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当の本人は自覚が全くないようですが残念ながらパーシーは7人いるウィーズリー兄弟妹の中では完全に孤立していました。それがヴォルデモートの復活後にはパーシー自らがそれに拍車をかけるような愚行をしてしまったのです。挙句の果てにはロンに出した手紙の中で・・・(全3項目)

3-1.口論の末に
それは夏休みに入って一週間後の事だったんだそうです。魔法省に入省して僅か1年にしてパーシーが昇進をして「大臣付下級補佐官」という役職に就き魔法大臣コーネリウス・ファッジの大臣室勤務を命じられたのだそうです。

ハリーがその事を聞いたのはロンドンのグリモールド・プレイス12番地に設置された不死鳥の騎士団本部に入った直後でした。パーシーはいつもよりずっと大得意で「隠れ穴」に帰って来たとの事でした。ところがだったのです。

ロンが言うにはパーシーは父親のアーサー氏が感心すると期待をしていた。ところが待ち受けていたのは父親との言い争いだった。フレッドは親父が誰かとあんな風に言い争いをするのを初めて見た。普通はお袋が叫ぶもんだ。

ジョージが言うにはファッジはどうやら魔法省を引っ掻き回して誰かダンブルドアと接触している者がいないかと調べていた。そしてダンブルドアと繋がっている者は机を片づけて出て行けとはっきりそう宣言したんだそうです。

近頃魔法省ではダンブルドアの名前はヴォルデモートが戻って来たと言いふらして問題を起こしているだけだと言われて鼻摘みになっているのだそうです。それでパーシーは完全に頭に来て随分ひどい事を言ったんだそうです。

魔法省に入ってから父さんの評判がぱっとしないからそれと戦うのに苦労したとか父さんは何にも野心がない。それだからいつも僕たちにはあんまりお金がない。そしてさらにひどい事になりパーシーはこう言ったのだそうです。

父さんがダンブルドアとつるんでいるのは愚かだ。ダンブルドアは大きな問題を引き起こそうとしている。父さんはダンブルドアと落ちる所まで落ちるんだ。挙句の果てに自分はどこに忠誠を誓うか判っている。それは魔法省だ。

もし父さんと母さんが魔法省を裏切ると言うのなら自分はもうこの家の者じゃないって事をみんなにはっきりと判らせてやる。こう言ってパーシーはその日の晩に荷物をまとめて「隠れ穴」を出て行ってしまったんだそうです。

パーシーは今はここロンドンに住んでいるそうです。

3-2.ハリーの懲戒尋問では?
ウィーズリーおばさんはロンドンに出て来てパーシーと話をしようとしたんだそうです。しかしパーシーは会うのを拒否してしまったそうです。職場で父親に会ったらどうするのだろう?おそらくは無視を決め込むのに違いない。

それに対してハリーはだけどパーシーはヴォルデモートが戻って来た事を知っているはずだ。自分の両親が何の証拠もないのに全てを懸けたりしないと判っているはずだ。それが言い争いの中でハリーの名前も出たのだそうです。

パーシーが言うには証拠はハリーの言葉だけだ。それじゃ不十分だ。何故パーシーがそう言うのか?それはパーシーが「日刊予言者新聞」の記事に折り込まれているハリーに関する事柄を信じているからというわけなんですよね。

新聞はハリーが思い込みの激しい目立ちたがり屋で自分を悲劇のヒーローだと思っているみたいな書き方をしている。新聞はハリーを嘲る言葉を頻繁に潜り込ませている。パーシーは新聞のそんな文言を真に受けているそうです。

ハリーの言う事など信用できない。職場で父親に会ったら無視するんだろうな。そんなみんなの懸念通りパーシーが露骨にそんな態度に出て来たのがアーサー氏も同行して8月12日に魔法省で行われた懲戒尋問だったんですよね。

「よろしい。被告人が出廷した。やっと。始めよう。準備はいいか?」

裁判官席の中央に座るファッジがこう言うと前列の一番端から「はい閣下」と意気込んだ声が聞こえて来ました。ハリーが見るとそこには手に羽根ペンを構えたパーシーがいました。知っている素振りを期待しましたが・・・

パーシーはそんな気配を微塵も見せませんでした。ファッジが朗々と「懲戒尋問8月12日開廷」と言うとパーシーがすぐさま記録を取り始めました。ところがそこにダンブルドア校長が姿を現し法廷内は騒然となったのでした。

明らかに不意を衝かれてファッジは完全に落ち着きを失っていました。しかしダンブルドアが杖を振って椅子を作り出し腰を掛けて礼儀正しくファッジに注目をしてそのファッジが再び口を開くと法廷内はようやく静まりました。

15才にして有体の守護霊を創り出せると聞いて魔法法執行部の部長のマダム・ボーンズはひどく驚いていました。するとファッジがイライラ声で「どんなに驚くべき魔法かどうかはこの際問題ではない」と言い放ったのでした。

むしろハリーはあからさまにマグルの面前でそうしたのであるから驚くべき魔法であるほど性質が悪い。ファッジがこう言うと顔をしかめていた者たちが「その通りだ」とざわめきました。パーシーもまた同意見のようでした。

パーシーが殊勝ぶって小さく頷いているのを見た時ハリーは我慢ができなくなって「吸魂鬼のせいなんです!」と誰にも邪魔されないようにと大声で言いました。ざわめきが大きくなるだろうとハリーはそう期待をしたのでした。

それが沈黙でした。しかもこれまでよりもっと深い沈黙でした。暫く経ってようやくマダム・ボーンズが「吸魂鬼?」と言って沈黙を破りました。ハリーが吸魂鬼が2人いて自分といとこを襲ったと事の次第を説明すると・・・

マダム・ボーンズは度肝を抜かれたような声で「わけが分らない」と言うのです。一方ファッジのほうは薄ら笑いを浮かべながら「こんな話を聞かされるのではないかと思った」とか「そうだろうアメリア?」などと言うのです。

ハリーは色々考え抜いて吸魂鬼が上手い口実になると思ったんだ。ファッジはマグルには吸魂鬼が見えないから好都合だと言うのです。するとここで何と今度はファッジが驚く事に目撃者がいるとダンブルドアが言い出しました。

それはプリベット通り4番地の近所に住んでいてハリーを何度も預かった事のある実はスクイブの魔女のフィッグばあさんでした。フィッグばあさんの証言が終わったその後は証言内容の信憑性を巡って議論が交わされました。

しかし結局はダンブルドアが現れてハリー優位に裁判は進みマダム・ボーンズが「被告人を無罪放免とする事に賛成の者?」の呼びかけに多数の裁判官が手を挙げてハリーはめでたく無罪放免という事になったというわけです。

法廷を出て「無罪だよ。無罪放免!」とハリーが言うと外で待っていたアーサー氏はハリーの両肩を掴んで証拠の上ではもちろん君を有罪にできるはずはないんだと大喜びでした。でもほんの少しだけ不安があったようでした。

しかしアーサー氏は突然言葉を途切れさせました。ウィゼンガモットの裁判官たちが続々と出て来たからです。驚くアーサー氏の前をパーシーも通り過ぎて行きました。事前の予想通り父親のアーサー氏を完全に無視して・・・

パーシーは行ってしまったのでした。

3-3.ロンへの手紙
こうしてようやくハリーは学校に戻れる事になりホッと胸を撫で下ろしたのでした。すると今度は当の本人のロンさらには母親のウィーズリーおばさんが驚きのあまり呆然自失となる出来事が夏休みの最終日に起きたんですよね。

ロンが監督生に任命されたのです。何故自分が監督生に?ロンは戸惑っていましたがウィーズリーおばさんはそれはもう大喜びでした。ところがロンは監督生になったばかりにとんでもない内容の手紙を受け取る事になりました。

それは日曜日の夜中でハリーとロンが溜まりに溜まった宿題をやっている時でした。ハーマイオニーが指差す一番近くの窓にパーシーのふくろうのヘルメスが来ていてロンのほうを見つめているのです。パーシーが自分に手紙?

「ホグワーツ、グリフィンドール寮、ロナルド・ウィーズリーへ」

「間違いなくパーシーの筆跡だ」こう言うとロンはハーマイオニーに「開けてみて!」と言われて手紙を広げて読み始めました。ところが手紙を読めば読むほどロンのしかめっ面がひどくなって行きました。それは何故なのか?

そこには衝撃の内容が綴られていました。パーシーは監督生就任のお祝い以上の事つまり忠告をしたいと言うのです。魔法大臣が監督生だと知らせてくれた時に漏らした事から推測すると君はまだハリー・ポッターと親密らしい。

あの少年つまりハリーと付き合い続けるほどパーシーはロンがバッジを失う危険性が高いと言うのです。さらにパーシーは自分がこう言えばポッターはいつでもダンブルドアのお気に入りだったと君は間違いなくそう言うだろう。

しかし自分はどうしてもロンに言わなければならない義務があるとまでパーシーは言うのです。君はポッターと同類扱いされてはならない。そんな事になればロンの将来にとって大きな痛手だとまでパーシーはそう言うのです。

懲戒尋問でハリーが無罪放免になったのも単に手続き的な事だった。パーシーが話をした多くの人は今でもハリーが有罪だと確信しているそうです。さらにパーシーはポッターとの繋がりを断ち切る事を君は恐れるかもしれない。

何しろポッターは情緒不安定で事によったら暴力を振るうかもしれない。しかしそれが心配になったりロンを困らせるようなポッターの挙動に気づいたらドローレス・アンブリッジに話すよう強く勧めるとパーシーは言うのです。

手紙の最後でパーシーは親を批判するのは苦しいと言っていました。パーシーは「あの2人もやがて自らの大変な間違いに気づく事を切に願っている。その時はもちろん僕は2人の十分な謝罪を受け入れる用意がある」と・・・

パーシーはそこまで言っているんですよね。ロンはハリーとハーマイオニーが読み終えるとその手紙を暖炉に放り込んだのでした。

今日の最後に
何故魔法大臣コーネリウス・ファッジはパーシーを「大臣付下級補佐官」という役職に就けて厚遇したのか?ジョージが言うには父親のアーサー氏は自分たち家族とダンブルドアをスパイするためだとそう考えているそうですね。

もしそうならパーシーは父親のアーサー氏と喧嘩などせず不死鳥の騎士団に入るべきだと私はそう思いますね。したがってそれが理由でない事は確かです。私はただ単にファッジはパーシーが自分の思い通りになってくれている。

パーシーは「日刊予言者新聞」の記事に折り込まれているハリーとダンブルドアに関する誹謗中傷を鵜呑みにしてくれている。パーシーが自分の味方だという事が明々白々だから昇進させた。そういう単純な理由だと思いますね。
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