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ハグリッドに励まされてハリーは妙な意地を張るのは辞めてセドリックから貰ったヒントで金の卵の謎を解く事にしました。ところが監督生用の風呂場に行ったその帰りに「忍びの地図」にホグワーツにいるはずのない人物の名前が示されました。そこでハリーは迷った末に・・・(全3項目)

3-1.金の卵の謎を解きに行ったその帰りに
金の卵の謎を解き明かすのに時間をどのくらい要するのか見当もつかないのでハリーは風呂場行きを夜に実行する事にしました。当然「透明マント」は必要になります。それに加えて「忍びの地図」も持って行く事にしました。

風呂場行きをハリーは綿密に計画しました。以前に真夜中にベッドを抜け出して禁止区域で管理人のフィルチに捕まった事があるからです。ロンが外側から合言葉を言いマントを被ってハリーは風呂場に向かったというわけです。

何故セドリックはハリーに風呂に入れと言ったのか?それは金の卵から聞こえていたのが水中人の歌だったからです。水の中で聞けばあのわけの分らない音がちゃんとした音楽で聞こえて来るというわけです。そうだったのです。

そしてようやく金の卵の謎が解けハリーがグリフィンドール塔に戻ろうとしたその時でした。ハリーは「忍びの地図」でフィルチとミセス・ノリスがフィルチの部屋にいるのを確認しました。動いているのはピーブズだけでした。

そのポルターガイストのピーブズは上の階のトロフィールームにいました。ところがハリーが一歩踏み出したちょうどその時にピーブズ以外に動いているのが見つかったのです。それは何とスネイプの研究室で動いているのです。

しかも動いているのは「セブルス・スネイプ」ではなくて「バーテミウス・クラウチ」でした。クラウチ氏は病気のはずです。仕事にも来られずクリスマス・ダンスパーティには代わりにパーシー・ウィーズリーが出席しました。

夜中の1時にホグワーツに忍び込みクラウチ氏は一体何をしてるんだろう?ハリーは迷いました。考えました。そしてついに好奇心に勝てませんでした。ハリーは行き先をグリフィンドール塔からスネイプの研究室に変えました。

クラウチ氏がしている事を見るためです。

3-2.最悪の組み合わせ
規則を遵守する品行方正なクラウチ氏がこんな夜中に他人の部屋をこそこそ歩くのはどう考えても腑に落ちない。ところがそんなクラウチ氏の奇妙な行動に気を取られていたためハリーは騙し階段に足を突っ込んでしまいました。

ネビルがいつも飛び越すのを忘れて引っかかる階段です。さらにハリーはよろけたはずみに抱えていた金の卵を落としてしまい卵は長い階段を一段一段大音響を上げて転がって行きました。さらに「忍びの地図」もだったのです。

「忍びの地図」もハリーの手を離れて六段下まで行ってしまいました。卵は開いて例のあの声が廊下中に響き渡る事となってしまいました。ハリーは杖を取り出し何とか「忍びの地図」を消そうとしましたが遠過ぎて届きません。

ほとんど間髪を入れず「ピーブズ!」と叫ぶ声が聞こえて来ました。管理人フィルチの登場です。怒りで声を張り上げ「この騒ぎは何だ?城中を起こそうっていうのか?取っ捕まえてやる」などと言いながら近づいて来ました。

フィルチの足音が止まったかと思うと泣き声も止みました。フィルチが卵を拾って閉じたのです。金の卵は対抗試合の代表選手しか持っていません。これを見つければ今ここにいるのは自分だと気がつかれてしまうに違いない。

ところがフィルチはここではハリーにとっては幸いな事にピーブズが代表選手の所持品を盗んだと思ってくれたのです。フィルチは大声でうれしそうに「ピーブズ!お前は盗みを働いた!」と言うとピーブズを探し始めました。

「フィルチか?何をしている?」

ハリーのいる所より数段下でフィルチは立ち止まり振り返りました。当然と云えば当然の成り行きでそこに姿を現わしたのはセブルス・スネイプでした。長い灰色の寝巻き姿でスネイプはひどく怒っていました。そうでしょうね。

夜中の1時に起こされたんですからね。そんなスネイプにフィルチは「ピーブズです。あいつがこの卵を階段の上から転がして落としたのです」と毒々しく囁いたのでした。しかしそれに対してスネイプはこう言ったのでした。

「ピーブズだと?しかしピーブズは我輩の研究室に入れまい」

「卵は教授の研究室にあったのでございますか?」と訊くフィルチにスネイプは断固とした口調で「もちろん違う。バンバンという音と泣き叫ぶ声が聞こえたのだ」と答えました。それは卵が泣き叫んだと言うフィルチに・・・

スネイプは「我輩は調べに来たのだ」と言いました。あくまでも卵を投げたのはピーブズだと主張するフィルチにスネイプはこう言ったのでした。スネイプはピーブズではなくて他の人物の仕業だと気づいているというわけです。

「そして研究室の前を通った時。松明の火が点り戸棚の扉が半開きになっているのを見つけたのだ!誰かが引っ掻き回して行った!」

ここでスネイプはピーブズが何故ここに入る事ができないのか?その理由を説明したのでした。ピーブズには戸棚の扉を開ける事はできない。それはピーブズは我輩の研究室には入れないからだ。それならばどうして入れない?

「そんな事は判っておる!我輩の研究室は呪文で封印してある。魔法使い以外は破れん!」

こう言うとスネイプは「フィルチ。一緒に来て侵入者を捜索するのだ」と告げました。フィルチは「ピーブズを追い詰めるチャンスを逃がすのは無念だ」という表情でした。あくまでも卵を盗んだのはピーブズだと言うのです。

「フィルチ。あんな下劣なポルターガイストなどどうでもよい。問題は我輩の研究室だ」

そんなフィルチにスネイプはこう言いました。ところがそこに意外な人物が姿を現わしたのでした。スネイプはぱったりと話をするのを辞めました。そこに姿を現わしたのは何とマッド・アイ・ムーディその人だったんですよね。

3-3.マッド・アイ・ムーディが現れて
マッド・アイ・ムーディは寝巻きの上に古ぼけた旅行用マントを羽織っていました。だから「パジャマパーティかね?」と言って来たというわけです。スネイプも私も物音を聞きつけたのだとフィルチはムーディに説明しました。

ポルターガイストのピーブズめがいつものように物を放り投げていた。それにスネイプは誰かが研究室に押し入ったのを発見した。フィルチがムーディにこう言うとスネイプは歯を食いしばったまま「黙れ!」と言ったのでした。

自分の研究室は呪文で封印してある。だからそんな事はピーブズにはできない。そうスネイプは言いたいんでしょうね。だから怒って「黙れ!」と言ったというわけです。ムーディの「魔法の目」はまずはスネイプを見ました。

それから紛れもなくハリーに注がれました。ムーディの「魔法の目」は「透明マント」をも見通せる。ハリーはホグズミード村のパブ「三本の箒」で会った際にムーディにそう言われたのでその事を知っていたというわけです。

マッド・アイ・ムーディだけが今この瞬間に誰が金の卵を落としたのかが判るというわけです。ポルターガイストのピーブズではなくて金の卵を落としたのはハリーだという事を一番に知る事ができたのはムーディだったのです。

「スネイプ。今聞いた事は確かか?誰かが君の研究室に押し入ったと?」

こう訊くムーディにスネイプは「大した事ではない」と冷たく答えました。するとムーディは「大した事だ」と言い返しました。君の研究室に押し入る動機があるのは誰だ?そう訊ねるムーディにスネイプはこう答えたのでした。

「おそらく生徒の誰かだ。以前にもこういう事があった。我輩の個人用の薬材棚から魔法薬の材料が幾つか紛失した。生徒が何人か禁じられた魔法薬を作ろうとしたに違いない」

スネイプとムーディの会話はまだ続きます。

今日の最後に
マッド・アイ・ムーディが今学期着任した「闇の魔術に対する防衛術」の教職にスネイプが就きたがっているのは周知の事実です。そのためスネイプはこの教職に就いた先生を嫌っても来ましたし態度にもはっきりと示しました。

今学期もそうでした。しかしスネイプはムーディに面と向かって会った時には奇妙な事に正面切って敵意を見せないように用心しているようでした。ハリーはそれを見てスネイプはムーディの事を怖がっているとそう思いました。

ここでもそうですよね。何者かが真夜中に自分の研究室に侵入した。それは大した事なのにスネイプはムーディには「大した事ではない」と言いました。何かしら私には「この場を早く立ち去ってしまいたい」とそう思っている。

スネイプはムーディとはなるべく関わりたくはないと考えているように私にはそう思えますね。やはり元々は魔法省で闇祓いをしていたのでスネイプは殊更にマッド・アイ・ムーディの事を恐れているという事なのでしょうか?

随分怖がっているという感じですよね。
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