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無実なのにも関わらず魔法省のメンツを守るためスタンは身柄の拘束が続く事になってしまいました。ところがハリーはそんなスタンと思わぬ所で顔を合わせる事になりました。さらにはそれがハリーを死の一歩手前まで追い詰める事態へと発展して行ったのでした。(全3項目)

3-1.思ってもみなかった所で
こうして魔法省のメンツを守るため無実なのにも関わらずスタン・シャンパイクは身柄を拘束され続ける事になってしまいました。そうこうしている内に一大事が起きました。アルバス・ダンブルドアが死亡してしまったのです。

それに追い打ちをかけたのが魔法法執行部の部長パイアス・シックネスが死喰い人のヤックスリーに「服従の呪文」をかけられた事でした。ダンブルドアが死んでヴォルデモート卿の脅威はハリー1人だけという事になりました。

そこで闇の陣営はハリーがプリベット通り4番地からそう安々と移動できないようにと「煙突飛行ネットワーク」と結ぶ事も「移動キー」を置く事も「姿現わし」をする事も禁止をしてしまうという措置に打って出て来ました。

そこで不死鳥の騎士団は残された数少ない輸送手段を使ってハリーを移動させる事にしました。さらには6人がポリジュース薬を使ってハリーの姿になり追跡を不可能にする「7人のハリー・ポッター」作戦を取る事にしました。

ところが魔法省内に「ハリーは誕生日の7月31日まで動かない」という偽情報を流しておいたのにヴォルデモートはハリーが移動する正確な日付を知っていたのです。ハリーたちは飛び上がると同時に取り囲まれてしまいました。

追っ手の死喰い人にハリーは次から次へと「失神呪文」を放ちました。ハリーがその1人にまた呪文を放つと死喰い人がそれを避けようとした拍子に頭からフードが滑り落ちました。それがスタン・シャンパイクだったのです。

「エクスペリアームス!」

スタンは奇妙に無表情でした。ハリーは「死なせちゃいけない」と思ってとっさにこう叫びました。するとフードを被ったままの他の死喰い人が「あれだ。あいつがそうだ。あれが本物だ!」と叫んで瞬時に姿を消したのです。

この後ハリーとハリーを連れていたハグリッドはヴォルデモートに追いつかれてしまいました。ハリーは「もうお終いだ」と思いました。ところがその時でした。ハリーの杖が勝手に動いてヴォルデモートの杖を破壊したのです。

またしてもハリーはヴォルデモートの手を逃れたのです。

3-2.親切すぎる行動?
このアルバス・ダンブルドア亡き後のハリーのプリベット通り4番地からの移動は闇の陣営と不死鳥の騎士団の双方に大きな禍根を残す結果になってしまいました。ハリーが移動する日付が事前にヴォルデモート側に漏れていた。

ヴォルデモートのほうも杖職人のオリバンダー翁から兄弟杖の事を聞き「今度こそは!」と意気込んで臨んだのにも関わらず全く思ってもみなかった事が起きてまたしてもハリーを取り逃がすという結果に終わってしまいました。

そのため「隠れ穴」に移動をしてからルーピンがハリーが本物かどうかを確かめるという事態に陥ったのでした。そんなルーピンにハリーが騎士団のメンバーがヴォルデモートに今夜の移動の事を話すはずがないと言うと・・・

ヴォルデモートは最後のほうになって追いついた。最初は誰が僕なのかあいつは知らなかった。あいつが作戦を知っていたのなら僕がハグリッドと一緒だと初めから判っていたはずだ。ハリーがこう言うのに対してルーピンは?

「ヴォルデモートが君を追って来たって?何があったんだ?どうやって逃れた?」

こう訊くルーピンにハリーは自分を追っていた死喰い人たちが本物のハリーだと気づいて追跡を急に中止した。どうやらヴォルデモートを呼び出したに違いない。そして安全地帯のトンクスの実家に到着する直前に追いつかれた。

「君が本物だと気づいたって?しかしどうして?君は何をしたんだ?」

ルーピンのこの問いにハリーは「夜の騎士(ナイト)バス」の車掌のスタン・シャンパイクを見て「服従の呪文」をかけられているに違いない。スタンは自分で何をしているのか分らないから「武装解除」したと説明をしました。

するとルーピンは呆気に取られたような顔をしてハリーに「武装解除の段階はもう過ぎた!」と言うのです。あいつらが君を捕えて殺害しようとしているというのに!少なくとも失神させるべきだったとルーピンは言うのです。

「たまたまそこにいるだけで邪魔だから吹き飛ばしたりするなんて僕にはできない。そんな事はヴォルデモートのやる事だ」

ハリーがこう反論するとルーピンは言い返して来ました。しかしその時ようやく狭い勝手口を通り抜けたハグリッドがよろよろと椅子に座った途端にその椅子がつぶれルーピンの声はその椅子がつぶれる音で聞こえませんでした。

その後キングズリー・シャックルボルトが戻って来てヴォルデモートは途中から追跡に加わったがたちまち姿を消した。何故消えてしまったのか理解できなかった。しかしどうして標的を変えたのだと訊くキングズリーに・・・

「ハリーがスタン・シャンパイクに少し親切過ぎる行動を取ったためだ」

ルーピンがこう答えたのでした。

3-3.アルバス・ダンブルドアの策略
こうしてハリーはルーピンに言わせればスタン・シャンパイクに対して少し親切過ぎる行動を取ったがために追っていた死喰い人に本物のハリーだと見抜かれてしまいヴォルデモートに追いつかれて危うく命を落とす所でした。

せっかく6人がポリジュース薬でハリーに成り済まして敵の死喰い人とヴォルデモートを混乱させる事に成功をしたというのにハリー自身が「本物は自分です」と敵方に教えるような事をしたのだから本末転倒というわけです。

ところが実を云うと後にハリーはこの「7人のハリー・ポッター」作戦の発案者が不死鳥の騎士団に提案したマンダンガス・フレッチャーではなく何と驚くべき事に肖像画のアルバス・ダンブルドアだという事を知ったのです。

ハリーが移動する日はいつなのか?ヴォルデモートに正確な日付を教えたのはセブルス・スネイプでした。スネイプにハリーが移動する正確な日付を漏らしたのは何とその作戦を騎士団に提案したマンダンガスだったんですよね。

ハリーにしてみればスタンは本来ならとっくの昔に釈放されていて当然なのに魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが魔法省のメンツを守るために身柄の拘束を続けてしまった。そして「服従の呪文」をかけられ操られていた。

そのためにハリーたちを追跡する死喰い人の一団の1人として加わっていた。だから死なせてしまうのはあまりに気の毒だとハリーがそう思ってスタンに対しては「失神呪文」ではなく「武装解除の術」を使ったというわけです。

ハリーがこの「武装解除の術」を使って追っていた死喰い人は本物のハリーだという事を見抜きヴォルデモートにそれを伝えました。しかしダンブルドアの狙いはこれだった。ヴォルデモートに追いつかせる事だったんですよね。

前述のようにヴォルデモートは拉致した杖職人のオリバンダー翁から自分の杖とハリーの杖が同じ不死鳥の尾羽根を芯に持つ兄弟杖だという事を聞いて知りました。したがって他の人の杖を借りれば事は解決するとそう言われた。

そこでヴォルデモートはルシウス・マルフォイに杖を差し出させた。ところがヴォルデモートはまたしてもハリーを亡き者にする事ができなかったのです。ハリーの杖にルシウス・マルフォイの杖は破壊されてしまったのです。

そこでヴォルデモートが次に手に入れようとしたのが「ニワトコの杖」でした。この杖を手にすれば自分は今度こそ無敵になれる。しかしヴォルデモートがこの「ニワトコの杖」を入手するのには相当な手間と期間を要しました。

ヴォルデモートが「ニワトコの杖」を一心不乱に追い求めている内にハリーはヴォルデモートの分霊箱を探し出す旅を続けていました。ヴォルデモートがその事に気づいた時には隠していた分霊箱は残り1つになっていたのです。

最後に
ハリーは魔法省のメンツを守るために無実だと判り切っているスタンを釈放しないなんてとこの措置に批判的でした。でも私は魔法大臣ルーファス・スクリムジョールのほうにもそれなりの言い分や理由があるとそう思いますね。

それはヴォルデモートの復活が明らかになって魔法界の人々は戦々恐々としている。さらにここで逮捕した容疑者を釈放したりなどすればそんな人たちの恐怖心や不安にさらに追い打ちをかける事になる。そう考えたんでしょう。

全ての人が同じ尺度で考えたり同じ思いを抱くとは限らないというわけです。それに昨日の記事でも言ったようにスタンのほうもこういう事態を招く要因があったのです。それはスタン自身が反省すべきだと私はそう思いますね。
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