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ヴォルデモートの分霊箱を探し出して破壊しなければならない。その旅に出るためにはジニーとも別れなければならないというわけです。しかしジニーも黙ってはいませんでした。そしてハリーはロンとハーマイオニーに自分のその決意を伝えたのでした。すると2人は?(全3項目)

3-1.ジニーの思い
ヴォルデモートは敵の親しい人たちを利用する。僕たちの関係がこのまま続けば君を危険な目に遭わせる事になってしまう。だからもう君と付き合う事はできない。こう言うハリーにジニーは激しい口調でこう反論したのでした。

「私が気にしないって言ったら?」

ハリーは「僕が気にする」と答えました。君の葬儀を出すなんて事になったら僕がどんな思いをするか?それがもし自分のせいだったら尚更というわけなんですよね。するとジニーは目を逸らして湖を見るとこう言ったのでした。

「私あなたの事を完全に諦めた事はなかった」

ジニーは他の人と付き合っていてもハリーの事を思い続けていたのだそうです。ハーマイオニーが自分の人生を生きてみなさいと言ってくれたんだそうです。ハリーのそばにいる時にもう少し気軽にしていたらどうかと言われた。

ハリーが同じ部屋にいるだけで口も利けなかった事を憶えているでしょう?だからハーマイオニーは私が私らしくしていたらハリーが少しは気づいてくれるかもしれないとそう考えた。だから敢えて他の人と付き合ってみたんだ。

ハーマイオニーは賢い人だよ。もっと早く君に申し込んでいれば良かった。そうすれば数ヵ月と云わず幸せな期間が長く続いていた。ハリーは何とか微笑もうと努力しながらジニーに後悔の念を言ったというわけなんですよね。

するとジニーは半分笑いながらこう言いました。でもあなたは魔法界を救う事で大忙しだった。驚いたわけじゃないの。結局はこうなると私には判っていた。ハリーはヴォルデモートを追っていなければ満足はできないだろう。

多分自分はそんなハリーが好きなのよとジニーは言ったのでした。それを聞いてハリーはジニーのこうした言葉を聞くのは耐え難いほど辛いと思いました。もしこのままジニーのそばにいたら自分の決心は鈍ってしまうのでは?

そう思ったからでした。ハリーは惨めさを体中に滲ませて立ち上がるとジニーとダンブルドアの墓に背を向けて歩き出したのでした。黙って座っているよりも動いているほうが耐えやすい。だからハリーは歩き始めたのでした。

3-2.やはり骨の髄までダンブルドアに忠実
「ハリー!」と誰かが呼んだのでハリーが振り返るとルーファス・スクリムジョールでした。大急ぎで近づいて来る所でした。スクリムジョールは「君と一言話がしたかった。少し一緒に歩いてもいいかね?」と言って来ました。

ハリーは「ええ」と気のない返事をすると再び歩き出しました。知らせを受けて私がどんなに愕然としたか言葉には表せない。ダンブルドアは偉大な魔法使いだった。自分もダンブルドアの訃報を聞いてひどくショックを受けた。

そう言うスクリムジョールの言葉を途中で遮りハリーはぶっきらぼうに「何の用ですか?」と訊きました。スクリムジョールはむっとした表情でしたが前に会った時と同様に即座にその表情を取り繕って再び話して来たのでした。

それでもスクリムジョールは本題には入りませんでした。そこでハリーが立ち止まって「何の用ですか?」と繰り返すとスクリムジョールもまた立ち止まって今度は抜け目のない表情でハリーをじっと見るとこう言って来ました。

「ダンブルドアが死んだ夜の事だが君と一緒に学校を抜け出したと言う者がいてね」

ハリーが「誰が言ったのですか?」と訊くとスクリムジョールはダンブルドアが死んだ後に塔の屋上で何者かが死喰い人の1人に「失神呪文」をかけた。それにその場には箒が2本あった。だから2本目の箒に乗っていたのは君だ。

暗にそう言うスクリムジョールにハリーは「それはよかった」と言うと「でも僕がダンブルドアとどこに行こうと2人が何をしようと僕にしか関わりのない事です。ダンブルドアは他の誰にも知られたくなかった」と答えました。

「それほどまでの忠誠心はもちろん称賛すべきだ。しかしハリー。ダンブルドアはいなくなった。もういないのだ」

こう言うスクリムジョールにハリーは笑みを浮かべつつ「ここに誰1人としてダンブルドアに忠実な者がいなくなった時ダンブルドアは初めてこの学校から本当にいなくなるんです」と言いました。するとスクリムジョールは?

スクリムジョールはダンブルドアと云えども蘇る事はできないだろうと言って来ました。それに対してハリーは「できるなんて言ってません」と言ってみせたその後に再び「僕には何もお話しする事はありません」と言いました。

スクリムジョールは魔法省は君にあらゆる保護を提供できる。私の闇祓い2人を喜んで君のために提供しようとも言って来ました。しかしハリーはヴォルデモートは自分自身で僕を手にかけたいのだからそれは意味のない事だ。

ここでスクリムジョールはようやく「クリスマスに私が君に要請した事は」と一番言いたかった事を言って来ました。そうすればみんなの気持ちが高揚する!ハリーは暫くの間スクリムジョールをじっと観察してこう言いました。

「スタン・シャンパイクをもう解放しましたか?」

ハリーがこう訊くとスクリムジョールの顔は険悪な紫色に変わりました。スクリムジョールが「なるほど。君は」と言うとハリーはその後の言葉を引き取って「骨の髄までダンブルドアに忠実。その通りです」と言ったのでした。

スクリムジョールはしばしの間ハリーを睨みつけていました。しかしやがて背中を向け一言も言葉を返さずに去って行きました。クリスマスの「隠れ穴」での会談に続いて2人の話し合いは再び決裂したというわけなんですよね。

3-3.残りの分霊箱を
ハリーと合流するとハーマイオニーは小声で「スクリムジョールは何が望みだったの?」と訊いて来ました。ハリーは肩をすくめてクリスマスの時と同じでダンブルドアの内部情報を教えて魔法省のアイドルになれと言って来た。

ハリーはそう答えました。ハーマイオニーは学校が閉鎖されてホグワーツに戻って来れなくなるなんて耐えられないと言いました。するとロンが「そうならないかもしれない」と言いました。ところがハリーはこう言うのです。

「学校が再開されても僕は戻らない」

ロンは呆然としてハリーを見つめました。一方ハーマイオニーはハリーのこの言葉を予想していたようで「そう言うと思ったわ。でもそれじゃあなたはどうするつもりなの?」と訊いて来ました。ハリーはこう答えたのでした。

「僕はもう一度ダーズリーの所に帰る。それがダンブルドアの望みだったから」

しかしプリベット通り4番地に留まるのは短い期間だけだ。それから自分は永久にあそこを出る。でも学校に戻って来ないのならどこに行くの?こう訊くハーマイオニーにハリーはゴドリックの谷に行くとそう答えたのでした。

「それからどうするんだ?」と訊くロンにハリーは「残りの分霊箱を探し出さなければならないんだ」と答えました。僕がそうする事をダンブルドアは望んでいた。だからダンブルドアは僕に分霊箱の全てを教えてくれたんだ。

あと4個の分霊箱がどこかにある。探し出して破壊しなければならないんだ。そして7個目を追わなければならない。それはヴォルデモート自身の身体にある魂だ。つまり予言によってヴォルデモートを真に滅ぼすのは僕だと・・・

そう決められているからというわけです。そしてその途上セブルス・スネイプに出会ったら僕にとっては有り難い事であいつにとっては有り難くない事になる。ハリーがこう言うと長い沈黙が続きました。ところがだったのです。

ロンもハーマイオニーもハリーと一緒にヴォルデモートの分霊箱を探し出して破壊する旅に行くと言い出したのです。ハリーは即座に「駄目だ」と言いました。こんな危険極まりない旅に2人が同行するなんてとんでもない事だ。

「あなたは前に一度こう言ったわ。私たちがそうしたいなら引き返す時間はあるって。その時間はもう十分にあったわ。違う?」

ハーマイオニーがこう言ってロンもまた「何があろうと僕たちは君と一緒だ」と言って2人はハリーの旅に一緒に行く事になったのでした。しかしその旅に出る前にビルとフラーの結婚式が控えているというわけなんですよね。

最後に
魔法大臣ルーファス・スクリムジョールはハリーにダンブルドアが死んだあの時に現場には箒が2本あった。そして誰かが死喰い人に「失神呪文」をかけた。だから君はあの時あの場所にいたんだろうとハリーに言って来ました。

そしてダンブルドアと一緒に学校を離れてどこに行っていたのかを知りたがりました。しかしハリーは答える事を拒否しました。それはもう既にマクゴナガル先生が訊いて来たのに答えなかったのですから至極当然の事ですよね。

さて9週間「36回」に渡ってアルバス・ダンブルドア「謎のプリンス」後編をお届けして来ました。次の「死の秘宝」編もまたとてつもなく長くなるのは容易に予想ができるのでおそらくは2つに分けてやる事になるんでしょう。

やる時期については現在思案中です。
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