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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーは考えに考え抜いた末にドラコ・マルフォイが父親のルシウス氏に代わって死喰い人になったとの結論に達しました。しかしロンとハーマイオニーはハリーの話に全く乗って来てくれません。そこでハリーがした事とは?そしてホグワーツ特急でネビルと再会したハリーが抱いた思いとは?(全3項目)

3-1.夏休み最後の一週間を
夏休み最後の一週間のほとんどをハリーは「夜の闇横丁」のボージン・アンド・バークスでのドラコ・マルフォイの行動の意味を考えて過ごしました。店を出た時のマルフォイの満足気な表情がどうにも気がかりだったからです。

マルフォイをあそこまで喜ばせる事が良い話であるはずがありません。ところがロンもハーマイオニーも残念な事にハリーほどマルフォイの行動に関心を持っていないようで数日経つと2人ともその話に飽きてしまったようです。

ロンもハーマイオニーも反応しないのでハリーが1人で話し続けるなどという事になったりもしました。でもマルフォイは何かを企んでいる。自分たちはそれを真剣に考えるべきだと思う。あいつの父親は死喰い人なんだから。

すると「あいつの父親は死喰い人」と言ったその時ハリーは突然言葉を切って口が大きく開きました。驚くべき考えが閃いたからです。それはドラコ・マルフォイが父親のルシウス氏に代わって死喰い人になったという事でした。

しかしロンもハーマイオニーもそれについては極めて否定的でそれは絶対にないと言い切るのです。マルフォイはまだ16才だからヴォルデモートが入れるわけがないとロンは言うしハーマイオニーも到底ないとそう言うのです。

何故そんな事が言えるのか?ハリーの根拠はマダム・マルキンの洋装店でマダムがあいつの袖をまくろうとしたら腕には触れなかったのにマルフォイは叫んで腕をぐいっと引っ込めた。その引っ込めたのは左のほうの腕だった。

それにあいつはボージンに何かを見せた。ボージンがまともに怖がる何かだ。それは「闇の印」だったんだ。間違いない。つまりあいつの左腕には「闇の印」が焼きつけられている。だからドラコ・マルフォイは死喰い人なんだ。

ハリーがそうだと言っても依然としてロンとハーマイオニーは「ドラコ・マルフォイ死喰い人説」については引き続き否定的でした。それでもハリーは自分の考えは絶対に間違いないと確信するに至ったというわけなんですよね。

3-2.アーサー氏に
こうして「ドラコ・マルフォイは何を企んでいるのか?」の結論が出ないまま新学期初日を迎えました。やはり「隠れ穴」には迎えの車が来ましたがキングズ・クロス駅で待っていたのは陽気なハグリッドではありませんでした。

待っていたのはマグルの黒いスーツを着込んだ厳めしい髭面の闇祓いが2人でした。ホームに入った所でハリーはとっさに心を決めると見送りに来ていたアーサー氏に「ちょっとお話していいですか?」と声をかけたのでした。

アーサー氏は少し驚いたような顔をしましたが「いいとも」と言ってハリーの後に従いて来てくれました。ハリーは慎重に考え抜いた末に誰かに話すのであればアーサー氏がその人だという結論に達していました。その理由は?

第1にアーサー氏は魔法省で働いているのでさらに調査をするには一番好都合な立場にいる。第2にアーサー氏なら怒って爆発する危険性があまりない。僕たちがダイアゴン横丁に行った時とハリーが話し始めるとアーサー氏は?

「フレッドとジョージの店の奥にいたはずの君とロン、ハーマイオニーが実はその間どこに消えていたのかそれを聞かされるという事かね?」

アーサー氏が機先を制してこう言うのでハリーは驚いて「どうしてそれを?」と訊きました。するとアーサー氏はハリーに「何を言ってるんだね。この私はフレッドとジョージを育てたんだよ」と言ってみせたというわけです。

そこでハリーは「透明マント」を使ってドラコ・マルフォイを追っていたとアーサー氏に話しました。それは「マルフォイが何かを企んでいる」と思ったからなんです。その間アーサー氏は呆れながら面白がっているようでした。

ハリーはそれを無視して話し続けました。あいつは母親を上手く撒いたんです。そのわけが知りたかった。それを聞いてアーサー氏は「そりゃそうだ」と追跡したくなるのはしかたがないだろうというそういう言い方をしました。

「それで?何故だか判ったのかね?」と訊くアーサー氏に「あいつはボージン・アンド・バークスの店に入りました」と答えました。そしてあそこのボージンという店主を脅し始めて何かを修理する手助けをさせようとしていた。

それからもう1つ別な物を保管しておくようにとボージンに言っていた。つまり修理が必要な物と同じ種類の物のような言い方でした。それからマダム・マルキンがあいつの左腕に触ろうとした時には物凄く飛び上がっていた。

だからあいつは「闇の印」を刻印されていると思います。父親の代わりにあいつが死喰い人になったんだと思います。ドラコ・マルフォイは父親の代わりに死喰い人になった。それを聞いてアーサー氏はきょっとしたようでした。

しかしアーサー氏もまたロンとハーマイオニーと同意見で「例のあの人」つまりヴォルデモートが16才の子を受け入れるとは思えないと言ったのでした。さらにアーサー氏には魔法省に勤めているからこその理由があったのです。

それはルシウス・マルフォイが逮捕された時に我々つまり魔法省は館を強制捜査した。危険だと思われる物はその強制捜査の際に持ち帰ったんだそうです。だからハリーの言い分も判るが企む余力はもはや残っていないのでは?

アーサー氏はハリーにそう言いたいようでした。

3-3.ネビルを見て
とにかく何とかしてドラコ・マルフォイの企みを突き止め阻止しなくてはいけない。その思いからハリーは魔法省に勤めるアーサー氏に調べてくれるよう依頼したというわけです。そして急いでホグワーツ特急に乗り込みました。

すると何とハリーは1人取り残されてしまいました。ロンとハーマイオニーは監督生なので先頭の車両に行ってしまいジニーは先学期末から付き合い始めたディーン・トーマスに会うからとそっちのほうへ行ってしまいました。

ハリーが瞬きをしてあたりを見回すとうっとりとした眼差しの女の子たちに周りを囲まれていました。新聞で「選ばれし者」と散々書き立てられてしまったのでハリーを取り巻く環境は一年前とは全くの逆になっていたのでした。

すると背後で「やあハリー」と聞き覚えのある声がしました。ハリーはほっとしました。振り返るとそこにいたのはネビル・ロングボトムとルーナ・ラブグッドの2人でした。先学期末に魔法省の神秘部で共に戦った仲間でした。

ハリーは2人に「席を探そう」と言って無言で見つめる生徒たちの群れの中を歩き始めました。そしてようやく空いているコンパートメントを見つけ一緒に中に入りました。ネビルが自分とルーナを指してこう言ったのでした。

「みんな僕たちの事まで見つめてる。僕たちが君と一緒にいるから!」

トランクを荷物棚に上げながらハリーは2人に「みんなが君たちを見つめてるのは君たちも魔法省にいたからだ」と言いました。さらにあそこでの僕たちの冒険が「日刊予言者新聞」に書きまくられていたとハリーが言うと?

ネビルはあんなに書き立てられてばあちゃんが怒ると思った。ところがその逆におばあさんのオーガスタ夫人はネビルがやっとお父さんに恥じない魔法使いになり始めたとそれは喜んで何と新しい杖を買ってくれたのだそうです。

ヴォルデモートはネビルの幼年時代にもハリーと同等の暗い影を落としていました。でもハリーの持つ運命が紙一重でネビルのものになる所だったという事をネビルは全く知りません。予言はネビルに当て嵌まる可能性もあった。

それなのにヴォルデモートは何故なのか計り知れない理由でハリーこそが予言が示唆した者だと考えた。ヴォルデモートがネビルを選んでいれば今ハリーの向かい側に座るネビルが稲妻形の傷と予言の重みを持つ者になっていた。

いやそうだろうか?ネビルの母親はリリーがハリーのために死んだようにネビルを救うために死んだのだろうか?きっとそうしただろう。でもネビルの母親が息子とヴォルデモートの間に割って入る事ができなかったとしたら?

その場合には「選ばれし者」は存在さえしなかったのでは?様々な思いが交錯して呆然としてしまいハリーはネビルに「大丈夫?何だか変だよ」と言われてしまったのでした。そんなハリーの様子を見てルーナはこう言いました。

「ラックスパートにやられた?」

ラックスパートというのは目に見えない。耳にふわふわと入って行って頭をボーっとさせる奴なんだそうです。

今日の最後に
ハリーがダイアゴン横丁に買い物に行った時には魔法省はハリーの懸念通り闇祓いの大部隊を送り込もうとしたそうですがダンブルドアの粋な計らいで追加の警護員はハグリッドだけでした。そしてキングズ・クロス駅では?

そこに待ち受けていたのはマグルの黒いスーツを着込んだ厳めしい髭面の闇祓いが2人でした。ここでは警護員の目をかいくぐってハリーたちが何かをする必要がなかったのでダンブルドアは何も言わなかったというわけです。

ハリーはロンとハーマイオニーが自分の話に全く乗って来てくれないのでドラコ・マルフォイの事を魔法省に勤めるアーサー氏に話しました。しかしハリーにとっては極めて残念な事に真相の解明は遅々として進みませんでした。

今学期のほぼ全期間に渡ってハリーの脳裏にはドラコ・マルフォイへの疑念が引っかかり続ける事になるんですよね。

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