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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーが二度目に「夜の騎士(ナイト)バス」に乗った時にはスタンに大歓迎される事になりました。ところがそれはヴォルデモート卿復活が「日刊予言者新聞」に掲載されて明らかになってから二ヵ月半後の事でした。何とスタンが死喰い人の活動をした疑いで逮捕されてしまったと言うのです。(全3項目)

3-1.逮捕される
そんなスタン・シャンパイクの言う通りで「日刊予言者新聞」が悪辣な中傷記事を掲載したお陰で世間からは白眼視されていたハリーは学期末にヴォルデモート卿復活の記事が載ってダンブルドアと共に名誉を回復したのでした。

そしてそれは学期が始まって二度目の土曜日の朝食の席でした。ハーマイオニーがその日の「日刊予言者新聞」を広げて読んでいるとロンがいつものように「誰か知ってる人が死んだか?」とわざと気軽な声で訊いたのでした。

「いいえ。でも吸魂鬼の襲撃が増えてるわ。それに逮捕が一件」

ハーマイオニーが最後に言った「逮捕が一件」を聞いてハリーはベラトリックス・レストレンジを思い浮かべつつ「良かった。誰?」と訊きました。ところが何とそこで出て来た名前がスタン・シャンパイクその人だったのです。

ハリーはびっくりして「えっ?」と言いました。記事によれば魔法使いに人気の「夜の騎士(ナイト)バス」の車掌スタンリー・シャンパイクは死喰い人の活動をした疑いで昨夜遅くにクラッパムの自宅で逮捕されたんだそうです。

「スタン・シャンパイクが死喰い人?馬鹿な?」

驚いてこう言うハリーにロンは何でもありだからスタンは「服従の呪文」をかけられていたのかもしれないと至極もっともな事を言いました。するとハーマイオニーがハリーとロンに「そうじゃないみたい」と答えたのでした。

それならどうしてスタンは逮捕されたのか?

3-2.ハーマイオニーが言うには
スタンがそうと疑われる事をしたのは他ならぬその死喰い人がスタンに「服従の呪文」をかけたからでは?こう主張するロンにハーマイオニーは引き続き新聞を読みながら「そうじゃないみたい」と答えました。何故なら・・・

何でもその新聞記事によるとスタンがパブで死喰い人の秘密の計画を話しているのを誰かが漏れ聞いてその後に逮捕されたんだそうです。もし「服従の呪文」をかけられていたのならパブでその計画を吹聴したりはしないだろう。

あいつ知らない事まで知っているように見せかけようとしたんだろうな。ヴィーラをナンパしようとして自分は魔法大臣になるって息巻いてた奴じゃなかったか?ロンのこの問いにハリーが「うん。そうだよ」と答えたのでした。

それは2年前の夏休みにクィディッチ・ワールドカップが開催された時でした。決勝戦終了後に競技場に隣接するキャンプ場でマグルの管理人一家を死喰い人の残党と思われる集団が宙吊りにするという事件が起きたのでした。

その時ハリーにロンとハーマイオニーは避難する途中でフレッドにジョージとジニーとはぐれてしまい3人を探している内に森の奥へと入って行きました。開けた場所に3人のヴィーラが立っていて3人の若者がそこにいました。

「俺はまもなく今までで最年少の魔法大臣になる。なるってったらなるんでえ」

その3人の内の1人がスタン・シャンパイクでこう言っていました。ところがハリーがスタンがナイト・バスの車掌だという事をロンに教えようとして振り向くとロンの顔が奇妙に緩んでいました。そしてロンはこう叫びました。

「僕は木星まで行ける箒を発明したんだ。言ったっけ?」

ロンもまたヴィーラの放つ妖しい魔力にやられてしまったのです。ハリーとハーマイオニーがロンの腕をしっかりと掴んでその場から離れたのでロンは目の前にスタンがいる事をハリーに教えて貰う事ができなかったのでした。

スタンの言う事を真に受けるなんて魔法省は一体何を考えているんだ。こう言うロンにハーマイオニーは「多分何かしら手を打っているように見せたいんじゃないかしら」とそう言うのです。ヴォルデモートが復活をして・・・

みんなが戦々恐々としているから「魔法省はちゃんとやるべき事をやっています」という所を魔法界の人々にアピールして安心させなければならないというわけです。そしてハーマイオニーのその見解は当たっていたんですよね。

3-3.アーサー氏が言うには
ハーマイオニーの見解は当たっていた。ハリーがそれを確認したのはクリスマス休暇に「隠れ穴」に行った時でした。連日大忙しで夕食兼パーティの席でも眠そうだったアーサー氏に「忙しかったんですか?」と訊くと・・・

「実に」という答えが返って来ました。実績が上がっているのなら忙しくても構わんのだがね。この3カ月の間に逮捕が3件あったのだそうです。しかし本物の死喰い人が1件でもあったかと言うとそれは疑わしいとの事でした。

するとアーサー氏は急に目が覚めたように「これは他言無用だよ」と急いで付け加えたのでした。そこでハリーが「まだスタン・シャンパイクを拘束してるんじゃないでしょうね?」と訊くとアーサー氏はこう答えたのでした。

「残念ながら」

アーサー氏はダンブルドアがスタンの事で魔法大臣ルーファス・スクリムジョールに直接抗議しようとした事は知っているんだそうです。実際にスタンの面接をした者は全員がスタンは死喰い人じゃないという意見で一致する。

しかしトップの連中は何か進展があると見せかけたい。アーサー氏は「3件逮捕」と言えば「3件誤逮捕して釈放」より聞こえがいいと言うのです。これもまた極秘事項で他言無用との事でした。つまりこういう事というわけです。

スタン・シャンパイクは絶対に死喰い人ではない。ただほんの軽口あるいは冗談の類を言っただけだ。しかし逮捕してしまったからには魔法省のメンツを保つために身柄の拘束を解くわけにはいかないというわけなんですよね。

今日の最後に
こうしてスタン・シャンパイクは無実だというのに魔法省のメンツを保つため身柄の拘束が続くという事になってしまいました。でも私は「身から出た錆」さらに言ってはならない事をスタンは言ってしまったとそう思いますね。

私はヴォルデモート卿の復活が明らかになって誰もが戦々恐々としているその最中にスタンは言ってはいけない軽口を叩いてしまったとそう思いますね。スタンは時節を考えて言う冗談の内容にはもっと気をつけるべきだった。

配慮が足りなかったというわけです。それなら何故スタンはそんな軽口を叩いてしまったのか?それは前回の記事でも言ったようにスタンは「日刊予言者新聞」のハリーに関する記述に疑問を呈していた。それは当たっていた。

ほれ見ろ!俺の思ってた通りだった!そこで気分が高揚したスタンはついつい軽口を叩いてしまった。そういう事だったと私はそう思いますね。

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