く良くない。それはワールドカップ以来ずっとなんだそうです。

それはもう当然の事で働き過ぎなのだそうです。もう若くはない。もちろんまだ冴えているし昔と変わらない素晴らしい頭脳との事でした。ワールドカップで「闇の印」が上がったのは魔法省全体にとっての一大不祥事だった。

クラウチ氏個人もあのプリンキー(間違ってる)とかいう屋敷しもべ妖精の不始末で大きなショックを受けられた。けれども屋敷しもべ妖精を解雇した事で家の中は確実に快適ではなくなったとクラウチ氏も気づいたに違いない。

この対抗試合の準備もあるしワールドカップの後のゴタゴタの始末をつけなければならなかった。あのスキーターという嫌な女が嗅ぎ回っていたりもしてお気の毒だ。クラウチ氏は今は静かにクリスマスを過ごしているそうです。

当然の権利だ。自分の代理を務める信頼できる者がいるという事をご存じなのが僕としてはうれしいとパーシーは言うのです。ハリーはクラウチ氏がパーシーを「ウェーザビー」と呼ばなくなったか訊きたくて堪りませんでした。

しかしそれは何とか思い留まりました。でもシリウスはそれはクラウチ氏らしからぬ行動だと言うのです。これまでのクラウチ氏なら一日たりとも病気で欠勤したりはしないんだそうです。何故シリウスはそこまで言うのか?

実はシリウスを裁判もせずにアズカバンに送ったのはクラウチ氏だったのだそうです。しかも何とクラウチ氏は息子までもアズカバンに送ったんだそうです。それはクラウチ氏は魔法大臣になる事に一生をかけて来たから・・・

それはパーシーにとっては極めて残念な事でした。クラウチ氏は決してパーシーに信頼を寄せたというわけではありませんでした。ハリーは「第3の課題」終了後に事の真相を知るに至りました。それはこういう事だったのです。

クラウチ氏は死が近づいている妻に最期の願いとして息子をアズカバンから助け出すよう哀願された。そこで妻と息子をポリジュース薬で姿を入れ換えて自宅に連れ帰った。ところがそこにヴォルデモートがやって来たのです。

ヴォルデモートはクラウチ氏に「服従の呪文」をかけました。しかしやがてクラウチ氏はそれに抵抗するようになって来ました。ヴォルデモートはもはやクラウチ氏が家の外に出るのは安全ではないとそう考えるようになった。

そこで病気だと手紙を書かせた。クラウチ氏が仕事を休んだ本当の理由はこういう事だったんですよね。

今日の最後に
パーシーにしてみれば規則を厳格に遵守するバーテミウス・クラウチ氏が部長を務める国際魔法協力部に配属になって「いい上司に恵まれた!」と喜んでいた。ところが実際にはクラウチ氏は裏ではとんでもない事をしていた。

それはアズカバンに収監されていた息子を助け出し家に隠していた。そして何と事もあろうにパーシーの上司になるのとほぼ時を同じくして自宅にヴォルデモートがやって来てクラウチ氏は「服従の呪文」をかけられてしまった。

そのためパーシーは長期欠勤する事になったクラウチ氏に代わって国際魔法協力部の日々の仕事をこなさなくてはならなくなってしまったというわけなんですよね。しかしパーシーの苦難の日々はまだまだ続くというわけです。

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