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10周年記念企画をやっていて通常の年より一週間遅れになりましたが今年はセブルス・スネイプを3週間に渡って取り上げる事にします。まずは記事の構成の都合により今日と明日の2回は本編に入る前に背景説明をしたいと思います。セブルス・スネイプは今年もまた念願の教職に就けませんでした。(全3項目)

3-1.今年度の「闇の魔術に対する防衛術」の教師は?
「闇の魔術に対する防衛術の新しい先生はどこかしら?」ハリーもでしたがハーマイオニーも教職員テーブルを見てこう言いました。ハリーもこれまで3人から教わりましたがこの科目の先生は1年以上長く続いた事がありません。

ハーマイオニーの言葉を聞いてハリーは教職員テーブルを端から端まで眺めましたが新顔は全くいませんでした。するとハーマイオニーは「多分誰も見つからなかったのよ」と心配そうに言いましたがそうではありませんでした。

今年度の「闇の魔術に対する防衛術」の新しい先生は食事も終りダンブルドア校長が話をしているその途中に大広間に入って来ました。黒い旅行マント姿のその男の顔が稲妻で照らし出された時ハーマイオニーは息を呑みました。

その男は長いステッキに寄り掛かり一歩毎に激しく体を浮き沈みさせながら歩いて来ました。その男の顔はハリーが今まで見たどんな顔とも違っていました。人の顔を知らない誰かが風雨にさらされた木材を削ったかのようです。

その皮膚は1ミリの隙もないほど傷痕に覆われていました。口はまるで斜めに切り裂かれた傷口に見え鼻は大きく削がれていました。しかしその男の形相が恐ろしいのは何より異様なその目のためだったというわけなんですよね。

片方の目は小さく黒く光っていました。しかしもう一方は大きくて丸いコインのようで鮮やかな明るいブルーでした。その目は一切瞬きをせず一方の普通の目とは全く無関係に上下あるいは左右に絶え間なく動いていたのでした。

その男はダンブルドアに近づくとやはり傷だらけの手を差し出しました。ダンブルドアが何かを呟き男は笑顔も見せずに頭を振り低い声で答えていましたがハリーには2人の会話は聞き取れませんでした。男が席に着くと・・・

「闇の魔術に対する防衛術の新しい先生をご紹介しよう。ムーディ先生です」

静まり返る大広間に向かってダンブルドアが明るくこう言いました。新任の先生は拍手で迎えられるのが普通でしたがダンブルドアとハグリッド以外は職員も生徒も誰1人としてしませんでした。2人の拍手もすぐに止みました。

ダンブルドアとハグリッド以外はムーディのあまりに不気味な有り様に呪縛されたかのようにただじっと見つめるばかりでした。しかし当のムーディはお世辞にも到底暖かいとは云えない歓迎ぶりにも全く無頓着のようでした。

こうしてマッド・アイ・ムーディが今年度ホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」の教職に着任したというわけなんですよね。つまりはセブルス・スネイプはまたしても「この教職の座」を逃がしてしまったというわけです。

3-2.三大魔法学校対抗試合
「先ほど言いかけていたのじゃが」身じろぎもせずにマッド・アイ・ムーディを見つめている生徒たちにダンブルドアはにこやかに語りかけました。それは今学期クィディッチが中止になるという話の後に言おうとしていました。

それは10月に始まり今学期の終わりまで続くイベントなのだそうです。先生方もこの行事のためほとんどの時間とエネルギーを費やす事になるんだそうです。しかしダンブルドアは皆がこの行事を大いに楽しむとそう言うのです。

「これから数ヵ月に渡り我が校はまことに心躍るイベントを主催するという光栄に浴する。この催しはここ百年以上行なわれていない。この開催を発表するのはわしとしても大いにうれしい」

こう前置きをした上でダンブルドアは「今年ホグワーツで三大魔法学校対抗試合を行う」と発表をしたのでした。するとフレッド・ウィーズリーが大声で「ご冗談でしょう!」と言ったのでした。それを聞いてダンブルドアは?

ムーディが到着してから大広間にずっと張り詰めていた緊張が突然解けました。ほとんど全員が笑い出しダンブルドアも絶妙の掛け声を楽しむかのように笑うとフレッドに自分は決して冗談などは言っていないと答えたのでした。

ここでダンブルドアは本当の冗談を言いかけましたがマクゴナガル先生に止められました。そこで知らない諸君のためと説明を始めました。この三大魔法学校対抗試合はおよそ七百年前に親善試合として始められたのだそうです。

ヨーロッパの三大魔法学校すなわちホグワーツにボーバトンとダームストラングの三校から代表選手が1人ずつ選ばれ3人が3つの魔法競技を争った。5年毎に三校が持ち回りで競技を主催したそうです。何故中止になったのか?

それは夥しい数の死者が出たためだったとの事でした。そのため何とか試合を再開しようと何度も試みられたもののそのいずれも成功しなかった。しかし我が国の「国際魔法協力部」と「魔法ゲーム・スポーツ」が判断をした。

今こそ再開の時だ。そして今回は1人たりとも選手が死の危険にさらされないようにと一意専心に取り組んだんだそうです。ところがそれが特にフレッドとジョージにとっては極めて残念な決定だったというわけなんですよね。

ボーバトンとダームストラングの校長が代表選手の最終候補生を連れて10月に来校し10月31日に学校代表選手の選考が行われる。優勝杯に学校の栄誉に選手個人に与えられる賞金一千ガリオンを賭けて戦うのに誰がふさわしい?

それを公明正大なる審査員が決めるのだそうです。ところが何と今回に限り「17才以上」という年齢制限を設けるとダンブルドアは言うのです。そのため来年の4月に17才になるフレッドとジョージは立候補する事ができません。

その理由は我々つまり関係者各位がいかに予防措置を取っても試合の種目が難しく危険である事から必要と判断したからなんだそうです。ところが10月31日には思ってもみなかった事態が待ち受けていたというわけなんですよね。

3-3.ホグワーツにも屋敷しもべ妖精
この夏ハーマイオニーは生まれて初めて屋敷しもべ妖精と出会いました。クィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観に行った際に貴賓席にウィンキーという屋敷しもべ妖精がいてご主人様のクラウチ氏の席を取っていたのです。

しかもウィンキーはハリーが2年生の時にマルフォイ家から自由にしてあげたドビーと知り合いでした。ところがウィンキーと話している内にハーマイオニーは屋敷しもべ妖精に関するショッキングな事実を知る事になりました。

給料も貰わずにタダ働きしている。ところが何と驚くべき事にホグワーツにも百人以上の屋敷しもべ妖精がいたのです。それはグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の何気ない一言がそのきっかけでした。

ポルターガイストのピーブズがいつものように新学期初日の祝宴に参加したいと駄々をこねてスリザリンのゴースト「血みどろ男爵」に却下された。そのためピーブズは厨房で大暴れをしたんだそうです。ところがだったのです。

「何もかも引っくり返しての大暴れ。鍋は投げるし釜は投げるし。厨房はスープの海。屋敷しもべ妖精がものも言えないほど怖がって」

ニックはこう言ったのですが最後の「屋敷しもべ妖精がものも言えないほど怖がって」が問題でした。ハーマイオニーが「屋敷しもべ妖精がここにもいるって言うの?」と訊くとニックは驚いたように「左様」と答えたのでした。

さらに驚くべき事に百人以上いるホグワーツの屋敷しもべ妖精もまた給料も貰わず休みもなしで働いていると言うのです。それはニックが言うにはホグワーツにいる屋敷しもべ妖精は給料も休みも望んでいないからとの事でした。

1人も見た事がない。こう言うハーマイオニーにニックは日中は滅多に厨房を離れる事はない。夜になると出て来て掃除をしたり火の始末をしたりする。存在を気づかれないのは良い屋敷しもべ妖精の証拠だとそう言うのです。

そこでハーマイオニーは「しもべ妖精福祉振興協会」なる組織を創設し屋敷しもべ妖精のために立ち上がったのでした。ところがその活動の一環として屋敷しもべ妖精が働いている厨房に行った際に驚愕の出会いをしたのでした。

そこにドビーとウィンキーがいたのです。

今日の最後に
そんなわけでセブルス・スネイプは今年もまた念願の「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就けませんでした。今学期この教職に着任したのはかつて魔法省で闇祓いとして働いていたマッド・アイことアラスター・ムーディです。

そして今学期ホグワーツでは百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催される事になりました。ところがスネイプにとってはダームストラング校の校長イゴール・カルカロフが実は問題の人物だったというわけなんですよね。

そして今学期ハーマイオニーはクィディッチ・ワールドカップ観戦の際に屋敷しもべ妖精のウィンキーと出会いました。ところがその直後にウィンキーはクラウチ氏に解雇されドビーと共にホグワーツで働く事になったのでした。

そして厨房を訪れた際にドビーと出会いハリーに引き合わせたのです。そしてスネイプはこのウィンキーとも関わる事になったんですよね。
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