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4年生最初の「薬草学」の授業でハリーが取り組んだのは腫れ草ブボチューバーという植物の膿を搾って集める事でした。何でもスプラウト先生が言うには頑固なニキビに素晴らしい効き目があるとの事でした。これでとんでもない事をする生徒が現れなくなるんだそうです。(全3項目)

3-1.心配事もお預けに
3年生の学期末ハリーには大きな収穫がありました。自分の命を狙っているとそう思っていたシリウス・ブラックは実はハリーの両親ポッター夫妻を裏切ったピーター・ペティグリューを追ってアズカバンから脱獄をしたんだ。

シリウスもそうだったのですがピーター・ペティグリューは未登録の「動物もどき」でネズミに変身します。そこでウィーズリー家にパーシーのペットのスキャバーズとして入り込みロンに下げ渡されてホグワーツにいたのです。

そして「日刊予言者新聞」に載ったウィーズリー一家の写真を見てシリウスはロンの肩の上にいるスキャバーズことピーター・ペティグリューを見つけたというわけなんですよね。つまりハリーの事を思っての脱獄だったのです。

ハリーにとって名付け親のシリウスという存在は本当の父親が戻って来る事の次に素晴らしい事でした。そんなシリウスにハリーは手紙を書いてヘドウィグに持たせました。ところが返事が来ないまま新学期を迎えたのでした。

ヘドウィグの身に何か起こったんじゃないだろうか?それともシリウスが手紙を受け取らなかったのか?野菜畑を通り第3号温室に辿り着くまでハリーはシリウスの心配ばかりをしていましたがその心配事もお預けになりました。

温室でスプラウト先生に今まで見た事もないような醜い植物を見せられたからです。微かにのたくるように動き1本1本にテラテラ光る大きな腫れ物がブツブツと噴き出してその腫れ物の中には液体のような物が詰まっています。

「ブボチューバー。腫れ草です」

植物というより真っ黒な太い大ナメクジが土を突き破って直立しているような感じのそれはこう呼ぶそうです。膿を搾って集めなければならない。するとシェーマス・フィネガンが気色悪そうに「えっ何を?」と訊き返しました。

「膿です。フィネガン。うみ」

シェーマスに訊かれてスプラウト先生はこう答えました。しかしとても貴重な物なんだそうです。無駄にしないようにして瓶に集めろとの事でした。原液のままだとこのブボチューバーの膿は皮膚に変な害を与えるのだそうです。

だからドラゴン革の手袋をして作業をせよとの事でした。

3-2.奇妙な満足感
膿搾りはむかむかしたものの何だか奇妙な満足感がありました。腫れた所を突付くと黄緑色のドロッとした膿が大量に溢れ出し強烈な石油臭がしました。スプラウト先生に言われた通りにしてその膿を瓶に集めました。すると?

授業が終わる頃には数リットルも溜まりました。最後の一瓶にコルクで栓をしながらスプラウト先生は「マダム・ポンフリーがお喜びになるでしょう」と言ったのでした。頑固なニキビに素晴らしい効き目があるのだそうです。

これだけブボチューバーの膿が集まればニキビをなくそうと躍起になって生徒がとんでもない手段を取る事もなくなるでしょう。ここでハッフルパフ生のハンナ・アボットが「こんな生徒がいた」とばかりにこう言ったのでした。

「可哀想なエロイーズ・ミジョンみたいにね。自分のニキビに呪いをかけて取ろうとしたっけ」

スプラウト先生は首を振り振り「馬鹿な事を。ポンフリー先生が鼻を元通りにくっつけてくれたから良かったようなものの」と言いました。すると校庭の向こう側から授業の終わりを告げる城の鐘の音が聞こえて来たのでした。

ハッフルパフ生の次の授業は「変身術」だったので石段を上って城に戻って行きました。一方グリフィンドール生は「魔法生物飼育学」と引き続き屋外の授業だったため反対に芝生を下ってハグリッドの小屋に向かったのでした。

実を云うとスプラウト先生の「鼻を元通りにくっつけた」というのは正確ではありませんでした。私たち読者は結局出会う事がなかったのですが少なくともロンとハーマイオニーはこのエロイーズ・ミジョンを知っていたのです。

今学期ホグワーツでは百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になり例によって例の如くハリーは4人目の代表選手に選ばれるというトラブルが舞い込んで来ました。そしてそれは「第1の課題」の終了後でした。

代表選手のハリーはクリスマス・ダンスパーティで最初に踊らなくてはならない。だから必ずパートナーを連れて来いとマクゴナガル先生に命じられてしまったのです。そのためパートナーを見つける必要性に迫られたのでした。

そんな折にロンがエロイーズ・ミジョンと行くぐらいなら1人で行ったほうがマシだと口走ったのです。あの子のニキビは最近とってもよくなった。それにとってもいい子だわ!こう言うハーマイオニーに対してロンのほうは?

「鼻が真ん中からずれてる」

だからパートナーにはしたくないのだそうです。

3-3.各先生方の役割分担について
「マダム・ポンフリーがお喜びになるでしょう」4年生になって最初の「薬草学」の授業でハリーがしたのは腫れ草ブボチューバーの膿を搾って集める事でスプラウト先生はこう言いました。ニキビを治す特効薬になるそうです。

マダム・ポンフリーがお喜びになる。つまりスプラウト先生の役目はプボチューバーを育てる事で実際にこれを使いニキビの治療をするのはマダム・ポンフリーというわけです。つまり個々の先生方にはそれぞれ役割分担がある。

2年生の時ハリーとロンは車を飛ばして校庭に植えられている「暴れ柳」に突っ込みました。ところがその「暴れ柳」の修復作業を「闇の魔術に対する防衛術」の教師に着任したギルデロイ・ロックハートがやってしまいました。

ロックハートは自分のほうがスプラウト先生よりも薬草学の知識があるなんて誤解されては困ると謙遜して言ってみせました。しかしスプラウト先生は普段見せていた快活さは消え去ってしまっていて不機嫌なのが明らかでした。

ここは私の領分だからロックハートの越権行為というわけです。だから機嫌が悪かったというわけなんですよね。ロックハートはこの越権行為つまり他人の領域に無遠慮にズカズカと足を踏み入れるという行為を平気でします。

「私がそれをお作りしましょう。私は何百回作ったか分らないぐらいですよ。マンドレイク回復薬なんて眠ってたって作れます」

ミセス・ノリスが石になった時ダンブルドアが最近スプラウト先生がマンドレイクを手に入れたと言うとロックハートが突然口を挟んで来てこう言いました。するとそれを聞いてスネイプがロックハートにこう言ったんですよね。

「お伺いしますがね。この学校では我輩が魔法薬の担当教師のはずだが」

ハリー5年生の新学期初日「闇の魔術に対する防衛術」の教師としてホグワーツに着任したドローレス・アンブリッジはダンブルドア校長の話を途中で遮るという越権行為をして先生方の怒りを買いました。そしてさらに・・・

その話の中で魔法省はホグワーツに干渉すると宣言してみせたのです。すなわち更なる越権行為を今度はホグワーツ魔法魔術学校に対して行うと言ったのです。アンブリッジがホグワーツを去った時悲しんだ人はいませんでした。

それはギルデロイ・ロックハートと同様にドローレス・アンブリッジもまた他人の領域にズカズカと足を踏み入れて来た。だからアンブリッジは先生方からも生徒からも徹底的に嫌われてしまったとそういうわけなんですよね。

今日の最後に
鼻が真ん中からズレているのでエロイーズ・ミジョンと行くぐらいならクリスマス・ダンスパーティは1人で行ったほうがいい。ロンがこう言ったのでハーマイオニーの怒りを買いました。でも私は実はこう思ったんですよね。

エロイーズ・ミジョンはニキビを取ろうと自分の顔に呪いをかけていた。そしたらニキビではなく鼻が取れてしまった。それならば呪いをかけて再び鼻を顔から切り離してちゃんと真ん中に付け直せばいいのではないだろうか?

何故ズレたままの鼻を放置しておくのかというわけです。クリスマス・ダンスパーティにも誘って貰えない。増してやそれがためにホグワーツを卒業したその後に結婚相手も見つからないという事になれば事態は深刻ですよね。

するべきだと私はそう思いますが何故しなかったのでしょう?
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