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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今夜2つ目の記憶はヴォルデモートがヘプジバ・スミスを殺害し屋敷しもべ妖精のホキーに濡れ衣を着せてから10年後のダンブルドア自身の記憶だそうです。2人が降り立った所は何と校長室でした。そこにヴォルデモートが訪ねて来たのです。ヴォルデモートの用件は?(全3項目)

3-1.今夜2つ目の記憶
そして今夜2つ目に見せるのはハリーが首尾よくスラグホーン先生の記憶を回収するまではハリーに見せる最後になるのだそうです。これは先に見せた屋敷しもべ妖精のホキーの記憶から10年の歳月が経っているんだそうです。

ハリーが「誰の記憶ですか?」と訊くとダンブルドアは「わしのじゃ」と答えました。そして何と降り立った所は校長室でした。現在との違いはダンブルドアが少し若くて皺が若干少なく過去のその日は雪が降っていた事でした。

外は暗く窓枠に雪が積もっていました。今より少し若いダンブルドアは何かを待っているようでした。扉を叩く音がしてダンブルドアが「お入り」と言いました。校長室に入って来たのはヴォルデモートでした。ところがでした。

復活直後のハリーが目撃したヴォルデモートの顔ではありませんでした。それほど蛇には似ていませんでしたし両眼もまだ赤くなっていません。また仮面を被ったような顔でもありません。でもあの端整な顔立ちではありません。

火傷を負って顔立ちがはっきりしなくなったような顔で奇妙に変形した蝋細工のようでした。白目は既に血走っているようでしたが瞳孔はまだ現在のヴォルデモートの瞳のように細く縦に切れ込んだ形にはなっていませんでした。

机の向こうのダンブルドアは全く驚いた様子がありませんでした。つまりヴォルデモートの訪問は前以て約束していたようでした。ダンブルドアはヴォルデモートにくつろいだ様子で「こんばんは。トム」と挨拶をしたのでした。

ダンブルドアに「掛けるがよい」と言われヴォルデモートは「ありがとうございます」と言ってダンブルドアが示した椅子に座りました。その椅子は形からしてハリーがたった今そこから立ち上がったばかりの椅子だったのです。

こうして2人は対峙したのでした。

3-2.ヴォルデモートの用件とは?
「あなたが校長になったと聞きました。素晴らしい人選です」こう言うヴォルデモートの声は以前より少し高く冷たくて今の声に若干近づいて来ているようでした。ダンブルドアは「君が賛成してくれてうれしい」と答えました。

現在は「憂いの篩」が入れてある棚からワインを取り出してヴォルデモートにワインの入ったゴブレットを渡すとダンブルドアは自分にも一杯注いでから机の向こうに座りました。そしてヴォルデモートにこう訊いたのでした。

「それでトム。どんな用件でお訪ねくださったのかな?」

ヴォルデモートはすぐには答えずワインを一口飲んでから「わたくしはもうトムと呼ばれていません」と答えました。この頃わたくしの名はとヴォルデモートが言いかけた所でダンブルドアは愛想良く微笑みつつこう言いました。

「君が何と呼ばれているかは知っておる」

しかしダンブルドアは自分にとって君はずっとトム・リドルだと言うのです。苛立つかもしれぬがこれは年寄りの教師にありがちな癖で生徒たちの若い頃を完全に忘れる事はできぬ。でもこれで部屋の空気が微妙に変わりました。

ヴォルデモート自身が選んだ名前を使うのを拒んだという事はヴォルデモートがこの会合の主導権を握るのを許さないという事だ。ダンブルドアはヴォルデモートに乾杯するかのように手に持っているグラスを掲げたのでした。

「あなたがこれほど長くここに留まっている事に驚いています。あなたほどの魔法使いが何故学校を去りたいと思われなかったのかいつも不思議に思っていました」

こう言うヴォルデモートにダンブルドアは自分にとって一番大切な事は昔からの技を教え若い才能を磨く手助けをする事と答えました。自分の記憶が正しければ君もかつて教える事に惹かれた事があった。この言葉に対し・・・

ヴォルデモートは「今でもそうです」と言葉を返しました。ただ自分が言いたかったのは魔法省からしばしば助言を求められ魔法大臣になるようにと二度も請われたあなたがここに留まっているのが疑問というわけなんですよね。

「実は最終的に三度じゃ」こう訂正しつつダンブルドアは自分は一生の仕事として魔法省に惹かれた事は一度もないと答えました。先生方に強く勧められたのに魔法省に入省しなかったヴォルデモートとの共通点というわけです。

ダンブルドアは今度は微笑みを浮かべず首を傾げてまたワインを一口飲みました。2人の間に張り詰めている沈黙を自分からは破らず楽しげに期待しているかのようです。暫くしてヴォルデモートが口を開きこう言ったのでした。

「わたくしは戻って来ました」

3-3.ヴォルデモート卿の所行
ディペット校長が期待していたよりも遅れてしまったかもしれない。しかし戻って来た事に変りはない。自分が若過ぎるからとお断りになった事を再び要請するために来た。この城に戻って教えさせていただくためにここに来た。

ここつまりホグワーツを去って以来自分は多くの事を見聞し成し遂げた事をあなたはご存知だと思います。自分は生徒たちに他の魔法使いからは得られない事を示して教える事ができる。こう言うヴォルデモートに対して・・・

ダンブルドアは「いかにもわしは君がここを去って以来。多くの事を見聞し成し遂げて来た事を知っておる」と静かに言いました。君の所行は風の便りで君の母校に届いておる。でもその上でダンブルドアはこう告げたのでした。

「わしはその半分も信じたくない気持ちじゃ」

ヴォルデモートは相変わらず窺い知れない表情で「偉大さは妬みを招き妬みは恨みを恨みは嘘を招く。この事は当然ご存知でしょう」そんな事はあなたなら百も承知のはずと言うヴォルデモートにダンブルドアはこう言いました。

「自分がやって来た事を君は偉大さと呼ぶ。そうかね?」

ダンブルドアは微妙な言い方をしました。それは違うのではというわけです。そんなダンブルドアにヴォルデモートは「もちろんです」と答えた後に自分は実験した。魔法の境界線をこれまでになかったほど広げて来たと・・・

「ある種の魔法と言うべきじゃろう」

そんなヴォルデモートにダンブルドアはこう反論しました。ある特定の魔法については境界線を広げて来た。しかし失礼ながら君は他の事に関しては嘆かわしいまでに無知だとダンブルドアはヴォルデモートに言ったのでした。

ここで初めてヴォルデモートは顔に笑みを浮かべ「古臭い議論だ」と言いました。引きつったような薄ら笑いは怒りの表情よりもっと人を脅かす邪悪な笑みでした。そしてヴォルデモートはダンブルドアにこう言い放ったのです。

「しかしダンブルドア。わたくしが見て来た世の中ではわたくし流の魔法より愛のほうが遥かに強いものだというあなたの見解を支持する者は皆無だった」

これにダンブルドアは「君はおそらく間違った所を見て来たのであろう」と答えました。するとヴォルデモートは自分が新たに研究を始めるのにホグワーツほど適切な所はない。だからここに戻る事を許して欲しいと言うのです。

これに対してダンブルドアは?

今日の最後に
「あなたがこれほど長くここに留まっている事に驚いています。あなたほどの魔法使いが何故学校を去りたいと思われなかったのかいつも不思議に思っていました」ヴォルデモートはダンブルドアに対してこう言っていますよね。

魔法省からしばしば助言を求められ二度も魔法大臣になるように請われたあなたが何故ホグワーツに留まっているのか?こう言って高く評価しつつもヴォルデモートはダンブルドアがここに留まっている事が不満というわけです。

ダンブルドアがホグワーツを去って魔法大臣になっていればヴォルデモートは自分の目的を容易に達成する事ができたからというわけです。だからダンブルドアもヴォルデモートに対してこう言っているというわけなんですよね。

「わしの記憶が正しければ君もかつて教える事に惹かれた事があったのう」

今は教える気など全くないというわけです。

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