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ギルデロイ・ロックハートが開催した「決闘クラブ」でハリーが蛇語を操る事が明らかになり学校中が戦々恐々とする事態になりました。そうこうする内にクリスマス休暇に入りポリジュース薬がついに完成しました。ところがハリーとロンはスリザリンの談話室に潜入できたものの・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツのクリスマス・ディナー
寒くて真っ白なクリスマスの朝が来ました。寝室にはハリーとロンの2人しか残っていませんでしたが随分早い時間にハーマイオニーに起こされてしまいました。ハーマイオニーは何と1時間も前から起きていたんだそうです。

「煎じ薬にクサカゲロウを加えてたの。完成よ」

ハーマイオニーがこう言うのを聞いたその途端にハリーはパッチリと目が覚めて起き上がりました。ハリーが「本当?」と訊くのに対してハーマイオニーは「絶対よ」と答えました。ついにポリジュース薬が完成したのでした。

ハーマイオニーは「やるんなら今夜だわね」と言うのです。ハリーはウィーズリーおばさんのクリスマスカードを飾りながら新たな自責の念が胸に押し寄せて来るのを感じていました。アーサー氏の車は今も行方不明なのです。

その上ロンと一緒にこれからひとしきり校則を破る計画を立てているのです。そんなこれからポリジュース薬を飲もうと考えているハリーにとってもホグワーツのクリスマス・ディナーはやっぱり楽しいと思う事ができました。

大広間は豪華絢爛でした。霜に輝くクリスマス・ツリーが何本も立ち並んでいました。ヒイラギとヤドリギの小枝が天井を縫うように飾られてもいました。その上さらに天井からは魔法で暖かく乾いた雪が降りしきっていました。

ダンブルドアはお気に入りのクリスマス・キャロルを指揮しハグリッドはエッグノッグをがぶ飲みするたび元から大きい声が一層大きくなりました。フレッドはパーシーの「監督生」バッジの文字を「劣等生」にしていました。

その悪戯に気がつかないパーシーはそれを見た生徒たちが笑うたびに「どうして笑うのか?」と訊いていました。ドラコ・マルフォイはスリザリンのテーブルから聞えよがしにハリーの新しいセーターの悪口を言っていました。

しかしハリーは気にも止めませんでした。事が上手く進めば「あと数時間」でマルフォイは罪の報いを受ける事になるからです。

3-2.スリザリンの談話室に
ハリーとロンがクリスマス・プディングの三皿目を食べている所でハーマイオニーが2人を追い立てて大広間から連れ出すと「これから変身する相手の一部分が必要なの」とそれはそれは軽い口調で2人に指示を出したのでした。

ハーマイオニーはハリーとロンにまるでスーパーに行って洗剤を買って来いとでも言うように事もなげに言いました。当然マルフォイの腰巾着だからクラッブとゴイルから取るのが一番だわ。あの2人になら何でも話すでしょう。

それとマルフォイの取り調べをしている最中に本物のクラッブとゴイルが乱入して来るなんて事が絶対ないようにしておかなければならない。ハーマイオニーはそれも全て考えてあるとハリーとロンに言うのです。その方法は?

「簡単な眠り薬を仕込んでおいたわ。あなたたちはクラッブとゴイルがこれを見つけるようにしておけばそれだけでいいの」

ハリーとロンが度肝を抜かれた顔をしているのを無視してハーマイオニーはチョコレートケーキを2個差し出すと2人にこう言ったのでした。あの2人がどんなに意地汚いかはご存じの通りだから絶対に食べるに決まっている。

眠ったら髪の毛を引っこ抜いてそれから2人を箒用の物置に隠す。そう言われてハリーとロンは「大丈夫かな?」と言いたげに顔を見合わせました。しかし「駄目なような」とか「物凄く失敗するんじゃ」と言う2人に・・・

「煎じ薬はクラッブとゴイルの毛がないと役に立ちません。あなたたちマルフォイを尋問したいの?したくないの?」

ハーマイオニーは断固たる声でハリーとロンにこう言いました。そう言うハーマイオニーは誰の髪の毛を引っこ抜くのと訊くと「私のはもうあるの!」という答えが返って来ました。決闘クラブの時に手に入れたんだそうです。

取っ組み合いをしたミリセント・ブルストロードの髪の毛がハーマイオニーのローブに残っていたのだそうです。彼女はクリスマスで帰ってしまっていないのでスリザリン生には学校に戻って来ちゃったとそう言えばいいわ。

ハーマイオニーはこう言うとポリジュース薬の様子を見に慌ただしく出て行きました。ところが「こんな計画本当に上手く行くんだろうか?」という2人の心配と不安はいとも簡単に払拭されてしまったというわけなんですよね。

ハリーもロンも驚嘆する事になりました。クリスマス・ディナーの後に階段の手摺の端にチョコレートケーキを載せて誰もいなくなった玄関ホールで2人だけ残ってデザートを平らげているクラッブとゴイルを待ち伏せしました。

大広間からクラッブとゴイルが出て来たのでハリーとロンは正面扉の脇に立っている鎧の陰に急いで隠れました。クラッブが大喜びでケーキを指差してゴイルに知らせ2人は笑いながらケーキを丸ごとその大きな口に収めました。

「あそこまで馬鹿になれるもんかな?」

暫くは2人とも「儲けた」という顔で意地汚く口を動かしていました。それからそのまんまの表情で2人揃って仰向けに床に倒れました。自分たちのやり遂げた事がまだ信じられないままにハリーとロンはその場を離れると・・・

ポリジュース薬が隠してある「嘆きのマートル」のトイレに全速力で駆けて行きました。こうしてハリーとロンはスリザリンの談話室に潜入する事に成功しました。しかし特にロンのほうはひどく落胆させられる事になりました。

誰が継承者なのかを僕が知っていたら手伝ってやれるのに。ドラコ・マルフォイがこう言ったのでした。この一言で一連の事件の犯人が間違いなくマルフォイではないという事がはっきり判ってしまったというわけなんですよね。

そしてその場に現れなかったハーマイオニーは?

3-3.部屋は永久に閉ざされた?
ハーマイオニーがポリジュース薬に入れた毛はミリセント・ブルストロードの髪ではなく飼っていた猫の毛だったのです。ポリジュース薬は動物変身に使ってはいけない。ハーマイオニーは数週間医務室に泊る事になりました。

クリスマス休暇を終えて戻って来た生徒たちはハーマイオニーがマグル生まれという事で当然誰もが襲われたと思って様々な噂が乱れ飛びました。その一方でハリーたちの犯人探しはふりだしに戻ってしまったというわけです。

そのためハーマイオニーに「何か新しい手がかりはないの?」と訊かれてもハリーは憂鬱な声で「何にも」と答えるしかありませんでした。ところがハリーは「嘆きのマートル」のトイレでそれらしい物を発見したのでした。

それは50年前の日記でした。開けてみると最初のページにインクは滲んでいたものの何とか読み取れる名前が書いてあります。その名前は「T.M.リドル」でした。ところが何と驚く事にロンはこの名前を知っていると言うのです。

この人は50年前に学校から「特別功労賞」を貰っているんだそうです。ハリーが感心して「どうしてそんな事まで知ってるの?」と訊くと例の罰則の時この人が貰った盾をフィルチに言われて50回以上も磨かされたんだそうです。

ナメクジのゲップを引っかけてしまったあの盾なのだそうです。1時間も磨いていたので嫌でも名前を覚える。ロンはそう言うのです。そしてその日記に強い関心を示したのが2月の初めに退院したハーマイオニーだったのです。

「秘密の部屋」は50年前に開けられたとマルフォイが言っていた。そしてこの「リドルの日記」もまた50年前の代物だ。つまりだからこのリドルが「特別功労賞」を貰ったのはスリザリンの継承者を捕まえたからかもしれない。

「秘密の部屋」がどこにあるのか?どうやって開けるのか?この日記は全てを語ってくれるかもしれないとハーマイオニーは言うのです。ところがクリスマス休暇明けからぱったりと襲撃事件は起きなくなってしまったのでした。

おそらくスリザリンの継承者は腰砕けになったんだろうとハリーは考えました。学校中がこんなに神経を尖らせて警戒している中で「秘密の部屋」を開けるのは段々危険になって来たに違いない。だから再び50年の眠りについた。

ギルデロイ・ロックハートは例によって自分が襲撃事件を止めさせたと大口を叩いていました。ロックハートは訳知り顔でマクゴナガル先生に「もう厄介な事はないと思いますよ」と言った後に加えてこう言っていたのでした。

「今学校に必要なのは気分を盛り上げる事ですよ。先学期の嫌な思い出を一掃しましょう!今はこれ以上申し上げませんけどね。まさにこれだという考えがあるんですよ」

そのロックハートの考えとは?

今日の最後に
リドルはどうして「特別功労賞」を貰う事になったのか?その理由としてロンは極端な話として「もしかしたらマートルを死なせてしまったのかもしれない」と言っていますね。その事が結果としてみんなのためになったからだ。

人を死なせてしまって特別功労賞が貰えるわけはありませんがリドルがマートルを死なせてしまったという点については当たっていますよね。そしてリドルが特別功労賞を貰ったのはスリザリンの継承者を捕まえたからでは?

ハーマイオニーのこの推測はまさにその通りでした。さらにハーマイオニーが言っていた通りの展開になりました。ハリーはこの「リドルの日記」からリドルがどのような経緯で特別功労賞を貰ったのかを知る事になったのでした。
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