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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

前日の夕食の席でも名前が出ていたのですが後々の最重要人物になるルード・バクマン氏とバーティ・クラウチ氏の2人にハリーは会う事になったのでした。パーシーの上司であるクラウチ氏を初めて見てのハリーが抱いたその感想とは?(全3項目)

3-1.ルード・バグマン氏登場!
ルード・バグマンはあの花模様ネグリジェのアーチーじいさんを含めてもこれまで会った人の中で一番目立っていました。鮮やかな黄色と黒の太い横縞に胸に巨大なスズメバチが描かれたクィディッチ用のローブを着ていました。

たくましい体つきが少し弛んだという感じでイングランド代表チームでプレイしていた頃より恰幅がよくなっていました。迷走ブラッジャーにやられたようで鼻がつぶれていました。まるで育ち過ぎた少年のようだったのでした。

バグマン氏は「ようよう!我が友アーサー」とうれしそうに呼びかけたのでした。踵にバネがついているかのように弾んで完全に興奮していました。そして息を切らして焚き火に近づきながらバグマン氏はこう言ったのでした。

「どうだいこの天気は。え?どうだい!こんな完全な日和はまたとないだろう?今夜は雲1つないぞ。それに準備は万全。俺の出る幕はほとんどないな!」

バグマン氏の背後をげっそりやつれた数人の魔法省の役人が急いで通り過ぎて行きました。遠くのほうで6メートルもの上空に紫の火花を上げて魔法火が燃えていたからです。するとパーシーが急いで進み出て握手を求めました。

ルード・バグマン氏が担当する部を取り仕切るやり方が気に入らなくとも好印象を与えるほうが大切のようです。そこで来ているメンバーの紹介という事になったのですがハリーを紹介すると「やはり」という反応がありました。

ハリー・ポッターの名前を聞いてバグマン氏はほんの僅かでしたがたじろぎ目が毎度お馴染みの動きでハリーの額の傷痕を探したのでした。アーサー氏は一同に「この人のお陰でいい席が手に入ったんだ」とそう言ったのでした。

そんな事は何でもないという風に手を振りバグマン氏はアーサー氏に「試合に賭ける気はないかね?」と熱心に誘って来ました。ロディ・ポントナーはブルガリアが先取点を挙げると賭けたのでいい賭け率にしてやったそうです。

アイルランドのフォアード3人は近来にない強豪だからなんだそうです。それにアガサ・ティムズお嬢さんは試合が一週間続くと賭けて自分の持っている鰻養殖場の半分を張ったのだそうです。随分とまあ景気のいい話ですよね。

しかしアーサー氏が言ったのはアイルランドが勝つほうに1ガリオンでした。それを聞いてバグマン氏はがっかりしたようでした。でもすぐに気を取り直すと「他に賭ける者は?」と訊いて来ました。その次に申し出たのは?

3-2.バーティ・クラウチ氏登場!
「賭けるよ。37ガリオン15シックル3クヌートだ」ジョージと2人でお金を掻き集めるとフレッドがこう言いました。当然の如くアーサー氏はこの2人にギャンブルは早過ぎる。妻のモリーが嫌がると反対しました。でも駄目でした。

「まずアイルランドが勝つ。でもビクトール・クラムがスニッチを捕る。あ。それからだまし杖も賭け金に上乗せするよ」

「だまし杖」を見てパーシーはバグマン氏にそんなつまらない物を見せては駄目じゃないかと非難がましく言いました。しかしバグマン氏はゴム製のおもちゃの鶏に変わるのを見て「素晴らしい!」と大喜びしてくれたのでした。

パーシーは驚いて承知できないとばかりに身を強張らせました。アーサー氏もまた賭けはやって欲しくない。貯金の全部じゃないかなどと言いましたがバグマン氏が「お堅い事を言うな」と声を張り上げて一蹴してしまいました。

バグマン氏は2人が出した条件は考えられないので素晴らしい倍率をやろう。さらに「だまし杖」に5ガリオンつけようと言ってくれました。バグマン氏は上機嫌でアーサー氏のほうに向き直ると「かの人物」の事を口にしました。

それはパーシーの上司のバーティ・クラウチ氏の事でした。ブルガリア側の責任者がゴネていて一言も分らないんだそうです。バーティなら百五十カ国語が話せるから何とかしてくれるだろう。するとパーシーがこう言いました。

「クラウチさんですか?あの方は二百カ国語以上話します!水中人のマーミッシュ語。小鬼のゴブルディグック語。トロールの」

するとフレッドが馬鹿馬鹿しいという口調でトロール語なんて指差してブーブーと言えばいいと口を挟んで来ました。クラウチ氏の名前が出て一旦は機嫌を直したパーシーでしたが再び機嫌を損なう事になってしまったのでした。

バグマン氏が草むらに座り込むとアーサー氏は今度は例の行方不明になっているバーサ・ジョーキンズの話を始めました。しかしバグマン氏は「なしのつぶてだ。だがその内現れるさ」と気軽に答えて楽観視しているようでした。

そろそろ捜索人を出したほうがいいんじゃないのか?遠慮がちにこう訊くアーサー氏にバグマン氏は「バーティ・クラウチはそればっかり言ってるなあ」と無邪気に答えるばかりでした。するとそこにその男が姿を現わしました。

ルード・バグマン氏とはものの見事に対照的でした。バグマン氏はかつてプレイをしていたクィディッチのプロチームのローブを着ているのに対してクラウチ氏のほうは非の打ち所がない背広にネクタイ姿をしていたのでした。

一目見てハリーはパーシーが何故このクラウチ氏の事をあれほどまでに崇拝しているのかの理由が判りました。クラウチ氏の姿形はマグルの服装に関する規則を完璧に守っていました。銀行の頭取だと言っても通用した事だろう。

バーノン叔父さんでさえもこのクラウチ氏の正体を見破れるかどうかは疑問だとハリーは思いました。ここでバグマン氏が言っていた「ブルガリア側は一体何を言っていたのか?」のその内容が判明したというわけなんですよね。

貴賓席にあと12席設けるよう強く要求しているのだそうです。さらにここでクラウチ氏は部下に対しても厳しく接する方針である事が判りました。それはクラウチ氏がパーシーの事を「ウェーザビー君」とそう呼んだからでした。

そう安々と名前で呼んではくれないというわけです。それを聞いてフレッドとジョージは大受けでした。

3-3.今度はアーサー氏に
さらにクラウチ氏はアーサー氏とも話したかったんだそうです。それは空飛ぶ絨毯の輸入禁止についてアリ・バシールが話したがっている。それを聞いてアーサー氏は深い溜め息をついてクラウチ氏にこう言葉を返したのでした。

「その事については先週ふくろう便を送ったばかりだ。何百回言われても答えは同じだよ。絨毯は魔法をかけてはいけない物品登録簿に載っていてマグルの製品だと定義されている。しかし言って判る相手かね?」

クラウチ氏はパーシーからカップを受け取りながら「駄目だろう。我が国に輸出したくて必死だから」と言いました。イギリスでは箒に取って代わる事はないだろう。こう言うバグマン氏にクラウチ氏はこう言ったんですよね。

「アリは家族用乗り物として市場に入り込む余地があると考えている」

実はクラウチ氏の祖父は12人乗りのアクスミンスター織りの絨毯を持っていたのだそうです。しかしもちろん絨毯が禁止になる前の事だ。その口調はまるで自分の先祖が法律を厳格に遵守していた事を毛ほども疑われたくはない。

そう言いたげな感じでした。するとバグマン氏が「忙しくしてるかね」とのどかに言いクラウチ氏は「かなり」と愛想のない返事をしました。五大陸に渡って「移動キー」を組織するのは並大抵の事ではなかったんだそうです。

2人ともこれが終わったらほっとするだろうね。アーサー氏がこう言うとバグマン氏は驚き「ほっとだって!こんなに楽しんだ事はないのに」と答えました。それにまだまだ楽しい事が待ち構えているとバグマン氏は言うのです。

クラウチ氏は眉を吊り上げて「まだその事は公にしないとの約束だろう。詳細がまだ」と言いました。しかしバグマン氏はここにいる子供たちはどのみち判る事だと言うのです。何故なら事はホグワーツで起こるからだそうです。

クラウチ氏はバグマン氏に「ブルガリア側に会わないと」と鋭く言いパーシーに「お茶をごちそうさまウェーザビー君」と言って飲んでもいないお茶をパーシーに押しつけるようにして返しバグマン氏もやっと立ち上がりました。

そして2人とも「姿くらまし」して消えたのでした。

今日の最後に
ハリーがこれまで身近に会った魔法省の役人と云えば1人目は当然アーサー・ウィーズリー氏で2人目は魔法大臣コーネリウス・ファッジそしてクィディッチ・ワールドカップを通じて一気に大勢の人と出会う事になりましたよね。

そしてキャンプ場では魔法ゲーム・スポーツ部の部長ルード・バグマン氏とパーシーの上司で国際魔法協力部の部長のバーティ・クラウチ氏と出会う事になりました。バグマン氏のハリーに対する反応は概ねノーマルでしたよね。

それに対してクラウチ氏は全くの無反応でした。どうしてなんでしょうね?確かに両親をヴォルデモートに殺害されたのに自分だけ生き残った。本人にしてみれば関心を示されてもうれしかろうはずがないのではないだろうか?

クラウチ氏としては無反応つまり無視してあげる事のほうがハリー本人は有り難いのでは?つまりハリーに対する配慮のつもりだった?だからハリーには敢えて一切関心のないふりをした。そういう事だったと私は思いますね。

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