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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ついにスネイプが念願だったあの教職に就いた!衝撃の知らせから一夜が明けましたがハリーはそのお陰で一旦は諦めていた「魔法薬学」を履修できる事になりました。そしてそのスラグホーンの初授業でハリーは思ってもみなかった褒美を手にする事ができたのです。それは?(全3項目)

3-1.早速最初の土曜日に
ついにスネイプが念願の「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就いた。衝撃の知らせから一夜が明けました。ハリーにとっては憤懣やるかたない出来事でしたが実を云うと思ってもみなかった幸運がハリーに巡って来たのでした。

6年生はこれまでと比べて時間割を配る作業が複雑でした。ふくろう試験の結果により個々の生徒が履修する科目が違うからです。何と「魔法薬学」の教師がホラス・スラグホーンに代わってハリーは履修できる事になりました。

その理由はふくろう試験でスネイプは最高の成績つまり「優・O」を取らないと駄目なのに対してスラグホーンは「良・E」の生徒も喜んで受け入れる。そのため「良・E」だったハリーも「魔法薬学」を取れる事になったのです。

ハリーが寮監のマクゴナガル先生に取れるとは思っていなかったので教科書も材料も何も買っていないと言うとマクゴナガル先生からは「スラグホーン先生が何か貸してくださると思います」という答えが返って来たのでした。

そういう事だったのでハーマイオニーが今学期最初に受けた授業は「古代ルーン文字」でした。そしてハリーとロンはあのスネイプの「闇の魔術に対する防衛術」でした。そこで何とハリーは早速罰則を科されてしまいました。

その日の授業でスネイプが取り上げたのは「無言呪文」でした。当然それができる生徒などほとんどいません。ハリーに呪いをかけるはずのロンは唇を固く結び顔を紫色にしていました。そこにスネイプが割り込んで来たのです。

スネイプが「我輩が手本を」と言うが早いがあまりに素早く杖を向けて来たのでハリーは無言呪文の事など完全に忘れ本能的に反応をすると「プロテゴ!護れ!」と叫びました。ハリーがスネイプに放った呪文は大変強烈でした。

そのためスネイプはバランスを崩して机にぶつかりました。スネイプが「我輩が無言呪文を練習するように言ったのを憶えているのか」と言うとハリーは自分が何を言っているのかを考える間もなくこう言ったというわけです。

「はい先生。僕に先生なんて敬語をつけていただく必要はありません。先生」

これを聞いてハーマイオニーを含む何人かは息を呑みました。しかしスネイプの背後ではロンにディーン・トーマスとシェーマス・フィネガンの3人が「よくぞ言った!」とばかりに笑顔を見せていました。そこでスネイプは?

「罰則。土曜の夜。我輩の部屋」

こう言った後スネイプはさらに「何人たりとも我輩に向かって生意気な態度は許さんぞ」と言いました。それはたとえハリーが「選ばれし者」であってもなんだそうです。ハリーが怒ったのは自分を見本にしようとしたからです。

つまり他の生徒ではなくて意図的に自分を選んだ。ハリーがそう言って怒っていると去年クィディッチのグリフィンドール・チームのメンバーだったジャック・スローパーが声をかけて来て羊皮紙の巻紙をハリーに渡しました。

それはダンブルドアからでした。土曜日の午後8時から校長室で個人教授を始めると綴られていたのでした。

3-2.ホラス・スラグホーンの初授業
そしてその日の午後にはホラス・スラグホーンの初授業がありました。ハリーたち3人は二時限続きの「魔法薬学」の授業を受けにこれまで長い間スネイプの教室だった地下牢教室に向かって通い慣れた通路を下りて行きました。

教室の前に並んで見回すとふくろう試験で「良・E」以上の成績を取れたのは僅か12人だという事が判りました。スリザリンはドラコ・マルフォイとブレーズ・ザビニを含む4人が残っていました。レイブンクローも4人でした。

ハッフルパフはアーニー・マクミラン1人だけでした。グリフィンドールのハリーたち3人を加えて合計12人というわけです。スリザリン生4人とレイブンクロー生4人そしてハリーたちとアーニーが1つのテーブルを取りました。

スラグホーンが12人の生徒たちに秤と魔法薬キットと「上級魔法薬」の教科書を出すようにと言いかけた所でハリーが手を挙げて魔法薬学が取れないと思ったから自分は本も秤も何も持っていません。ロンもですと言いました。

するとスラグホーンはマクゴナガル先生がそうおっしゃっていた。心配には及ばん。全く心配ない。今日は貯蔵棚にある材料を使うといい。秤も問題なく貸してあげられるし古い教科書が何冊か残っていると言ってくれました。

フローリシュ・アンド・ブロッツに手紙で注文するまではそれで間に合うだろう。スラグホーンは最後にこう言うと隅の戸棚まで歩いて行ってその中から相当にくたびれた感じの「上級魔法薬」を二冊引っ張り出して来ました。

そしてスラグホーンは黒ずんだ秤と一緒にそのリバチウス・ボラージ著の「上級魔法薬」の本をハリーとロンに渡しました。それからスラグホーンは教室の前に戻ると「さーてと」と言って12人の生徒に向かって話し始めました。

みんなに見せようと思って幾つか魔法薬を煎じておいた。ちょっと面白いと思ったのだそうです。調合はした事がなくても名前ぐらいは聞いた事があるはずだ。そして最後に「これが何だか判る者はおるかね?」と言うと・・・

スラグホーンはスリザリンのテーブルに一番近い大鍋を指しました。一見すると単純に湯が沸いているように見えます。手を挙げる修練を十分に積んでいるハーマイオニーの手が真っ先に天を突きスラグホーンが指名しました。

「真実薬です。無色無臭で飲んだ者に無理やり真実を話させます」

ハーマイオニーがこう答えるとスラグホーンはうれしそうに「大変よろしい。大変よろしい!」と言いました。そしてその次に「さて」と言うとスラグホーンはレイブンクローのテーブルに近い大鍋を指してこう言ったのでした。

「ここにあるこれはかなりよく知られている。最近魔法省のパンフレットにも特記されていた」

こう言った後にスラグホーンが「誰か?」と呼びかけるとまたしても手が挙がったのが一番早かったのはハーマイオニーだったのです。そしてハーマイオニーは「ポリジュース薬です」と答えました。ところがだったんですよね。

最後にスラグホーンが指し示した「アモルテンシア。魅惑万能薬」すなわち世界一強力な愛の妙薬までもハーマイオニーが答えてしまったのです。そこでスラグホーンは「君のお名前を聞いてもいいかね?」と言ったのでした。

ハーマイオニーが姓名を言うとスラグホーンは「超一流魔法薬師協会」の設立者ヘクター・ダグワース・グレンジャーと関係ないかと訊いて来ました。ハーマイオニーは私はマグル生まれなので関係ないと思いますと答えました。

「ほっほう!僕の友達の1人もマグル生まれです。しかもその人は学年で一番です!」

こう言った後スラグホーンはハリーに察する所この人がまさに君の言っていた友達だねと言って来たのでした。ハリーが「そうです」と答えると何とスラグホーンはグリフィンドールに対し「20点」のボーナス点をくれたのです。

「魔法薬学」の授業でグリフィンドールにボーナス点だなんて昨年度までなら考えられない事というわけなんですよね。

3-3.フェリックス・フェリシス
アモルテンシアこと魅惑万能薬についてひとしきり話した後にスラグホーンは「さてそれでは実習を始めよう」と呼びかけました。するとアーニーが「先生。これが何かをまだ教えてくださっていません」とそう言ったのでした。

それはスラグホーンの机に置いてある小さな黒い鍋で中の魔法薬はしぶきが楽しげに撥ねているというのに一滴もこぼれていません。するとここでスラグホーンの「ほっほう」という口癖が出ました。忘れていたのでしょうか?

スラグホーンはこの魔法薬を忘れていたわけではなく劇的な効果を狙って誰かが質問するのを待っていた。そうに違いないとハリーは思いました。それは興味深い一癖ある魔法薬でフェリックス・フェリシスというんだそうです。

ハーマイオニーは知っていたようで魔法薬の名前を聞くとアッと声を上げて息を呑みました。この魔法薬は調合が恐ろしく面倒で間違えると惨憺たる結果になる。しかし正しく煎じれば全ての企てが成功に傾いて行くそうです。

薬効が切れるまでは飲んだ人に幸運をもたらす。そういう魔法薬なのだそうです。ただしあまり頻繁に飲み過ぎると有頂天になったり無謀になったり危険な自己過信に陥って毒性が高いのでほんの時々飲むのがコツとの事でした。

そして何とスラグホーンは今日の実習で「生ける屍の水薬」を一番上手く調合できた者にこのフェリックス・フェリシスの12時間分の幸運に十分な量の小瓶1本を褒美として提供すると告げたのです。それを聞いて生徒たちは?

効果はそれはもう抜群で生徒全員が背筋を伸ばし押し黙ってしまいました。スラグホーンが「さあ始め!」と言うとマルフォイは「上級魔法薬」を夢中でめくっていて「幸運な日が欲しい!」と思っているのは一目瞭然でした。

ハリーも急いでスラグホーンが貸してくれたボロボロの「上級魔法薬」を覗き込みました。ところが前の持ち主がページ一杯に書き込みをしていたので教科書の指示が判読しにくくハリーはそれに苛立つ事となってしまいました。

前の所有者は何故か「催眠豆」の切り方の指示に難癖をつけ「銀の小刀の平たい面で砕け。切るより多くの汁が出る」と書き込んでいました。ところが驚く事に小刀の平たい面で砕くと確かにそれは大量の汁が出て来たのです。

全部すくって大鍋に入れると薬はたちまち教科書通りのライラック色になりました。前の所有者を不快に思う気持ちは瞬時に吹き飛びました。教科書は薬が水のように澄んで来るまで時計と反対回りに攪拌すると書かれています。

しかし追加された書き込みでは「7回攪拌する毎に1回時計回りを加える」とあります。ハリーが思い切って時計回りの攪拌を加えると効果がたちまち現れ薬はごく淡いピンク色に変わりました。ハリーのを見てスラグホーンは?

「紛れもない勝利者だ!」

ハリーの水薬を見た途端スラグホーンは「信じられない!」という喜びの表情を顔に広げ地下牢教室中に響き渡る声でこう言いました。こうしてハリーはフェリックス・フェリシスを獲得する事ができたというわけなんですよね。

今日の最後に
スネイプはふくろう試験の成績が「優・O」じゃないと駄目。その一方スラグホーンは「良・E」でも受け入れる。こうしてハリーは先生がスネイプからスラグホーンに代わったお陰で「魔法薬学」を履修できる事になりました。

そしてハリーはそのスラグホーンの初授業で幸運の液体フェリックス・フェリシスを獲得しました。それはスラグホーンから借り受けた「上級魔法薬」の前の所有者の指示通りに「生ける屍の水薬」を調合したからなんですよね。

つまりダンブルドアが夏休みにハリーに「上級魔法薬」の本を買わせなかったのはこの書き込みが入った「上級魔法薬」の本をハリーが手にするよう策を施したというわけです。だからウィーズリー夫妻に緘口令を敷いたのです。

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