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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

実はふと気づいてみたらこの人の名場面集をやっていなかったので今週やる事にしました。ハリーたち3人にしてみれば「勇気を発揮する所を間違えている」といった感じで大いに困惑する事になりました。ところがそれが思ってもみなかった結果に繋がる事になったのです。(全3項目)

3-1.ハリーの決心
実を云うとハリーは11才の誕生日にグリンゴッツの713番金庫でハグリッドがそれをコートの奥深くに仕舞い込むのを見ていました。そしてホグワーツに入って2週目の木曜日の夜には立ち入り禁止の廊下に偶然入ったのでした。

そこには頭が3つもある巨大な犬がいました。ところが談話室に戻って来てからハーマイオニーが言うにはあの怪物犬は仕掛け扉の上に立っていた。何かを守っているに違いないとの事でした。それは「賢者の石」だったのです。

頭が3つある犬つまり三頭犬のフラッフィーはハグリッドが石を守るために去年ギリシャ人から買ったのをダンブルドアに貸したんだそうです。そしておとなしくする方法はハグリッドとダンブルドアしか知らないのだそうです。

ところが学期末試験終了後ハリーは急に思い立ちました。ハグリッドはドラゴンが欲しくて堪らなかった。それなのにいきなり見ず知らずの人が偶然ドラゴンの卵を持ってハグリッドの前に現れた。おかしいとそう思わないか?

そこでハグリッドを訪ねたら何とホグズミードのホッグズ・ヘッドでドラゴンの卵を譲ってくれた見ず知らずの人にフラッフィーなんて音楽をちょいと聞かせればすぐ眠ってしまうと教えてしまった事が判明したというわけです。

これは一大事だ。ダンブルドア校長先生に知らせないといけない。ところがハリーがそう言っている所にマクゴナガル先生が現れました。驚く事に何とダンブルドアはこの肝心な時に出かけていて学校を留守にしているそうです。

石が狙われるのは今夜に違いない。そこで3人は石を奪わせないために措置を施し始めました。しかし所詮は1年生の浅知恵でハリーもロンもハーマイオニーもすごすごと談話室に戻って来る事になってしまったというわけです。

そこでハリーは決心しました。こうなったらスネイプより先に「賢者の石」を手に入れるしかない。スネイプが手に入れたらヴォルデモートが戻って来てしまう。するとロンとハーマイオニーも一緒に行くと言ってくれたのです。

そんな3人の前に立ちはだかったのがネビルでした。

3-2.ネビルの抵抗
3人は夕食を終えると談話室に戻り誰もいなくなるのを待ちました。最後にリー・ジョーダンが伸びをして欠伸をしながら出て行きました。ロンに促されてハリーは寝室から「透明マント」と横笛を持って談話室に戻りました。

横笛はハグリッドのクリスマス・プレゼントで三頭犬のフラッフィーを手なずけるためでした。ハリーが談話室に戻って3人全員がマントに隠れるかどうか確かめようとロンとハーマイオニーに話していると部屋の隅から・・・

「君たち何してるの?」

こう声が聞こえたかと思うと肘掛け椅子の陰からネビルが現れました。ハリーは急いでマントを後ろに隠すと「何でもないよネビル。何でもない」と答えました。ネビルは3人の後ろめたそうな顔を見つめ今度はこう言いました。

「また外に出るんだろ」

するとハーマイオニーが「ううん。違う。違うわよ。出てなんか行かないわ。ネビルもう寝たら?」と言いました。焦りが募ります。こうして足止めを食らっている内にスネイプがフラッフィーに音楽を聞かせているかもしれない。

「外に出てはいけないよ。また見つかったらグリフィンドールはもっと大変な事になる」

こう言うネビルにハリーは「君には分らない事だけどこれはとっても重要な事なんだ」と言いました。しかしネビルは必死に頑張り譲ろうとはしません。ネビルは出口の肖像画の前に急いで立ちはだかるとこう宣言したのでした。

「行かせるもんか。僕、僕、君たちと戦う!」

ロンは激高して「ネビルそこをどけよ。馬鹿はよせ」と言いました。するとネビルは「馬鹿呼ばわりするな!もうこれ以上規則を破ってはいけない!恐れずに立ち向かえと言ったのは君じゃないか!」とロンに反論したのでした。

それにロンは「ああそうだ。でも立ち向かう相手は僕たちじゃない。君は自分が何をしようとしてるのか分ってないんだ」と応えました。ロンが一歩前に出るとネビルは拳を振り上げてこう言い放ったというわけなんですよね。

「やるならやってみろ。殴れよ!いつでもかかって来い!」

ハリーは困り果ててハーマイオニーを振り返り「何とかしてくれ」と頼みました。ハーマイオニーは一歩進み出てネビルに「本当に本当にごめんなさい」と謝り杖を振り上げ「ペトリフィカス・トタルス石になれ」と唱えました。

ネビルの両腕が体の脇に貼りつき両足も閉じました。体が固くなったかと思うとその場で揺れネビルはうつ伏せに倒れました。ハーマイオニーが駆け寄ってネビルを引っくり返すと動いているのは恐怖の色を帯びた目だけでした。

ハーマイオニーがネビルにかけたのは「全身金縛りの呪文」でした。ハーマイオニーは辛そうに再び「ごめんなさい」と謝りハリーは「こうしなくちゃならなかったんだ。わけを話してる暇がないんだ」とネビルに言いました。

ロンは「後できっと判るよ」と言って3人はネビルを跨ぐと「透明マント」を被って談話室を後にしたのでした。

3-3.ネビルがもたらした結果
「全身金縛りの呪文」で身動きが取れなくなったネビルを談話室に残して来てハリーもロンもハーマイオニーも後ろ髪引かれる思いだったんでしょうがロンとハーマイオニーのお陰でハリーは「賢者の石」を守る事ができました。

石を狙っていたのはスネイプではなくクィレルでした。クィレルにヴォルデモートが取り憑いていたのです。ハリーは3日間意識不明になり気づいた時には病棟のベッドに横になっていて目の前にはダンブルドア校長がいました。

学年度末パーティにハリーは1人で行きました。マダム・ポンフリーが最後にもう一度診察をすると言い張ったのでハリーが大広間に到着した時には既に一杯でした。そしてダンブルドアが入って来て各寮の得点を発表しました。

4位はグリフィンドールで312点
3位はハッフルパフで352点
2位はレイブンクローで426点
そして1位はスリザリンで472点

スリザリンのテーブルから嵐のような歓声と足を踏み鳴らす音が上りました。ところがダンブルドアは「よしよしスリザリン。よくやった」と言ったその後に「つい最近の出来事も勘定に入れなくてはなるまいて」と言いました。

大広間は静まり返りスリザリン寮生の笑い声が少し消えました。ダンブルドアは咳払いをすると「駆け込みの点数を幾つか与えよう」と言い出しました。まず一番最初はロンでグリフィンドールに「50点」が与えられたのでした。

この何年間かホグワーツで見る事ができなかったような最高のチェス・ゲームを見せてくれたからだそうです。その次は火に囲まれながら冷静に対処したというハーマイオニーでグリフィンドールに「50点」が与えられました。

3番目はハリーでした。その完璧な精神力と並外れた勇気に対してグリフィンドールに「60点」を与える。大広間は耳を劈く大騒音でした。何故ならグリフィンドールに「160点」が加算をされて「472点」になったからでした。

スリザリンと同点になりました。するとダンブルドアが手を上げました。大広間の中が徐々に静かになって行きました。ダンブルドアは微笑みこう言いました。するとグリフィンドールのテーブルから爆発的な歓声が上りました。

「勇気にも色々ある。敵に立ち向かって行くのにも大いなる勇気がいる。しかし味方の友人に立ち向かって行くのにも同じくらい勇気が必要じゃ。そこでわしはネビル・ロングボトム君に10点を与えたい」

ネビルは驚いて青白くなりました。みんなに抱きつかれ人に埋もれて姿が見えなくなりました。ネビルはこれまでグリフィンドールのために点を稼いだ事など全くありません。これがネビルが唯一獲得した得点だったんですよね。

それがグリフィンドールに寮杯をもたらしたのです。

今日の最後に
ネビルはホグワーツに入った最初の年度つまり1年生の時にはボーナス点を獲得した事が一度もなかったんだそうです。確かに言われてみればそうかもしれません。ネビルが唯一得意にしている科目といえば「薬草学」ですよね。

だからネビルがボーナス点を稼ぐとしたらこの科目しかありません。でも手を挙げる鍛錬が行き届いているハーマイオニーがいるのでネビルが先生の問いかけに答える機会など全くないというわけです。そういう事なんですよね。

だから得意の「薬草学」の授業でもネビルはそんな機会などなかったというわけなんですよね。

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