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クリスマス休暇明け早々にあったダンブルドアの個人教授が次に行われたのは何と3月でした。しかしハリー自身とその周囲にはあまりにも色々な出来事が起こり過ぎでした。そのためダンブルドアが出した宿題をやり遂げる事ができずハリーはダンブルドアに静かにでも厳しく問い詰められる事に・・・(全3項目)

3-1.久しぶりの授業
ロンが毒入りのオーク樽熟成の蜂蜜酒を飲んで死にそうになりハリーが押し込んだベゾアール石で一命を取り留めたのは何とロン17才の誕生日でした。大人の仲間入りをする節目の誕生日にとんでもない目に遭ってしまいました。

知らない人のためにここで言っておくとロンの誕生日は3月1日です。そして翌週の月曜日ハリーにダンブルドアからの次の授業を知らせる巻紙が届いたのでダンブルドアの個人教授は3月上旬の月曜日に行われた事になりますね。

クリスマス休暇明けの初日にあったので2月はなく久方ぶりのダンブルドアの個人教授というわけです。ところが今回はこれまで一度もなかった事があったのです。ハリーが校長室に来てみると何とそこに先客がいたんですよね。

扉をノックしてダンブルドアの「お入り」という声が聞こえたので扉を開けようとすると内側から引っ張られたのでした。そこにいたのはトレローニー先生でした。今年度「占い学」の教師は極めて異例の2人になっていました。

昨年度トレローニー先生がアンブリッジによって一旦「占い学」の教職を解雇されダンブルドアがその代わりにケンタウルスのフィレンツェを後任の教師にした事で「占い学」の先生が2人という事態に陥ってしまったのでした。

ダンブルドアの説明によれば「占い学」は自分の予見を超えて厄介な事になっているそうです。フィレンツェは追放の身なので「禁じられた森」に帰れとは言えない。その一方トレローニー先生にホグワーツを去れとも言えない。

それは実はハリーとロンにハーマイオニーとダンブルドアしか知らない事なのですがトレローニー先生が城の外に出ればどんな危険な目に遭うのかが分らないからだそうです。当の本人はその事を全く覚えてはいないんですよね。

それはハリーとヴォルデモートに関する予言をしたという事です。そして今回も机の上に「憂いの篩」が置かれ記憶が詰ったクリスタルの小瓶が「2つ」並んでいました。でもその前にハリーは厳しく追及される事になりました。

宿題の事というわけなんですよね。

3-2.問い詰めるダンブルドア
ダンブルドアは深い溜め息をつくと「教職員の問題については心配するでない。我々にはもっと大切な話がある」とトレローニー先生の事について言及した上でハリーにこう言って宿題の事を切り出したというわけなんですよね。

「まず前回の授業の終わりに君に出した課題は処理できたかね?」

ダンブルドアにこう言われてハリーは突然思い出しました。この2ヵ月あまり「姿現わし」の練習やらクィディッチやらロンが毒を盛られたりクィディッチの試合で負傷したりした上でドラコ・マルフォイの企みを暴きたい。

その一心でハリーはスラグホーンから記憶を引き出すようにと言われたダンブルドアの宿題の事をほとんど忘れていたのです。ハリーがこう言うとダンブルドアは暫くの間は言葉を失ったようで校長室には沈黙が流れたのでした。

「あの。先生。スラグホーン先生に魔法薬の授業の後でその事を訊きました。でも。あの。教えてくれませんでした」

ようやくといった感じで口を開くとダンブルドアはハリーに矢継ぎ早に質問をぶつけて来ました。それで君はこの事に最善を尽くしたと思っているのかね?君の少なからざる創意工夫の能力を余す所なく駆使したというのかね?

その記憶を取り出すという探求のために最後の一滴まで知恵を絞り切ったのかね?ハリーは何と言って受け答えをすべきか言葉に詰まりました。記憶を取り出そうとしたのは実は「1回」限りでお粗末極まりなかったからでした。

確かに前回の授業の時から今日まで色々な事がありました。しかしその一方でダンブルドアはあの記憶がどんなに大事なものかという事をハリーにはっきりと伝えました。それが最も肝心な記憶でそれがなければ全くの無駄だ。

それを判らせようと自分は最大限努力したつもりだ。ハリーは申し訳なさが頭のてっぺんから体中に広がる思いでした。ダンブルドアが全く声を荒げずむしろ理路整然と問い詰めて来るのがハリーには何よりも辛く感じました。

「ダンブルドア先生。申し訳ありませんでした。もっと努力すべきでした。本当に大切な事でなければ先生は僕に頼まなかっただろうと気づくべきでした」

ハリーがこう謝罪の言葉を口にするとダンブルドアは「判ってくれてありがとう」と静かに言いました。そしてこれ以後はハリーがこの課題つまり宿題を最優先にするようにと改めてハリーに念を押したというわけなんですよね。

この記憶を手に入れなければ次からは授業をする意味がないとダンブルドアは言ったのでした。

3-3.トム・リドルの就職先は?
こうしてようやく今回の授業が始まるという事になりダンブルドアは「一連の授業の冒頭に我々は推測や憶測の域に入り込む事になるじゃろうと言うたの?」とハリーに同意を求めた上で今後の事をこう言ったというわけです。

「これから先。事は段々不確かで不可思議になって行く。リドルの少年時代に関する証拠を集めるのも困難じゃったが成人したヴォルデモートに関する記憶を語ってくれる者を見つけるのはほとんど不可能じゃった」

さらにダンブルドアが言うにはホグワーツ卒業後の事については完全に語る事ができるのは本人しかないと言うのです。ここで問題になったのがトム・リドルことヴォルデモートのその就職先が極めて意外な所だったんですよね。

リドルは極めて成績優秀で受けた試験は全て一番だった。トム・リドルに関してはほとんどの人が輝かしい何かを期待していた。監督生で首席なその上に学校に対する特別功労賞という経歴の持ち主だったからというわけです。

スラグホーンを含めた何人かの先生方はリドルに魔法省に入省するよう勧め面接を設定しようと申し出たり有力な人脈を紹介したりしようとした。ところがどういうわけかリドルはそれらの事を全部断ってしまったんだそうです。

教職員が気づいた時にはリドルは「ボージン・アンド・バークス」で働いていた。何故リドルは魔法省に入省しなかったのか?実はリドルはディペット校長に近づきホグワーツに教師として残りたいとの希望をしていたのです。

でもそれを断られた。ホグワーツの教師になれなかったリドルが就職先に選んだのが何故かこの「ボージン・アンド・バークス」だったのです。どうしてホグワーツの教師を断られたら「ボージン・アンド・バークス」なのか?

その理由と目的が今日最初に見る記憶で判るとダンブルドアは言うのです。

今日の最後に
前回の授業の際に出した宿題をやっていなかったがためにハリーはダンブルドアからこっぴどく叱責される事となってしまいました。でも実を云うとハリーがダンブルドア校長に叱られるのはこれが二度目の事だったんですよね。

それは2年生の新学期初日でその時はロンも一緒でした。屋敷しもべ妖精のドビーにホグワーツ特急に乗るのを邪魔されてアーサー・ウィーズリー氏所有の空飛ぶ車フォード・アングリアでロンと2人で学校に行ったんですよね。

2人はマグルに目撃されて学校の校庭に植えられていた「暴れ柳」に突っ込みました。その時もダンブルドア校長は決してハリーとロンを怒鳴ったりはせずに極めてそれはもう静かな口調で2人を叱ったというわけなんですよね。

ハリーもロンもむしろ静かな口調で叱るのでダンブルドア校長の顔を直視できず膝を見て事の次第を説明しました。ダンブルドアも教師生活がとてつもなく長いので怒鳴るより静かな口調のほうが効果てきめんと知っているのです。

そういう事なんですよね。
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