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フェリックス・フェリシスを使ってハリーはスラグホーンの記憶を見事に回収する事に成功しました。そして何と寮に入る事なくハリーはその足で校長室に向かいました。その結果トム・リドルはハリーとほぼ同じ年の頃にそれはおぞましい真っ暗闇の魔法の事を知ろうと全力を傾けていた事が判ったのです。(全3項目)

3-1.スラグホーンの記憶を持って
スラグホーンの記憶を回収して城に戻って行くとハリーはフェリックス・フェリシスの効き目が切れて行くのを感じました。正面の扉こそまだ鍵がかかっていなかったものの4階でポルターガイストのピーブズに出くわしました。

寮の入口で「太った婦人(レディ)」が最悪の態度だったのも別に変だと思いませんでした。何と合言葉が真夜中に変ったのでハリーは廊下で寝なければならないとレディは言うのです。抗議ならダンブルドアにしろと言うのです。

全く凄いや。ダンブルドアが学校にいるのなら抗議しに行くよ。何故なら今日遅くなったのはダンブルドアのせいだからというわけです。すると背後で声がして「ほとんど首無しニック」がハリーに近づいて来てこう言いました。

「いらっしゃいますぞ。ダンブルドア校長は1時間前に学校に戻られました」

校長が到着するのを「血みどろ男爵」が見ていたんだそうです。男爵が言うには校長はもちろん少しお疲れの様子だがお元気だそうです。スラグホーンの記憶を手に入れた事をダンブルドア校長に早速報告できるというわけです。

ハリーの胸は興奮で熱くなりました。そこでくるりと向きを変えハリーはレディの声を無視して駆け出しました。ハリーの背後ではレディが合言葉は変っていない。真相は実は起こされて苛立ったので嘘をついたとの事でした。

しかしレディにそう言われてもハリーは廊下を疾走していました。合言葉を言って螺旋階段で上がり校長室の扉をノックすると疲れ切った声でダンブルドアが「お入り」と言うのが聞こえて来てハリーは校長室に入ったのでした。

「何とハリー。こんな夜更けにわしを訪ねて来てくれるとは一体どんなわけがあるのじゃ?」

驚いてこう訊くダンブルドアに・・・

「先生。手に入れました。スラグホーンの記憶を手に入れました」

ハリーがこう答えると・・・

ダンブルドアは?

3-2.ホークラックスとは?
「ハリー素晴らしい知らせじゃ!ようやった!君ならできると思うておった」ダンブルドアは一瞬不意を衝かれた様子でしたが笑顔を見せるとこう言って時間が遅い事をすっかり忘れたように机の向こうから急いで出て来ました。

「今こそついに今こそ見る事ができる。ハリー急ぐのじゃ」

ハリーからスラグホーンの記憶が入った小瓶を受け取ると棚から「憂いの篩」を出して来て注ぎ込みました。記憶の冒頭は当然以前に見た時と同じでした。今回スラグホーンはトム・リドルに魔法大臣になれると言っていました。

20年の内になれる。好物のパイナップルを引き続き送れば15年だそうです。魔法省に素晴らしいコネがあるからだそうです。それに対してリドルは「政治が向いているか分らない。生い立ちがふさわしくない」と答えていました。

そして決定的に違っていたのはリドルのホークラックスの事をご存知でしょうかという質問にスラグホーンが答えている事です。訊かれたスラグホーンはリドルに「闇の魔術に対する防衛術の課題かね?」と聞き返していました。

本を読んでいて見つけた言葉ですが完全には分りませんでした。こう言うリドルにスラグホーンはホグワーツでホークラックスの詳細を書いた本を見つけるのは骨だろう。何とそれは闇も闇それも真っ暗闇の術なんだそうです。

誰かが教えてくれるとしたら先生しかないと思った。遠慮がちにそして言葉巧みにリドルに持ちかけられスラグホーンはリドルの顔を見ずに「ざっとした事を君に話しても構わないだろう」とホークラックスの説明を始めました。

ホークラックスとは人がその魂の一部を隠すために用いる物を指す言葉で分霊箱の事を言うのだそうです。それは魂を分断する。そしてその部分を体の外にある物に隠す。そうすると体が攻撃されたり破滅をしても死ぬ事はない。

何故なら魂の一部は滅びずに地上に残るからなんだそうです。ここでスラグホーンは激しく顔をしかめました。それを望む者は滅多にはいない。そういう形での存在は望まないからだそうです。ハリーはここで思い出しました。

「俺様は肉体から引き裂かれ霊魂にも満たないゴーストの端くれにも劣るものになった。しかし俺様は生きていた」

復活直後にヴォルデモートが口にしたこの言葉だったのです。一方リドルは興奮し欲望を剥き出しにしていました。渇望を隠し切れず貪欲な表情になっていました。そして「どうやって魂を分断するのですか?」と訊いたのでした。

「それは魂は完全な一体であるはずだという事を理解しなければならない。分断するのは暴力行為であり自然に逆らう」

リドルの問いにスラグホーンはこう答えました。でもどう分断するのか?リドルのこの問いにスラグホーンは邪悪な悪の極みの行為すなわち殺人を犯す事だと答えました。人を殺害すると魂が引き裂かれるとの事なんだそうです。

分霊箱を作ろうと意図する魔法使いは破壊を自らのために利用する。引き裂かれた魂を物に閉じ込める。ところがここで驚く事にリドルは「魂は1回しか分断できないのでしょうか?例えば7回は?」などと言い出したんですよね。

するとスラグホーンは甲高い声で1人を殺害するだけでも十分に悪い事なのに7回なんてとんでもないと叫びました。スラグホーンは今度は困り果てた顔で「こんな話を始めなければよかった」と後悔しているとハリーは思いました。

スラグホーンはリドルに我々が分霊箱の事を気軽に話したと知れると世間体が悪い。ホグワーツではこの話題は禁じられている。ダンブルドアは特にこの事に厳しい。こう言ってスラグホーンはリドルに口止めをしたのでした。

「一言も言いません。先生」

リドルはこう言うと部屋を出て行きました。しかしその顔は非人間的な剥き出しの幸福感に満ちていました。

3-3.道程はまだ遠い
「わしは随分長い間この証拠を求めておった。わしが考えていた理論を裏付ける証拠じゃ。これでわしの理論が正しいという事と同時に道程がまだ遠い事が判る」ダンブルドアは「憂いの篩」から出て来るとこう言ったのでした。

ダンブルドアはさらにハリーにこう言いました。君は今しがた我々が耳にした事の重大さに気づいているだろう。今の君とほんの数ヶ月しか違わない同い年でトム・リドルは自らを不滅にする方策を探す事に全力を傾けていた。

「先生はそれが成功したとお考えですか?あいつは分霊箱を作ったのですか?僕を襲った時に死ななかったのはそのせいなのですか?どこかに分霊箱を1つ隠していたのですか?魂の一部は安全だったのですか?」

こう訊くハリーにダンブルドアは「一部。もしくはそれ以上」と答えました。ヴォルデモートがスラグホーンに訊きたがっていた事とは「複数の分霊箱を作った魔法使いはどうなるのか?」という事だった。一体どうなるのか?

何度も殺人を犯す事をも辞さない魔法使いが繰り返し引き裂いた魂を数多くの分霊箱に別々に収めて隠した場合その魔法使いが一体どうなるのかという情報を聞きたかった。どの本からもそのような情報は得られなかっただろう。

何故ならば自分自身もそしてヴォルデモートもまたそうだっただろうと確信している。そう言った上でダンブルドアはこう言ったのでした。魂を2つに引き裂く以上の事をした。つまり2つ以上の分霊箱を作った魔法使いはいない。

全く前例がないというわけなんですよね。

今日の最後に
スラグホーンの記憶を回収し寮に戻って来たハリーが「太った婦人(レディ)」と言い合っている所に「ほとんど首なしニック」が姿を現し親切にもダンブルドア校長が1時間前に学校に戻って来たとハリーに知らせてくれました。

そこでハリーはレディに背を向けて校長室に行きました。私は学校に戻って来たダンブルドアがハリーがスラグホーンの記憶を回収したのではとそう思ってニックにハリーが寮に戻ったら自分は学校に帰って来たと伝えて欲しい。

そう知らせて欲しいと言ったと私は思いますね。ニックはハリーの帰りを待ち構えていたのです。
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