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ハグリッドはアズカバンに送られダンブルドア校長は停職になってしまいました。ところがハグリッドがくれたヒントを元にハリーとロンが「禁じられた森」の奥深くまで蜘蛛を探しに行った結果ハグリッドは無実だったという事が判明しました。さらに50年前に死んだ女子生徒が誰なのかも・・・(全3項目)

3-1.間違った人間を捕まえた
「覚えておくがよい。わしが本当にこの学校を離れるのはわしに忠実な者がここに1人もいなくなった時だけじゃ。覚えておくがよい。ホグワーツでは助けを求める者には必ずそれが与えられる」これがダンブルドアのヒントです。

「誰か何かを見つけたかったら蜘蛛の跡を追っかけて行けばええ。そうすりゃちゃんと糸口が判る。俺が言いてえのはそれだけだ」そしてこれはハグリッドのヒントです。いずれも小屋を出て行く直前に言い残していきました。

ハグリッドの蜘蛛のヒントのほうがずっと判りやすかったのでハリーは蜘蛛が苦手なロンにも嫌々ながら手伝って貰い行く先々で隈なく探しました。問題は跡をつけようにも城にはもはや蜘蛛が1匹も残っていないようなのです。

「薬草学」の授業中にようやく蜘蛛を見つけました。どうやら「禁じられた森」のほうに向かっている。しかし今は追いかけるわけにはいかない。2人は真夜中過ぎに蜘蛛を探して「禁じられた森」の奥深くに入って行きました。

そこでハリーとロンは巨大蜘蛛のアラゴグに出会いました。ところがアラゴグは卵から孵った怪物で「秘密の部屋」から出て来たのではなかったのです。城に住むその怪物は蜘蛛の仲間が何よりも恐れる太古の生き物だそうです。

ハリーが「一体その生き物は?」と訊いてもアラゴグは答えませんでした。そればかりか自ら進んでのこのこ迷い込んで来た新鮮な肉を逃がす手はないと言ってハリーとロンに襲いかかって来たのでした。まさに危機一髪でした。

しかしそこに行方不明だったアーサー氏の車が飛び込んで来てハリーとロンは何とか生き永らえる事ができたのでした。それでもハリーとロンは「禁じられた森」でアラゴグと会った事で2つの事実を知る事ができたんですよね。

1つ目はトム・リドルは間違った人間を捕まえた。ハグリッドは「秘密の部屋」を開けていなかった。部屋から出て来たと信じられた怪物アラゴグは卵から孵った怪物だった。ハグリッドは無実だったのに退校になってしまった。

2つ目は死んだ女の子はトイレで発見された。その子がそれから一度もトイレを離れなかったとしたら?まだそこにいるとしたら?もしかして?まさか?つまり「秘密の部屋」から出て来た怪物に殺害された女の子というのは?

嘆きのマートル?

3-2.マートルのトイレではなく医務室へ
「僕たちあのトイレに何度も入ってたんだぜ。その間マートルはたった小部屋3つしか離れていなかったんだ」翌日の朝食の席でロンは悔しそうにこう言いました。今は寮を一歩出れば先生が付き添うので簡単には行けません。

杖が折れているロンにとっては不幸に追い打ちという感じで学期末試験が行なわれる事が発表されましたが3日前には朗報がもたらされました。それは「とうとうマンドレイクが収穫できる!」という知らせだったんですよね。

今夜石にされた人たちを蘇生させる事ができるのでこの恐ろしい1年も犯人逮捕で終わりを迎えられるかもしれない。ロンはもう大喜びで「これでマートルに訊きそびれた事もどうでもよくなった!」とそう言っていたのでした。

その時でした。ジニーがやって来てロンの隣に座りました。何やら緊張して落ち着かない様子でした。そして「あたし言わなければならない事があるの」と言うのです。しかしジニーは口を開いても次の言葉が出て来ないのです。

ハリーが「秘密の部屋に関する事なの?何か見たの?誰かおかしな素振りをしているの?」と訊くとジニーは深呼吸をしました。ところが折悪くパーシーがやって来てジニーに食べ終わったのならどいて欲しいとそう言うのです。

ジニーは椅子に電気が走ったかのように飛び上がりパーシーのほうを怯えた目でチラッと見るなりそそくさと立ち去ってしまいました。ロンはジニーが何かを言いかけていたのにパーシーが邪魔をしたので怒ったのですが・・・

一方ハリーは明日になれば自分たちが何もしなくても全ての謎が解ける。しかしマートルと話す機会があったら逃がさないとそう思っていました。うれしい事にそれが巡って来たのです。ロックハートが付き添いだったからです。

ロックハートはこれまで何度も「危機は去った」と宣言しましたが間違っていました。でも今回は自信満々で生徒に付き添うのは全くの無駄だと思っているようでした。ロックハートはハリーたちにこうぼやいていたんですよね。

「私の言う事をよく聞いておきなさい。哀れにも石にされた人たちが最初に口にする言葉はハグリッドだったです。全くマクゴナガル先生がまだこんな警戒措置が必要だと考えていらっしゃるのには驚きますね」

こう言うロックハートにハリーが「その通りです」と言うのでロンは驚きました。ロックハートのほうは我が意を得たりという感じで生徒に付き添ったり一晩中見張りに立つ他にも色々やる事があるので手一杯と言ったのでした。

こうぼやくロックハートにロンがピンと来て「その通りです」と言って上手く繋ぎました。引率はここまでにしてはいかがですかとロンに言われてロックハートは次の授業の準備をすると言って足早に行ってしまったのでした。

しかし2人がマートルのトイレに急いでいるとマクゴナガル先生に見つかってしまいました。そこでハリーはとっさに随分長い間ハーマイオニーに会っていないので医務室に行く途中だと嘘をつきました。ところがだったのです。

ハリーはマクゴナガル先生の目に涙が光っているのを見て驚きました。マクゴナガル先生はマダム・ポンフリーには私から許可が出たと言いなさいとそう言うのです。ロンの言う通りでハリーの作り話の中では最高傑作でした。

こうして2人は医務室に向かう事に・・・

ところが!

3-3.秘密の部屋の怪物は?
マクゴナガル先生のお墨付きという事でマダム・ポンフリーは2人を中に入れましたが渋々でした。何故かというとマダム・ポンフリーが言うには「石になった人に話しかけても何にもならないでしょう」との事だったからです。

確かにハーマイオニーのそばの椅子に座ってみると2人とも「全くだ」と納得するしかありませんでした。見舞い客が来ている事にハーマイオニーが全然気づいていない事は明らかでした。ところが何と収穫はあったんですよね。

ハリーはハーマイオニーが右手に握り締めている紙切れに興味を持ちました。マダム・ポンフリーがそのあたりにいない事を確認してハリーはロンにその事を教えました。ロンはハリーに「何とか取り出してみて」と言いました。

苦心惨憺の末にハリーは何とか紙切れを取り出しました。そこには「秘密の部屋」の怪物が何なのかが書かれていました。それは一睨みで人を即死させる事ができるという毒蛇の王バジリスクの事が書かれてあったんですよね。

説明文の下には見覚えのあるハーマイオニーの筆跡で一言だけ「パイプ」と書かれてありました。これで全ての謎の答えが一気に判明したのでした。バジリスクは視線で人を死なせる。それならば何故誰も死んではいないのか?

それは誰も直接バジリスクの目を見ていないからだ。コリン・クリービーはカメラを通して見た。ジャスティン・フィンチ・フレッチリーは「ほとんど首なしニック」を通して見た。ニックはもう死んでるので二度は死ねない。

ハーマイオニーとレイブンクローの監督生ペネロピー・クリアウォーターが襲われた時には現場に手鏡が落ちているのをマクゴナガル先生が発見している。2人はその手鏡に映して見た。それならミセス・ノリスはどうやって?

「嘆きのマートル」のトイレから水が流れ出ていた。ミセス・ノリスは水に映った姿を見たんだ。もうとにかく読めば読むほど辻褄が合って来るのです。ハーマイオニーが書き添えた「パイプ」でその移動方法が判ったのでした。

バジリスクは配管を使っていた。ハリーにはバジリスクの声が壁の中から聞こえていたのです。50年前に死んだのがマートルだったら「秘密の部屋」の入口はあのトイレにあるのでは?これで全ての謎が明らかになったのでした。

そこで2人は下手な所にいるよりもという事で職員室に行きました。ところが休憩時間のベルが鳴らないのです。代わりにマクゴナガル先生の声が魔法で拡大されて廊下に響き渡りました。マクゴナガル先生はこう言いました。

「生徒は全員それぞれの寮にすぐに戻りなさい。教師は全員職員室に大至急お集まりください」

今になってまた襲われたのか?ロンは愕然として「どうしよう?寮に戻ろうか?」とハリーに訊きました。ハリーは素早く周りを見回して洋服掛けに目をつけロンと共にそこに隠れて起った事を確かめる事にしました。すると?

何と「秘密の部屋」そのものに生徒が1人連れ去られたというのです。スリザリンの継承者が再び伝言を書き残したんだそうです。一体全体「秘密の部屋」に連れ去られた生徒とは誰なのか?ロンにとってはまさに衝撃でした。

ジニー・ウィーズリーだったからです。

今日の最後に
こうして改めて第2巻「秘密の部屋」を振り返ってみるとギルデロイ・ロックハートはもちろん決して褒められた形ではないものの役に立っていますよね。2つの謎を解くのにさりげなく貢献をしているというわけなんですよね。

1つ目はバレンタインデーに配達キューピットにカードを配らせて「トム・リドルの日記に書き込みをすると返事をする」という事を知るきっかけを作ってくれましたね。2つ目は引率を辞めてくれたという事だったんですよね。

そのお陰でハリーとロンは「秘密の部屋」の怪物が毒蛇の王バジリスクだという事を知る事ができたというわけなんですよね。
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