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「今年は面白くなるぞ。いっそ休暇でも取って僕もちょっと見物に行くか」今学期ホグワーツで百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催される事になってビルはこう言っていました。すると何とダンブルドア校長がハリーの家族として招待してくれました。ところがハリーのほうは・・・(全3項目)

3-1.ハリーの家族として
「今年は面白くなるぞ」ビルがこう言っていたのは百年以上ぶりにホグワーツで三大魔法学校対抗試合が行なわれる事でした。そしてビルはさらに「いっそ休暇でも取って僕もちょっと見物に行くか」とも言っていたのでした。

すると何とダンブルドア校長が最後の「第3の課題」の時にご親切にもウィーズリーおばさんとビルをハリーの家族として招待してくれたのです。しかし来ているのがこの2人だという事をマクゴナガル先生は言いませんでした。

「代表選手の家族が招待されて最終課題の観戦に来ています。皆さんにご挨拶する機会だというだけです」

マクゴナガル先生にこう言われてハリーは唖然としました。家族と言われてハリーの脳裏に浮かぶのはダーズリー一家しかいません。しかしこの一家は魔法を非常に嫌っていてホグワーツに足を運ぶ事など到底考えられません。

家族なんていない。少なくともハリーが命を危険にさらして戦うのを見に来てくれる家族などいない。ところが図書室に行ってもう少し呪文の復習をしようかと立ち上がりかけたその時に入れと言われた小部屋の扉が開きました。

「ハリー来いよ。みんな君を待ってるよ!」

こう言って来たのはホグワーツのもう1人の代表選手のセドリック・ディゴリーでした。ハリーは完全に当惑しながら立ち上がりました。ダーズリー一家が来ているのだろうか?そう思いながら入って行くと2人がいたのでした。

ハリーが笑顔を浮かべて近づいて行くとおばさんが「びっくりでしょ!あなたを見に来たかったのよ!」と言って来ました。おばさんは屈んでハリーの頬にキスをしました。ビルのほうもハリーに笑いかけながら握手をしました。

「元気かい?チャーリーも来たがったんだけど休みが取れなくてね。ホーンテールとの対戦の時の君は凄かったって言ってたよ」

フラー・デラクールが相当関心がありそうな目で母親の肩越しにビルをちらちらと見ていました。長髪も牙のイヤリングもフラーにとっては全く問題ではないのだとハリーはそう思いました。ハリーはおばさんにこう言いました。

「本当にうれしいです。僕一瞬考えちゃった。ダーズリー一家かと」

ハリーにこう言われてウィーズリーおばさんは「ンンン」と言いながら口をギュッと結びました。おばさんはいつもハリーの前でダーズリー一家を批判するのは控えていました。でもその名前を聞くたび目がピカッと光るのです。

こうして2人が来てくれたお陰でハリーは課題直前の緊張を解きほぐす事ができたというわけなんですよね。

3-2.楽しい気分
ビルは「学校はなつかしいよ」と言うと小部屋の中を見回しました。絵の中から「太った婦人(レディ)」の友達のバイオレットがビルに向かってウィンクをしました。ホグワーツにはもう既に5年も来ていなかったんだそうです。

ビルはハリーにあのいかれた騎士のカドガン卿の絵はまだあるのかと訊いて来ました。ハリーは「あるある」と答えました。一時期レディに代わりグリフィンドール寮の入口の門番をしていたのでハリーも会っていたんですよね。

レディはウィーズリーおばさんの時代からいたそうです。ある日の朝に4時に寮に戻って来たらこっぴどく叱られたんだそうです。朝の4時まで寮の外で何をしていたの?ビルがこう訊くとおばさんは含み笑いをした後に・・・

「あなたのお父さんと2人で夜の散歩をしてたのよ。そしたらお父さん。アポリオン・プリングルに捕まってね。あの頃の管理人よ。お父さんは今でもお仕置きの痕が残ってるわ」

ビルに「案内してくれるか?」と言われてハリーは「ああ。いいよ」と答え3人は扉に向かいました。ディゴリー夫妻のそばを通った時エイモス氏がハリーに文句をつけて来ました。でもウィーズリーおばさんが一蹴しました。

エイモス氏は怒って何か言いたそうな顔をしましたが奥さんがそれを押さえてくれました。外に出るとハリーは陽光が一杯の校庭をビルにおばさんを案内して回りボーバトンの馬車やダームストラングの船を見せたりもしました。

ハリーはとても楽しく午前中を過ごしました。おばさんは自分が卒業した後に植えられた「暴れ柳」に大変興味を持ちましたしハグリッドの前の森番オッグの想い出を長々と話してくれました。温室の周りを散歩しながら・・・

ハリーが「パーシーは元気?」と訊くとビルが「よくないね」と答えました。おばさんによれば「とってもうろたえてるの」との事でした。魔法省としてはバーテミウス・クラウチ氏が消えた事は伏せておきたいと思っている。

一方パーシーはクラウチ氏が送って来た指令についての尋問に呼び出されたのだそうです。魔法省は本人が書いたものではない可能性があるとそう思っているらしい。そのためパーシーは今ストレス状態になっているそうです。

パーシーは「第2の課題」の時にはクラウチ氏に代わって審査員を務めました。しかし今日行なわれる「第3の課題」では五番目の審査員はパーシーではなくて魔法大臣のコーネリウス・ファッジが審査員を務めるとの事でした。

3人は昼食を取りに城に戻りました。するとグリフィンドールのテーブルに着いたロンがビルと母親を見て「こんな所でどうしたの?」と驚いて訊きました。おばさんは「ハリーの最後の競技を見に来た」と楽しげに答えました。

フレッドにジョージとジニーもやって来て隣に座りました。ハリーはまるで「隠れ穴」に戻ったかのように楽しい気分でした。夕方から始まる「第3の課題」の心配をする事を忘れるほどでした。ビルとおばさんのお陰で・・・

ハリーは楽しい時間を過ごす事ができたのでした。

3-3.ヴォルデモートの復活を受けて
こうしてビルとウィーズリーおばさんと3人でいる内はそれはもう楽しくて夕食後に最後の課題が控えている事など忘れるほどでした。ところがセドリックと共に優勝杯を握った途端にその状況は激変してしまったんですよね。

セドリックは殺害されハリーは目の前でヴォルデモート卿が復活を遂げるのを見てしまったのでした。復活直後のヴォルデモートと戦ったハリーは「移動キー」になっていた優勝杯で命からがらホグワーツに帰って来たのでした。

「第1の課題」の時はハリーがクリアできるようヒントもくれて味方だとそう思っていた「闇の魔術に対する防衛術」の教師マッド・アイ・ムーディが実は偽者でクラウチ・ジュニアがポリジュース薬で成り済ましていたのです。

ハリーを助けていたのはヴォルデモートの元に送り込みハリーの血を使って復活するためでした。ハリーはムーディの部屋から校長室に移動したその後にダンブルドア校長と犬の姿のシリウスと共に医務室にやって来たのでした。

ところが事もあろうに魔法大臣コーネリウス・ファッジは「どうやら諸君はこの13年間我々が営々として築いて来たものを全て覆すような大混乱を引き起こそうという所存だな!」と言ってヴォルデモート復活を否定したのです。

ファッジは優勝賞金の一千ガリオンをベッド脇のテーブルに置くと医務室から出て行きました。その姿が消えるや否やダンブルドアはハリーのベッドの周りにいる人々のほうに向き直り「やるべき事がある」と言ったのでした。

「モリー。あなたとアーサーは頼りにできると考えてよいかな?」

まず最初にダンブルドアがこう声をかけたのはウィーズリーおばさんでした。おばさんは唇まで真っ青でしたが決然とした面持ちでした。頼りにできるのかと問われて「もちろんですわ」と答えるとおばさんはこうも言いました。

「ファッジがどんな魔法使いかアーサーはよく知ってますわ。アーサーはマグルが好きだからここ何年も魔法省で昇進できなかったのです。ファッジはアーサーが魔法使いとしてのプライドに欠けていると考えていますわ」

するとダンブルドアは「ではアーサーに伝言を送らねばならぬ。真実が何かを納得させる事ができる者にはただちに知らさなければならぬ」と言いました。ダンブルドアはアーサー氏について最後にこうも言ったというわけです。

「魔法省内部でコーネリウスと違って先を見通せる者たちと接触するにはアーサーは格好の位置にいる」

ダンブルドアのこの言葉を受けてビルが立ち上がると「僕が父の所に行きます。すぐ出発します」と言いました。ダンブルドアは「それは上々じゃ」と言ってビルが即座に行動を起こしてくれた事を歓迎しました。そして・・・

「アーサーに何が起こったかを伝えて欲しい。近々わしが直接連絡すると言うてくれ。ただしアーサーは目立たぬように事を運ばねばならぬ。わしが魔法省の内政干渉をしているとファッジにそう思われると」

こう言うダンブルドアにビルは「僕に任せてください」と言いました。ビルはハリーの肩をポンと叩き母親の頬にキスをするとマントを着て足早に医務室を出て行きました。ヴォルデモートの復活を受け行動を開始したのでした。

今日の最後に
魔法大臣コーネリウス・ファッジはハリーがヴォルデモート卿が復活をしたと言っても信用できない理由として今朝の「日刊予言者新聞」でハリーが蛇語使いだという事と学校のあちらこちらで発作を起こす事を挙げていました。

それに段々言う事が大袈裟になっている。昨年の学期末には散々わけの分らない事を言っていたともファッジは言っています。それはピーター・ペティグリューが生きているとかシリウス・ブラックは実は無実だという事でした。

しかしビルはハリーのヴォルデモート卿が復活したという話を信じました。それは今朝の予言者新聞の記事を書いたのがリータ・スキーターだったからでしょうね。ビルもまたスキーターには「長髪のアホ」と書かれた事がある。

ハリーを信用するのか?それともリータ・スキーターか?そう問われれば当然ハリーのほうというわけです。それにビルは「魔法史」の授業内容も熟知しているようなので善良な蛇語使いがいる事も知っている可能性があります。

だからハリーを信用したんでしょう。
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