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ネビルは心配していました。ふくろう試験の「変身術」の結果が合格はしたものの「可・A(まあまあ)」だったので6年生以降も続けられるかどうか分らなかったからです。そしてネビルの今度の懸念は杞憂には終わりませんでした。ところが寮監のマクゴナガル先生からは意外な反応が返って来ました。(全3項目)

3-1.新しい杖
魔法省の神秘部での死喰い人との戦いの最中にネビルは使っていた杖を壊してしまいました。それはかつては聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院しているお父さんの杖だったんだそうです。ネビルはその事でひどく恐れていました。

おばあさんの逆鱗に触れるのではとそう思ったからです。しかしそれは幸いネビルの杞憂に終わりました。その後の経過をハリーは新学期初日のホグワーツ特急内で聞く事になりました。背後で聞き覚えのある声がしたのでした。

ハリーが振り返るとそこにいたのはネビルとルーナでした。3人は空いているコンパートメントを見つけると中に入りました。ネビルは自分とルーナを指してハリーと一緒だからみんな僕たちの事まで見つめてると言いました。

「みんなが君たちを見つめてるのは君たちも魔法省にいたからだ。あそこでの僕たちのちょっとした冒険が日刊予言者新聞に書きまくられていたよ。君たちも見たはずだ」

ハリーがこう言うとネビルが新聞にあんなに書き立てられてばあちゃんが怒ると思った。ところが予想に反し大変喜んでくれたんだそうです。ネビルがようやくお父さんに恥じない魔法使いになり始めたと言ってくれたそうです。

おばあさんはネビルに新しい杖を買ってくれたのだそうです。ネビルは「見て!」と言うと杖を取り出しハリーに見せました。ネビルは得意気に「桜とユニコーンの毛」と言いました。オリバンダーが売った最後の1本だと思う。

何故ならネビルの杖を買ったその翌日にオリバンダー翁が行方不明になったからとの事でした。その後ハリーとネビルの間ではふくろう試験の話題になりました。ネビルの「変身術」の結果は「可・A(まあまあ)」で合格でした。

でも6年生の今学期に「変身術」を履修できるのだろうか?ネビルはそれを心配していました。ハリーはそれを「心ここにあらず」といった心持ちであまり聞いていませんでした。先学期の末にダンブルドアから聞いたからです。

トレローニー先生がした予言の「7月の末に生まれる赤子」には2人の候補がいた。それがハリーにもう1人はネビルだったのです。もしかしたら自分じゃなく目の前にいるネビルの額に稲妻形の傷が刻まれていたのかもしれない。

他にも様々な思いが交錯してハリーはついついぼんやりとしてしまったというわけなんですよね。

3-2.ばあちゃんがそう望んでいます
6年生になると時間割を配る作業は昨年度までとは比べ物にならないぐらい複雑でした。ふくろう試験で履修に必要な成績が取れているかをグリフィンドール生は寮監のマクゴナガル先生が確認しなくてはならなかったからです。

ネビルは処理に少し時間がかかりました。マクゴナガル先生がネビルの申込書を読みふくろう試験の成績を照らし合わせている間ネビルは心配そうな顔をしていました。開口一番マクゴナガル先生はネビルにこう告げたのでした。

「薬草学。結構。スプラウト先生はあなたがふくろうで優・Oを取って授業に戻る事をお喜びになるでしょう」

さらにネビルは「闇の魔術に対する防衛術」は「良・E(期待以上)」で資格があるのだそうです。ただ問題は前述のように「可・A(まあまあ)」の「変身術」なんだそうです。気の毒ですが6年生以降続けるのには十分ではない。

授業について行けないだろうとマクゴナガル先生は言うのです。そう言われてネビルはうなだれました。マクゴナガル先生はメガネの奥からネビルをじっと見るとこう言いました。何故「変身術」を取りたいのかというわけです。

「そもそもどうして変身術を続けたいのですか?私はあなたが特に授業を楽しんでいるという印象を受けた事はありませんが」

こう問うマクゴナガル先生にネビルは「ばあちゃんが望んでいます」のような事を呟きました。つまり楽しむという事よりも魔法使いたる者は学校では「変身術」ぐらい習って卒業するものだとおばあさんは思っているのです。

「あなたのおばあさまはどういう孫を持つべきかという考えではなく在るがままの孫を誇るべきだと気づいてもいい頃です。特に魔法省での一件の後は」

マクゴナガル先生は「フンッ」と鼻を鳴らしたかと思うとネビルにこう言いました。マクゴナガル先生が鼻を鳴らしたのはネビルにではなく祖母のオーガスタ夫人に対して腹を立てたからでした。こう言われてネビルの反応は?

3-3.初めて褒められた!
ネビルは顔全部を真っ赤にして「どうしたらいいの?」という表情を浮かべると目を瞬かせました。それと言うのもネビルはこれまでマクゴナガル先生には一度だって褒められた事がなかったからでした。不意を衝かれたのです。

マクゴナガル先生は残念ですが自分はあなたを6年生以降はクラスに入れる事はできないと最後通告をしました。その代わり「呪文学」は「良・E(期待以上)」を取っている。だからネビルに「呪文学」を取れと勧めたのでした。

「ばあちゃんが呪文学は軟弱な選択だと思っています」

こう呟くネビルにマクゴナガル先生は「呪文学をお取りなさい」と言いました。そして私からオーガスタに一筆入れる。つまり手紙を出し思い出して貰うとマクゴナガル先生は言うのです。何故「呪文学」が軟弱な選択なのか?

それはオーガスタ夫人が「呪文学」のふくろう試験に落ちているからなんだそうです。だからと言って「呪文学」そのものに価値がないとは必ずしも言えない。こんな理由でオーガスタ夫人は「呪文学」の選択を軟弱だと言う。

「信じられない」といううれしそうな表情を浮かべたネビルにマクゴナガル先生は微笑んでさえくれ新しい授業の詳細が書き込まれた時間割を渡してくれたのでした。ネビルはマクゴナガル先生に初めて褒められたんですよね。

今日の最後に
ネビルは「変身術」のふくろう試験で合格できるのか?自信を持てないでいました。でもマクゴナガル先生の言う通りで結果は「可・A(まあまあ)」の合格でした。しかし残念ながら6年生以降は履修させては貰えませんでした。

ネビルは多分知らないんでしょうね。昨年度の学期末にマクゴナガル先生は魔法省でのネビルの頑張りに対して「50点」のボーナス点を与えています。おそらくネビルが「50点」も稼いだのはこれが初めてだったんでしょうね。

魔法省での活躍を知ってマクゴナガル先生もネビルに対する評価を大幅に改めた。そういう事なんでしょうね。
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