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ダンブルドア校長が死亡した事を受けて授業は全て中止になり試験は延期されました。それから何人かの生徒が親に連れ出されて学校から姿を消しました。さらにはフラーの母校のボーバトンの校長マダム・マクシームが駆けつけたりもしました。それ以外にも色々な事が起こりました。(全3項目)

3-1.ダンブルドアが死んだ事で
ダンブルドア校長が死亡した事を受け授業は全て中止になり試験は延期されました。それから2日の内に双子のパチル姉妹にザカリアス・スミスもそうだったのですが何人かの生徒たちがホグワーツから姿を消す事となりました。

その一方シェーマス・フィネガンは母親と一緒に帰る事を真っ向から拒否しました。2人は玄関ホールで怒鳴り合いましたが結局は母親が折れてシェーマスはダンブルドアの葬儀が終わるまで学校に残る事になったんだそうです。

葬儀の前日の午後遅くには家一軒ほどもある大きなパステル・ブルーの馬車が12頭の天馬に牽かれて空から舞い降り「禁じられた森」の端に着陸しました。フラーの母校のボーバトンのマダム・マクシーム校長が到着したのです。

魔法大臣率いる魔法省の役人たちは城の中に泊まりました。ダンブルドアと一緒に最後に外出した時の話をしろと言われるに違いないと思っていたのでハリーは魔法省の誰とも顔を合わせないように細心の注意を払っていました。

ハリーにロンとハーマイオニーそれにジニーの4人はずっと一緒に過ごしました。4人は1日に2度病棟に見舞いに行きました。ネビルは退院したもののビルは以前として病棟に留まりマダム・ポンフリーの手当てを受けていました。

狼人間のフェンリール・グレイバックに噛まれて心配されたものの人格は前と変わりないようでした。1つだけ変わったと思われる事はステーキのレアを好むようになった事でした。するとフラーがこんな事を言ったのでした。

「この人が私と結婚するのはとてもラッキーな事ですね。何故ならイギリス人。お肉を焼き過ぎます。私いつもそう言ってましたね」

フラーはビルの枕を直しながらうれしそうにこう言いました。ジニーは「ビルが間違いなくあの女と結婚するんだってこと受け入れるしかないみたいね」と言うと溜め息をつきました。そんなジニーにハリーはこう言いました。

「そんなに悪い人じゃないよ」

するとジニーが眉を吊り上げたのでハリーは慌てて「ブスだけどね」と付け加えたのでした。確かにフラーは三大魔法学校対抗試合の「第2の課題」で妹を助けて貰った事があってハリーに対しては恩義を感じていたんですよね。

だからハリーにとってはいい人なんですよね。

3-2.一緒に歩き出した道程
ビルとフラーの結婚はもはや逃れようがない。でもジニーは母親のウィーズリーおばさんが我慢できるのなら自分もできると思うとの事でした。するとここで無理に力んだような声でロンがハーマイオニーにこう訊いたのでした。

「他に誰か知ってる人が死んだかい?」

ハーマイオニーは「夕刊予言者新聞」を読んでいました。ロンの声にたじろぎながらハーマイオニーは新聞を畳むと咎めるように「いいえ」と答えました。スネイプを追ってはいるもののまだ何の手がかりもないのだそうです。

「そりゃないだろう。ヴォルデモートを見つけるまではスネイプも見つからないさ。それに魔法省の連中は今まで一度だって見つけたためしがないじゃないか」

こう言って魔法省に怒りをぶつけるハリーでしたがハリーはこの話題が出る毎に腹を立てていました。その一方で「まず本物の分霊箱に関する真実を知るのが任務だ」という事は判っていました。ジニーが寝室に消えると・・・

ハーマイオニーがハリーのほうに身を乗り出して今朝図書室で発見した事があると言って来ました。ハリーは椅子に座り直すと「R.A.B?」と訊きました。それができた時に初めて目の前に伸びる曲折した暗い道を少しは進める。

それがハリーがダンブルドアと一緒に歩き出した道程だからです。その旅を今度は1人で続けなければならないという事をハリーは思い知っていました。あと4個もの分霊箱がどこかにあり探し出して消滅させなければならない。

そうしなければヴォルデモートを真に滅ぼす事はできないからです。ハリーは分霊箱の名前を列挙する事でそれを手の届く所に持って来れるかのように何度も復唱しました。そしてそれはダンブルドアの亡くなった翌朝でした。

ハリーはロケットの中のメモをハーマイオニーに見せていました。見せられた時にはハーマイオニーもこれまで読んだ本に出て来た魔法使いにその頭文字に該当する人物を思いつきませんでした。そこで図書室というわけです。

ところがだったのです。

3-3.プリンスの正体
残念ながらハーマイオニーの返事は「違うの」でした。ところがハーマイオニーが言うには別の事が見つかったのだそうです。それはハリーの目の前でダンブルドアに「死の呪文」を唱えたセブルス・スネイプその人の事でした。

椅子に沈み込んで「あいつがどうしたって?」と重苦しく訊くハリーにハーマイオニーは遠慮がちに「半純血のプリンス」についてはある意味では自分が正しかったと答えたのでした。あれはアイリーン・プリンスの本だった。

アイリーンはスネイプの母親だった。そして他の古い「日刊予言者新聞」を調べていたらアイリーン・プリンスがトビアス・スネイプという人と結婚したという小さなお知らせが載っていた。それからまたお知らせ広告があった。

それはアイリーンが出産をした。つまりはセブルス・スネイプが生まれたというわけです。すなわちスネイプは「半分プリンス」である事を誇りにしていたに違いない。その新聞記事によればトビアス・スネイプはマグルだった。

それを聞いてハリーは「それでぴったり当てはまる」と言ったのでした。スネイプはルシウス・マルフォイなどの連中に認められようとして純血の血筋だけ誇張したんだろう。それは純血の血統が半分のヴォルデモートと同じだ。

純血の血統が半分しかないのを恥じていた。ダンブルドアは何故それに気づかなかったのか?ハリーにしてみればこれほど苦々しい思いはないというわけです。ダンブルドアはスネイプに対して許し難いほどの信頼を置いていた。

そんな「半純血のプリンス」の手書き入りの「上級魔法薬」の本が自分を助けてくれた。今になってみればハリーにとってはそれは耐え難い事だったというわけです。それなら何故スネイプは黙って見ていたのかというわけです。

スネイプは判っていたはずだ。開心術を使う必要もなかった。自分が「セクタムセンブラ」を使った時にスネイプは判っていた。それより前から判っていたのかもしれない。それはスラグホーンが自分の優秀さを吹聴していた。

だからスネイプは自分の使った古い教科書を棚の奥に置きっぱなしにしておくべきではなかった。そんな事をしてしまったがためにハリーを「魔法薬学」に於いて極めて優秀な生徒だという評価をスラグホーンにさせてしまった。

ハリーはそう考えたというわけです。

今日の最後に
セブルス・スネイプは自分の手書き入りの「上級魔法薬」の本を地下牢教室に置きっぱなしにしてしまったがためにハリーが「魔法薬学」の授業に於いて極めて優秀という評価をホラス・スラグホーンにさせる事としてしまった。

ハリーはそう考えたようですが当然ダンブルドアがスネイプに置きっぱなしにするようにとそう指示をしたというわけなんですよね。ハリーはそれはもう重要な事を忘れてしまっている。そういう事なんですよね。一体それは?

その仕掛けは夏休み中から行われていました。ハリーが滞在した「隠れ穴」ではウィーズリー夫妻に口止めをしてスラグホーンが以前にホグワーツの教壇に立っていた時には「魔法薬学」の教師だという事を伏せたんですよね。

そのためハリーとロンは「魔法薬学」が取れるとは思っていなかったので「上級魔法薬」の本を買いませんでした。そのお陰でハリーはスネイプ手書き入りのこの「上級魔法薬」の本を手にする事ができたというわけなんですよね。

そしてハリーはスラグホーンの初授業で幸運の液体「フェリックス・フェリシス」を獲得する事ができました。それがためにダンブルドアが出した宿題をやり遂げさらには死喰い人との戦いで1人も死亡者を出さずに済みました。

そういう事なんですよね。(笑)
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