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今週と来週の2週間に渡ってウィーズリー家の長男ビルと次男チャーリーを取り上げる事にしました。この2人はハリーがホグワーツに入学した時には既に卒業していたので名前が同時に出て来る事が多いんですよね。初めて名前が出て来たのはやはりロンの口からでした。(全3項目)

3-1.やはりロンの口から
オッタリー・セント・キャッチポール村から少し外れた所にある住居「隠れ穴」にはホグワーツ在学期間中は何と「5回」しかも最長1ヵ月半に渡って滞在するなどハリーとウィーズリー一家はまさに家族ぐるみの付き合いでした。

ハリーは初めてホグワーツ特急に乗った時も9と3/4番線への入り方をウィーズリーおばさんに教えて貰いトランクを列車に載せるのをフレッドとジョージが手伝ってくれました。そしてロンが最初の同い年の友達になりました。

1才3ヵ月の時からハリーを育てて来たダーズリー夫妻は魔法を嫌っていました。そのため自分が魔法使いだという事をハリーが知ったのはホグワーツに入る1ヵ月前でハグリッドからでした。その日はハリー11才の誕生日でした。

そういう事だったのでハリーの魔法界に関する知識は極めて乏しく同じコンパートメントに乗り合わせる事になったロンに何もかも教えて貰う事になりました。そんな話の中でロンが上に5人も兄がいる末息子だと知ったのです。

したがってホグワーツに入学するのはロンが6人目なんだそうです。しかも上の兄たちはみんな優秀なため期待に沿うのは大変というわけです。ここで今週の主役の長男ビルと次男チャーリーの事がロンの口から出たんですよね。

ビルは首席だったしチャーリーはクィディッチのキャプテンだった。今度はパーシーが監督生だ。フレッドとジョージは悪戯ばかりしているが成績はいい。みんなこの2人は面白い奴だとそう思っている。そして今年自分が入る。

ビルとチャーリーはもう卒業した。ロンがこう言うのを聞いてハリーが興味を持ったのは「魔法使いって学校を卒業してから一体何をするんだろう?」という事でした。そこでハリーはロンにこう訊いたというわけなんですよね。

「それで大きい兄さんたちは卒業してから何してるの?」

するとロンからは「チャーリーはルーマニアでドラゴンの研究。ビルはアフリカで何かグリンゴッツの仕事をしてる」という答えが返って来ました。するとホグワーツに入って最初の年にこれを聞いた事が役立つ事になりました。

3-2.ハグリッドがドラゴンを
11才の誕生日にハグリッドにとってはハリーと10年ぶりの再会を果たした時ハグリッドはハリーに「ドラゴンが飼いたい」と言っていました。するとそれから1年も経たない内にハグリッドはドラゴンを飼う事になったのでした。

「ハグリッド!図書室で何してるんだい?」

ハーマイオニーに急き立てられてハリーとロンは図書室で勉強をしていました。ハリーは「薬草ときのこ千種」でハナハッカを探していて下を向いたままでしたが音を上げたロンがこう言うので思わず目を上げたというわけです。

モールスキンのオーバーを着ていかにも場違いといった感じのハグリッドは背中に何かを隠してバツが悪そうにしかも上ずった声で「いや。ちーっと見てるだけ」と答えました。ハグリッドは一体いかなる本を借りに来たのか?

勉強にうんざりしていたロンが調べに行きました。すぐに大量の本を抱えて戻って来るとロンは「ドラゴンだよ!」と言いました。ハグリッドはドラゴンの本を探していたんだそうです。そこでハリーは2人にこう言ったのです。

「初めてハグリッドに会った時。ずーっと前からドラゴンを飼いたいと思ってたってそう言ってたよ」

するとロンが「僕たちの世界じゃ法律違反だよ」と答えました。1709年のワーロック法でドラゴン飼育は違法になったのだそうです。みんな知っている。もし家の裏庭でドラゴンを飼ったりなどしたらマグルがどうしても気づく。

どっちにしろ狂暴なのでドラゴンを手なずけるのは無理との事でした。ロンは「チャーリーがルーマニアで野生のドラゴンにやられた火傷を見せてやりたいよ」とそう言うのです。ハリーやマグルが知らないだけというわけです。

ロンが言うにはイギリスにも野生のドラゴンがいて噂を揉み消すのに魔法省が苦労しているそうです。もしマグルがドラゴンを見つけてしまったらこっちはその都度マグルにその事を忘れさせる魔法をかけているんだそうです。

1時間後に3人がハグリッドの小屋を訪ねると驚く事にカーテンが全て閉まっていました。ハグリッドは「誰だ?」と来たのがハリーたちだと確認をしてから玄関の扉を開けました。3人が中に入るとすぐにまた扉を閉めました。

ハグリッドもドラゴン飼育が違法だという事を十二分に承知しているというわけです。小屋の中はとてつもなく暑くなっていました。こんなに暑いというのに暖炉で轟々と火を燃やしていたからです。その暖炉にあった物とは?

それがドラゴンの卵でした。昨日ホグズミード村で手に入れたそうです。ハーマイオニーが卵が孵ったらどうするつもりなのと訊くとハグリッドは「それでちいと読んどるんだがな」と答えました。そのため図書室に来たのです。

「趣味と実益を兼ねたドラゴンの育て方」という本に「母親が息を吹きかけるように卵は火の中に置け」と書いてある。だから暖炉の火の中に入れてあるというわけです。ハグリッドはそれはもう楽しそうに火をくべていました。

こうしてハリーたち3人は「ハグリッドが飼育を法律で禁止しているドラゴンの卵を手に入れた」という新たな心配事を抱えてしまったのです。

3-3.チャーリーのお陰で
卵から孵ったドラゴンは見る見るうちに大きくなって行きました。すぐにハグリッドの小屋では飼い切れなくなるのは火を見るより明らかでした。それに加え卵から孵った所をドラコ・マルフォイに見られてしまったんですよね。

次の週マルフォイが薄笑いを浮かべているのがハリーたち3人は気になって仕方がありませんでした。そこで3人は暇さえあればハグリッドの所へ行って必死に説得をしました。しかしハグリッドはドラゴンを手放したがりません。

ハグリッドはドラゴンの面倒を見るのが忙しく家畜の世話もろくにしていませんでした。小屋の中もちらかっていました。ノルウェー・リッジバック種という事でハグリッドはドラゴンに「ノーバート」という名前をつけました。

俺もずっと飼っておけんぐらいの事はわかっとる。だけどほっぽり出すなんて事はどうしてもできん。ハグリッドがこう言っているとハリーが突然ロンに「チャーリー!」と呼びかけました。ハリーにある考えが閃いたのでした。

君のお兄さんのチャーリー。ルーマニアでドラゴンの研究をしている。チャーリーにノーバートを預ければいい。そうすれば面倒を見て自然に帰してくれるというわけです。それを聞いてロンは即座に名案だと賛成をしました。

ハグリッドはとうとうチャーリーに頼みたいという手紙を送る事に同意しました。ところが翌週の水曜日の事でした。ノーバートに餌をやるのを手伝っていたロンが手を噛まれてしまったのです。一週間は羽根ペンを持てない。

こう言っていたロンでしたが翌朝にはロンの手は二倍の大きさに腫れ上がりました。ロンはドラゴンに噛まれた事がバレるのを恐れ医務室に行くのを躊躇していました。しかし昼過ぎにはそんな事は言っていられなくなりました。

傷口が気持ちの悪い緑色になったのです。どうもノーバートの牙には毒があったようです。ロンは病棟に入院する事を余儀なくされました。しかし唯一の救いはその水曜日の真夜中にチャーリーから返事の手紙が届いた事でした。

手紙にはノーバートを喜んで引き受けると書いてありました。しかしやはり簡単な事ではありません。来週チャーリーの友達が訪ねて来る事になっている。そこでその人たちに頼んで連れて来て貰うのが一番いいとの事でした。

問題はその人たちが法律違反のドラゴンを運んでいる所を見られてはいけないという事だそうです。そこで土曜日の午前0時に一番高い塔にノーバートを連れて来て欲しいとの事でした。そうすれば暗い内に運び出す事ができる。

「透明マント」があるからできなくはない。僕ともう1人とノーバートぐらいなら隠せるんじゃないかな?ハリーがこう言うとロンとハーマイオニーは即座に同意しました。ハリーとハーマイオニーの2人がやる事になりました。

ロンは入院してしまったからです。ところがここでまた問題が起きてしまいました。病棟にやって来たマルフォイがチャーリーの手紙を挟んだ本を持ち去ってしまったのです。しかしハリーはハーマイオニーにこう言いました。

「いまさら計画は変えられないよ」

チャーリーに再び手紙を送る暇はないしノーバートを何とかする最後のチャンスだから危険でもやらなければならない。それにマルフォイはこちらに「透明マント」があるという事を知らない。こうして計画は強行されたのです。

しかし計画は成功しました。ハリーとハーマイオニーはチャーリーの友達にノーバートを引き渡す事ができました。マルフォイはマクゴナガル先生に捕まり「20点」を減点されたその上に罰則を食らうというおまけまでつきました。

チャーリーの4人の友達は陽気な仲間でした。4人でドラゴンを牽引できるよう工夫した道具を見せてくれました。6人がかりでノーバートをしっかりと繋ぎ止めてハリーとハーマイオニーは4人と握手をして礼を言ったのでした。

ついにノーバートは出発しました。段々遠くなっていって見えなくなりました。ドラゴンはもういない。マルフォイは罰則を受ける。ところがハリーとハーマイオニーは「透明マント」を被るのを忘れて下に降りてしまいました。

ハリーとハーマイオニーも罰則を食らってしまいました。おまけにグリフィンドールは一晩で「150点」を失いました。

今日の最後に
ホグワーツに入学した最初の週末つまり土曜日にハリーとロンが初めてハグリッドの小屋に行った時にもチャーリーの事が話題になりました。ウィーズリー家の子供たちの中でハグリッドはチャーリーが一番好きなんだそうです。

ハグリッドはドラコンのノーバートの事を「俺もずっと飼っておけんぐらいの事はわかっとる」と口では言いながら実は手放す気など全くなかったみたいなんですよね。でもハリーたちが必死に説得してやっと手放す気になった。

それはハリーの提案がノーバートをチャーリーに預けるというものだったからなんでしょうね。つまりハグリッドはチャーリーの事が好きで気に入っていた。だからこそ「そういう事ならいい」と同意する気になったんでしょう。

つまりはチャーリー様様というわけなんですよね。
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