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今週は魔法界で唯一の医療施設(なんでしょうね?)のここを取り上げてみる事にしました。ハリーはホグワーツに入ってから毎年のように校医のマダム・ポンフリーと医務室のお世話になりました。しかし幸いな事にマダム・ポンフリーが全て治してくれたのでここを訪れたのは見舞いの時でした。(全3項目)

3-1.アーサー・ウィーズリー氏が
改めて振り返ってみるとハリーは1年生の時から毎年のように校医のマダム・ポンフリーと医務室のお世話になって来ました。ホグワーツに入った最初の年は3日間意識不明になり翌年には一晩かけて右腕の骨を再生させました。

3年生の時には一度ならずも何と二度も吸魂鬼のために気を失う事となり一学年中に2回も医務室のベッドで横になる事態になってしまいました。そして4年生の時には魔法睡眠薬を飲んで一晩病棟に泊まる事になったんですよね。

しかしこれぞまさに不幸中の幸いで学校を離れてこの聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院しなくてはならないほどの怪我を負う事はありませんでした。そのためハリーが初めて訪れたのは他の人を見舞いするという形だったのです。

でもそれはそれで不幸な事でしかも突然やって来ました。それはハリーが5年生でまもなくクリスマス休暇を迎えようかという時でした。夢の中に突如として現実が割り込んで来て蛇がアーサー・ウィーズリー氏を襲ったのです。

ウィーズリーおじさんが巨大な蛇に襲われた。血の海でした。誰かおじさんの居所を探さないといけない。ネビルに呼ばれて寝室に駆けつけたマクゴナガル先生はハリーをじっと見つめていました。ハリーは必死に訴えました。

「僕、嘘なんかついていない!狂ってない!本当です。僕はそれを見たんです!」

マクゴナガル先生は自分の見ているものに恐怖を感じているような目でした。そして「信じますよ。ポッター。ガウンを着なさい。校長先生にお目にかかります」と答えました。そしてロンも一緒に校長室に行く事になりました。

3-2.初めて病院に
歴代校長の肖像画の1人のディリスがアーサー氏が聖マンゴ魔法疾患障害病院に運び込まれた事を確認しました。そこでダンブルドアはマクゴナガル先生に「ウィーズリーの子供たちを起こして来ておくれ」と頼んだのでした。

こうして校長室に駆けつけたフレッドにジョージとジニーそれにロンと一緒にハリーはダンブルドアの作った「移動キー」でシリウスが待っているロンドンのグリモールド・プレイス12番地にやって来たというわけなんですよね。

ロンの腕時計で明け方の5時10分過ぎ厨房の扉が開いてウィーズリーおばさんが入って来ました。疲れ切って声は弱々しかったもののおばさんは「大丈夫ですよ。お父様は眠っています」とアーサー氏の無事を知らせたのでした。

午前中はビルが仕事を休んでアーサー氏に付き添っているそうです。ハリーにロンそれにフレッドとジョージとジニーは徹夜でおばさんからの連絡を待っていたので昼食までは寝て過ごし午後から聖マンゴに行く事になりました。

昼食中に全員のトランクが学校から届きマグルの服で出かけられるようになりました。一行はマッド・アイ・ムーディとトンクスの護衛付きでハリーとロンにジニーは「姿くらまし」ができないので地下鉄で行く事になりました。

駅を出て歩いている所でハリーはマッド・アイに聖マンゴはどこに隠されているのかと訊きました。するとマッド・アイは「ここからそう遠くない」と答えました。ハリーたちの周囲はクリスマスの買い物客たちで一杯でした。

病院に格好の場所を探すのには難儀した。ダイアゴン横丁にはどこにも十分な広さがなかった。魔法省のように地下に潜らせる事も不健康なのでできない。結局ここにあるビルを何とか手に入れ病院にしたとの事なんだそうです。

それは「病気の魔法使いが出入りをしても人混みに紛れてしまう」という理屈との事でした。マッド・アイがハリーの肩を掴み「ほれそこだ」と言いました。一同は赤レンガの流行遅れの大きなデパートの前に到着していました。

「パージ・アンド・ダウズ商会」という名前でショーウィンドウにはあちらこちらが欠けた数体のマネキンが曲がったカツラをつけて少なくとも10年ぐらい流行遅れの服を着ててんでばらばらに立っていました。さらには・・・

埃だらけの扉という扉には「改装のため閉店中」という大きな看板が掛けられていました。一同の近くを通って行ったマグルの女性が友達に「一度も開いていた事なんかないわよ。ここ」と言うのがハリーの耳に入って来ました。

ところがトンクスは「さてと」と言うと一同にショーウィンドウのほうに来るようにと合図しました。殊更美しくないマネキン人形が飾られている所でした。トンクスが準備はいいかと訊くと周囲に集まった一同は頷きました。

「こんちわ。アーサー・ウィーズリーに面会に来たんだけど」

トンクスがガラス越しに低い声でこう呼びかけるとマネキンが小さく頷き節に継ぎ目のある指で手招きをしたのでハリーは驚愕しました。トンクスはジニーとウィーズリーおばさんの肘を掴むとガラスを突き抜け姿を消しました。

フレッドにジョージとロンがその後に続きました。最後に入ったのはマッド・アイとハリーでした。たった今8人の人間が消えた事など誰も気づきません。建物の中に入ってみるとマネキン人形は跡形もなく消え去っていました。

そこが聖マンゴ魔法疾患障害病院だったのです。

3-3.病院内の様子は?
そこは混み合った受付のような所でぐらぐらした感じの木の椅子が何列も並び人々が座っていました。どこも悪くなさそうで雑誌をめくっている人がいるかと思えばいかにも魔法による損傷を受けたという人もまた多数いました。

患者の多くは奇妙な音を立てていました。その音に負けない声で「こっちよ!」とおばさんが呼ぶと一同はおばさんに従いて列に並びました。その列の前には「案内係」と書かれたデスクがありブロンドの太目の魔女がいました。

その後ろには壁一面に掲示やポスターが貼ってありました。さらには長い銀色の巻き毛の魔女の大きな肖像画も掛かっていました。その魔女こそがホグワーツの校長室でアーサー氏が運ばれて行ったのを知らせたディリスでした。

ディリス・ダーウェント
聖マンゴの癒者、1722-1741
ホグワーツ魔法魔術学校校長、1741-1768


このディリスは一行を数えているような目で見ていました。ハリーと目が合うとウィンクをして額の縁のほうに歩いて行って姿を消しました。ようやく順番が来るとウィーズリーおばさんは案内係の魔女にこう言ったんですよね。

「こんにちは。夫のアーサー・ウィーズリーが今朝別の病棟に移ったと思うんですけどどこでしょうか?」

案内魔女は長いリストに指を走らせながら「アーサー・ウィーズリーね?」と訊き返しました。そして2階の右側の2番目の扉のダイ・ルウェリン病棟だと答えました。おばさんは案内魔女に「ありがとう」と礼を言うと・・・

「さあみんないらっしゃい」と一同に呼びかけました。おばさんに従いて一行は両開きの扉から入り細長い廊下を通ってライム色のローブを着た人々が大勢出入りする扉の前を幾つか通り過ぎました。そして階段を上がりました。

「危険な野郎」ダイ・ルウェリン記念病棟-重篤な噛み傷

右側の2番目の扉に真鍮の枠に入った手書きの名札があってこう書かれていました。ここがアーサー氏が移って来た病棟というわけです。トンクスが「家族だけで会うべき」と提案してマッド・アイも遠慮する事になりました。

ハリーも身を引きましたがウィーズリーおばさんが「遠慮なんかしないで。アーサーがあなたにお礼を言いたいの」と言ってハリーも一緒に入る事になりました。病室に入ると患者はアーサー氏を含めて3人しかいませんでした。

ビルはもういませんでした。そこには蛇に噛まれたアーサー氏と狼人間に噛まれた男性と何に噛まれたのかを癒者にも教えないという婦人の患者さんがいました。つまり3人とも何かに噛まれた人だったというわけなんですよね。

今日の最後に
聖マンゴ魔法疾患障害病院にアーサー・ウィーズリー氏が運び込まれて来たのを見届けた歴代校長の1人ディリス・ダーウェントは1722年から1741年までこの病院の癒者を務めた後1741年から1768年までホグワーツの校長だった。

一瞬私は「それなら教師経験なしでホグワーツの校長になったのか?」と思ってしまいました。でもそうとは限りませんよね。ホグワーツの校医あるいは教師を経て聖マンゴの癒者になりホグワーツに戻って来て校長になった。

そうだという可能性もあります。改めてディリス・ダーウェントという人に興味が沸いて来た所です。
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