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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

トム・マールヴォロ・リドルはミセス・コールが言うには「おかしな男の子ですよ」との事でした。一体どんな風におかしいのか?それは「こんな事を言ったらあの子はそのホグワーツという学校に入れなくなるのでは?」とミセス・コールが危惧を抱くほどのようなのです。(全3項目)

3-1.おかしな男の子
「おかしな男の子ですよ」こう言うミセス・コールにダンブルドアは「ええそうではないかと思いました」と言葉を返しました。ミセス・コールによればトム・リドルは赤ん坊の時もおかしくほとんど泣かなかったんだそうです。

そして少し大きくなるとあの子は変でねえ。こう言うミセス・コールにダンブルドアは「変というとどんな風に?」と穏やかに訊きました。するとミセス・コールは「そうあの子は」と言いかけた所で一旦言葉を切りました。

ミセス・コールは詮索するようにちらりとダンブルドアを見ました。その眼差しには曖昧にぼけた所がまるでありませんでした。そして「あの子は間違いなくあなたの学校に入学できるとそうおっしゃいました?」と訊きました。

その問いにダンブルドアは「間違いありません」と答えました。するとミセス・コールは「あたしが何を言おうとそれは変わりませんね?」と訊いて来ました。ダンブルドアは「何をおっしゃろうとも」と重々しく言いました。

信用すべきかどうか考えているようにミセス・コールは目を細めてダンブルドアを見ました。やはり当然ダンブルドアが記憶修正を施さなくてはならないほどの鋭い女性だからというわけです。そして熟慮の末に出した結論は?

どうやらこれだけ念を押したのだから信用しても大丈夫だと判断をしたようでした。ミセス・コールはトム・リドルが一体どんな風におかしな男の子なのかという事をダンブルドアに一気に話し始めたというわけなんですよね。

3-2.孤児院でのトム・リドルは?
ミセス・コールが言うには「あの子は他の子供たちを怯えさせます」との事でした。ダンブルドアが「いじめっ子だと?」と訊くとミセス・コールは「そうに違いないでしょうね」と言い少し顔をしかめました。ところがでした。

現場を捉えるのが非常に難しい。事件がそれも気味の悪い事が色々と起ったんだそうです。ミセス・コールがこう言ってもダンブルドアは深追いをしませんでした。しかしそれでもミセス・コールの話に興味を持ったようでした。

例えばビリー・スタッブズの兎の件。トムもやっていないと口では言ったしミセス・コールにも「あの子がどうやってあんな事ができたのか?」が分らないと言うのです。何と兎が自分で天井の垂木から首を吊ったのだそうです。

もしあの子が兎を天井の垂木から吊るしたのだとすると「どうやってあそこに上ってそれをやったのか?」は判じ物だと言うのです。ミセス・コールが知っているのはその前日にあの子とビリーが口論した事だけだと言うのです。

それからそれは夏の遠足の時だったんだそうです。1年に1回子供たちを田舎とか海辺に連れて行くのだそうです。そしてエイミー・ベンソンとデニス・ビショップはそれからずっとどこかおかしくなったとの事なんだそうです。

この2人から聞き出せた事と云えばトム・リドルと一緒に洞窟に入ったという事だけだった。そのトムは探検に行っただけだとそう言い張ったのだそうです。しかしミセス・コールは間違いなくそこで何かが起ったと言うのです。

ミセス・コールによればこの2つはほんの一部の例で他にも色々とおかしな事があったんだそうです。だから「あの子がいなくなっても残念がる人は多くないでしょう」とミセス・コールはダンブルドアにそう言ったのでした。

「当然お判りいただけると思いますがトムを永久に学校に置いておくというわけではありませんが?ここに帰って来る事になります。少なくとも毎年夏休みに」

夏休みにここに帰って来るのは問題ないのか?こう訊くダンブルドアにミセス・コールは「ああ。ええ。それだけでも錆びた火掻き棒で鼻をぶん殴られるよりはましという奴ですよ」と言って了承したというわけなんですよね。

ジンの瓶は三分の二が空になっていたのに立ち上がったミセス・コールは結構シャンとしてました。そしてダンブルドアに「あの子にお会いになりたいのでしょうね?」と言いダンブルドアも「ぜひ」と言って立ち上がりました。

3-3.いよいよ対面!
ミセス・コールは事務室を出てダンブルドアを石の階段に案内しました。孤児たちは誰もが同じ灰色のチュニックを着ています。まあまあ世話が行き届いているものの子供たちが育つ場所としては暗いという事は否定できません。

ミセス・コールは「ここです」と言って二番目の踊り場を曲がり長い廊下の最初の扉の前で止まりました。扉を二度ノックして部屋に入るとミセス・コールは「トム?お客様ですよ」とダンブルドアが来訪した事を告げました。

ハリーと2人のダンブルドアが部屋に入るとミセス・コールはその背後で扉を閉めました。殺風景な小さな部屋で古い洋箪笥に木製の椅子が一脚と鉄製の簡易ベッドしかありません。灰色の毛布の上にかの少年が座っていました。

本を手に両脚を伸ばして座っています。トム・リドルの顔にはゴーント一家の片鱗さえありません。母メローピーの末期の願いは叶いました。ハンサムな父親のミニチュア版でした。11才にしては背が高く黒髪で蒼白い顔でした。

トム・リドルは僅かに目を細めダンブルドアの異常な格好をじっと見つめました。一瞬の沈黙が流れダンブルドアは「初めまして。トム」と言うと近づいて手を差し出しました。トム・リドルは躊躇したものの握手に応じました。

ダンブルドアは木製の椅子をリドルの傍らに引き寄せて座り2人は病院の患者と見舞い客のような格好になりました。ダンブルドアが「私はダンブルドア教授だ」と名乗るとリドルは「教授?」と繰り返しました。その顔には?

リドルの顔には警戒の色が走りました。そして「ドクターと同じようなものですか?何しに来たんですか?あの人が僕を看るように言ったんですか?」と言いながら今しがたミセス・コールがいなくなった扉を指差したのでした。

こうして対面を果たしたトム・リドルとダンブルドアだったのですがトム・リドルの口からは衝撃的な言葉が飛び出す事になったのでした。

今日の最後に
少し大きくなるとあの子つまりトム・リドルは変だった。そこでダンブルドアはミセス・コールに「どんな風に?」と訊きました。ところがミセス・コールは「そうあの子は」と言いかけた所で言葉を切ってしまったんですよね。

その理由は「こんな事を言ったらあの子はそのホグワーツという学校に入れなくなるのでは?」と考えたからです。しかしむしろダンブルドアにとってはトム・リドルのそういう話は大歓迎だったんじゃないかなとそう思いますね。

両親がマグル又はハリーのように親が2人とも死んでしまったなどの何らかの事情でマグルの中で育てられたため自分が魔法使いだという事を知らなかった人はそうとは知らずに魔法力を使っていたというのはよくある事です。

したがってミセス・コールの思いとは裏腹にダンブルドアにしてみれば「そういう話が聞けるのではないか?」と期待をして孤児院に来た。つまりはダンブルドアにしてみれば「やっぱり出て来たか!」というわけなんですよね。

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