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ヴォルデモートは何と「7個」もの分霊箱を作ろうと目論んでいた。ホグワーツで教えたいとダンブルドア校長に頼みに来たのもそれが目的だった。それならヴォルデモートは一体何を分霊箱にしたのだろう?この事についてダンブルドアとハリーは話し合ったのでした。(全3項目)

3-1.何を分霊箱に?
ハリーは日記をそして自分は指輪を破壊した。しかし心から祝うわけにはいかない。魂の7分割説が正しいとすれば4個の分霊箱が残っている。ここでダンブルドアはこれまで授業で見せた光景を思い出して欲しいと言うのです。

ヴォルデモート卿は勝利のトロフィーを集めたがったし強力な魔法の歴史を持った物を好んだ。自尊心や自分の優位性に対する信仰や魔法史に驚くべき一角を占めようとする決意。こうした事からいかなる物が考えられるのか?

ヴォルデモートは分霊箱をある程度慎重に選び名誉にふさわしい品々を好んで選んだと思われる。だから日記はハリーが言ったようにヴォルデモートがスリザリンの後継者であるという証だったのでこの上なく大切だと考えた。

そこで次に考えられるのがヘプジバ・スミスから奪い去ったスリザリンのロケットとヘルガ・ハッフルパフの金のカップというわけです。この2つの品物でスリザリンとハッフルパフの2人の創始者の物を確保したという事になる。

そこでヴォルデモートはグリフィンドールとレイブンクローの所持品を探し始めたであろう。しかしダンブルドアは答えを持たぬもののグリフィンドールゆかりの品として知られる唯一の物は未だに無事だとそう言ったのでした。

「先生。ヴォルデモートは本当はそれが目当てでホグワーツに戻って来たかったのでしょうか?創始者の1人の品を何か見つけようとして?」

ハリーにこう問われてダンブルドアは「わしもまさにそう思う」と答えました。ダンブルドアが指差していた物というのが背後の壁にあったグリフィンドールの剣だったからです。しかし残念ながらそこから先は説明できない。

何故ならヴォルデモートは学校の中を探索する機会もなく門前払いされてしまった。そのためヴォルデモートは4人の創始者の品々を集めるという野望を満たす事ができなかったと結論するしかないとダンブルドアは言うのです。

そんなヴォルデモートが6番目に選んだと思われるのが蛇のナギニだと言うのです。動物のようにそれ自身が考えたり動いたりできるものに魂の一部を預けるのは賢明とも言えないし当然危険を伴うとダンブルドアは言うのです。

ヴォルデモートは特に重大な者の死の時まで分霊箱を作る過程を延期しているようだった。ハリーの場合は紛れもなくそうした死の1つだっただろう。だが知っての通りヴォルデモートはハリーを殺害する事に失敗してしまった。

しかし何年かの後にヴォルデモートはナギニを使って年老いたマグルの男を殺害した。だから多分その時にヴォルデモートはナギニを最後の分霊箱にする事を思いついたのだろう。ナギニはスリザリンとの繋がりを際立たせる。

ヴォルデモート卿の神秘的な雰囲気を高める。ヴォルデモートが好きになれる何かがあるとすればおそらくそれはナギニだろう。確かにナギニをそばに置きたがっているし蛇語使いという事以上にナギニを強く操っているようだ。

だからダンブルドアは6個目の分霊箱はナギニだと言うのです。

3-2.発見をしたら?
日記と指輪はなくなった。その一方ヘルガ・ハッフルパフの金のカップとスリザリンのロケットそれに蛇のナギニが残っている。つまりはもう1つ。かつてレイブンクローかグリフィンドールの物だった品が分霊箱になっている。

ハリーがこう言うとダンブルドアは「見事に簡潔で正確な要約じゃ。その通り」と言ったのでした。それで学校を留守になさった時に先生はそういう場所を訪ねて分霊箱を探していらっしゃったのですねとハリーが訊くと・・・

ダンブルドアは「そうじゃ。長いこと探しておった」と答えたのでした。そして何と自分の考えでは近い内にもう1つ発見できるかもしれぬ。それらしい印があるとそう言うのです。そこでハリーはこう申し入れをしたのでした。

「発見なさったら僕も一緒に行ってそれを破壊する手伝いができませんか?」

ダンブルドアは一瞬ハリーをじっと見つめたかと思うと口を開きました。そして「いいじゃろう」と言うのです。ハリーはまさかの答えに衝撃を受け「いいんですか?」と訊き返しました。ダンブルドアは僅かに微笑むと・・・

「いかにも。君はその権利を勝ち取ったと思う」

周囲の歴代校長たちはあまり感心してないようでした。ハリーはその反応を無視してこう尋ねました。ヴォルデモートは分霊箱が壊された時それが判るのか?感じるのか?ハリーのこの問いにダンブルドアはこう答えたのでした。

「非常に興味ある質問じゃよ。答えは否じゃろう。ヴォルデモートは今やどっぷりと悪に染まっておるしさらに自分自身の肝心な部分である分霊が随分長いこと本体から切り離されておるので我々が感じるようには感じない」

ヴォルデモートが気づくのは多分自分が死ぬ時点だとダンブルドアは言うのです。その一例がハリーが破壊した日記の事をヴォルデモートはルシウス・マルフォイの口から聞くまで気づかなかった。その時の怒りは凄まじかった。

ヴォルデモートの怒りは見るも恐ろしいほどだったんだそうです。でもルシウス・マルフォイがこの学校に日記を忍び込ませたのはヴォルデモートがそう指示したからなのでは?こう訊くハリーにダンブルドアはこう答えました。

いかにも。それはヴォルデモートが複数の分霊箱を作れるという確信があった時だ。しかしながらヴォルデモートの命令を待つ手筈だったルシウスはその命令を受けはしなかった。それはヴォルデモートが消えてしまったからだ。

ヴォルデモートはルシウスが分霊箱をただ大切に護ると思った。まさかそれ以外の事をするとは思わなかったに違いない。しかしヴォルデモートは何年も姿を消したままの死んだと思われる自分への恐怖心を過大に考えていた。

ルシウス氏は日記について「秘密の部屋」をもう一度開かせる物とだけ聞いていて分霊箱だという事を知らされていなかった。もしそういう物と知らされていたらルシウス氏は間違いなくあの日記をもっと恭しく扱った事だろう。

そのためルシウス氏は日記を自分自身のために勝手に使ってしまった。アーサー・ウィーズリー氏の娘の元に忍び込ませる事でアーサー氏の信用を傷つけ自分をホグワーツから追放させルシウス氏にとって不利な物証を片付ける。

この一石三鳥を狙ったとダンブルドアは言うのです。自らの利益のために分霊箱を捨ててしまったその上に魔法省で予言が封印されたガラス球を破壊するという大失態を演じルシウス氏はヴォルデモートの逆鱗に触れてしまった。

だから現在はアズカバンに収監されているから安心だと本人が内心は喜んでいるとしても無理のない事だとダンブルドアは言うのです。

3-3.肝心なのじゃ!
すると分霊箱を全部破壊すればヴォルデモートを殺害する事が可能なのですか?こう訊くハリーにダンブルドアは「そうじゃろうと思う」と答えました。でもその一方で魂は切り刻まれて減損し修復不能なまでに損傷されている。

しかし頭脳と魔力は無傷だ。したがってヴォルデモートのような魔法使いを殺害するには非凡な技と力を要するだろうとダンブルドアは言うのです。そう言われてハリーは「僕は非凡な技も力も持っていません」と答えました。

それに対してダンブルドアは「いや持っておる」とそれもきっぱりと言いました。ハリーはヴォルデモートが持った事がない力を持っている。ハリーは「それがどうした!」と言いたいのを何とか堪えてこう言ったんですよね。

「僕は愛する事ができます!」

ところがダンブルドアも「そうじゃよ。君は愛する事ができる」と言ってヴォルデモートが持つ事ができずハリーが持つ事ができるのは「愛」だとそう言うのです。それは単なる愛?それを聞いてハリーは少し失望したのでした。

さらに驚く事にダンブルドアはハリーに「君は予言に重きを置き過ぎておる」とそう言うのです。ヴォルデモートはトレローニー先生の言葉に応じて行動しハリーの両親を殺害した。その結果ハリーに強い魔法の護りを与えた。

全ての暴君がそうであるようにヴォルデモートもまた虐げている民を恐れていた。その民の中から必ず誰かが立ち上がり反撃する事を認識しているからだ。誰かが自分に歯向かう事を常に警戒している。だからハリーを襲った。

ヴォルデモート自身が最大の敵を創り出したのだ。自分を破滅させる可能性の最も高い人物を自ら選んだばかりではなかった。その者に無類の破壊的な武器まで手渡した。その無類な破壊的な武器を手渡したのがハリーなんだ。

ハリーを殺害しようとした事でヴォルデモート自身が非凡なる人物つまりハリーを選び出した。それはヴォルデモートの失敗だった。ハリーはヴォルデモートの考えや野心を覗き見る事ができる。蛇の言葉を理解する事もできる。

つまりハリーがヴォルデモートを殺害したいと強く思うのはトレローニー先生の予言のせいではなくヴォルデモートがハリーの両親を殺害したからというわけなんですよね。ダンブルドアはだからハリーにこう言ったんですよね。

「君は予言に重きを置き過ぎておる」

今日の最後に
ヴォルデモートは暴君だからこそ虐げている民の中から誰かが立ち上がって反撃するのを恐れていた。だからこそトレローニー先生の言葉に応じてポッター夫妻を殺害しハリーを襲って自分の身を滅ぼし凋落をしてしまったのだ。

つまりヴォルデモートがトレローニー先生の予言を聞いても無視を決め込んでいればハリーの両親も死ななかったという事になるわけですね。ダンブルドアのこの指摘は「そういう考え方があったのか!」という感じですよね。

つまり結果としては「ポッター夫妻が死んだのは不幸な事だがヴォルデモートが応じてくれて良かったんだ」というわけなんですよね。
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