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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

フラーに軟膏を奪われたその上に押し退けられてウィーズリーおばさんの怒りが大爆発すると思ったら何とそのおばさんの口から結婚を承諾する言葉が飛び出して一同を茫然自失にさせる事となりました。ところがフラーとビルに続いてもう一組がゴールインする事になったんですよね。それは?(全3項目)

3-1.百万回も言ったのに
「判ったでしょう!フラーはそれでもビルと結婚したいのよ。噛まれたというのに!そんな事はどうでもいいのよ!」張り詰めた声が聞こえて来ました。一体何事かとそう思ったら何とトンクスがルーピンを睨んでいたのでした。

ルーピンはほとんど唇を動かさずに突然表情を強張らせると「次元が違う。ビルは完全な狼人間にはならない。事情が全く違う」と言おうとしました。しかしトンクスはルーピンの言葉を途中で遮るとこう言葉を返したのでした。

「でも私も気にしないわ。気にしないわ!」

トンクスはルーピンのローブの胸元を掴んで揺さぶると「百万回もあなたにそう言ったのに」と言いました。するとルーピンはトンクスの目を避けて床を見つめながら「私も君に百万回も言った」と言った後にこうも言いました。

「私は君にとって歳を取り過ぎているし貧乏過ぎる。危険過ぎる」

夏休みに入って二週間後にダンブルドアに連れられてハリーが「隠れ穴」に来た時そこにトンクスがいました。学期最終日にキングズ・クロス駅で会った時はトンクスはとっても元気で明るい風船ガムピンクの髪をしていました。

ところが「隠れ穴」で会った時にはトンクスは病気でやつれたように見え無理をして笑っているようでした。髪もくすんだ茶色で顔も蒼白く何だか元気がありませんでした。その理由としてハーマイオニーはこう言っていました。

「トンクスはシリウスが死んだのは自分のせいだと思ってるの!」

何故ならトンクスはベラトリックス・レストレンジと戦っていた。自分が倒していればベラトリックスはシリウスを殺害できなかった。そしてその話が発展してトンクスはシリウスの事が好きだったという説まで飛び出しました。

ところがそれが全くの見当違いだったのです。

3-2.ビルとフラーに続いて
夏休み最終日の8月31日にハリーがウィーズリーおばさんに訊くとアーサー氏によればトンクスはキングズ・クロス駅には来ない。どこか他の所に配置されているという答えが返って来ました。それはホグズミードだったのです。

ヴォルデモートの復活が公になった事を受けて学校の警備を補強するためにホグズミードに4人の闇祓いが配置されました。その内の1人がトンクスだったのです。そんなトンクスとハリーはホグズミード駅で顔を会わせました。

ドラコ・マルフォイの企みの内容を何とか知ろうとハリーはマルフォイのいるコンパートメントに潜入しました。ところがマルフォイに「全身金縛りの呪文」をかけられてしまいました。そこをトンクスに助け出されたのです。

昨年度トンクスは聞きたがり屋で時にはうるさいと思うほどでした。よく笑い冗談を飛ばしていました。ところがこの日のトンクスは老けたようにも見えましたし真面目で決然としていました。その原因はやっぱりあれなのか?

ハーマイオニーならシリウスの事でトンクスに慰めの言葉をかけなさい。トンクスのせいではないと言いなさいと促すんだろうな。ハリーは気まずい思いでそう考えました。しかしどうしても言い出す事ができはしませんでした。

シリウスが死んだ事でトンクスを責める気は全くありませんでした。むしろ責任を問われるのは自分だしハリーもまた「シリウスの事は今は話したくない」という心境だったので2人は黙ったまま学校に向かって歩いたのでした。

この時トンクスは杖先から守護霊を出して「ハリーを保護した」と学校に知らせました。ところがトンクスはハグリッドに知らせたつもりだったのに受け取ったのは何とスネイプでした。スネイプはトンクスにこう言いました。

「君の新しい守護霊は興味深い」

さらにスネイプは昔の守護霊のほうがいいように思うとか新しい守護霊は弱々しく見えると文句をつけました。トンクスの守護霊は変わったらしい。そこでハリーはクリスマス休暇に「隠れ穴」で会った際ルーピンに訊きました。

するとルーピンからは時にはだが強い衝撃とか精神的な動揺とかで変わるという答えが返って来ました。何故トンクスの守護霊は変わったのか?一体いかなる強い衝撃あるいは精神的な動揺があったのか?ハリーは今判りました。

トンクスが好きだったのはシリウスではなくてルーピンだったのです。今さっき1つの大きな決意をしてビルとフラーの結婚を承諾したばかりのウィーズリーおばさんがルーピンにこう言って暗に決断をするよう促したのでした。

「リーマスあなたのそういう考え方は馬鹿げているって私は最初からそう言ってますよ」

しかしそれでもルーピンは「馬鹿げてはいない。トンクスには誰か若くて健全な人がふさわしい」と言ったのでした。すると今度はアーサー氏が小さく微笑みながらこう言って「やはり君はトンクスと結婚をするべき」と・・・

「でもトンクスは君がいいんだ。それに結局の所リーマス若くて健全な男がずっとそのままだとは限らんよ」

ダンブルドアが死んだんだ。今はそんな事を話す時じゃない。こう言ってなおもトンクスとの結婚を渋るルーピンに今度は何とマクゴナガル先生がこのように言ってウィーズリー夫妻の主張を後押ししたというわけなんですよね。

「世の中に少し愛が増えたと知ったらダンブルドアは誰よりもお喜びになったでしょう」

3-3.そこにハグリッドが
マクゴナガル先生がルーピンに引導を渡した所で病棟の扉が開き全身を震わせ泣き腫らして涙でぐしょ濡れのハグリッドが入って来て声を詰まらせながら「済ませました。先生」とダンブルドアの亡骸を運んだ事を報告しました。

ハグリッドが言う所によればスプラウト先生は生徒たちをベッドに戻した。フリットウィック先生は横になっているものの「すぐよくなる」と言っている。そしてスラグホーン先生は魔法省に連絡したと言っているんだそうです。

マクゴナガル先生はハグリッドに「ありがとう」と礼を言うとすぐさま立ち上がりビルの周りにいる全員を見て「私は魔法省が到着した時にお迎えしなければなりません」と告げました。そしてハグリッドにこう頼んだのでした。

「寮監の先生方に。スリザリンはスラグホーンが代表すればいいでしょう。直ちに私の事務所に集まるようにと知らせてください。あなたも来てください」

ハグリッドは頷いて向きを変え重い足取りで病棟を出て行きました。するとマクゴナガル先生は今度はハリーを見下ろして寮監たちに会う前にあなたとちょっとお話があります。だから一緒に来てくださいとそう言ったのでした。

ハリーは立ち上がってロンにハーマイオニーとジニーの3人に「後でね」と呟くように声をかけてマクゴナガル先生に従いて病棟を出ました。廊下は全くの無人で聞こえて来る音と云えば遠くからのフォークスの歌声だけでした。

暫くしてハリーはマクゴナガル先生が自分の事務所ではなく校長室に向かっている事に気がつきました。ほんの一瞬の間を置いてハリーは気づきました。そうだ。マクゴナガル先生は副校長だった。当然今は校長になったのだ。

そこで話し合われた事とは?

今日の最後に
こうして改めて読み返してみたらルーピンは最後の最後までトンクスとの結婚をそれも激しく躊躇していたんだという事に気がつきました。ルーピンはあくまでもできないと言い張っていたのに3人がかりで説得したんですよね。

こうしてビル・ウィーズリーとフラー・デラクールに続いてリーマス・ルーピンとニンファドーラ・トンクスもまたウィーズリー夫妻とマクゴナガル先生が3人がかりでルーピンを説得しめでたく結婚する事になったんですよね。

そしてこれがハリーたち3人にとっては思わぬ恩恵をもたらす事になったというわけなんですよね。

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