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ハリーが三大魔法学校対抗試合の代表選手になってドラコ・マルフォイが黙っているはずがありません。こんなおいしい攻撃材料はないからです。そしてもちろんセブルス・スネイプもまた気持ちは同じと言うよりもマルフォイ以上というわけなんですよね。ところが・・・(全3項目)

3-1.地下牢教室の前で
いつもならグリフィンドールにハッフルパフとレイブンクローの3つの寮が結束してスリザリンは蚊帳の外でした。しかしハリーが三大魔法学校対抗試合の代表選手になり今回ばかりはグリフィンドールが孤立する事になりました。

こんなハリーを攻撃するのに絶好の機会はないとばかりに挑みかかって来たのがやはりドラコ・マルフォイでした。ロンまでもハリーの元を離れハリーとハーマイオニーが「魔法薬学」の授業のため地下牢教室の前に来ると・・・

セドリック・ディゴリーを応援しよう。
ホグワーツの真のチャンピオンを!

マルフォイはこの文字が赤い蛍光色で燃えるように輝くバッジを作って胸につけて来ました。他のスリザリン生も1人残らずつけています。さらに胸に押しつけると「汚いぞポッター」と緑色に光るように仕組まれていたのです。

しかしハーマイオニーは皮肉たっぷりに「あらとっても面白いじゃない。本当にお洒落だわ」と言って見せました。するとマルフォイがバッジを差し出しながらハーマイオニーにこう言ったのでした。その言葉が問題だったのです。

「沢山あるんだ。だけど僕の手に今触らないでくれ。手を洗ったばかりなんだ。穢れた血でベットリにされたくないんだよ」

ハリーは無意識の内に杖を抜いていました。マルフォイも「今度は庇ってくれるムーディもいないぞ。やれるものならやってみろ」と言いながら杖を出して来ました。ハリーは「ファーナンキュラス!鼻呪い!」と叫びました。

するとマルフォイは「デンソージオ!歯呪い!」と叫びました。2人の発した閃光が空中でぶつかり折れ曲がって撥ね返りました。ハリーの放った呪文はゴイルの顔を直撃しマルフォイのは何とハーマイオニーに当たりました。

ハーマイオニーは伸びた歯を触って確認すると驚いて叫び声を上げました。すると低く冷え冷えとした声で「この騒ぎは何事だ?」と言うのが聞こえて来ました。スネイプが到着したのです。スリザリン生が説明を始めました。

するとスネイプは?

3-2.いつもと変わりない
スネイプはマルフォイに「説明したまえ」と言いました。するとマルフォイが「ポッターが僕を襲ったんです」と言いました。それにハリーは「僕たち同時にお互いを攻撃したんです!」と叫びました。それは嘘というわけです。

するとマルフォイは「ポッターがゴイルをやったんです。見てください」と言ったのでした。スネイプはゴイルの顔を調べ「医務室へ。ゴイル」と落ち着き払って言いました。そこへ今度はロンがスネイプにこう言ったのでした。

「マルフォイがハーマイオニーをやったんです!見てください!」

歯を見せるようにとロンが無理やりハーマイオニーをスネイプのほうに向かせました。ハーマイオニーは伸びた歯を隠そうと懸命になっていましたが既に喉元を過ぎるほどに伸びていました。しかしスネイプはこう言いました。

「いつもと変わりない」

ハーマイオニーは泣き声を漏らしました。そして目に涙を一杯浮かべて背を向けると走り出しました。廊下の向こう側まで駆け抜け姿を消してしまいました。それを見てハリーとロンが同時に叫びました。同時なのが幸運でした。

2人の声が石の廊下に大きくこだましたのも幸いしました。2人がスネイプを何呼ばわりしたのかはっきり聞こえなかったはずです。それでもスネイプは大体の意味が判ったようです。スネイプは最高の猫撫で声でこう言いました。

「左様。グリフィンドール50点減点。ポッターとウィーズリーはそれぞれ居残り罰だ。さあ教室に入りたまえ。さもないと一週間居残り罰を与えるぞ」

何故ハリーがマルフォイを襲ったのにゴイルに呪いが当たったのか?マルフォイの説明は矛盾だらけの支離滅裂でした。でも居残り罰を食らったのはハリーとロンの2人だけです。あまりの理不尽さにハリーは激怒していました。

授業が始まるとハリーはスネイプを恐ろしい目に遭わせる事を想像しながら一心不乱に睨みつけていました。ムーディが見せてくれた「磔の呪文」が使えたらあの蜘蛛のようにスネイプを仰向けにして七転八倒させてやるのに。

「解毒剤!材料の準備はもう全員できているはずだな。それを注意深く煎じるのだ。それから誰か実験台になる者を選ぶ」

生徒全員を見渡して黒く冷たい目を不快げに光らせながらスネイプはこう言いました。そしてスネイプの目がハリーを捉えました。ハリーには先が読めました。スネイプは僕に毒を飲ませるつもりだ。スネイプも同じ思いでした。

ハリーを恐ろしい目に遭わせてやりたい!実験台になる者にハリーを選んでやるのだ。ハリーが毒を飲んで苦しみ七転八倒する姿を見てやるというわけです。ところがここで誰かが地下牢教室の扉を叩く音が聞こえて来ました。

入って来たのはコリン・クリービーでした。

3-3.コリン・クリービーが来て
コリンはハリーに笑いかけながらそろそろと教室に入って来て一番前にあるスネイプの机へと歩いて行きました。スネイプはぶっきらぼうに「何だ?」と訊きました。これからだというのに何しに来たというわけなんですよね。

「先生。僕ハリー・ポッターを上に連れて来るように言われました」

スネイプが見下ろすと使命に燃えたコリンの顔から笑いが吹き飛びました。スネイプは「ポッターにはあと一時間魔法薬の授業がある。ポッターは授業が終わってから上に行く」と告げました。しかしコリンはこう言いました。

「先生でもバグマンさんが呼んでます。代表選手は全員行かないといけないんです。写真を撮るんだと思います」

これに対してスネイプは「よかろう。ポッター持ち物を置いて行け。戻ってから自分の作った解毒剤を試してもらおう」と言ったのでした。つまりは何が何でもハリーには毒を飲んで貰わなければ気が済まないというわけです。

しかしコリンは「すみませんが持ち物を持って行かないといけません」と甲高い声でそう言うのです。代表選手はみんな荷物を持って行かないといけない。しかしコリンがそう言い終わらない内にスネイプはこう言ったのでした。

「よかろう!ポッターカバンを持ってとっとと我輩の目の前から消えろ!」

ハリーはカバンを放り上げるようにして肩にかけると席を立ち扉に向かいました。スリザリン生の座っている所を通り過ぎると「汚いぞポッター」の光が四方八方から飛んで来ました。こうしてハリーは地下牢教室を出て・・・

一触即発の危機を脱したのでした。ハリーが向かった先で行われたのは杖職人のオリバンダー翁による「杖調べ」の儀式でした。

今日の最後に
ドラコ・マルフォイの放った呪文でハーマイオニーの歯が喉元を過ぎるほどに伸びてしまったというのにスネイプは「いつもと変わりない」と言い放ちました。そしてハリーとロンの2人に居残り罰を言い渡したというわけです。

それはハリーにロンとハーマイオニーの3人は先学期末にシリウスに復讐をする絶好のチャンスを邪魔されたという出来事があったからだと私はそう思いますね。実はあの時からまだ5カ月あまりしか経っていないんですよね。

スネイプはハリーたちに罰則を課すチャンスを他の誰よりも待ち望んでいたというわけです。スネイプにしてみればマルフォイには感謝こそすれ罰則を課すなんてとんでもない。この機会を与えてくれて有り難いというわけです。

マルフォイの挑発に乗ってしまったハリーのほうが不用意だったというわけなんですよね。
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