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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ヴォルデモートはかつて前例のない複数の分霊箱を作る事を考え実行に移していた。それならヴォルデモートは一体幾つの分霊箱を作ったのか?ダンブルドアが言うにはハリーが回収したスラグホーンの記憶の中にその数が示されている。そういう事なんだそうです。(全3項目)

3-1.4年前に受け取った?
複数の分霊箱を作った魔法使いは過去にはおそらくいない。こう言った後ダンブルドアは一瞬言葉を切って考えを整理していましたがやがて口を開きました。そしてハリーに対して意外な事を言って来たというわけなんですよね。

「4年前わしはヴォルデモートが魂を分断した確かな証拠と考えられる物を受け取った」

「どこでですか?どうやってですか?」こう訊くハリーに何とダンブルドアは他ならぬハリーが自分に手渡したと言うのです。それは「リドルの日記」だと言うのです。いかにして「秘密の部屋」を再び開くのかという物でした。

自分は日記から現れたリドルを見ていない。しかしハリーが説明してくれた現象は一度も目撃した事がないとダンブルドアは言うのです。単なる記憶が行動を起こす。自分で考える。手中にした少女の命を搾り取るのだろうか?

それはない。つまりあの本の中にはもっと邪悪なものが棲みついていたとダンブルドアは言うのです。あの日記は分霊箱だった。しかしこれで1つの答えを得たものの疑問がよく多く残ってしまったとダンブルドアは言うのです。

自分が最も関心を持ち驚愕もしたのはあの日記が護りの道具としてだけではなく武器として意図されていた事だった。あれは分霊箱として然るべき機能を果たした。日記の中に隠された魂の欠けらは間違いなく安全に保管された。

すなわちその所有者が死ぬ事を回避する役目を果たした。その一方リドルが実はあの日記が読まれる事を望んでいたのは疑いの余地がない。スリザリンの怪物が解き放たれるよう魂の欠けらが誰かの中に取り憑く事を望んでいた。

「ええせっかく苦労して作った物を無駄にはしたくなかったのでしょう。自分がスリザリンの継承者だという事をみんなに知って欲しかったんだ。あの時代にはそういう評価が得られなかったから」

ハリーがこう言うとダンブルドアは「まさにその通りじゃ」と言って頷いたのでした。しかしここでダンブルドアは大きな問題があるとそう言いたいようでした。ヴォルデモートはあの分霊箱をルシウス・マルフォイに預けた。

これが意味する事とは?

3-2.あまりに投げやり
ここでダンブルドアはハリーにこう問いかけました。日記を未来の生徒の手に渡したり密かに忍び込ませる事をヴォルデモートが意図していたとすればその中に隠した大切な自分の魂の欠けらに関しあまりに投げやりなのでは?

そもそも分霊箱の所以はスラグホーン先生が説明したように自分の一部を完全に隠しておく事だ。誰かの行く手に投げ出して破壊されてしまう危険を冒したりはしない。しかし事実あの魂の欠けらはハリーが破壊して失われた。

つまりはダンブルドアはヴォルデモートがあの分霊箱を軽率に考えていたという事が最も不気味だと言うのです。それがヴォルデモートが既に「さらに複数の分霊箱を作るか作ろうとしていた」という事を示唆すると言うのです。

最初の分霊箱の喪失がそれほど致命的にならないようにした。信じたくはない。しかしそれ以外に説明がつかない。それから2年後肉体を取り戻した夜ヴォルデモートは死喰い人たちにまことに示唆に富む驚くべき事を言っていた。

「誰よりも深く不死の道へと入り込んでいたこの俺様が」

死喰い人には理解できなかっただろう。しかしダンブルドアはその意味が判ったのだそうです。ヴォルデモートは複数の分霊箱の事を言っていた。他の魔法使いにそのような前例はないだろう。しかしそれは辻褄の合う事だった。

ヴォルデモート卿は年月が経つにつれてますます人間離れした姿になっていった。そうした変身の道を説明できるのは唯一ヴォルデモートが自身のその魂を通常の悪と呼ぶものを超えた領域にまで切り刻んでいたという事になる。

それじゃあいつは他の人間を殺害する事で自分が殺害されるのを不可能にしたのですか?それほど不滅になりたいのなら自分で「賢者の石」を創るか又は盗めば良かったのでは?それは5年前にそうしようとした事は判っている。

ハリーの「賢者の石」を創るか盗めば良かったのではという問いにダンブルドアはそれはヴォルデモートが5年前にしようとした事だと答えました。何故なら「賢者の石」は分霊箱ほど魅力がなかったのではないかと言うのです。

それには幾つか理由がある。確かに「命の霊薬」は生命を延長する物ではあるが不滅の命を保つには定期的に永遠に飲み続けなければならない。さすればヴォルデモートはその霊薬に全面的に依存をするという事になってしまう。

そのため霊薬が切れたり不純な物になったり又は「賢者の石」が盗まれた場合はヴォルデモートは他の者と同様に死ぬ事になるだろう。ヴォルデモートは何事も自分1人で事を為したがる。依存するというのは我慢できなかった。

ヴォルデモートが「賢者の石」を盗もうとしたのはあくまでも肉体を取り戻すためだった。それ以後は引き続き分霊箱を信頼しようとしていたと確信しているとダンブルドアは言うのです。それ以外には何も必要ではなかった。

そして・・・

3-3.7個の分霊箱を作った?
ハリーが首尾よく手に入れてくれた肝心なこの記憶という情報が武器になり我々は今こそヴォルデモートを破滅させるための秘密にこれまでの誰より近づいているとダンブルドアは言うのです。ヴォルデモートのこの言葉がある。

「もっと沢山分断するほうがより確かでより強力になれるのではないでしょうか?7という数は一番強い魔法数字ではないですか?」

7分断された魂という考えがヴォルデモート卿を強く惹きつけたであろう。こう言うダンブルドアにハリーは「7個の分霊箱を作ったのですか?」と訊きつつその恐ろしさに身震いしました。そんなハリーを見てダンブルドアは?

「問題の大きさに気づいてくれたのはうれしい」

でもその7個は隠したり埋めたり見えなくして世界中のどこにでもある。こう言うハリーにダンブルドアは7個ではなく6個だと言うのです。どのように損傷されようと7個目の魂は蘇った身体に宿っているというわけなんですよね。

「でもそれじゃ6個の分霊箱は一体どこを探せばよいのですか?」

絶望気味にこう訊くハリーにダンブルドアは「忘れておるようじゃの」と言いました。ハリーが既に1個をそして自分もまた1個を破壊した。ハリーが急き込んで「先生が?」と訊くとダンブルドアは「いかにも」と答えました。

そして黒く焼け焦げたような手を挙げたのです。ヴォルデモートの祖父のマールヴォロ・ゴーントそして伯父のモーフィンから奪い去った指輪が分霊箱になっていた。それをこの手を引き換えにダンブルドアは破壊したのでした。

謙譲という美徳に欠ける言い方を許しておくれ。自分の並外れた術と著しく傷ついて戻った時スネイプ先生の素早い処置がなければ自分は生きてこの話をする事ができなかった。指輪には恐ろしい呪いがかけられていたそうです。

「でも。どうやって見つけたのですか?」

こう訊くハリーにダンブルドアは自分は長年ヴォルデモートの過去をできるだけ詳細にする事を責務として来たと言ったのでした。自分はヴォルデモートがかつて知っていた場所を訪ねてあちらこちらを旅した。そして見つけた。

たまたま廃屋になったゴーントの家に指輪が隠してあったのを見つけた。その指輪を分霊箱にしたヴォルデモートはもはや指輪を嵌めていようとは思わなかった。そこで先祖が住んでいた小屋に隠し幾重にも強力な魔術を施した。

いつの日か自分がわざわざその廃屋を訪ねるとは。またさらに自分が魔法による秘匿の跡に目を光らせるだろうなどとはヴォルデモートは夢にも思わなかっただろう。ダンブルドアはハリーにこう言ったというわけなんですよね。

今日の最後に
去年ダンブルドアは夏休みに入って僅か二週間後にプリベット通り4番地にハリーを迎えに来ました。その時には既にダンブルドアの杖腕は黒く焼け焦げたようになっていてハリーは「どうなさったのですか?」と訊いています。

その問いにダンブルドアは「後でじゃ」と答え明言を避けました。そしてスラグホーンを説得するためにバドリー・ババートンという村に「付き添い姿現わし」で到着した時もハリーは訊いていてダンブルドアはこう答えました。

「今は説明している時間がない。スリル満点の話じゃからそれにふさわしく語りたいでのう」

新学期初日の9月1日になってもダンブルドアの黒く焼け焦げた杖腕は癒えた様子が全くなくハーマイオニーも「あの手はもう死んでるみたいに見えるわ」とか「治らない傷というものもあるわ」などとそう言っていたんですよね。

ハリーはその黒く焼け焦げたような杖腕を見るたびに「何故そうなったんだろう?」と何度も思いました。でも前述のようにダンブルドアが「いずれは話して聞かせる時が来る」という意味の言葉を言ったので訊きませんでした。

ようやくその時が来たというわけなんですよね。

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