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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ベラトリックス・レストレンジは妹のナルシッサ・マルフォイに「あの男は信用できないから」と言って家に行く事を強硬に反対しました。しかしナルシッサはそんな姉を振り切り「あの男」つまりセブルス・スネイプを訪ねたのでした。するとそこでベラトリックスはスネイプに・・・(全3項目)

3-1.ナルシッサにベラトリックス
ポンという軽い音が立て続けに2つしてフードを被った2人の女が姿を現しました。2人目の女が追いつきナルシッサの腕を掴みましたがナルシッサはそれを振り解き「帰ってベラ!」と言いました。するとベラと呼ばれた女は?

ベラトリックスは「私の話を聞きなさい!」と言いましたがナルシッサは「もう聞いたわ。もう決めたんだからほっといてちょうだい!」と言い上がりかけていた土手を登り切りました。ベラトリックスもすぐに追いつきました。

「あいつはここに住んでいるのかい?ここに?マグルの掃き溜めに?我々のような身分の者でこんな所に足を踏み入れるのは私たちが最初だろうよ」

2人は並んで通りの向こう側を見ました。荒れ果てたレンガ建ての家が闇の中にどんよりと暗い窓を見せ何列も並んで建っているのを見てベラトリックスは蔑むようにこう言いました。しかしナルシッサは聞いていませんでした。

錆びた鉄柵の間をくぐり抜け通りの向こうへと急いでいました。ベラトリックスはそれを追い角を曲がろうとしている所でナルシッサに追いつきました。そして今度は首尾よく腕を掴み後ろを振り向かせて2人は向き合いました。

あいつは信用できないと言うベラトリックスにナルシッサは闇の帝王は信用していらっしゃると反論しました。それに対してベラトリックスは闇の帝王はきっと間違っていらっしゃるとまで言うのです。するとナルシッサは?

凄んで「放してよ。ベラ」と言うとマントの下から杖を取り出し脅すようにベラトリックスの顔に突きつけました。ベラトリックスは笑って「自分の姉に?あんたにはできやしない」と言ったのでした。ところがだったのでした。

「できない事なんか。もう何にもないわ!」

ヒステリックにこう言うとナルシッサは杖をナイフのように振り下ろしました。閃光が走ってベラトリックスは火傷をしたかのようにナルシッサの腕を放しました。ナルシッサは突進しベラトリックスは再び追う事になりました。

ベラトリックスが小声で悪態をつきながら追いついた時にはナルシッサはもう扉を叩いていました。少し息を切らし夜風に乗って運ばれて来る川の臭気を吸い込みながら2人は佇んで待っていました。暫く経ったその時の事です。

扉の向こう側で何かが動く音が聞こえ僅かに扉が開きました。隙間から2人を見ている男の姿が細長く見えました。ナルシッサがフードを脱ぐと男は驚いたような声で「ナルシッサ!」と言って扉をまた少し広く開けたのでした。

その男は?

3-2.扉の向こうにいたのは?
「これは何と驚きましたな!」と言う男にナルシッサは「セブルス。お話できるかしら?とても急ぐの」と言いました。男は「いや。もちろん」と言うと一歩下がってナルシッサを招き入れました。ベラトリックスも入りました。

許しも請わずに入ったベラトリックスは男の前を通りながら「スネイプ」とぶっきらぼうに言いました。それに男は「ベラトリックス」と答えました。2人の背後で扉を閉めつつスネイプは口元に嘲るような笑みを浮かべました。

「ここには私たちだけですね?」と訊くナルシッサにスネイプはワームテールがいるが虫けらは数に入らないと答えました。スネイプはワームテールにワインを運ばせて隠し扉の向こうで聞き耳を立てていたので追い払いました。

ここに来てはいけない事は判っている。誰にも何も言うなと言われている。ナルシッサがこう言うとベラトリックスが「それなら黙ってるべきだろう!特に今の相手の前では!」と凄んで言いました。それを聞いてスネイプは?

スネイプは「今の相手?」と皮肉たっぷりに繰り返したその後ベラトリックスに「それはどう解釈すればよいのかね?」と訊きました。するとベラトリックスはお前もよく知っての通り信用していないって事さと答えたのでした。

「我輩を信用しないというのはいかなる理由かね?」

こう訊くスネイプにベラトリックは「理由は山ほどある!」と答えました。闇の帝王が倒れた時お前はどこにいた?闇の帝王が消え去った時に何故一度も探さなかった?ダンブルドアの懐で暮らしたこの歳月一体何をしていた?

闇の帝王が「賢者の石」を手に入れようとした時どうして邪魔をした?闇の帝王が蘇った時に何故すぐに戻らなかった?闇の帝王のために予言を取り戻そうと我々が戦っていた時どこにいた?そして最後に訊いたのがこれでした。

「ハリー・ポッターは何故まだ生きているのだ?5年間もお前の手中にあったというのに」

ベラトリックスが信用できないその理由をこうして列挙した後スネイプは逆質問をしました。君の質問のどれ1つを取ってみても闇の帝王が我輩にしなかったものがあると思うかね?もしそれに満足できる答えができなければ?

我輩は今こうしてここに座り君と話をしていられると思うかね?スネイプの問いにベラトリックスはたじろぎ「あの方がお前を信じておられるのは知っている」と答えました。しかしと言いつつも二の句を告げる事ができません。

「あの方が間違っていると思うのか?それとも我輩が上手く騙したとでも?不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い。闇の帝王に一杯食わせたとでも?」

スネイプのこの問いかけにベラトリックスは何も言いませんでした。しかし初めてぐらついた様子を見せました。スネイプはそれ以上は追及しませんでした。そしてベラトリックスが示した信用できないというその理由に・・・

スネイプは答え始めたのでした。

3-3.闇の帝王が倒れた時
闇の帝王が倒れたその時。我輩はあの方に命じられた場所すなわちホグワーツ魔法魔術学校にいた。何故なら我輩がアルバス・ダンブルドアをスパイする事をあの方がお望みだったからだ。我輩は闇の帝王の命令で教職に就いた。

それに君つまりベラトリックスは何故闇の帝王をお探ししなかったのかと我輩に言うが理由は他の者と同じだ。あの方をお探ししようとしなかった者は多数いる。我輩はあの方は滅したつまりは死んだと思ったから探さなかった。

自慢できる事ではない。我輩は間違っていた。しかし今更それを言っても詮ない事だ。あの時に信念を失った者たちをあの方がお許しになっていなかったらあの方の配下はほとんど残っていなかっただろう。するとここで・・・

「私が残った!あの方のために何年もアズカバンで過ごしたこの私が!」

「その素振りはまさにご立派」と言うスネイプにベラトリックスが「私が吸魂鬼に耐えている間お前はホグワーツに居残ってゆくゆくとダンブルドアに寵愛されていた」と恨み節を言うとスネイプはそれは少し違うと言うのです。

ダンブルドは我輩に「闇の魔術に対する防衛術」の教職を与えなかった。それはぶり返しに繋がる。つまり自分がこの教職に就くと昔に引き戻されるとダンブルドアは思ったようだ。するとベラトリックスは皮肉を交えて・・・

「では何故それからずっとあそこに居残っていたのだ?死んだと思ったご主人様のためにダンブルドアのスパイを続けたとでも?」

スネイプは「いいや」と答えたその後に「ただし我輩が職を離れなかった事を闇の帝王はお喜びだ」とも答えたのでした。あの方が戻られた時に我輩はご帰還祝いの贈り物としてダンブルドアに関する16年分の情報を持っていた。

それはアズカバンの不快な思い出の垂れ流しよりかなり役に立つものだ。しかしお前は居残った。こう言うベラトリックスにスネイプは初めて苛立ちの色をその顔に覗かせると「そうだ。居残った」と答えました。その理由は?

我輩にはアズカバンのお勤めより好ましい居心地の良い仕事があった。知っての通り死喰い人狩りが行われていた。ダンブルドアの庇護で我輩は監獄に入らずに済んだ。好都合だったという事で我輩はそれを利用したと言うのです。

闇の帝王は我輩がホグワーツに居残った事をとやかくおっしゃらない。だからスネイプは何故ベラトリックスがその事を責めるのかの理由が分からないとそう言うのです。この後も引き続きベラトリックスへの説明は続きます。

今日の最後に
闇の帝王すなわちヴォルデモート卿はセブルス・スネイプにホグワーツ魔法魔術学校に教師として勤めアルバス・ダンブルドアをスパイするようにと命じた。ところがヴォルデモートはその直後に消え去る事になってしまった。

ヴォルデモートが姿を消すと死喰い人狩りが行われた。しかしスネイプはダンブルドアの庇護でアズカバンに入らずに済んだ。その時の事をベラトリックスに話す時スネイプはその顔に初めて苛立ちの表情を見せていますよね。

やはりそれは「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就けなかったからなんでしょうか?その理由としてスネイプは自分がこの教職に就いたら昔に引き戻されるとダンブルドアは思ったようだとそうベラトリックスに答えています。

嘘と真実を上手に使い分けているスネイプですが「この理由」は正直にそう言っているようなそんな気が私はしますね。

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