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4年生最初の「薬草学」の授業でハリーは腫れ草ことブボチューバーという植物の膿を搾って瓶に集める作業をしました。しかしこのブボチューバーは今週前半に取り上げたマンドレイクとは違って悪用される事になってしまったのでした。それはハーマイオニーに対して・・・(全3項目)

3-1.リータ・スキーターの報復
この腫れ草ことブボチューバーの膿は原液のままだと皮膚に変な害を与える事になるので搾って瓶に集める時にはドラゴン革の手袋をして行いなさい。学期最初の授業で教えるのに当たってスプラウト先生はこう言ったのでした。

ところがハーマイオニーは実際にそれを経験する事になってしまったのでした。事のきっかけは「日刊予言者新聞」の記者リータ・スキーターがアーサー・ウィーズリー氏を皮切りに身近な人物を次々に血祭りに上げた事でした。

アーサー氏とハリーに続いてスキーターの犠牲者になったのはハグリッドでした。母親が巨人だと予言者新聞に暴露されたのです。ハリーたち3人とスキーターはホグズミードのパブ「三本の箒」で出くわす事になったのでした。

ハーマイオニーは激高してスキーターに「あなたって最低の女よ」などと言い放って店を飛び出しました。その足でハリーとロンを引き連れハグリッドの小屋に行き居合わせたダンブルドア校長と共にハグリッドを説得しました。

ハグリッドは週明けの月曜日から「魔法生物飼育学」の教職に復帰する事になりました。それはそれで良かったのですがロンの「きっと次は君を狙うぜ」という懸念は的中して今度はハーマイオニーが標的にされてしまいました。

ハーマイオニーの記事は予言者新聞ではなくて「週刊魔女」という雑誌に掲載されました。スリザリン生のパンジー・パーキンソンが「魔法薬学」の授業前にこの雑誌をハーマイオニーに投げてよこして読ませたというわけです。

ハーマイオニーがこの記事を読めば動揺するだろうと期待しての事だったんでしょうね。しかしハーマイオニーは「この程度なら衰えたもの」とか「馬鹿馬鹿しいの一言だわ」などと言ってこの記事を一笑に付してみせたのです。

ところがそれだけでは済みませんでした。

3-2.医務室へ
週明けの月曜日の朝食時いつものように郵便配達ふくろうが手紙を持って大広間に入って来るとハーマイオニーは熱心に見上げました。スリザリン生から聞かされるのはもう嫌なので「日刊予言者新聞」を定期購読するそうです。

それを聞いてハリーも「いい考えだ!」と言ってふくろうを見上げました。ところがハーマイオニーの元にはわんさとふくろうが押し寄せました。自分の手紙を一番先に渡そうとふくろうたちの熾烈な争いが始まる始末でした。

その手紙には「ハリー・ポッターはお前みたいな奴よりもっとましな子を見つける」とか「お前なんか蛙の卵と一緒に茹でてしまうのがいいんだ」などと書かれていました。するとハーマイオニーが「アイタッ!」と言いました。

「腫れ草の膿の薄めてないやつだ!」

「週刊魔女」を読んだ人々からの嫌がらせの手紙でした。その中には腫れ草ことブボチューバーの薄めていない膿を送りつけて来た輩までいたのです。ハーマイオニーの両手には大きな黄色い腫れ物が膨れ上がってしまいました。

ナプキンでブボチューバーの膿を拭き取りながらハーマイオニーの目からは涙がこぼれ出て来ました。指は腫れ物だらけで痛々しくまるで分厚い手袋を嵌めているかのようでした。ハリーはハーマイオニーにこう言ったのでした。

「医務室に行ったほうがいいよ。スプラウト先生には僕たちがそう言っておくから」

ハーマイオニーが手をかばいながら急いで大広間を出て行くのを見てロンは「だから言ったんだ!リータ・スキーターにはかまうなって忠告しただろ!これを見ろよ」と言いハーマイオニーが置いて行った手紙を読み上げました。

「あんたの事は週刊魔女で読みましたよ。ハリーを騙してるって。あの子はもう十分に辛い思いをして来たのに。大きな封筒が見つかり次第。次のふくろう便で呪いを送りますからね」

大きな封筒が見つかったら次の手紙で呪いを送る。最後にこう書かれているのを見てロンは「大変だ。気をつけないといけないよ」と言ったのでした。ハーマイオニーは次の「薬草学」の授業を欠席する事を余儀なくされました。

昨日の記事でも言ったようにグリフィンドール生は月曜日は「薬草学」の後は「魔法生物飼育学」と続けて屋外の授業で前年と同様にスリザリンと合同でした。ハリーを見つけるとパンジー・パーキンソンがこう言って来ました。

「ポッター。ガールフレンドと別れちゃったの?あの子。朝食の時どうしてあんなに慌ててたの?」

「週刊魔女」の記事であんなトラブルが起きたなんて教えて喜ばせたくない。そう思ったハリーはパンジー・パーキンソンのこの問いかけを無視しました。一方ハーマイオニーは「魔法生物飼育学」の授業終盤に姿を現しました。

3-3.ハーマイオニーの決意
授業には出られませんでしたがハーマイオニーはハリーにロンと一緒にその日の授業で取り上げたニフラーを箱に入れるのを手伝いました。するとハグリッドがハーマイオニーに心配そうに「手をどうした?」と尋ねたのでした。

ハーマイオニーは今朝受け取った嫌がらせの手紙とブボチューバーの膿が詰まった封筒の事件の事を話しました。ハグリッドはハーマイオニーに優しくこう言いました。心配するな。俺の時もそんな手紙だの何だのが来たもんだ。

奴らは頭がおかしいんだ。また来るようだったらもう開けるな。すぐ暖炉に放り込めとハグリッドは言いました。その直後の昼食の席ではハーマイオニーは指が強張って腫れ上がりナイフとフォークを使うのに苦労していました。

「あのスキーターって女。憎たらしい!何が何でもこの仕返しはさせていただくわ!」

ハーマイオニーは腹立たしげにこう言いました。嫌がらせの手紙はそれから一週間途切れる事なく届けられました。ハグリッドに言われた通りハーマイオニーはもう開封はしませんでしたが厄介だったのは「吼えメール」でした。

開封しないとグリフィンドールのテーブルで封筒が爆発し大広間全体に聞こえるような大きな音でハーマイオニーを侮辱しました。そのため「週刊魔女」を読まなかった生徒もハリーにクラムとの三角関係を知る事となりました。

「学校に出入り禁止になってるのにどうして個人的な会話を立ち聞きできるのか私それが知りたいわ!」

そしてハーマイオニーはついに突き止めました。リータ・スキーターは未登録の「動物もどき」でコガネムシに変身する。そして三校対抗試合の「第3の課題」終了後にハーマイオニーは医務室でスキーターを捕らえたのでした。

最後に
ハリーたちが2年生の時にスプラウト先生が植え換え作業をやらせたマンドレイクは役に立ちました。つまりその年度に起きた襲撃事件の犠牲者たちつまりはバジリスクに石にされた生徒たちを元の姿に戻すのに使われました。

その一方でハリーたちが4年生の時に膿を搾って集める作業をした腫れ草ことブボチューバーはハーマイオニー宛ての嫌がらせの手紙の中に薄めていない膿が入っていてハーマイオニーは手が腫れ物だらけになってしまいました。

つまりスプラウト先生が「薬草学」の授業で取り上げ再登場した2つの植物は相反する結果になったというわけなんですよね。そこでこのように取り上げてみました。これについてはポリジュース薬もまたそうだったんですよね。
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