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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

セブルス・スネイプは優秀な閉心術士だ。この事をダンブルドア側の人たちはみんなが知っていました。しかしヴォルデモート卿を筆頭に闇の陣営の人々はこの事を全く知りませんでした。だから他の死喰い人なら到底考えられないような大胆不敵な行動をスネイプは取る事ができたのです。(全3項目)

3-1.セブルス・スネイプと閉心術、その1
セブルス・スネイプは優秀な閉心術士だ。ハリーは閉心術という魔法を学ぶためにスネイプの課外授業を受けるのに当たってリーマス・ルーピンからこう言われました。だからこちら側の人たちはみんながその事を知っています。

こちら側の人たちというのはつまり不死鳥の騎士団のメンバーすなわちダンブルドア側の人間という事です。それに対してヴォルデモート側つまり自分たちの事を死喰い人と呼ぶ闇の陣営の人たちはこの事を誰も知りませんよね。

ヴォルデモート卿がドラコ・マルフォイにアルバス・ダンブルドアの殺害を命じると息子ドラコの事を心配した母親のナルシッサはドラコの事を助けて欲しいと懇願するためにスピナーズ・エンドのスネイプの自宅を訪ねました。

そこには姉のベラトリックス・レストレンジも従いて来ました。それはあの男は信用できないからダンブルドア殺害計画を話してはいけない。それにそもそも他言は一切許されていないのだから行ってもいけないという事でした。

「あの方が間違っていると思うのか?それとも我輩が上手く騙したとでも?不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い闇の帝王に一杯食わせたとでも?」

スネイプ本人に向かって堂々と「信用できない」と言い放ったベラトリックス・レストレンジでしたがスネイプがこう反論すると返す言葉が見つからず黙り込んでしまいました。つまりだからこういう事というわけなんですよね。

闇の陣営にはヴォルデモート以外に開心術に長けている人物が1人もいない。だからスネイプの嘘を見破る事のできる人が全くいない。これは闇の陣営の人々とヴォルデモートにとってはとてつもなく不幸な事だったんですよね。

3-2.セブルス・スネイプと閉心術、その2
通常の場合ヴォルデモート卿を裏切った死喰い人は1人残らず殺害されます。しかしスネイプは闇の帝王に見破られないほどの強固な閉心術を身につけていたので敵方のトップに会うなどという事をしても死にはしませんでした。

スネイプがアルバス・ダンブルドアに会ったのは愛する人リリーの命を助けて貰うためでした。スネイプは何とかホグワーツの教師になるようにとヴォルデモートに命じられてホグズミードのホッグズ・ヘッドに赴いたのでした。

そこでシビル・トレローニーが「占い学」の教師になるためにダンブルドアと会うからでした。ところがそこで思ってもみなかった事を聞かされる事になりました。ご主人様に関する予言をシビル・トレローニーがしたのでした。

7月の末に闇の帝王の力を打ち破る赤子が生まれて来る。これを聞いたスネイプはご主人様の一大事と即座に聞いた予言の内容をヴォルデモートに知らせました。ところがヴォルデモートが指名したのはハリー・ポッターでした。

このままでは息子のハリーともども母親のリリーも殺害されてしまう。そこでスネイプは敵方のトップのダンブルドアに会うという大胆不敵な行動に打って出たのです。そしてリリーの命を助けてくれと必死に懇願したのでした。

そこでダンブルドアはポッター夫妻に「忠誠の術」で身を隠すようにと進言しました。ところがでした。2人が「秘密の守人」に指名したピーター・ペティグリューがヴォルデモートに2人の居場所を教えてしまったんですよね。

しかしシビル・トレローニーは「彼は闇の帝王の知らぬ力を持つであろう」とも予言していました。スネイプはこの部分を聞く事なくその場から退去させられてしまいました。だからヴォルデモートもその事を知りませんでした。

ヴォルデモートがハリーに向けて放った「死の呪い」はヴォルデモート自身に撥ね返りました。そのためにヴォルデモートは復活するまでの13年間に渡って凋落し沈黙する事を余儀なくされました。スネイプは嘆き悲しみました。

愛するリリーが死んでしまったからです。そんなスネイプにダンブルドアは言いました。闇の帝王は戻って来る。その時ハリー・ポッターは非常な危険に陥る。そしてスネイプはホグワーツの「魔法薬学」の教師になりました。

スネイプはヴォルデモートに見破られないほどの強固な閉心術を身につけていました。だから凋落前に裏切っても生き延びダンブルドアの犬に成り下がる事で死喰い人だったのにアズカバン行きも免れたというわけなんですよね。

3-3.セブルス・スネイプと閉心術、その3
凋落から13年後かねてからダンブルドアが言っていた通りヴォルデモート卿は復活しました。スネイプは少し遅れてヴォルデモートに会いに行きました。生きてホグワーツに戻って来られたのも閉心術のお陰というわけですよね。

スネイプはヴォルデモートや闇の陣営の人たちつまり死喰い人たちと会っている時には自分はもちろんこちら側でダンブルドア側つまり不死鳥の騎士団の面々と会っている時には味方のふりをしているという風を装っていました。

しかし当然スネイプが真に忠誠を誓っていたのはアルバス・ダンブルドアでした。それはダンブルドアの死後も続きました。死喰い人であると同時に不死鳥の騎士団に属する。そのためスネイプは双方に疑われる事になりました。

そこでダンブルドアは思い切った策を施しました。スネイプに自分を殺害させたのです。ベラトリックス・レストレンジもスネイプの事を「肝心な時になるとスルリと逃げる」などと言ってだから信用できないと言っていました。

スネイプは「もはや我輩を信用できぬなどとは言わせない」とばかりにナルシッサと「破れぬ誓い」を結びました。スネイプがナルシッサに「破れぬ誓いを結ぼう」と言った時ベラトリックスは驚きのあまり呆然としていました。

そして杖を失い丸腰になって防御する事など全くできないダンブルドアを目の前にして怖気づいて何もできないドラコ・マルフォイに代わってスネイプはダンブルドアに向かって「死の呪い」を放ったというわけなんですよね。

これでスネイプは闇の帝王を裏切ってダンブルドアの犬に成り下がっているという仲間の死喰い人たちの悪評判と疑念をきれいさっぱり払拭しました。ところがスネイプのダンブルドアに対する忠誠心は変わっていませんでした。

校長室のダンブルドアの肖像画の指示を仰いで数々の策を施したり行動を起こしたりしていたのです。まず肖像画のダンブルドアがスネイプに命じたのはハリーがプリベット通り4番地を出る正確な日付を知るという事でした。

スネイプはハリーが出発する日付をマンダンガス・フレッチャーから聞き出しました。そしてマンダンガスに「7人のハリー・ポッター作戦」を提案させました。ハリーはヴォルデモートに追いつかれて危うく死ぬ所でした。

しかしまたしても予想外の事が起きてヴォルデモートはハリーを殺害する事ができませんでした。またもハリーを逃がした事でヴォルデモートは自分を真に最強にするために「ニワトコの杖」を探し求めるようになったのでした。

さらにスネイプはハリーがグロスター州のディーンの森にいると知ると肖像画のダンブルドアに言われて「グリフィンドールの剣」を持って行きました。その剣でハリーはロンにヴォルデモートの分霊箱を破壊させたのでした。

さらにさらにスネイプは生前にダンブルドアからハリーへの伝言を託されていました。ハリーが蛇語を解し話せるのはヴォルデモートの魂の欠けらが付着しているからだ。だからハリーはヴォルデモートに殺害されねばならない。

ハリーがその事を知ったのはスネイプの死後でした。スネイプは「叫びの屋敷」で蛇のナギニに首を噛み切られて死んで行きました。スネイプはダンブルドアの伝言を伝えるために命と引き換えに「記憶」を差し出したのでした。

その記憶を見てハリーは知ったのでした。何故スネイプは凋落前にヴォルデモートを裏切ってダンブルドア側に寝返ったのか?何故ダンブルドアはスネイプが確かにこちら側の味方だという証拠を一切明らかにしなかったのか?

それはリリーを愛していたからでした。そしてその事をハリーに話さないとダンブルドアに約束させたからだったのです。

今日の最後に
ハリーが閉心術を覚えるための課外授業をした際にハリーがヴォルデモートの名前を口にするとスネイプは「闇の帝王の名前を言うな」とその都度ハリーに言いました。ヴォルデモートの事を相当に恐れていたみたいですよね。

確かにスネイプがヴォルデモートの事を恐れるのは当然かもしれません。何せリリーの命を救うために凋落前つまりヴォルデモートがまだ健在の内に敵方のトップのアルバス・ダンブルドアに会うなんて事をしていましたからね。

復活したヴォルデモートに会った時スネイプはすっかりダンブルドアの犬に成り下がっていました。それでもなおスネイプが生き延びる事ができたのはヴォルデモートが見破れないほどの強固な閉心術を身につけていたからです。

しかしお前がアルバス・ダンブルドアを殺害した。だから「ニワトコの杖」の真の所有者はお前だ。自分は「ニワトコの杖」の真の所有者にならなければならない。そうではないのにヴォルデモートに殺害されてしまいました。

セブルス・スネイプは思ってもみなかった理由でヴォルデモートに殺害されてしまいました。

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