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何と13才の誕生日プレゼントにハーマイオニーが「ふくろうが欲しい」と言い出しました。ところがロンのペットのスキャバーズに元気がないという事でハリーたち3人は「イーロップふくろう百貨店」ではなく「魔法動物ペットショップ」に行ったのでした。するとそこでハーマイオニーが買ったのが・・・(全3項目)

3-1.クルックシャンクス
皆さんよくよくご存じの事と思いますが念のため言っておくとハーマイオニーは学期が始まって早々の9月19日が誕生日です。そこで夏休みの末に13才の誕生日プレゼントを自分で買いなさいとご両親が小遣いをくれたそうです。

超読書好きで本の虫という事でロンが「素敵なご本はいかが?」と突っ込みを入れると何とハーマイオニーはふくろうが欲しいと言うのです。ロンのペットのスキャバーズが何だか元気がないと言うので3人が足を運んだ店は?

スキャバーズの事がなければハリーが11才の誕生日にハグリッドにヘドウィグを買って貰った「イーロップふくろう百貨店」だったでしょう。しかし3人が行ったのは多種多様な生き物を扱う「魔法動物ペットショップ」でした。

ロンはスキャバーズ用に何かあるか探せるしハーマイオニーはふくろうが買える。そこでハーマイオニーとクルックシャンクスは運命の出会いをしたというわけです。でもスキャバーズにとっては不幸に追い打ちの出来事でした。

クルックシャンクスを両腕にしっかりと抱き締めてハーマイオニーは得意満面の表情で「この子。素敵でしょう。ね?」と言いました。しかしハリーは「見解の相違だな」と思いました。素敵だとは思わなかったというわけです。

どう見ても少々ガニ股でしたし気難しそうな顔がおかしな具合につぶれていました。まるでレンガの壁に正面衝突をしたかのようでした。それはハリーだけではなくて店を訪れたほぼ全部の人々がそう思ったみたいなんですよね。

ハーマイオニーの説明によればクルックシャンクスは可哀想な猫で随分長い間この店にいた。誰も欲しがる人がいなかったんだそうです。それを聞いてロンが「そりゃ不思議だね」と皮肉っぽく言ったというわけなんですよね。

このようにしてクルックシャンクスはハーマイオニーのペットになりました。ところが前述のようにスキャバーズにとっては・・・

3-2.例によって例の如く
ハリーポッター・シリーズでは最初の印象は最悪だったのに後にそれが劇的に好転するという例が数多くあります。このクルックシャンクスもそうで執拗にロンのペットのスキャバーズを追いかけてハリーも不快に思うほどでした。

互いのペットを巡ってロンとハーマイオニーの関係は何度も危機的状態に陥りました。そしてついにクルックシャンクスがスキャバーズを食ってしまったと思われた時には2人の決裂はもはや修復不可能では?というほどでした。

クルックシャンクスがスキャバーズを食ってしまおうとしているのにも関わらずハーマイオニーはその事を一度も真剣に考えず見張ろうともしなかったと言ってロンは激怒しました。しかしそんな怒り心頭のロンに対して・・・

ハーマイオニーはクルックシャンクスは無実だと言うのです。オレンジ色の毛はクリスマスからずっとそこにあったのかもしれない。それにクルックシャンクスがスキャバーズを食ってしまったという証拠もないと言うのです。

その上ロンは「魔法動物ペットショップ」で頭に飛び降りて来た時からずっとクルックシャンクスに偏見を持っていたと猛烈に主張をしました。しかしその場の状況を見ればロンの言い分のほうが正しいとしか思えませんでした。

「いいわよ。ロンに味方しなさい。どうせそうすると思ってたわ!」

ハリーがそう言うとハーマイオニーはこう言ってハリーにも癇癪を起しました。ハーマイオニーはヒステリー気味で最初はファィアボルトで今度はスキャバーズと私がみんな悪いってわけね!放っておいてと言い出す始末でした。

ロンはスキャバーズを失った事で心底打ちのめされていました。しかしハーマイオニーの言う通りでクルックシャンクスは無実でした。スキャバーズは自分はクルックシャンクスに食われてしまったとそう装っていたんですよね。

何故スキャバーズはネズミなのにそんな偽装工作なんて事ができたのか?実はスキャバーズは未登録の「動物もどき」で魔法使いだったからです。スキャバーズは12年前に死んだと思われていたピーター・ペティグリューでした。

ハリーにハーマイオニーとそしてロンがその驚愕の事実を知ったのは学期末試験最終日の6月2日の事でした。何と驚くべき事にハーマイオニーがハグリッドの小屋でミルク入れの中に隠れているスキャバーズを発見したのでした。

ロンはスキャバーズと共に黒い大きな犬に連れ去られて行ってしまいました。ハリーとハーマイオニーの行く手を阻んだのは「暴れ柳」でした。助けを呼びに行かなくてはと言うハーマイオニーにハリーはこう反論したのでした。

「あの犬が入れるなら僕たちにもできるはずだ」

その時です。クルックシャンクスが素早く前に出て殴りかかる大枝の間をすり抜けたかと思うと両前脚を木の節の1つに乗せました。すると突然「暴れ柳」はぴたりと動かなくなりました。ハーマイオニーも呆然としていました。

「この子。どうして判ったのかしら?」

こう言うハーマイオニーにハリーは「あの犬の友達なんだ。僕2匹が連れ立っている所を見た事がある」と答えました。ハリーとハーマイオニーが「暴れ柳」の下の穴から入り行った先はホグズミード村の「叫びの屋敷」でした。

そこでハリーたちは全ての事の真相を知ったのです。

3-3.シリウスとの関係
実はスキャバーズは未登録の「動物もどき」で12年前に死んだと思われていたピーター・ペティグリューという魔法使いだった。ルーピン先生は狼人間だった。黒い巨大な犬はアズカバンを脱獄したシリウス・ブラックだった。

ハリーたち3人は「叫びの屋敷」に駆けつけて来たルーピン先生からも説明されて全ての事の真相を知ったというわけなんですよね。つまりクルックシャンクスは初めて見たその時からスキャバーズの正体を見抜いていたのです。

スキャバーズはかつてはパーシーのペットで飼い始めた時からロンのペットではありませんでした。12年だろう?どうしてそんなに長生きなのか?変だと思った事はないのかい?その狂った猫のせいだと言うロンに対して・・・

「この猫は狂ってはいない」

シリウスはこう言うとクルックシャンクスの頭を撫でながらこうも言いました。私の出会った猫の中でこんなに賢い猫はまたといない。ピーター・ペティグリューを見てすぐに正体を見抜いた。私が犬ではない事をも見破った。

シリウスもまた自分を信用させるのに暫くかかったんだそうです。そしてようやく自分の狙いをクルックシャンクスに伝える事ができた。それ以来シリウスを助けてくれたのだそうです。クルックシャンクスがしていた事とは?

ピーター・ペティグリューをシリウスの所へ連れて来ようとした。しかしできなかった。ネビルが書き留めておいた寮に入るための合言葉をベッド脇の小机から盗み出していたのも実はクルックシャンクスだったんだそうです。

つまりネビルは合言葉を書き留めておいた羊皮紙をその辺にほったらかしにしておいたり落としたりしたわけではなかったというわけです。これでハリーたちとシリウスにルーピンだけはその事を知ったというわけなんですよね。

今日の最後に
クィディッチのグリフィンドール対レイブンクロー戦が行われた日の真夜中過ぎにシリウスがハリーたちの寝室に侵入する事ができたのはクルックシャンクスがネビルのベッド脇の小机から合言葉を盗み出して来たからでした。

何分にもネビルは物忘れの名人なので自分がどこかに置き忘れて来たんだろうとそう思ってしまいました。でもこの件については実はネビルには落ち度が全くなかったんですよね。お陰でネビルは散々な目に遭ってしまいました。

マクゴナガル先生にホグズミード行きは禁じられるわ「吼えメール」がおばあさんから届くわでとんだ災難でした。本当に気の毒でしたよね。
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