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ホグワーツでは5年生になると各寮の生徒から男女1人ずつが監督生に任命されます。ハーマイオニーは当然というわけです。ところが何とグリフィンドールの男子のほうはハリーだという大方の予想は外れて何とロンだったのです。そしてロンはさらに学期が始まると・・・(全3項目)

3-1.5年生になって
ハリーにロンとハーマイオニーは5年生になりました。ホグワーツでは5年生になると各寮の生徒の中から男女それぞれ1名ずつ監督生に任命されます。そしてハーマイオニーがなるのだろうというのは衆目の一致する所でしょう。

それならグリフィンドールの男子のほうは一体誰になるのか?実は大方の人たちはハリーがなるものとそう考えていたようでした。それを含めた教科書リスト同封の手紙が学校から届いたのは今年は何と夏休み最終日の事でした。

「スリンクハードの本を指定したのは誰かって2人で考えてたんだ」

フレッドがハリーとロンにこう言って来ました。そのわけはダンブルドアが「闇の魔術に対する防衛術」の先生を見つけて来た事を意味するからなんだそうです。こう言うジョージにフレッドが「やっとこさだな」と言いました。

ハリーが「どういうこと?」と訊くとウィーズリー夫妻が言っていた。ダンブルドア校長は今年はこの科目の先生を探すのにとても苦労していたとそう聞いたんだそうです。この4年間に起きた事を考えれば当然というわけです。

1人は辞めさせられ1人は死んで1人は記憶がなくなり1人は9カ月もトランク詰めだった。ところがその時の事です。フレッドがロンに「どうかしたか?」と訊きました。ハリーが振り返るとロンは少し口を開け呆然としていました。

フレッドは「一体どうした?」と言うとロンの後ろに回り込み肩越しにロンに届いた学校からの手紙を読みました。すると何とフレッドも驚いたように口をパッと開けたのでした。そして目を丸くして「監督生?」と言ったのです。

ジョージも「監督生?」と繰り返してロンがもう片方の手に持っている封筒を奪って逆さまにしました。するとジョージの手の平に赤と金の監督生バッジが落ちて来たのです。ジョージは「まさか間違いだろう」と言いました。

正気でロンを監督生にする奴はいない。三大魔法学校対抗試合に優勝したのだからダンブルドアは絶対にハリーを選ぶと思った。ハリーが本命だと思ってた。それなら何故ハリーではなくてロンが監督生に選ばれたのだろうか?

ぶっ飛んだ事が色々あったのがマイナスになったのかもしれない。ハリーはあまりに色々トラブルを起こし過ぎた。だからハリーではなくロンが選ばれた。フレッドもジョージもロンの監督生任命には驚かされたというわけです。

3-2.悪戯専門店を巡って
ロンが監督生になったと知ってフレッドとジョージは「俺たち今後気をつけないとな」とか「我らが規則破りの日々もついに終わりか」などと言っていましたがそうはなりませんでした。2人が他の事で忙しくなったからでした。

先学期の最終日ハリーはホグワーツ特急がキングズ・クロス駅に着いた時に三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを悪戯専門店の開業資金としてフレッドとジョージに提供しました。2人はこの事で忙しくなったのです。

学期の初日2人は寮の掲示板に「ずる休みスナックボックス」の実験台を募集する広告を貼りました。ところが翌朝にはハーマイオニーが「これはやり過ぎよ」と言って剥がしてしまいました。そしてロンにこう言ったのでした。

「あの2人に一言言わないといけないわ。ロン」

するとロンは大仰天して「どうして?」と訊きました。これにハーマイオニーは「私たちが監督生だから!こういう事を辞めさせるのが私たちの役目です!」と答えたのでした。しかしロンのほうはあまり気が進まないようです。

ロンは何も言いませんでした。そして「フレッドとジョージがまさにやりたいようにやっているのに止めるのは気が進まない」と思っているようでした。その騒動はその日の夕食後に談話室で勃発をしたというわけなんですよね。

フレッドとジョージが広告を夜に貼り翌日の朝にはハーマイオニーが剥がしてしまったのにも関わらず「ずる休みスナックボックス」の実験台には結構な人数の応募があったようでした。それを見てハーマイオニーは怒りました。

駄目。あの人たち残念だけどやり過ぎだわ。こう言った後ハーマイオニーは立ち上がって「さあロン」と言ってロンも一緒に来て注意するよう促しました。しかしハーマイオニーにそう言われてもロンは立ち上がりませんでした。

こんな怪しげな物を生徒に試してはいけないと今朝言ったはずよ。ハーマイオニーがこう言うとフレッドが憤慨して「ちゃんとお金を払ってるぞ」と反論したのでした。お金を払えばいいってもんじゃない。危険性があるのよ。

こう言うハーマイオニーにフレッドは「馬鹿言うな。カッカするなよ。こいつら大丈夫だから!」と言い返しました。こんな事をしてはいけないわ。もし1人でも本当に病気になったらどうするのとハーマイオニーは言いました。

それにフレッドは病気になんかさせないと答えたのでした。それは全部自分たちで実験済みで同じ反応になるかどうかを確認しているからなんだそうです。結局フレッドとジョージに注意をしたのはハーマイオニーだけでした。

「ご支援を感謝しますわ」と辛辣に言うハーマイオニーにロンは「君1人で立派にやったよ」と言葉を返したのでした。

3-3.グリフィンドール・チームの新ゴール・キーパー
ロンが監督生になった!思ってもみなかった吉報を聞いて母親のウィーズリーおばさんはそれはもう大喜びでご褒美を買ってくれると言ってくれました。そこでロンが言い出したのが新品の箒だったのです。何故箒だったのか?

一昨年クィディッチのグリフィンドール・チームはキャプテンでゴール・キーパーのオリバー・ウッドが最終学年でした。昨年度は三大魔法学校対抗試合が開催されたためにクィディッチの試合は1年間お休みだったんですよね。

後任のキャプテンにはチェイサーのアンジェリーナ・ジョンソンが就任しました。そこでロンは空席になったゴール・キーパーの座を狙っていたというわけです。そして選抜が行われてロンはめでたく選ばれたというわけです。

ところがロンは初戦でスリザリンの揺さぶり作戦に屈してザル状態になってしまいました。ハリーがスニッチを取って試合は何とか勝ったもののハリーとジョージがマルフォイの挑発に乗るという不始末をしてしまったのでした。

この期に乗じてアンブリッジはハリーとジョージさらにはチームの他の選手が抑えていなければ襲っていただろうと言ってフレッドまでクィディッチ生涯禁止の処分を言い渡してしまったのでした。まさにこれは大打撃でした。

二試合目のハッフルパフ戦もロンはボロボロでした。フレッドとジョージの代わりに入ったビーターもチームの足を引っ張りました。奇跡的にグリフィンドールは「240対230」の僅差で敗れて試合はたったの22分で終わりました。

ハリーの代わりに入ったジニーがスニッチを取ったからです。点差以上の悲惨な試合内容を反映してグリフィンドールの談話室は思いっ切り陰気な葬式のような雰囲気でした。ロンは隅っこに屈み込み膝小僧を見つめていました。

「アンジェリーナがまだロンの退部を許さないの。ロンに力があるのは判ってるってアンジェリーナはそう言うの」

ロンを見つめるハリーにジニーがこう言いました。するとフレッドとジョージがやって来てロンの打ち萎れた姿を見ながらフレッドが「俺。あいつをからかう気にもなれないよ」と言いました。さらにはこの後フレッドは・・・

「ただし。あいつが14回目のミスをした時」こう言うとフレッドは上向きで犬掻きをするように両腕をむちゃくちゃに動かしたその後に「まあこれはパーティ用に取っておくか。な?」とやりたい気持ちを抑えたかのようでした。

アンジェリーナの判断は正しかったのです。最後の試合のレイブンクロー戦はロンの大車輪の活躍でグリフィンドールは勝利を収めクィディッチ優勝杯を獲得したのでした。しかしその場にフレッドとジョージはいませんでした。

イースター休暇明けに自分たちの店舗ウィーズリー・ウィザード・ウィーズをド派手に宣伝してホグワーツを去っていたからです。さらにはハグリッドに呼び出されハリーとハーマイオニーも試合の大半を見ていなかったのです。

今日の最後に
フレッドとジョージの悪戯専門店に関してはハーマイオニーは母親のウィーズリーおばさんと同意見で「2人にお店の経営はふさわしくない」と考えていました。でもロンのほうは「いいんじゃない」と好意的だったんですよね。

だから「ずる休みスナックボックス」の実験台を2人が募集していた件でもロンとハーマイオニーの意見と対応は分かれたというわけです。そしてクィディッチのほうではフレッドは落ち込むロンをからかわず自重していました。

打ち萎れた弟の姿を見て「あいつをからかう気にはなれない」と言う。言いたい事や突っ込みたい事は山ほどあったんでしょう。しかしフレッドは自重しました。弟ロンの事を思いやる気持ちがそうさせたんだと私は思いますね。
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