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ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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ハリー・ポッターの夏休み「炎のゴブレット」編(12)(24回シリーズ)
せっかくのこの機会なんだから全てマグル式にやりたいというアーサー氏の強い希望によりハリーたち3人はキャンプ場の向こう側にある水道まで水を汲みに行く事になりました。様々な光景を見る事にもなり顔見知りにも会ってハリーたちは大いに楽しい時間を過ごせたのでした。(全3項目)

3-1.水を汲みに行って
マグルのくれた地図によればキャンプ場の向こう側に水道の印がある。ロンがそう言うとアーサー氏はヤカンとソース鍋を数個よこしてハリーにロンとハーマイオニーの3人に水を汲みに行って来るようにと指示をしたのでした。

竈があるんだから簡単にやってしまえばいいのにと言うロンにアーサー氏は「マグル安全対策だ!」と期待に顔を輝かせて言いました。当然の如くアーサー氏はこの機会にマグル式の方法で食事を作ろうというわけなんですよね。

「本物のマグルがキャンプする時は外で火を熾して料理するんだ。そうやっているのを見た事がある!」

アーサー氏にこう言われハリーたち3人はテントを出て女子用のテントをざっと見学してから水を汲みに出かけました。朝日が昇り霧も晴れ一面に広がったテント村が見渡せたのでハリーたちは見物しながらゆっくり進みました。

世界中にこんなに沢山の魔法使いや魔女がいるんだ。ハリーはそう実感しながら歩いていました。これまで一度も考えもしなかった事でした。次々と起き出すキャンパーの中でやはり一番早いのは小さな子供のいる家族でした。

男の子が父親の杖で悪戯をしていたり女の子がおもちゃの箒に乗っていたりしました。爪先が露を含んだ草をかすめる程度までしか上らない箒です。魔法省の役人が早速それを見つけハリーたちの脇を急いで通り過ぎると・・・

「こんな明るい中で!親は朝寝坊を決め込んでいるんだ。きっと」

あちらこちらのテントから大人の魔法使いや魔女が顔を覗かせ朝食の支度に取りかかっていました。マッチを擦りながら「こんな事で絶対に火がつくものか」と怪訝な顔をしている人もいました。当然杖で火を熾す人もいました。

3人のアフリカ魔法使いが全員白くて長いローブを着てウサギのような物を鮮やかな紫の炎で焼きながら真面目な会話をしていました。かと思えば中年のアメリカ魔女が光る横断幕を張り渡しその下で楽しそうに話していました。

テント村は聞き覚えのない言葉で溢れ返っていました。共通しているのはどの声も興奮している事でした。


3-2.途中で色々な人に会って
それぞれの人々がそれぞれの朝を過ごしている。テント村を見物しているとそんな感じだったのですがハリーたちが歩いて行くと突如として三つ葉のクローバーでびっしりと覆われたテントの群れに足を踏み入れていたのでした。

誰かがハリーたちを背後から呼んで振り返って見ると声の主はシェーマス・フィネガンでした。やはりテントは三つ葉のクローバーで覆われていてディーン・トーマスも一緒でした。そばにいるのはシェーマスの母親のようです。

「この飾りつけどうだい?魔法省は気に入らないみたいなんだ」

シェーマスは笑顔を見せながら3人にこう言いました。するとフィネガン夫人が「あら国の紋章を出して何が悪いっていうの?」と口を挟んで来ました。何でもブルガリアのほうもテントに何かをぶら下げているんだそうです。

「もちろんアイルランドを応援するんでしょう?」とフィネガン夫人に言われハリーたちは「ちゃんとアイルランドを応援する」と約束をして再び歩き始めました。でもロンはあの状況では他の返事のしようがないと言うのです。

「ブルガリアのテントには何が一杯ぶら下がっているのかしら?」こう言うハーマイオニーにロンが「見に行こうよ」と言いました。そこにはブルガリア国旗が翻っていました。こちらは植物ではなく人の顔が貼られていました。

「クラムだよ!ビクトール・クラム。ブルガリアのシーカーの!」

クラムのポスターを見てのハーマイオニーの第一声は「とっても気難しそう」でした。確かに無愛想ですし瞬きをして顔をしかめるだけなのでそう見えますよね。しかしロンはこのビクトール・クラムの事を大絶賛したのでした。

若くて18才そこそこだと云うのに天才なのだそうです。今夜見れば判るとの事でした。そんなこんなでゆっくり歩いたり寄り道をしたりでハリーたちはやっと水道の所に到着しました。そこにはもう何人かが並んでいたのでした。

そこでも一騒動起きていました。アーチーという老魔法使いが花模様のネグリジェを着ていて魔法省の役人が細縞のスボンを差し出し困り果てて泣きそうな声を上げて必死に説得をしていましたがアーチーは応じようとしません。

アーチーはそのネグリジェをマグルの店で買ったと言い張っていました。だからマグルが着る物だろうと言うのです。それに対して魔法省の役人は「それはマグルの女性が着る物だ」と言って細縞のズボンをひらひら振りました。

するとアーチーは腹立たしげに「わしゃそんな物は着んぞ。わしゃ大事な所に爽やかな風が通るのがいいんじゃ。ほっとけ」と言ったのでした。それを聞いてハーマイオニーは笑い出してしまい苦しそうに列を抜けて行きました。

汲んだ水の重みでハリーたちは今までよりさらにゆっくり歩いてキャンプ場を引き返しました。すると再び顔見知りに会いました。去年ホグワーツを卒業したグリフィンドール・チームのキャプテンのオリバー・ウッドもでした。

ウッドは自分のテントにハリーを引っ張って行き両親にハリーを紹介しました。それはもう自慢の種でしょう。そしてプロチームのパドルミア・ユナイテッドと二軍入りの契約を交わしたばかりだと興奮してハリーに告げました。

それからアーニー・マクミランにチョウ・チャンとも会いました。その他にも外国の学校の生徒と思われる一大集団もいたのでした。ハリーにとっては外国にも魔法学校があるという事は驚き以外の何物でもありませんでした。

ハーマイオニーを見ると全く平気な顔をしていました。何かの本で読んだに違いないとハリーは思ったのでした。

3-3.テントに戻って来て
散々寄り道をしてしまったのでハリーたちが戻るとジョージが「遅かったなあ」と文句を言いました。水を降ろしながらロンが「色んな人に会ったんだ」と言ったのでした。そして「まだ火を熾してないのか?」と訊くと・・・

フレッドが「親父がマッチと遊んでてね」と言いました。アーサー氏は火を点ける作業が上手くいかなかったようです。しかしだからといって努力が足りなかったわけではありませんでした。折れたマッチが散らばっていました。

アーサー氏はマッチを擦って火を点けたものの「うわっ!」と驚いてすぐに取り落としてしまいました。でもアーサー氏は「我が人生で最高の時だ!」という顔をしていました。そこでハーマイオニーが助け舟を出したのでした。

ハーマイオニーはアーサー氏に「こっちに来てくださいな」と優しく言いマッチ箱をアーサー氏の手から取り正しいマッチの使い方を教え始めました。やっと火が点いたものの料理ができるまでにはそれから1時間かかりました。

それでも見物するものには事欠きませんでした。ウィーズリー家のテントはいわば競技場への大通りに面しているようで魔法省の役人が気ぜわしく行き交いました。通りがかりに全員がアーサー氏に丁寧に挨拶をして行きました。

アーサー氏はひっきりなしに解説をしました。自分の子供たちは魔法省の事などもう嫌と言うほど知っているので今更関心はなくもっぱらその解説はハリーとハーマイオニーの2人のためにやっているようなものだったのでした。

「今のはカスバード・モックリッジ。小鬼連絡室の室長だ。今やって来るのがギルバート・ウィンプル。実験呪文委員会のメンバーだ。あの角が生えてからもう随分経つなあ」

「やあアーニー。アーノルド・ビーズグッドだ。忘却術士。ほら魔法事故リセット部隊の隊員だ。そしてあれがボードとクローカー。無言者だ」

「無言者って何だ?」と思ってハリーが「え?何ですか?」と訊くとアーサー氏からは「神秘部に属している。極秘事項だ。一体あの部門は何をやっているのやら」との答えが返って来ました。アーサー氏も知らないようでした。

そしてついに火の準備が整い卵とソーセージの料理が始まったのと時を同じくしてビルにチャーリーとパーシーが現れました。卵とソーセージの皿が半分ほど空になった時にアーサー氏が突然立ち上がって笑顔で手を振りました。

「これはこれは!時の人!ルード!」

それはルード・バグマン氏でした。

今日の最後に
自分はホグワーツではクィディッチのグリフィンドール・チームのキャプテンでメンバーにはハリー・ポッターがいた。オリバー・ウッドにしてみればこれはもう一生涯に渡って声を大にして胸を張って自慢できる事ですよね。

そんなオリバー・ウッドは卒業後プロチームのパドルミア・ユナイテッドと二軍入りの契約を交わしたんだそうです。副読本の「クィディッチ今昔」によればこのチームは1163年に結成されリーグ中最も古い歴史を持つそうです。

このチームは22回のリーグ優勝と2度のヨーロッパ杯獲得を誇りチームの応援歌である「叩き返せよブラッジャー。見事入れろよクアッフル」は人気魔女歌手のセレスティナ・ワーベックによってレコーディグされたんだそうです。

このレコーディングは聖マンゴ魔法疾患障害病院の寄付集めのためにされたのだそうです。パドルミア・ユナイテッドの選手が着ているローブにはネイビーブルーに金色のパピルス2本が交差した紋章がついているんだそうです。

オリバー・ウッドはこういうチームに入ったのです。
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