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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

「姿現わし」ができない人たちは一体どうやってワールドカップの会場に行くのか?フレッドとジョージのトン・タン・タフイー騒動でアーサー氏の説明が中断されてしまったためハリーは「隠れ穴」を出てからアーサー氏にその続きを聞く事になりました。その方法とは?(全3項目)

3-1.いかにして移動するのか?
「俺たちそれを開発するのに6ヵ月もかかったんだ!」こう叫ぶフレッドにウィーズリーおばさんは「ご立派な6ヵ月の過ごし方ですこと」と叫び返しました。ふくろう試験の点が悪かったのもこれが原因とおばさんは断じました。

トン・タン・タフィーの没収などという出来事のお陰でその場は到底和やかとは言い難い雰囲気でした。おばさんは険しい表情でアーサー氏の頬にキスをしていました。フレッドとジョージはさらに表情を険しくしていました。

「それじゃ楽しんでらっしゃい。お行儀良くするのよ」

おばさんはこう言いましたが言われたフレッドとジョージは振り向きもせず返事もしません。ビルとチャーリーにパーシーは昼頃そっちに行かせる。おばさんは残りの4人を引き連れて出て行くアーサー氏にこう声をかけました。

ハリーにロンそれにハーマイオニーとジニーです。外に出ると肌寒く月がまだ出ていて右前方の地平線が鈍い緑色に縁取られていて夜明けが近い事を示していました。ハリーは足を速めアーサー氏と肩を並べるとこう訊きました。

「マグルたちに気づかれないようにみんな一体どうやってそこに行くんですか?」

ハリーのこの問いにアーサー氏は「組織的な大問題だったよ」と答え溜め息をつきました。問題だったのはおよそ十万人もの魔法使いがワールドカップに来るというのに全員を収容できる魔法施設がないという事なんだそうです。

ダイアゴン横丁やキングズ・クロス駅の9と3/4番線に無理やり詰め込んだらどうなるか?そこで人里離れた格好な荒地を探し出しマグル避け対策を講じなければならなかった。魔法省を挙げて何ヵ月もこれに取り組んだそうです。

まずは当然の事だが十万人もの魔法使いが一気に移動をしたらマグルに気づかれてしまうので到着時間を少しずつずらした。安い切符を手にした者は二週間前に着いていないといけない。マグルの交通機関で来る人も少しはいる。

何しろ世界中から魔法使いがやって来るのだからバスや汽車にあまり大勢乗らせるわけにはいかない。さらには「姿現わし」でやって来る人のためにマグルの目に触れない安全なポイントを設定しなければならないのだそうです。

これについては手頃な森があって「姿現わし」ポイントに使ったはずだ。そうではない人は「移動キー」を使う。これはあらかじめ指定された時間に魔法使いたちをある地点から別の地点に移動させるのに使う鍵なのだそうです。

必要とあらばこれで大集団を一度に運ぶ事ができる。そして今回イギリスには二百個の「移動キー」が戦略的拠点に設置されたんだそうです。そして「隠れ穴」に一番近いのがストーツヘッド・ヒルのてっぺんにあるそうです。

今ハリーたちはそこに向かっているのだそうです。

3-2.ストーツヘッド・ヒルに到着して
アーサー氏は行く手を指差しました。オッタリー・セント・キャッチポール村の彼方に大きな黒々とした丘が盛り上がっていました。それがストーツヘッド・ヒルというわけです。ハリーは「移動キー」に興味を引かれました。

「移動キーってどんな物なんですか?」

ハリーがこう訊くとアーサー氏は「そうだな。何でもありだよ」と答えました。当然マグルが拾ってもてあそんだりしないようガラクタだと思う目立たない物なんだそうです。ハリーたち一行は村に向かってひたすら歩きました。

静けさを破るのは自分の足音だけです。村を通り抜ける頃にゆっくりと空が白み始めました。真っ暗だった夜空が薄れ群青色に変わりました。ハリーは手も足も凍えついていました。アーサー氏は何度も時計を確かめていました。

ストーツヘッド・ヒルを登り始めると息切れで話をする余裕はなくなりました。あちらこちらでウサギの隠れ穴につまずいたり黒々と生い茂った草の塊に足を取られたりしました。一息一息がハリーの胸に突き刺さるようでした。

足が動かなくなって来たと思ったらハリーはようやく平らな地面を踏み締めました。丘のてっぺんに到着したのでした。アーサー氏は「フーッ」と喘ぎながらメガネを外してセーターで拭くとこう言ったというわけなんですよね。

「やれやれちょうどいい時間だ。あと十分ある」

激しい息遣いで脇腹を押さえながら上って来たハーマイオニーが最後でした。後は「移動キー」があればいい。一行はバラバラになって探し始めました。しかし「移動キー」を見つけたのはハリーたち一行ではありませんでした。

「ここだアーサー!息子やこっちだ。見つけたぞ!」

丘の頂の向こう側に長身の影が2つ立っていました。それは魔法省の「魔法生物規制管理部」に勤めるエイモス・ディゴリー氏と息子でクィディッチのハッフルパフ・チームのキャプテンでシーカーのセドリックだったのでした。

セドリックが一同を見回し「やあ」と言いハリーたち一行も「やあ」と挨拶を返しましたがフレッドとジョージは黙って頭を下げただけでした。去年セドリックが開幕戦でグリフィンドールに勝利したという事があったからです。

随分歩いたかいと訊くエイモス氏にアーサー氏はまあまあと答えました。ディゴリー父子も夜中の2時に起きたのだそうです。2人がここに来たのは息子のセドリックが「姿現わし」のテストをまだ受けていないからだそうです。

「全部君の子かね?」と訊くエイモス氏にアーサー氏は「まさか。赤毛の子だけだよ」と答えました。例によって例の如くハリーを紹介するとエイモス氏は目を見開き「おっとどっこい。ハリー・ポッターかい?」と驚きました。

誰かに会う毎にしげしげと見つめられる事にも視線が額の稲妻形の傷痕に走るのにもハリーはもう慣れていました。でもそれでも何だか落ち着かない気持ちにさせられるのです。するとエイモス氏があの試合の事を話し始めました。

お前はハリー・ポッターに勝ったんだ!孫子の代まで語り伝える事だ。ハリーは何と答えていいのか分らなかったので黙っていました。フレッドとジョージもまた揃って表情を険しくしました。それを見て取ってセドリックは?

「父さんハリーは箒から落ちたんだよ。そう言ったでしょう。事故だったって」

困った顔をしてこう言うセドリックにエイモス氏は「ああ。でもお前は落ちなかったろ。そうだろうが?」と快活に大声で言いました。そして息子はいつも謙虚なんだ。しかし最高の者が勝つんだとそう言ってみせたのでした。

3-3.移動キーで
「そろそろ時間だ。エイモス他に誰か来るかどうか知ってるかね?」アーサー氏が懐中時計を再び引っ張り出しながらこう言って話題を変えました。エイモス氏が察しが悪いのは判っているのでアーサー氏も慣れているようです。

ラブグッド家は一週間前にもう行っている。フォーセット家は切符が手に入らなかった。他には思いつかない。だからこの「移動キー」でワールドカップの会場に行くのはディゴリー父子とウィーズリー一家一行というわけです。

1分前になりアーサー氏はハリーとハーマイオニーに「移動キーに触っていればいい。それだけだよ。指1本でいい」との指示をくれました。リュックサックを背負っているので簡単ではありませんでしたが9人が詰め合いました。

エイモス氏が掲げた古ブーツを中心に9人が輪になってただ立っていました。誰も何も言いません。マグルが今ここに上って来て9人がしている行為を見たらどんなに奇妙に思うだろう。ハリーはチラリとそんな事を考えました。

それは突然でした。ハリーは急にお腹の裏側が力強く引っ張られるような感じがしました。両足が地面を離れました。ロンとハーマイオニーが両脇にいて互いの肩と肩がぶつかり合うのを感じました。スピードが上って行きます。

風の唸りと色の渦の中を全員が前へ前へと進んで行きます。ハリーの人差し指は古ブーツにまるで磁石のように張りついて引っ張っています。するとやがてハリーの両足が地面にぶつかりました。ロンが上に倒れ込んで来ました。

見上げてみると立っているのはアーサー氏にディゴリー父子の3人だけでした。その3人は強い風に吹きさらされた跡がありありと見えました。それ以外の6人は誰もが皆地面に転がっていました。こう言うのが聞こえて来ました。

「5じ7ふーん。ストーツヘッド・ヒルからとうちゃーく」

目的地に到着したようです。

今日の最後に
ラブグッド家は一週間前にもう行っている。これはもちろん来年ハリーが出会う事になるルーナとお父さんのゼノフィリウス氏というわけです。フォーセット家は切符が手に入らなかった。むしろ問題はこちらの一家でしょうね。

実はミス・フォーセットはハリー2年生時の「闇の魔術に対する防衛術」の教師ギルデロイ・ロックハートが開催した「決闘クラブ」に参加していました。さらに三大魔法学校対抗試合にも老け薬を飲み立候補しようとしました。

ところがクリスマス・ダンスパーティの時にはハッフルパフ生のミス・フォーセットがスネイプに10点を減点されていました。三校対抗試合に老け薬を飲んで立候補をしようとしたミス・フォーセットはレイブンクロー生でした。

ロックハートの「決闘クラブ」に参加していたミス・フォーセットは相手がアーニー・マクミランのようなのでおそらくクリスマス・ダンスパーティでスネイプが10点を減点したハッフルパフ生のミス・フォーセットでしょうね。

つまり二通り考えられますね。2人のミス・フォーセットは前述のワールドカップの切符が手に入らなかったフォーセット家の姉妹である。もう1つは2人は他人なのだが偶然苗字が同じである。一体全体どっちなんでしょうね?

追伸
記事を載せ終わってから実は2人のミス・フォーセットはお互いの父親が兄弟つまりミスター・フォーセットでいとこ同士である。その可能性がある事にも気づきました。つまりこれで三通りという事になりますね。

考えればまだまだ他の組み合わせがあるかもしれません。(7月20日加筆)

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