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あの2人もやがて自らの大変な間違いに気づく事を切に願っている。その時はもちろん僕は2人の十分な謝罪を受け入れる用意がある。ここまで言っておきながら実は大変な間違いをしていたのは自分のほうだった!それならパーシーは両親のウィーズリー夫妻に十分な謝罪をしたのかと云えば・・・(全3項目)

3-1.最悪中の最悪の事態
パーシーにしてみればまさに最悪中の最悪の事態になってしまいました。ヴォルデモート卿が復活していたというだけでも事は深刻なのに1年間もそれを放置していたため魔法界の人々の魔法大臣に対する怒りが爆発したのです。

「日刊予言者新聞」にヴォルデモート卿復活の記事が載りその事実が公になるとパーシーを魔法大臣直属の補佐官に任命してくれたコーネリアス・ファッジは一気に苦境に立たされました。さらにそれに追い打ちをかけたのは?

ドローレス・アンブリッジはホグワーツに於ける全ての役職に職位さらには権限を失い魔法省に戻って来ました。さらに大きな痛手は魔法法執行部の部長のアメリア・ボーンズがヴォルデモートに殺害されてしまった事でした。

パーシーはロンが監督生になった事を魔法大臣から直接聞いたんだそうです。という事になれば魔法省に姿を現したヴォルデモートを見たと大臣自身から聞いたんでしょう。それにパーシー自身も魔法省で見たかもしれませんね。

第6巻「謎のプリンス」の冒頭章でファッジがマグルの首相に説明した所によればヴォルデモート卿の復活が明らかになると魔法界全体がこの二週間ファッジの辞任要求を叫び続けついに魔法大臣の座から追われたんだそうです。

その一致団結たるやファッジの任期中に「これほど国がまとまった事はない!」と言わしめるほどだったのだそうです。後任の大臣には闇祓い局の局長だったルーファス・スクリムジョールがその座に就く事になったそうです。

そして幸いな事に新魔法大臣ルーファス・スクリムジョールはパーシーを引き続き魔法大臣直属の補佐官に留めてくれたのでした。このようにしてパーシーは今度はスクリムジョールの補佐官として務める事になったんですよね。

3-2.ヴォルデモートの復活が公になった事で
ロンに宛てた手紙の中でパーシーはダンブルドアがホグワーツを取り仕切るのもあまり長くはないかもしれないと言っていました。そのダンブルドアは一旦は校長職を離れる事になりましたが再びその座に返り咲いたのでした。

さらにパーシーがロンに同類扱いされてはならないと言ったハリーは「日刊予言者新聞」で再び「生き残った男の子」と呼ばれるようになり新たに「選ばれし者」という称号も加わって女の子の羨望の眼差しの対象になりました。

しかしハリーも嘲りと中傷の耐え難きを耐え精神異常者扱いされながらも自説を曲げずと新聞に賞賛される一方で名付け親のシリウスを失うという本人にとってはとてつもない痛手を負ってしまって手放しでは喜べませんでした。

そんなハリーを気遣ってか?ダンブルドア校長は夏休みに入って僅か二週間でハリーをプリベット通り4番地から「付き添い姿くらまし」で連れ出し「隠れ穴」に連れて来たのでした。そしてそれはその日の朝の事だったのです。

「それでパーシーは?君のママやパパとまた口を利くようになったのかい?」

「隠れ穴」には既にハーマイオニーも来ていました。さらにはビルと婚約したフラー・デラクールもいました。ハリーを起こしに来たロンとハーマイオニーにハリーがこう訊くとロンから「いンや」という答えが返って来ました。

ヴォルデモートが戻って来た事では最初からロンのパパつまりアーサー氏が正しかったとパーシーにも判ったはず。ハリーがこう言うとハーマイオニーがダンブルドアがウィーズリーおばさんにこう言うのを聞いたのだそうです。

「他人の正しさを許すより間違いを許すほうがずっとたやすい」

これを聞いてロンは「ダンブルドアが言いそうなへんてこりんな言葉だな」と言いました。確かに回りくどくて理解をするのには少々判りにくい言い方ですよね。要するに他人の正しさを認めるのは簡単ではないという事です。

3-3.久しぶりに「隠れ穴」に!ところが!
パーシーは昇進の勢いに任せて父親のアーサー氏にも随分ひどい事を言いました。そしてそのアーサー氏に後ろ足で思いっ切り砂をかけるようにして「隠れ穴」を出て行きハリーの懲戒尋問の時には完全に無視をしたのでした。

そのアーサー氏は魔法大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに代わった途端に昇進をしました。ハリーは「隠れ穴」に入った直後にウィーズリーおばさんからその吉報を聞く事になったんですよね。

何でもスクリムジョールが新しい状況に対応するために局を幾つか設置したんだそうです。アーサー氏は「偽の防衛呪文並びに保護器具の発見並びに没収局」の局長になり一転して10人もの部下を抱える事になったとの事でした。

さらにスクリムジョールは前任者のコーネリウス・ファッジの時から引き続き魔法大臣の補佐官として務めるパーシーが家族と仲違いしているという事でクリスマスにパーシーが家族と仲直りできるよう取り計らってくれました。

久しぶりに「隠れ穴」に帰って来たパーシーを最初に見つけたのはウィーズリーおばさんでした。おばさんに「あなたパーシーだわ!」と言われてアーサー氏も「何だって?」と言うと思わず振り返って窓のほうを見たのでした。

パーシーは1人じゃない。魔法大臣と一緒だと一番に気づいたのもおばさんでした。裏口の扉を開けるとパーシーは硬い声で「お母さん。メリークリスマス」と挨拶をしました。おばさんはパーシーの腕の中に飛び込みました。

スクリムジョールはステッキにすがって戸口に佇み微笑みながらこの心温まる情景を見ていました。そしておばさんが涙を拭って笑顔で振り返ると「突然お邪魔しまして申し訳ありません」と言った後にこうも言ったのでした。

「パーシーと2人で近くまで参りましてね。ええ仕事ですよ。するとパーシーがどうしても立ち寄ってみんなに会いたいと言い出しましてね」

しかしパーシーは母親以外の他の家族に挨拶をしたいなどという様子は微塵も見せはしませんでした。背中に定規を当てたように突っ立ったまま気詰まりといった面持ちでみんなの頭の上のほうを見つめるばかりだったのでした。

アーサー氏にフレッドとジョージは硬い表情でそんなパーシーを眺めていました。中に入って座ってくださいと言うおばさんにスクリムジョールは「お邪魔したくない」と言うのです。パーシーが来たいと騒いだから来たのです。

その場の雰囲気が見る見る変わりました。スクリムジョールが「ご一緒に散歩はいかがですか?」と言って指名したのがハリーだったからです。スクリムジョールが「隠れ穴」に来たのはハリーと話したかったからなのでした。

今日の最後に
スクリムジョールにしてみれば自分はハリーと差しで話ができるしパーシーは家族と仲直りできる。まさに一挙両得で一石二鳥というわけなんですがスクリムジョールもパーシーのいずれも結果は残念な事になってしまいました。

ハリーはスクリムジョールの要請を拒否しパーシーはフレッドにジョージとジニーの3人にすりつぶしたパースニップをメガネに投げつけられて鼻息も荒く家から出て行ってしまったんだそうです。謝罪はなしだったようですね。

その原因はスクリムジョールがパーシーとその家族つまりウィーズリー家の両親や兄弟たちとの関係に関する知識がなかったからだとそう思います。それにおそらくは「隠れ穴」に向かう直前に突然同行しろと言ったんでしょう。

心の準備も全くなしで突如として「隠れ穴」に帰る事になってしまった。パーシーとしてはいつでも無条件に受け入れ可能な事が判っている母親のウィーズリーおばさんに挨拶するのが精一杯だった。そんな所だったんでしょう。
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