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七週間に渡る超ロングランの第6巻「謎のプリンス」のアルバス・ダンブルドアの前編がようやく終わって今週はその前にやっていた私が好きな紅茶を飲むシーンの後半をやってみる事にしました。2年生の時はハリーに迷惑をかけてばかりの屋敷しもべ妖精のドビーだったのですが・・・(全3項目)

3-1.ドビーとの再会
ハリーが屋敷しもべ妖精のドビーと初めて会ったのは12才の誕生日の事でした。その日は折悪くダーズリー一家にとってそれはそれは大事なお客様が来る日でハリーは決して音を立ててはいけないとのお達しを受けていたのです。

にも関わらずドビーは大声で泣き喚いたり窓ガラスや壁に激しく頭を打ちつけたり耳を劈くような叫び声を上げながら電気スタンドで自分の頭を殴ったりもしました。さらにはハリー宛の手紙を全てストップしていたんですよね。

こうすればハリー・ポッターは友達に忘れられたと思うかもしれない。何故ドビーはそこまでしたのか?そして一体何のためにプリベット通り4番地に来たのか?ドビーはハリーに警告をするためにやって来たとそう言うのです。

ホグワーツに世にも恐ろしい事が起こるよう罠が仕掛けられている。ハリーは大事なお方だから失うわけにはいかない。だからドビーは絶対に決して学校に戻ってはいけないとハリーに言ったのでした。それを聞いてハリーは?

ハリー・ポッターは学校に戻らないと言わなければなりません。そう言うドビーにハリーは「言えないよ」と答えました。ドビーは浮遊術でペチュニア叔母さんの傑作デザートを木っ端微塵にして立ち去って行ってしまいました。

ハリーは魔法省から公式警告状を受け未成年の魔法使いは学校外で魔法を使ってはいけないという事を知ったバーノン叔父さんはハリーを部屋に閉じ込めました。ハリーは餓死寸前に追い込まれてしまいましたが助けが来ました。

フレッドにジョージとロンのウィーズリー3兄弟が自分たちの家「隠れ穴」に連れて帰ったのです。ドビーは新学期初日の9月1日にもキングズ・クロス駅の9と3/4番線の入口を塞いでハリーの登校を阻止しようとしたのでした。

しかしハリーはロンとアーサー氏が所有する空飛ぶフォード・アングリアに乗って学校に行ってしまいました。すると確かにホグワーツでは管理人アーガス・フィルチの飼い猫ミセス・ノリスを皮切りに次々と犠牲者が出ました。

マグル生まれの生徒が襲われる事件が連続して起きたのです。しかしハリーにロンとハーマイオニーが「秘密の部屋」の謎を解き明かし事件は解決しました。そしてハリーが「秘密の部屋」からの帰還を果たした直後の事でした。

ハリーの計略によってドビーはマルフォイ家から解放され自由な屋敷しもべ妖精になったのです。そんなハリーとドビーはハリーが4年生になった時に何とハーマイオニーの仲介でホグワーツの厨房で再会を果たしたんですよね。

3-2.再会
そんなドビーの近況をハリーが聞いたのは4年生の夏休みに行われたクィディッチ・ワールドカップの時でした。ハリーたち一行が貴賓席に行くとそこに屋敷しもべ妖精のウィンキーがいてドビーと知り合いだとそう言うのです。

「ドビーはどうしてる?自由になって元気にやってる?」とハリーが訊くとウィンキーからはハリーがドビーを自由にした事はドビーのためになったかどうか分らないと言うのです。ドビーは自由になって頭がおかしくなった。

身分不相応の高望みをしている。仕事にお手当つまり給料を貰おうとしているので勤め口が見つからないそうです。ところがそう言っていたウィンキーもご主人のクラウチ氏の言いつけを守らなかったと解雇されてしまいました。

ドビーの場合は仕えていたご主人一家と考え方が水と油だったので自由になれてよかったのですがウィンキーのほうは一生仕えたいとそう思っていたのに自由にされてしまったというわけです。そこでドビーは考えたのでした。

ドビーとウィンキーが一緒に働ける所はないだろうか?するとウィンキーは屋敷しもべ妖精が2人も働けるほど仕事のある所があるのとそう訊きました。そこでドビーが思いついたのがホグワーツだったというわけなんですよね。

そしてドビーとウィンキーはダンブルドア校長先生に会いに来てダンブルドア校長先生は2人を雇ってくれたそうです。そしてさらにダンブルドア校長先生はドビーがそう望むのならお給料を払っていいとおっしゃったそうです。

こうしてドビーは自由な屋敷しもべ妖精になり一週間に1ガリオンと一カ月に1日のお休みをいただく事になったんだそうです。そこにハーマイオニーがやって来てドビーを見つけハリーを連れて来たとそういうわけだったのです。

それなら何故ハーマイオニーはホグワーツの厨房に来てドビーと出会ったのか?そのきっかけはやはりウィンキーと会ってそのウィンキーが目の前で解雇されて屋敷しもべ妖精が不当な扱いを受けている事に気づいたからでした。

これまでハーマイオニーはホグワーツにも屋敷しもべ妖精がいる。しかも百人以上もいるという事を知りませんでした。それを知ったのはグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の口からだったんですよね。

ポルターガイストのピーブズが厨房で大暴れして屋敷しもべ妖精がものも言えないほど怖がった。新学期初日の大広間でニックがこう言ってハーマイオニーはここホグワーツにも屋敷しもべ妖精がいる事を知ったというわけです。

自分は1人も見た事がないと言うハーマイオニーにニックは日中は滅多に厨房を離れる事はない。夜になると出て来て掃除をしたり火の始末をしたりする。存在を気づかれないのは良い屋敷しもべ妖精の証拠だとそう言うのです。

でもお給料は貰ってるわよね?お休みも貰ってるわね?それに病欠とか年金とかも?ハーマイオニーがこう訊くとニックは笑い出しました。あんまり高笑いをしたので皮一枚で繋がっている首がポロリと取れてぶら下がりました。

ニックは首を肩の上に戻すと「病欠に年金?屋敷しもべ妖精は病欠や年金を望んでいません!」と答えました。そこでハーマイオニーは「しもべ妖精福祉振興協会」なる組織を作り屋敷しもべ妖精のために立ち上がったのでした。

厨房に来たのはその活動の一環だったのです。

3-3.厨房に来た所で
ホグワーツの厨房という思ってもみなかった所でドビーと再会できたのでハリーは驚愕しましたがウィンキーもいると聞きハリーが「ウィンキーもここにいるの?」と訊くとドビーはウィンキーのいる所へ連れて来てくれました。

ドビーはレンガ造りの暖炉の前で立ち止まると指差しながら「ウィンキーでございます!」と言いました。ハリーが「やあウィンキー」と声をかけるとウィンキーは唇を震わせたかと思うと滝のように涙を流して泣き出しました。

ハリーとドビーに従いてロンと一緒にやって来たハーマイオニーが「泣かないで。お願いだから」と言うとウィンキーは前にも増して激しく泣き出しました。その一方でドビーのほうはハリーに笑いかけるとこう言ったのでした。

「ハリー・ポッターは紅茶を一杯お飲みになりますか?」

ウィンキーの泣き声に負けない大きな声でドビーがこう訊きました。ハリーが「あーうん。オッケー」と答えるとまるで待ってたかのように瞬時に6人ぐらいの屋敷しもべ妖精がハリーの後ろのほうから小走りにやって来ました。

ハリーにロンとハーマイオニーのために大きな銀の盆に載せてティーポットに3人分のティーカップにミルク入れと大皿に盛ったビスケットを持って来たのです。ロンは「サービスがいいなあ!」と感心したように言いました。

それを聞いてハーマイオニーはロンを睨みましたが屋敷しもべ妖精たちは全員がうれしそうで深々と頭を下げながら退いて行きました。ドビーが紅茶の給仕を始めた時ハリーがドビーに「いつからここにいるの?」と訊きました。

そこでドビーは「ほんの一週間前でございます」とうれしそうに答えました。ここでドビーはお給料が欲しかったのでなかなか勤め口が見つからなかったという話を始めました。すると周りにいた妖精たちの反応が変わりました。

それまで興味津々で見つめ聞き入っていた妖精たちが全員顔を背けました。まるでドビーが何か無作法で恥ずかしい事を口にしたかのようでした。しかしハーマイオニーのほうはドビーに「その通りだわ!」と言ったのでした。

一週間に1ガリオンと一カ月に1日のお休み。ハーマイオニーはそれでは少ないとそう言うのです。ところがダンブルドアは何と一週間に10ガリオンと週末を休みにするとおっしゃったんだそうです。完全週休二日制なんですよね。

人間でさえ「羨ましい!」と感嘆の声を漏らすほどの厚待遇ですよね。ドビーは「そんなに暇や金ができたら恐ろしい」と言いたげに身を震わせました。だからドビーは給料を値切ったのだそうです。ドビーは働くのが好きです。

ドビーは自由が好きでございます。でもドビーはそんなに沢山欲しくないのだそうです。ハリーたち3人が紅茶を飲んでいる間ウィンキーはほとんど泣き詰めでした。ドビーは今度は給料でセーターを買うつもりなのだそうです。

ロンはドビーの事がとても気に入ったようです。母親のウィーズリーおばさんから毎年クリスマスに送られて来るセーターをあげるとそう言ったのでした。それを聞いてドビーは大喜びでした。3人が帰り支度を始めると・・・

周りの妖精たちが大勢寄って来て寮に持ち帰ってくださいと夜食のスナックを押しつけて来ました。ハーマイオニーは妖精たちがひっきりなしにお辞儀をしたり膝を折って挨拶したりする様子を苦痛そうに見つめていたのでした。

そして押しつけられたスナックは断っていました。しかしハリーにロンはクリームケーキやパイをポケット一杯に詰め込みました。以前からフレッドとジョージは厨房から食べ物を入手していました。凄い事だとそう思っていた。

でもそんなに難しい事じゃなかったんだね。妖精たちは差し出したくてウズウズしていたんだ。今回こうして初めて厨房に来てみてロンはフレッドとジョージがしていた厨房から食べ物を入手する事は実は極めて簡単だったんだ。

その事を知ったというわけなんですよね。

今日の最後に
前述のように2年生の時ハリーを何としてもホグワーツに戻らせてなるものかと必死にしていたドビーの行為は実はハリーにとっては迷惑以外の何物でもありませんでした。まさに「贔屓の引き倒し」とはこの事というわけです。

それが雇い主がマルフォイ一家からダンブルドア校長先生に代わった途端ドビーは一転してハリーの窮地を救ってくれたり貴重な情報をもたらしてくれたりと大車輪の活躍をしてついに絶大な信頼を寄せられるようになりました。

ハリーとドビーがホグワーツの厨房で再会を果たしたこの場面はそんな2人の関係が転換する非常に重要な節目でした。だから私はこの屋敷しもべ妖精のドビーが厨房に来たハリーに紅茶を給仕するシーンが大好きなんですよね。
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