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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

噛みつき妖精として知られるドクシーはしばしばフェアリーと間違えられますが全く別の種なんだそうです。ハリーはこのドクシーをロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部で退治する機会を持ちました。しかしフレッドとジョージにとっては・・・(全3項目)

3-1.ドクシーにフェアリー
噛みつき妖精として知られるこのドクシーはしばしばフェアリーと間違えられますが全く別の種なんだそうです。フェアリーと同様に人をミニチュアにした姿をしていますがこちらのほうは黒い毛が密集し腕と足が倍あります。

羽根は薄くて湾曲しておりテラテラとカブトムシのように光っています。北ヨーロッパ全体とアメリカに生息し寒冷な気候を好みます。一度に最高500個の卵を生んで地中に埋めます。卵は半月か3週間で孵化するのだそうです。

ドクシーには2列に並んだ鋭い毒歯牙があります。噛まれたら解毒剤を服用しなくてはならないそうです。ちなみにこの機会にフェアリーを紹介するとこちらのほうは装飾的な小動物なんですが知性はほとんどないのだそうです。

魔法使いは装飾用に使ったり呪文で呼び出したりしています。しかし通常は森林地帯や林間の空き地に生息しているそうです。身長は3から13センチほどでドクシーと同じくミニチュアの人のような体に頭と四肢を持っています。

その一方で人と大きく違うのは昆虫のような大きな羽根を生やしている事です。羽根は種類によって透明だったり多彩色の場合もあるのだそうです。フェアリーの魔力は自分を捕食する生物を阻止する程度の弱いものだそうです。

喧嘩早い性格ですが極端なうぬぼれ屋で何かの折に飾り物の役目をするようにと要請されるとおとなしくなるそうです。姿は人のようですが話す事はできません。仲間とのコミュニケーションには甲高い羽音を使うのだそうです。

一度に最大50個の卵を葉の裏に生みつけるんだそうです。孵化をすると派手な色の幼虫になるとの事です。孵化をしてから6から10日ほどで蛹になり一カ月で羽化をして完全な形の大人のフェアリーになるとの事なんだそうです。

3-2.グリモールド・プレイス12番地に
ハリーがロンドンのグリモールド・プレイス12番地に設置された不死鳥の騎士団の本部に入って一夜明けたその日にしたのがドクシー退治だったというわけです。ジョージの大声が部屋中にこう響いてハリーは目が覚めました。

「お袋が起きろって言ってるぞ。朝食は厨房だ。それから客間に来いってさ。ドクシーが思ったよりどっさりいるらしい」

その30分後に急いで着替えて朝食を済ませるとハリーとロンは客間に入りました。それは2階にある天井の高い狭い部屋でオリーブグリーンの壁は汚らしいタペストリーで覆われ絨毯は一歩踏みしめる毎に埃を巻き上げました。

モスグリーンの長いビロードのカーテンはまるで姿の見えない蜂が群がっているかのようにブンブンと唸っていました。その周りにウィーズリーおばさんにハーマイオニーとジニーにフレッドとジョージが集まっていたのでした。

全員が鼻と口を布で覆い奇妙な格好でした。手に手に黒い液体が入った噴射用ノズルつきの瓶を持っています。ハリーとロンの顔を見るなりおばさんが「顔を覆ってスプレーを持って」と2人にもそうするように言ったのでした。

「ドクシー・キラーよ。こんなにひどく蔓延(はびこ)っているのは初めて見たわ。あの屋敷しもべ妖精はこの十年間一体何をしてた事やら」

紡錘形の脚をしたテーブルに黒い液体が入った瓶が2つありそれを指差しながらおばさんはこう言いました。ハーマイオニーの顔はキッチンタオルで半分隠れていましたがおばさんに咎めるような目を向けるとこう言いました。

「クリーチャーはとっても年を取ってるもの。到底手が回らなくって」

するとちょうどその時に部屋に入って来たシリウスがハーマイオニーに「クリーチャーが本気になれば君が驚くほど色々な事に手が回るよ」と言いました。そこには鍵の掛かった文机があって何やらガタガタと揺れていました。

どうやらまね妖怪に違いないとの事です。鍵穴から覗き込みながらシリウスがおばさんにそう言いました。ドクシーにまね妖怪とこの客間には有害な魔法生物がセットでいるというわけです。しかしシリウスはこう言うのです。

「だが中から出す前にマッド・アイの目で覗いて貰ったほうがいい。何しろ私の母親の事だからもっと悪質なものかもしれない」

その時キングズリー・シャックルボルトがやって来たのでシリウスは部屋を出て行きました。2人の会話を何とか聞こうとハリーはできるだけゆっくりと扉を閉めましたがおばさんの視線を感じてドクシー退治に戻ったのでした。

「さあみんな気をつけるんですよ。ドクシーは噛みつくし歯に毒があるの。毒消しはここに一本用意してあるけどできれば誰も使わなくて済むようにしたいわ」

おばさんはソファーの上に開いて置いてある「ギルデロイ・ロックハートのガイドブック一般家庭の害虫」を覗きながら一同にこう言いました。こうしてグリモールド・プレイス12番地の客間のドクシー退治が始まったのでした。

3-3.ずる休みスナックボックスの材料に
おばさんは体を起こすとカーテンの真正面で身構え一同に前に出るよう合図をしました。そしてずらりと並ぶ一同にドクシー退治の方法を説明すると一同が並んでいる噴射線から慎重に一歩踏み出しスプレー瓶を高く掲げました。

「私が合図したらすぐに噴射してね。ドクシーはこっちをめがけて飛んで来るでしょう。でもたっぷり一回シューッとやれば麻痺するってスプレー容器にそう書いてあるわ。動けなくなった所をこのバケツに投げ入れて頂戴」

おばさんが自分のスプレー瓶を高く掲げ「用意。噴射!」と呼びかけてドクシー・キラーの噴霧が始まりました。数秒後には成虫のドクシーがカーテンから一匹飛び出して来ました。妖精に似た胴体は黒い毛で覆われていました。

輝くコガネムシのような羽根を震わせながら針のように鋭く小さな歯を剥き出して怒りで4つの小さな拳を握り締めて飛んで来ました。ハリーはその顔にまともにドクシー・キラーを噴きつけました。するとそのドクシーは?

ドクシーは空中で固まりズシンとびっくりするほど大きな音を立てて床に落ちました。ハリーはそのドクシーをおばさんの指示通り拾ってバケツに投げ込みました。しかしフレッドはハリーとは全く違う行動をしていたのでした。

「フレッド何やってるの?すぐそれに薬をかけて投げ入れなさい!」

おばさんが鋭い声でこう言うのでハリーが振り返るとフレッドが親指と人差し指でバタバタ暴れるドクシーを摘まんでいました。フレッドは「がってん承知」と朗らかに答えるとドクシーの顔に薬を噴きかけて気絶をさせました。

しかしおばさんが視線を外したその途端にフレッドはそのドクシーをポケットに入れウインクしました。するとジョージがヒソヒソ声で「ずる休みスナックボックス」のためにドクシーの毒液を実験したいとそう言ったのでした。

ハリーが「ずる休みスナックボックスって何?」と訊くと母親の背中を油断なく見張りながらジョージが「病気にしてくれる菓子。諸々」と囁きました。病気と言っても重い病気ではない。さぼりたい時に十分な程度だそうです。

ハリーは先学期の最終日にホグワーツ特急で三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを丸ごと悪戯専門店の開業資金としてフレッドとジョージに提供しました。そこで2人がこの夏開発に着手した新しいその商品が・・・

この「ずる休みスナックボックス」だったというわけです。カーテンのドクシー退治は午前中一杯かかりました。バケツに入っている気絶したドクシーはフレッドとジョージにとっては金儲けの原材料というわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーから三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを悪戯専門店の開業資金として受け取ったフレッドとジョージが着手した新商品が「ずる休みスナックボックス」で原材料の1つが何とドクシーの毒液なんだそうですね。

ドクシーをポケットに入れながらフレッドが言うにはもう少し作業が残っていて今の所は実験台つまり自分たちに問題があってゲーゲー吐き続けで解毒剤を飲み込む間がないそうです。という事はドクシーが使われているのは?

ゲーゲー・トローチだと私はそう思いますね。

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