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今月しかも本日5月15日が誕生日という事で今週はスプラウト先生が「薬草学」の授業で取り上げた2つの植物について改めて振り返ってみる事にします。ハリーを含めたグリフィンドール生と合同で一緒になるハッフルパフ生が2年生の最初の授業でやったのはマンドレイクの植え換えでした。(全3項目)

3-1.2年生最初の授業で
ハリーを含めたグリフィンドール生とハッフルパフ生の2年生が合同で一緒に受ける「薬草学」はその学期の一番最初の授業でした。スプラウト先生が「今日は3号温室へ!」と言うと生徒からは興味津々の囁き声が流れました。

これまでは1号温室でしか授業がなかった。3号温室にはもっと不思議で危険な植物が植えられている。今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートに呼び止められたハリーだったのですが・・・

ハリーが温室に入りロンとハーマイオニーの間に立つとスプラウト先生は授業を始めました。待っていてくれたのです。スプラウト先生は温室の真ん中で架台を2つ並べた上に板を置いてベンチを作りその後ろに立っていました。

ベンチの上には色違いの耳当てが20個ほど並んでいます。スプラウト先生が「今日はマンドレイクの植え換えをやります。マンドレイクの特徴が判る人はいますか?」と言うと当然の如く一番にハーマイオニーが手を挙げました。

「マンドレイク。別名マンドラゴラは強力な回復薬です。姿形を変えられたり呪いをかけられたりした人を元の姿に戻すのに使われます」

ハーマイオニーがこう答えるとスプラウト先生は「大変よろしい。グリフィンドールに10点」と言い「マンドレイクは大抵の解毒剤の主成分になります。しかし危険な面もあります。誰かその理由が言える人は?」と言いました。

「マンドレイクの泣き声はそれを聞いた者にとって命取りになります」

再びハーマイオニーの手が挙がってこう答えました。するとスプラウト先生はグリフィンドールにもう10点を与えると「ここにあるマンドレイクはまだ非常に若い」と言いました。生徒はよく見ようとして一斉に前に詰めました。

ハリーは「特に変わった所はないじゃないか」と思いました。紫がかった緑色の小さな植物が百個ぐらい列を作って並んでいました。でもハリーにはハーマイオニーが言った命取りになるという泣き声の事など分りませんでした。

それはこの後に耳当てをしてから判ったんですよね。

3-2.まずはスプラウト先生が
「みんな耳当てを1つずつ取って」スプラウト先生がこう言うと生徒たちは一斉に耳当てを取ろうと揉み合いました。その理由は誰もが皆ピンクの耳当てを敬遠したからです。全員が手にするとスプラウト先生はこう言いました。

「私が合図したら耳当てをつけて両耳を完全に塞いでください。耳当てを取っても安全になったら私が親指を上に向けて合図します。それでは。耳当て。つけ!」

耳当てをつけると当然の如く音が完全に遮断されました。スプラウト先生は生徒たちが敬遠したピンクの耳当てをつけローブの袖をまくり上げ例のその植物を1本しっかりと掴むと力強く引き抜きました。すると答えが出ました。

ハリーは驚いてあっと声を上げましたが声は誰にも聞こえません。土の中から出て来たのは植物の根ではなく泥んこのひどく醜い男の赤ん坊でした。葉っぱはその頭から生えていて赤ん坊は声の限りに泣き喚いているようでした。

スプラウト先生はテーブルの下から大きな鉢を取り出しマンドレイクをその中に突っ込んで葉っぱだけが見えるように黒い湿った堆肥で赤ん坊を埋め込みました。先生は手から泥を払い親指を上げると自分の耳当てを外しました。

「このマンドレイクはまだ苗ですから泣き声も命取りではありません」

スプラウト先生の口調は落ち着いたもので私は至極当たり前の事をしただけという感じでした。先生が言うには苗なので命取りにはならないものの皆さんを数時間間違いなく気絶をさせるので作業中は耳当てを外してはならない。

それは誰でも新学期初日に気を失って過ごしたくはないでしょうとの事でした。後片付けをする時間になったら先生からそのように合図をするそうです。そしてスプラウト先生は生徒を4人一組に分けて作業をさせたのでした。

「1つの苗床に4人。植え換えの鉢はここに十分にあります。堆肥の袋はここです。毒触手草に気をつけること。歯が生えて来ている最中ですから」

こう言いながらスプラウト先生は棘だらけの暗赤色の植物を咎めるように叩きました。するとその植物は先生の肩に伸ばしていた長い触手を引っ込めました。やはり3号温室という事で他にも危険な植物があるというわけです。

4人一組という事でハリーたちにはハッフルパフのジャスティン・フィンチ・フレッチリーという男子生徒が加わりました。こうしてハリーたちは2年生最初の「薬草学」の授業でマンドレイクの植え換えをする事になりました。

3-3.簡単そうに見えたが
ジャスティンはハリーと握手しつつ明るく自己紹介しました。ハリーはこの子に見覚えはありましたが話すのは初めてでした。ジャスティンもハリーとロンが空飛ぶ車で「暴れ柳」に突っ込んだのを好意的に思っているようです。

ロンに「あの空飛ぶ車。君のじゃなかった?」と言って来たからです。さらには「ロックハートって大した人ですよね?」とも言っているのでウィーズリーおばさんやハーマイオニーと同様にロックハートのファンのようでした。

ジャスティンはハーマイオニーと同じく純粋マグル出身でイートン校に行く事が決まっていたのだそうです。ジャスティンのお母さんは少しがっかりしていましたがロックハートの本を読ませたら徐々に判って来たんだそうです。

つまり家族の中にちゃんと訓練を受けた魔法使いがいるとかなり便利だ。しかしそれからは4人ともあまり話すチャンスがありませんでした。マンドレイクの植え換えをするために耳当てをつけなければならなかったからでした。

スプラウト先生がした時には随分簡単そうに見えましたが実際にはそうはいきませんでした。マンドレイクは土の中から出るのを嫌がり一旦出ると今度は元に戻りたがりませんでした。あらゆる方法で抵抗に打って出て来ました。

もがいたり蹴ったり尖った小さな拳を振り回したり歯軋りをしたりしてハリーは特に丸々太ったのを鉢に押し込むのに優に10分はかかりました。授業が終わる頃にはハリーも他の生徒たちも汗まみれの泥だらけという状態でした。

体のあちらこちらが痛みました。誰もが城までだらだらと元気なく歩き汚れをさっと洗い落として次の授業へと向かって行きました。しかしこのマンドレイクで作った魔法薬がこの学期末にはとても役に立つ事になったのでした。

今日の最後に
マンドレイクの植え換えをスプラウト先生は1人で至極簡単そうにやってしまいました。その一方生徒たちには4人一組にして作業をやらせました。つまり実はこのマンドレイクの植え換え作業は難しい事を知り抜いていたのです。

「あたりが暗くて幸いじゃよ。こんなに赤くなったのはマダム・ポンフリーがわしの新しい耳当てを誉めてくれた時以来じゃ」

第1巻「賢者の石」の冒頭章でダンブルドアがこう言っています。生徒たちが「この耳当てだけは使いたくない」と敬遠をしたピンクの耳当ては実を云うとダンブルドアが作った物でマダム・ポンフリーも誉めたみたいですね。

スプラウト先生もお気に入りで生徒たちが敬遠してくれるのはむしろ有り難いと思っていたと私はそう想像しています。
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