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授業開始初日の夕食時に玄関ホールでドラコ・マルフォイがハリーに背後から呪いをかけようとしたためスネイプは学期に入って早々にマッド・アイ・ムーディと直接会って話す機会があったようです。そして10月30日にはボーバトンとダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りする事になり・・・(全3項目)

3-1.マッド・アイ・ムーディ
それは授業開始初日の夕食の時でした。ロンのお父さんのアーサー氏が「魔法省またまた失態」と題する記事で「日刊予言者新聞」に載ったのです。著者はリータ・スキーターでマッド・アイ・ムーディを助けに行った件でした。

数人が悲鳴を上げました。背中を向けたハリーに対しドラコ・マルフォイが呪いをかけようとしたのです。一発目はハリーの頬をかすめ二発目も外れました。すると「若造そんな事をするな!」という吼え声が聞こえて来ました。

ハリーが急いで振り返るとムーディが大理石の階段を義足の音を響かせながら下りて来る所でした。ちょうどマルフォイが立っていたあたりに純白のケナガイタチが震えていてムーディはその白イタチに杖を向けていたのでした。

玄関ホールに恐怖の沈黙が流れました。ムーディ以外は誰も動いていませんでした。ムーディは低い声で唸るように「やられたかね?」と訊いて来ました。ハリーが「いいえ。外れました」と答えるとムーディはこう叫びました。

「触るな!」

突然ムーディにこう叫ばれてハリーはわけが分らず「触るなって。何に?」と訊き返しました。しかしムーディはハリーにではなくて背後で白ケナガイタチを拾い上げようとしていたクラッブに向かってそう叫んでいたのでした。

ムーディの動く目は魔力を持ち自分の背後が見えるのです。ムーディは親指でクラッブを力強く指しながら「お前ではない。あいつだ!」と言ったのでした。白ケナガイタチに手をかけていたクラッブはその場に凍りつきました。

白イタチは怯えた声を出して地下牢のほうに逃げようとしました。けれどもムーディは「そうはさせんぞ!」と吼えると再び杖を白イタチに向けました。白イタチは空中に数メートル飛び上がり反動でまた跳ね上がったのでした。

「敵が後ろを見せた時に襲う奴は気にくわん。鼻持ちならない臆病で下劣な行為だ」

白ケナガイタチは脚や尻尾をばたつかせながら成す術もなく跳ね上がり続けました。するとそこにマクゴナガル先生がやって来てムーディに「何をなさっているのですか?」と訊きました。ムーディは「教育だ」と答えました。

その白ケナガイタチは何と生徒だったのです。

3-2.マッド・アイ・ムーディに対しては?
叫ぶような声で「それは生徒なのですか?」と訊くマクゴナガル先生に対しムーディは「左様!」と答えました。マクゴナガル先生は「そんな!」と叫ぶと階段を駆け下りながら杖を取り出しました。すると次の瞬間の事でした。

バシッと大きな音を立ててドラコ・マルフォイが再び姿を現わしました。今や顔は燃えるように紅潮して滑らかなブロンドの髪がその顔にかかり床に這いつくばっていました。マルフォイは引きつった顔で立ち上がったのでした。

「ムーディ。本校では懲罰に変身術を使う事は絶対ありません!ダンブルドア校長がそうあなたにお話ししたはずですが?」

困り果てたようにこう言うマクゴナガル先生にムーディは「そんな話をされたかもしれん」と「そんな事はどうでもよい」とでも言いたげに答えました。しかしムーディの考えでは一番厳しいショックを与えられるとの事でした。

「ムーディ!本校では居残り罰を与えるだけです!さもなければ規則破りの生徒が属する寮の寮監に話をします」

そんなムーディにマクゴナガル先生がこう話すとムーディは「それではそうするとしよう」と言いました。すると嫌悪の眼差しで睨むムーディにマルフォイが何事か呟きました。ハリーには「父上」という言葉のみ聞こえました。

「フン。そうかね?いいか。わしはお前の親父殿を昔から知っているぞ。親父に言っておけ。ムーディが息子から目を離さんぞとな。わしがそう言ったと伝えろ。さてお前の寮監は確かスネイプだったな?」

ムーディにこう言われてマルフォイが悔しそうに「そうです」と答えるとムーディは唸るかのように「奴も古い知り合いだ。懐かしのスネイプ殿と口を利くチャンスをずっと待っていた。来い。さあ」と言ったかと思うと・・・

ムーディはマルフォイの二の腕を掴んで地下牢へ引っ立てて行きました。マクゴナガル先生は暫くの間は心配そうに2人の後ろ姿を見送っていました。しかしやがて自分の部屋へと戻って行ったのでした。このようにして・・・

学期が始まって早々にドラコ・マルフォイの処罰を話し合うために顔を合わせたらしいスネイプとムーディだったのですがスネイプはこれまでも「闇の魔術に対する防衛術」の先生を散々嫌いましたし態度にも表して来ました。

ところが今回のマッド・アイ・ムーディには奇妙な事に正面切って敵意を見せぬよう用心しているように見えました。事実2人が食事の時や廊下ですれ違う時はスネイプはムーディの普通の目も魔法の目も避けているようでした。

そんなスネイプの様子を見てハリーはロンにスネイプはムーディの事を少し怖がっているような気がすると言ったのでした。

3-3.10月31日までに起きた事
実は改めて第4巻「炎のゴブレット」をセブルス・スネイプを中心に振り返ってみるとスネイプが物語の表舞台に登場するのは10月31日にハリーが4人目の三大魔法学校対抗試合の代表選手になってからという事になっています。

その間には様々な出来事がありました。まず夏休み中にはクィディッチ・ワールドカップが行われ決勝戦終了直後にキャンプ場のマグルの管理人一家が死喰い人の残党と思われる集団に宙吊りにされるという事件が起きています。

しかしハリーたちは競技場に隣接するそのキャンプ場でもスネイプには出会いませんでした。でももしスネイプが観戦に来ていたとしても別のキャンプ場にいたのかもしれませんしさらにはハリーたちは貴賓席にいたんですよね。

果たしてスネイプはワールドカップを観戦していたのか?それに元死喰い人のスネイプはマグルの管理人一家を宙吊りする集団に加わっていたのか?いずれも不明ですね。でも「闇の印」が打ち上げられた事をどう思ったのか?

それについては訊いてみたいようなそんな気もしますね。そして学期に入り「魔法薬学」の最初の授業ではネビルが6個目の大鍋を溶かしてしまい報復意欲に一段と磨きがかかったらしいスネイプが居残り罰則を言い渡しました。

樽一杯の角ヒキガエルのはらわたを抜き出すという処罰を終えて戻って来たネビルはほとんど神経衰弱状態でした。そこでハーマイオニーはネビルに爪の間に入り込んだはらわたを取り除く「ゴシゴシ呪文」を教えていたのでした。

「スネイプが何であんなに険悪ムードなのか判るよな?」

ネビルのその様子を見てロンがハリーにこう言いました。その原因はマッド・アイ・ムーディだ。これがハリーの見解でした。今年度もスネイプは「闇の魔術に対する防衛術」の教職の座を逃がしたからだとハリーは言うのです。

しかしその他には「魔法薬学」の授業中にはこれといった出来事が起きないままボーバトンとダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りする10月30日を迎えたようです。そしてその日授業は普段より30分早く終了しました。

その日ハリーたちの最後の授業は「魔法薬学」でした。だからハリーは大喜びでした。いつもより30分短かったので堪える時間も短くて済みました。そして先生方と生徒一同は玄関ホールに集まりお出迎えという事になりました。

そしてその翌日10月31日に「あれ」が起きたのです。

今日の最後に
学期に入って最初の「魔法薬学」の授業でスネイプは6個目の大鍋を溶かしてしまったネビルに神経衰弱状態になるほどの居残り罰則を言い渡しました。何故そこまで険悪ムードなのか?その原因は当然1つしか考えられない。

それは今年度も「闇の魔術に対する防衛術」の教職の座を逃がしたからだというのがハリーの見解でした。しかしスネイプはハリーに対する報復意欲もまた一段と磨きをかけたんでしょうね。それは先学期の末にハリーが・・・

シリウスの逃亡の手助けをしたからというわけなんですよね。
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