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ミセス・ノリスを襲ったのは一体誰なのか?ハリーたち3人が真っ先に疑ったのはドラコ・マルフォイでした。そこでそれを確かめるためにハリーたちが始めたのは自分たち以外の誰かに変身できるという「ポリジュース薬」の密造でした。ところがある出来事がきっかけでハリーが疑われる事に・・・(全3項目)

3-1.ドラコ・マルフォイがスリザリンの継承者?
だけど一体何者かしら?出来損ないのスクイブやマグル出身の子をホグワーツから追い出したいと願っている人物は誰でしょう?こう言うハーマイオニーの声は落ち着いていました。それまでの会話の続きのように自然でした。

するとロンがわざと頭をひねって「それでは考えてみましょう。我々の知っている人の中でマグル生まれはクズだと思っている人物は誰でしょう?」とそう言うのです。ロンがそう言うのならば考えられるのは1人しかいません。

ロンはハーマイオニーの顔を見ました。ハーマイオニーは「まさか」という顔でロンを見返しました。ハーマイオニーが「もしかしてあなたマルフォイの事を言ってるの」と言うとロンは「モチのロンさ!」とそう答えました。

マルフォイがスリザリンの継承者?こう訊きつつハーマイオニーは「それは疑わしい」という顔をしました。しかしロンのその説にハリーも乗って来ました。あの家系は全部スリザリン出身だ。あいついつもそれを自慢している。

あいつらならスリザリンの末裔だっておかしくはない。するとロンがあいつらなら親から子へ代々伝えて何世紀も「秘密の部屋」の鍵を預かっていたのかもしれないと自分の説を補強したのでした。でもどうやって証明をする?

ハーマイオニーは方法がない事はないとそう言うのです。数週間前の授業でスネイプが話していたんだそうです。それは「ポリジュース薬」という魔法薬で自分以外の誰かに変身できるのだそうです。暫くすると効き目は切れる。

だから決して姿が元に戻らなくなるなんて事はない。むしろ材料を手に入れるのがとても難しいとの事でした。何でも「最も強力な薬」という本に作り方が書いてあるそうです。ただしその本は図書室の禁書の棚に置いてある。

つまりその本を借りるには許可証に先生がサインをしなければならない。そこでハリーたちはロックハートにサインを貰う事にしました。3人の作戦はまんまと成功しました。こうして3人は「最も強力な薬」を借りたのでした。

「明日君がマルフォイを箒から叩き落としゃずっと手間が省けるぜ」

しかしロンはこう言うのです。翌日クィディッチのグリフィンドール対スリザリン戦があるからです。けれどもハリーにそんな余裕はありませんでした。ドビーがブラッジャーに細工をしてハリーは病棟に担ぎ込まれたのでした。

骨折した右腕を治してくれと頼みもしないのにロックハートが勝手に骨抜きにしてしまったのです。ハリーが骨が再生する痛みに耐えているとそこにドビーがやって来ました。そしてさらに第2の犠牲者も運ばれて来たのでした。

それはコリン・クリービーでした。

3-2.決闘クラブ
翌朝ハリーの右腕は強張っていて動きはぎこちなかったものの再生していました。マダム・ポンフリーからは朝食を食べ終わったら帰ってもよろしいと退院の許可が出ました。病棟に見舞いにも来ないなんて一体どういう了見だ。

ロンとハーマイオニーに対して当初は苦い感情を抱いたハリーでしたがパーシーが「ロンはまさかまた女子用トイレなんかにいやしないだろうね」と言うのを聞いてハリーは「ひょっとしてあそこにいるのでは?」と思いました。

2人はやはり「嘆きのマートル」のいるトイレにいてポリジュース薬の製造に取り掛かっていました。ここが薬を隠すのには一番安全だと思ったんだそうです。それに第2の犠牲者が出てしまったので製造を急がないといけない。

ロンによればマルフォイはクィディッチの試合に負けた腹いせにコリン・クリービーを襲ったとの事でした。ドビーがまたしても「秘密の部屋」が開かれたと言ったと話すとロンは以前に開いたのは父親に違いないと言うのです。

そう考えれば全て辻褄が合うというわけです。しかしポリジュース薬を完成させるには二角獣の角と毒ツルヘビの皮をスネイプ個人の薬棚から盗み出さなくてはなりません。それにクサカゲロウは21日間煎じなければなりません。

満月草は満月の時に摘まなくてはならない。つまり完成までには1ヵ月を要するのです。こうしてハリーたち3人がポリジュース薬の密造をしている内に玄関ホールの掲示板には「決闘クラブ」が始まるという告知が出されました。

一体誰が教えるのかしら?若い時決闘チャンピオンだったらしいからフリットウィック先生らしい。こう言うハーマイオニーにハリーが「誰だっていいよ。あいつでなければ」と言っていると壇上に現れたのは「あいつ」でした。

きらびやかな深紫のローブを着て後ろにいつもの黒装束のスネイプを従え舞台に現れたのは誰あろうギルデロイ・ロックハートその人でした。しかしロックハート主宰の「決闘クラブ」は無秩序な無法地帯と化してしまいました。

そのため個々の生徒を組にして決闘の練習をさせるより集まった中から2人を選んで模範演技をさせたほうがいいという事になりました。そこでスネイプが指名したのが何とドラコ・マルフォイとハリーだったというわけです。

ロックハートも「それは名案!」と同意しました。ロックハートがハリーについてマルフォイにスネイプがつきました。マルフォイは素早く杖を振り上げると「サーペンソーティア!蛇出よ!」と大声で怒鳴りました。すると?

マルフォイの杖先から長い黒蛇が出て来ました。鎌首をもたげて攻撃の態勢を取る蛇を見て周りの生徒は悲鳴を上げ後退りして行きました。するとロックハートが「私にお任せあれ!」と叫んで蛇に向かって杖を振り回しました。

ところが蛇は消え去る所か数メートル宙を飛んで再び大きな音を立てて床に落ちて来ました。そんな挑発され荒れ狂う蛇をおとなしくさせたのは何とハリーでした。ハリーが蛇に向かって「手を出すな。去れ!」と叫んだのです。

しかしハリーが蛇に向かって叫んだ言葉を理解した者はその場に1人もいませんでした。ハリーが叫んだのが蛇語だったからです。この事で学校中がハリーこそがスリザリンの継承者なのではとそう思ってしまったんですよね。

3-3.今度は2人一緒に
僕はジャスティン・フィンチ・フレッチリーを助けたんだ!蛇に攻撃を止めさせたんだ!しかし週明けの「薬草学」の授業の時にハッフルパフ生と一緒になるので説明しようと思っていたらその授業は休講になってしまいました。

休講になった事でハリーは苛立ちを募らせていました。そんなハリーの様子を見かねたハーマイオニーが「そんなに気になるんだったらこっちからジャスティンを探しに行けばいいじゃない」と言ったというわけなんですよね。

ロンとハーマイオニーは魔法チェスをしていました。そこでハリーが1人で図書室に行ってみると合同で「薬草学」の授業を一緒に受けるはずだったハッフルパフ生がいて何やら話していました。それはまさにハリーの事でした。

ジャスティンはそこにはいませんでした。ハリーがジャスティンを探していると言うとハッフルパフ生たちは「恐れていた最悪の事態が現実のものになった」という顔をしました。ハリーは本当の事を話したいとそう言いました。

けれどもハッフルパフ生たちはハリーの言う事を信じようとはしませんでした。頑なにハリーは蛇をけしかけていたと言い張るのです。ハッフルパフ生たちが自分の言う事を信じてくれないのでハリーは怒って図書室を出ました。

自分がどこに行こうとしているのかの意識もないままハリーが廊下を歩いているとハグリッドに会いました。何で授業に行かないのかと訊くハグリッドにハリーは「休講になったんだ」と答えました。その場を離れた直後でした。

ハリーは床に転がっている何かに足を取られてつんのめってしまいました。振り返って目を細めて見たその途端にハリーは胃袋が溶けてしまったようなそんな気がしました。それはジャスティン・フィンチ・フレッチリーでした。

冷たく硬直し顔には恐怖が凍りつき虚ろな目は天井を凝視しています。その隣にはもう1つハリーが今まで見た事がない不可思議なものがありました。それはハリーが絶命日パーティに出席した「ほとんど首なしニック」でした。

逃げようと思えば逃げられる。ここに自分がいた事など誰にも分りはしない。そう思ってもハリーは2人を放っておく事ができませんでした。助けを呼ばなければならない。でもこの場に僕がいるのを他の誰かがもし見たなら?

自分が全く関係ないという事を信じてくれる人がいるのだろうか?ハリーがパニック状態で突っ立っていると姿を現わしたのはポルターガイストのピーブズでした。その次に駆けつけて来たのはマクゴナガル先生だったのでした。

「現行犯だ!」

こう言ってハリーを指差したのは?

顔面蒼白のアーニー・マクミランでした。

今日の最後に
アーニー・マクミランは自分の部屋に隠れていろとそう言っていたのにジャスティン・フィンチ・フレッチリーはどうしてハッフルパフ寮を出て「ほとんど首なしニック」と共に一連の襲撃事件の犠牲者になってしまったのか?

ジャスティンは今学期最初の「薬草学」の授業でマンドレイクの植え換えをした時にハリーたち3人と一緒になりました。その際にジャスティンは3人に「イートン校に行く事が決まっていた」と話してしまっていたんですよね。

だからハリーはジャスティン・フィンチ・フレッチリーがマグル生まれという事を知っている。したがって次の標的にされてしまうかもしれない。私はジャスティンは「ここに1人でいるなんて到底耐えられない」とそう思った。

そのためアーニー・マクミランたちの所へ行こうとして寮を出て襲われてしまったと私はそう思いますね。
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