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先週はニーズルを取り上げましたが今週と来週の二週間に渡って「幻の動物とその生息地」に登場する他の魔法生物を紹介してみる事にしました。まず最初にお届けするのは2年生の時にハリーとロンが危うく食われそうになった巨大蜘蛛です。(全3項目)

3-1.アクロマンチュラ
このアクロマンチュラは人の言葉が話せる8つ目の怪物蜘蛛でボルネオ原産でうっそうたるジャングルに棲みます。際立った特徴としては黒い毛がビッシリと胴体を覆っている。脚を広げると何と5メートルにもなるのだそうです。

ハサミは興奮したり怒ったりするとカシャカシャとこれも特徴的な音を立てるんだそうです。毒を分泌し肉食で大型の獲物を好みます。地上にドーム型の蜘蛛の巣を紡ぎます。雄より雌が大きく一度に最高百個もの卵を産みます。

卵は白く柔らかでビーチボールほどの大きさで7週間前後で孵化するんだそうです。このアクロマンチュラの卵は魔法生物規制管理部の取引禁止品目Aクラスに指定をされているので輸入又は売買をすると厳しい罰が課されます。

この種は魔法使いが創り出したと考えられるのだそうです。魔法で創り出された怪物の場合にはよくある事だそうですがおそらく魔法使いの住居や宝物を守るために飼育された生き物であろうと考えられるとの事なんだそうです。

このアクロマンチュラはほとんど人間並みの知能があるにも関わらず訓練は不可能で魔法使いにとってもマグルのいずれにとっても非常に危険なのだそうです。ちなみにアクロマンチュラの群生地がスコットランドに作られた。

そういう噂は未確認のままなのだそうです。きっとそれは公式にはという事なんでしょうね。

3-2.それはハリーとロンが確認済み
その瞬間ロンは何も言えず身動きもできませんでした。ハリーのすぐ後ろの地面から数メートル上の一点を顔を恐怖で土気色にしてじっと見つめていました。カシャカシャと大きな音を立てハリーの背後から近づいて来たのは?

振り返る間もありませんでした。何か長くて毛むくじゃらな生き物がハリーの体を鷲掴みにして持ち上げました。ハリーは逆さまに宙吊りにされました。もがき恐怖に囚われながらもハリーはそれが複数いる事を感じ取りました。

次の瞬間ハリーは暗い木立の中に運び込まれました。逆さ吊りのままハリーは自分を捕えている生き物を見ました。6本の恐ろしく長い毛むくじゃらの脚が前の2本の脚でハリーをがっちり挟んで森の奥深くへと突き進んでいました。

まるで元いた所に声を置き忘れて来たかのようにハリーは叫びたくても叫べませんでした。やがて真っ暗闇が突然薄明るくなり地面を覆う木の葉の上にとてつもない大量の蜘蛛がいるのが見えました。それは恐ろしい光景でした。

しかしその下の窪地のど真ん中にある靄のようなドーム型の巣には仲間の巨大蜘蛛が獲物を見て興奮し鋏をガチャつかせながら集結していました。ハリーにロンと犬のファングを掴んだ巨大蜘蛛はそこに滑り降りて行ったのです。

巨大蜘蛛がハリーを放して地面に落としました。ふと気づくとハリーを放した蜘蛛が何かを話しています。一言話す毎に鋏をガチャつかせるので気づくのが遅れたのです。その蜘蛛は繰り返しアラゴグを呼んでいるようでした。

するとそこに盲目の巨大蜘蛛が現れました。それがアラゴグでした。アラゴグは眠っていた所を起こされて不機嫌でした。しかしそこでハリーが「ハグリッドが大変なんです。それで僕たちが来たんです」と言うとアラゴグは?

「大変?」と言う時の年老いた巨大蜘蛛の鋏の音が気遣わしげなのをハリーは聞き取ったような気がしました。するとアラゴグは「しかし何故お前を寄こした?」と訊いて来ました。そこでハリーは事の次第を説明したのでした。

学校のみんなはハグリッドがけしかけて怪物か何物かに学生を襲わせたと思っているんです。ハグリッドを逮捕してアズカバンに送りました。それを聞いたアラゴグは今度は怒り狂って鋏を鳴らすとハリーにこう言ったのでした。

「しかしそれは昔の話だ。何年も何年も前の事だ。よく覚えている。それでハグリッドは退学させられた。みんながわしの事をいわゆる秘密の部屋に住む怪物だと信じ込んだ」

さらにアラゴグは続けて「ハグリッドが部屋を開けてわしを自由にしたのだと考えた」と言いました。しかしアラゴグはこの城で生まれたのではなく卵の状態で遠い所から来た。だから「秘密の部屋」から出て来たのではないと。

つまりアラゴグは「秘密の部屋」から出て来た怪物ではなかったというわけです。しかし帰ると言ったハリーにアラゴグは「それはなるまい」と言うのです。わしの命令で娘や息子たちはハグリッドを傷つけるという事はしない。

しかし自分たちの真っただ中に進んで迷い込んで来た新鮮な肉をお預けにはできないとアラゴグは言うのです。するとそこにアーサー氏の車のフォード・アングリアが突っ込んで来てハリーたちは脱出する事ができたのでした。

このようにしてハリーとロンは巨大蜘蛛のアクロマンチュラを確認したというわけなんですよね。

3-3.その後のアラゴグ
そんなかつては「秘密の部屋」から出て来た怪物と信じられハグリッドが退学になる原因になったアクロマンチュラのアラゴグだったのですがハリーたち3人が6年生になった時に思ってもみなかった形で再登場して来たのでした。

6年生になったハリーたち3人は連日試験を受けるような難しい授業内容に忙殺されハグリッドを訪ねる事など到底できません。3人が来ない事に腹を立てたのか?ハグリッドは食事の時教職員テーブルに姿を見せなくなりました。

廊下や校庭で時々すれ違ってもハグリッドは不思議にも3人に気づかず挨拶をしても聞こえないようでした。二週目の土曜日の朝食の席でハーマイオニーがハリーとロンに「訪ねて行って説明すべきよ」と言って来たのでした。

ハグリッドが3人に腹を立てる理由は他にもあったのです。それは3人とも「魔法生物飼育学」を取らなかったからです。そこでハリーがその日行われるクィディッチの選抜が終わった後に訪ねようとハーマイオニーに言いました。

今年度ハリーはグリフィンドール・チームのキャプテンになっていたからです。ところが3人が訪ねて行ってみるとハグリッドは3人が「魔法生物飼育学」を取らなかった事以外にも落ち込む理由があるという事が判ったのです。

樽の中に30センチはあろうかという蛆虫が一杯いるのを見てハリーがむかつきを隠して「あれは何?」と訊くとハグリッドは「幼虫のおっきい奴だ」と答えました。大きくなると何になるのとハリーが再び訊くとこう答えました。

「こいつらは育たねえ。アラゴグに食わせるために捕ったんだ」

そしてハグリッドは出し抜けに泣き出しました。何故かと云うとアラゴグが死にそうだからなのだそうです。ハグリッドはこれまでも法律で飼う事が禁止されているドラゴンを飼ったり巨人の弟を連れて帰ったりもして来ました。

そのためにハリーたちはその都度多大な迷惑をかけられたり恐怖に怯える事になりました。そんな中でも一番不可解なのがこのアラゴグでした。前述のようにハリーとロンに生きては帰さないと言い放ったあの巨大蜘蛛なのです。

ところがそんなハグリッドにハーマイオニーが「何か私たちにできる事があるかしら?」と訊きました。この一言でその場の雰囲気はかなり改善されました。3人が小屋を後にする時ハグリッドは幾分かは機嫌が良さそうでした。

しかし同時にハグリッドは勘違いをしたようです。アラゴグが死ぬとハグリッドから3人に「1人では耐えられないから来て欲しい」と訴える手紙が届きました。けれどもロンもハーマイオニーも行かないとそう言ったのでした。

当初はハリーも行かないと言っていました。ところがハリーだけはアラゴグの葬儀に参列する事になったのです。今年度ハリーはダンブルドア校長の個人教授を受けていて何とクリスマス休暇明け最初の授業で宿題が出ました。

改竄されたホラス・スラグホーンの記憶を見せられた上でその本物を回収するという宿題でした。ハリーは他ならぬそのスラグホーンから最初の「魔法薬学」の授業で獲得したフェリックス・フェリシスを飲んで事に臨みました。

この薬を飲んで幸運になったハリーはスラグホーンの記憶を回収してダンブルドアの宿題をやり遂げると同時にアラゴグの葬儀に参列してハグリッドをも喜ばせる事ができたのでした。アラゴグがもたらした思わぬ副産物でした。

今日の最後に
6年生になった時ハリーとロンはハグリッドが飼った魔法生物の中でもこの巨大蜘蛛のアラゴグが一番不可解だと思ったようですね。しかしアラゴグと会った事で50年前に死んだのが「嘆きのマートル」だと判ったんですよね。

お陰でハリーとロンは「秘密の部屋」に入る事ができたというのに2人ともそれを忘れてしまったんでしょうか?アラゴグは死にました。けれどもその子孫たちがホグワーツの戦いではホグワーツの防衛隊に襲いかかりました。

つまりこのアクロマンチュラについては功罪相半ばという結果に終わったというわけなんですよね。
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