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クリスマス休暇明け最初の個人教授で何とダンブルドアから宿題を出されてしまったハリーは翌日ロンとハーマイオニーに相談をしました。すると2人の見解は分かれました。ロンは楽観的でハーマイオニーのほうは悲観的でした。そこでハリーが取った行動とは?(全3項目)

3-1.ロンとハーマイオニーの意見は?
翌日ハリーはロンとハーマイオニーにダンブルドアの宿題の事を打ち明けました。ただし2人は相変わらず仲違いをしていたので別々の所でした。ロンはハリーならスラグホーンの事は楽勝だという見解でこう言ったのでした。

「あいつは君に惚れ込んでる。君が頼めばどんな事だって断りゃしないだろ?お気に入りの魔法薬の王子様だもの。今日の午後の授業の後にちょっと残って聞いてみろよ」

一方ハーマイオニーのほうの意見は悲観的でした。休み時間に人の気配がない雪の中庭の立ち話でハーマイオニーは低い声でハリーにこう言ったのでした。それは簡単な事ではない。聞き出すのはきっと苦労すると言うのです。

「ダンブルドアが聞き出せなかったのならスラグホーンはあくまで真相を隠すつもりに違いないわ」

しかもリドルが口にした「ホークラックス」とは一体何なのか?ハーマイオニーなら手がかりを教えてくれるのでは?そう思って訊いてみると何とハーマイオニーでさえ知らないと聞かされハリーは落胆する事になったのでした。

「相当高度な闇の魔術に違いないわ。そうじゃなきゃヴォルデモートが知りたがるはずないでしょう?」

さらにハーマイオニーが言うにはこの情報は一筋縄じゃ聞き出せない。スラグホーンには十分慎重に持ちかけないといけない。ちゃんと戦術を考えないと聞き出すのは容易ではないとの事のようでした。2人の意見は分れました。

そこでハリーが取った行動とは?

3-2.ハリーの苦闘が始まる
まずハリーが採用したのはロンの提案でした。その日の「魔法薬学」の授業終了後に1人残って「先生お伺いしたい事があるんです」と切り出しました。するとスラグホーンは「遠慮なく聞きなさい」と言葉を返して来ました。

「憂いの篩」で見た際にリドルがそう言った時と同じ言葉が返って来ました。そこでハリーは「先生ご存知でしょうか。ホークラックスの事ですが?」とこれもまたリドルが言ったのと全く同じ言葉を言ったのでした。すると?

スラグホーンは凍りつきました。その顔は見る見る陥没して行くようでした。スラグホーンは唇を舐め声をかすれさせながら「何と言ったのかね?」と訊き返して来ました。ホークラックスの事をご存知でしょうかと伺いました。

ハリーがこう言うとスラグホーンは声をがらりと変えて「ダンブルドアの差し金だな」と呟きました。もはや愛想の良さは吹き飛び衝撃で怯えた声でした。震える指で胸ポケットからハンカチを引っ張り出し額の汗を拭いました。

「ダンブルドアが君にあれを見せたのだろう。あの記憶を。え?そうなんだろう?」

こう言うスラグホーンにハリーは嘘をつかないほうがいいと判断して「はい」と答えました。するとスラグホーンは蒼白な顔をハンカチで拭いながら「そうだろう。勿論」と低い声で言った後さらにハリーにこう言ったのでした。

「勿論。まああの記憶を見たのなら。ハリー私が一切何も知らない事は判っているだろう。一切何も。ホークラックスの事など」

スラグホーンはブリーフケースを引っつかみハンカチをポケットに押し込み直して地下牢教室の扉に向かって急ぎ足で歩き出しました。ハリーは必死に「先生。僕はただあの記憶に少し足りない所があるのではと」と言いました。

「そうかね?それなら君が間違っとるんだろう?間違っとる!」

最後の「間違っとる!」は怒鳴り声でした。それからはハリーに反論の余地を与えずスラグホーンは地下牢教室を出て行ってしまいました。ロンの案は残念ながらこのようにして惨憺たる結果に終ってしまったというわけです。

それからの数日ハリーはスラグホーンに対して次はどういう手を打つべきかを考え込みました。そして当分の間はスラグホーンに自分はホークラックスの事など忘れたと思い込ませる事にしました。つまり空白期間を置くのです。

再攻撃を仕掛ける前にスラグホーンがもう安泰と思い込むようになだめるのが最上の策に違いない。そう思う事にしたのです。ハリーがホークラックスの事を訊かなくなったのでスラグホーンの態度は元通りになったのでした。

3-3.そうこうする内に
そこでハリーはスラグホーンが次にパーティを開く時にはクィディッチの練習予定を変えてでも出席すると決心しました。しかし残念ながら招待状は来ませんでした。ハリーはハーマイオニーやジニーにも訊いて確かめました。

でも2人ともパーティの招待状を受け取っていませんでしたし他に誰も受け取った人はどうもいないようでした。スラグホーンはハリーが思うより見かけよりも忘れっぽくないのかもしれない。そう考えるしかないようでした。

一方ハーマイオニーが図書室で「ホークラックス」の事を紹介している本はないかと探してくれましたが徒労に終りました。禁書の棚の本も見たし身の毛もよだつ魔法薬の煎じ方が書いてある本も見たのに見つかりませんでした。

見つかったのは「最も邪悪なる魔術」という本の序文に「ホークラックス。魔法の中で最も邪悪なる発明なり。我らはそを語りもせず説きもせず」とだけでハーマイオニーはそれならどうしてわざわざ書くのと言ったのでした。

そうこうしている内に他ならぬハリーが宿題の事つまりはホークラックスの事を忘れる事となってしまいました。ドラコ・マルフォイの事に関心が行ってしまったからです。きっかけは「姿現わし」の第1回練習日の事でした。

マルフォイがスネイプだけではなくクラッブとゴイルにも自分の企みの内容を打ち明けていない事が判ったのです。どうやら2人に見張りをさせて何かをやっているらしい。そこで「忍びの地図」でマルフォイを探してみました。

ところがクラッブとゴイルは見つかるというのにマルフォイはどういうわけか地図から忽然と姿を消してしまうのです。一体マルフォイはどこにいるのか?地図上の何百という小さな黒い点に紛れ見失ってしまったのだろうか?

挙句の果てにはロンがハリーがロミルダ・ベインから貰った惚れ薬入りの大鍋チョコレートを食べてしまいました。そこでハリーは解毒剤を作って貰うためスラグホーンの部屋を訪れました。ところが気付け薬が曲者だったのです。

オーク樽熟成の蜂蜜酒に毒が入っていたのです。ハリーがロンの口にその場にあったベゾアール石を押し込んでロンは一命を取り留めました。さらにハリーもまたクィディッチの試合で負傷しロンを追って病棟に入院したのです。

退院したその日にダンブルドアから次の授業を知らせる巻紙が届いたというわけなんですよね。

今日の最後に
何故ダンブルドアは改竄したスラグホーンの記憶を見せたその上でハリーに本当の記憶を明かさせるという宿題を出したのか?それはスラグホーンが開催してハリーをしつこく誘っていたパーティを止めさせるのが目的でした。

クリスマス休暇前はハーマイオニーとジニーは招待されていたもののロンは呼ばれていませんでした。ロンの疎外感を取り除くためのダンブルドアの粋な計らいというわけです。ロンが毒を盛られて1つの問題が解決をしました。

ロンとハーマイオニーの仲違いが解消されたのです。まさに「災い転じて福と成す」でハリー最大の懸念は拭い去られたのでした。
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