FC2ブログ
シリウスもバーテミウス・クラウチ氏の事をよく知っていた。その理由は?何故クラウチ氏は屋敷しもべ妖精のウィンキーを解雇したのか?俺を決して愛してくれなかった父だが母を愛していた。息子はこう言っていますが果たして本当にそうなのか?最後の今日はこの3点について取り上げます。(全3項目)

3-1.シリウスの語るクラウチ氏
ハリーたち3人は食料を渡すため一度だけホグズミードから程近い山中にあるシリウスの隠れ家に行った事があります。そこで4人は色々と話しました。そんな話の中にバーテミウス・クラウチ氏の事も出て来たというわけです。

クラウチ氏の事はよく知っているとシリウスは言いました。何故ならシリウスを裁判もやらずにアズカバンに送ったのが当時は魔法法執行部の部長だったクラウチ氏だったからだそうです。次の魔法大臣と噂されていたそうです。

強力な魔法力に権力欲。その一方でヴォルデモートの支持者だった事はないそうです。クラウチ氏は常に闇の陣営にはっきりと対抗をしていた。クラウチ氏はヴォルデモートに従う者に極めて厳しい措置を取ったのだそうです。

闇祓いたちに新しい権力を与えた。例えば捕まえるのではなく殺害してもいいという権力だそうです。クラウチ氏は暴力には暴力をもって立ち向かい疑わしい者に対して「許されざる呪文」を使用する事を許可したんだそうです。

裁判なしに吸魂鬼に渡されたのはシリウスだけではなかったそうです。クラウチ氏は多くの闇の陣営の輩と同様に冷酷無情になってしまったとシリウスは言うのです。しかしクラウチ氏のやり方が正しいと言う人もいたそうです。

だから多くの魔法使いたちがクラウチ氏を魔法大臣にせよと叫んでいたそうです。ヴォルデモートが消えた時クラウチ氏が魔法大臣になるのは時間の問題と思われた。ところがその時に不幸な事件が起きてしまったんだそうです。

息子が死喰い人の一味と一緒に捕まった。この一味は言葉巧みにアズカバンを逃れてヴォルデモートを探し出して権力の座に復帰させようとしていた。クラウチ氏がせいぜい父親らしい愛情を見せたのは裁判にかける事だった。

それさえ自分がどんなに息子を憎んでいるのかを公に見せるための口実に過ぎなかった。クラウチ氏は息子を裁判にかけたその上でアズカバンに送ったんだそうです。それは魔法大臣になる事に一生をかけていたからだそうです。

そしてクラウチ氏は全てをやり遂げたと思った時に全てを失ったのだそうです。息子はアズカバンで死に奥方も亡くなり家名は汚された。息子が亡くなると魔法界の人々は息子に同情をし始めました。何故に道を大きく誤った?

人々は疑問に思い始め結論は父親が息子をかまってやらなかったからだという事になりました。そこでコーネリウス・ファッジが魔法大臣の座に就きクラウチ氏は「国際魔法協力部」という傍流に押しやられてしまったそうです。

3-2.何故ウィンキーを解雇したのか?
クィディッチ・ワールドカップの決勝戦終了後に空に「闇の印」が打ち上げられた。その真下からハリーの杖を持った屋敷しもべ妖精のウィンキーが発見された。印を打ち上げたのは世間では死んだと思われていた息子だった。

バーテミウス・クラウチ氏は罰としてウィンキーを解雇しました。首を言い渡した時のその理由はこうでした。今夜ウィンキーは私が到底考えられないと思っていた行動を取った。私はウィンキーにテントにいるようにと言った。

ところがウィンキーは私に従わなかった。ウィンキーは怖がっていた。高所恐怖症だ。仮面をつけた魔法使いたちが人を空中高く浮かせていた。ウィンキーがそこから逃れたがるのは当然だとハーマイオニーはそう抗議しました。

しかしクラウチ氏は「私の命令に逆らうしもべに用はない。主人や主人の名誉への忠誠を忘れるようなしもべに用はない」と言い放ちました。そして息子のほうは父クラウチ氏がウィンキーを解雇した理由をこう言っていますね。

「父はウィンキーを解雇した。ウィンキーは父の期待に副えなかった。俺に杖を持たせたしもう少しで俺を逃がす所だった」

けれども私はクラウチ氏がウィンキーに解雇を言い渡した時の「到底考えられない行動を取った。私の命令に従わなかった」というのは実は表向きの理由でそうではなかったとそう思います。それは周囲に人が沢山いたからです。

魔法省の職員が大勢いたのでそう言うしかなかったというわけです。しかしだからと云って息子の「俺に杖を持たせた。もう少しで逃がす所だった」というのもあくまでも息子の見解であって私はこれも違うと思うんですよね。

それなら何故クラウチ氏はウィンキーを解雇したのか?私はクラウチ氏はウィンキーの事を思いやり「これ以上自分たちの所に置いておくわけにはいかない」とそう思ったからこそウィンキーを首にしたというわけなんですよね。

あの場で「闇の印」を打ち上げたのがクラウチ・ジュニアだという事を知っていたのは本人以外では父親のクラウチ氏とウィンキーの2人だけでした。息子が「闇の印」を打ち上げた。という事は私の息子は死喰い人だったんだ。

したがってクラウチ氏は「もしこのままウィンキーを私たちの身近に置き続けていたらウィンキーはいずれ息子の悪事を手伝わされる事になる」というわけです。その事をウィンキーにさせてしまうのはあまりにも忍びない事だ。

もしウィンキーがクラウチ氏に解雇されていなかったら?当然ウィンキーはこの直後にやって来たヴォルデモートの身の周りの世話をするという事になっていたでしょう。最悪の場合は殺害されるという事になっていたでしょう。

だからクラウチ氏の判断は正しかったのです。

3-3.息子との関係
俺を決して愛してくれなかった父だが母を愛していた。だから父クラウチ氏は息子をアズカバンから助け出した。ハリーは額の傷痕が痛んで校長室に行った時「憂いの篩」でクラウチ氏が息子をアズカバンに送る光景を見ました。

その時クラウチ氏は息子に向かって「お前は私の息子などではない!私には息子はいない!」と言い放ちました。確かにクラウチ氏のこの言葉を聞けばクラウチ氏は息子の事を愛していなかったのかなと思ってしまいますよね。

でも「信じていたそして愛していた息子だったからこそなおさら激怒したのでは?」と解釈する事だってできると私は思いますね。錯乱状態でハリーとビクトール・クラムの前に現れたクラウチ氏は息子の事をこう言っています。

「そうなんだよ。息子は最近ふくろう試験で12科目もパスしてね。満足だよ。いやありがとう。いや全く鼻が高い」

成績優秀な息子はクラウチ氏の自慢だったというわけです。息子は自分を愛していなかったが母を愛していたのでアズカバンから助け出す気になったとそう言っています。しかし私はそんな理由で助けたりはしないと思いますね。

父は息子を愛していた。だからこそ助けようと思ったのです。息子は死喰い人では?ロングボトム夫妻を廃人にした一味の仲間では?クラウチ氏がこう疑念を抱いていたとしたら決して息子をアズカバンからは助け出しません。

それはたとえ妻が余命幾ばくもない私の最期の頼みだからと言ってもです。もしそういう疑念が少しでもあったらクラウチ氏は自分の妻に「駄目なものは駄目だ!」と言って息子を助け出したりは絶対にしなかったでしょうね。

クラウチ氏が息子を助け出す気になったのは「私は無実の息子をアズカバンに送ってしまったのでは?」と思ったからだと私はそう思います。そのためその息子が「闇の印」を打ち上げた時クラウチ氏は激しく動揺していました。

荒々しい歩調で木立の中に入って行って「闇の印」を打ち上げたのが自分の息子と確認した直後のクラウチ氏は顔は幽霊のように蒼白で両手と顔を激しく震わせていました。息子が死喰い人だと知ってショック状態だったのです。

挙句の果てにクラウチ氏はその息子に殺害されてしまったというわけなんですよね。

最後に
クラウチ氏は今度は屋敷しもべ妖精のウィンキーに説得されて息子をクィディッチ・ワールドカップを観戦させるために家から連れ出しました。これだって息子を愛していたからこそクラウチ氏は応じてくれたんだと思いますね。

先週取り上げた時に言ったようにクラウチ・ジュニアは思い込みや勘違いが激しく「自分は父親に愛されてはいない」と勝手にそう考えていた。しかしそうではなかった。父と息子にはそんな認識の大きな隔たりが存在していた。

それが息子が父親を殺害するという悲劇に繋がってしまった。そういう事だったんですよね。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/1983-e6b7a7d1