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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

森の向こうから競技場の開場を知らせる音が鳴り響いて来ました。ハリーにハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行が目指したのは最上階の貴賓席でした。すると何とハリーたちは一番乗りではなく後部座席には先客がいたのでした。そこにいたのは屋敷しもべ妖精で・・・(全3項目)

3-1.その時が来た!
私が解説をするので貴賓席で一緒になる。バグマン氏はこう言うと手を振りクラウチ氏は軽く頭を下げ2人は「姿くらまし」して消えました。2人がいなくなるのと同時にフレッドが「ホグワーツで何があるの?」と訊きました。

訊かれたアーサー氏は「すぐに判るよ」と答えると微笑みました。そしてパーシーが「魔法省が解禁する時までは機密情報だ。クラウチさんが明かさなかったのは正しい事なんだ」と頑なに言ってそれを補強したというわけです。

夜になると最後の慎みも吹き飛んで魔法省は戦うのを諦めてしまいました。行商人がドッと姿を現わしました。超珍品の土産物を盆やカートに山と積んでいます。光ったり選手の名前を叫んだり振ると国歌を演奏したりしました。

本当に飛ぶファイアボルトのミニチュア模型。コレクター用の有名選手の人形。ロンはこの日のためにお小遣いをずっと貯めていたのだそうです。ハリーは真鍮製の双眼鏡のような物を売っている行商人の所に駆け寄りました。

「万眼鏡だよ。アクション再生ができる。スローモーションで。必要ならプレイを1コマずつ制止させる事もできる。大安売り。1個10ガリオンだ」

「こんなのさっき買わなきゃよかった」ロンは踊るクローバーの帽子を指差しこう言いました。万眼鏡が欲しかったからです。ハリーは行商人に「3個ください」と言いました。自分とロンとハーマイオニーの分というわけです。

ロンは「いいよ。気を使うなよ」と言いながら赤くなりました。そんなロンにハリーは「クリスマス・プレゼントはなしだよ。しかもこれから10年ぐらいはね」と言いながらロンとハーマイオニーの手に万眼鏡を押しつけました。

万眼鏡を受け取ってハーマイオニーも大喜びで代わりに3人分のプログラムを買ってくれました。財布もだいぶ軽くなりハリーたちはテントに戻りました。ビルにチャーリーにジニーの3人も緑のロゼットを着けていたのでした。

アーサー氏はアイルランド国旗を持っていました。フレッドとジョージは全財産をはたいてバグマン氏に渡してしまったので何もなしでした。その時です。森の向こうからゴーンと深く響く音が聞こえて来ました。いよいよです。

木々の間に赤と緑のランタンが一斉に灯って競技場への道を照らし出しました。アーサー氏も「いよいよだ!さあ行こう!」と言いながらみんなに負けず劣らず興奮していました。競技場が開場する時間がやって来たからでした。

3-2.貴賓席に来てみると
アーサー氏を先頭に一同は急ぎ足で小道を森へと入って行きました。何千人もの人々が叫んだり笑ったりする声や歌声が切れ切れに聞こえて来ます。20分ほど歩いて森のはずれに出るとそこは巨大な競技場の影の中だったのです。

アーサー氏が言うには十万人が入る事ができ魔法省の特務隊五百人が丸1年がかりで準備したそうです。この1年というものは「マグル避け呪文」で一分の隙もなく近くまで来たマグルは気の毒にも突然急用を思いつく事になった。

そのため慌てて引き返す事になってしまったんだそうです。アーサー氏はそんなマグルたちに同情しないわけにはいかないようでした。アーサー氏は先に立ち一番近い入口に向かいました。切符を確かめた魔女がこう言いました。

「貴賓席!最上階貴賓席!アーサーまっすぐ上がって。一番高い所までね」

観客席への階段は深紫色の絨毯が敷かれていました。ウィーズリー一家一行は上り続け階段のてっぺんに辿り着きました。そこは小さなボックス席で紫に金箔の椅子が二十席ほど二列に並んでいました。一同は前列に進みました。

そこから見下ろすと想像した事もないような光景が広がっていました。十万人の人々が着席したスタンドは細長い楕円形のピッチに沿って階段状に競り上がっていました。競技場そのものから神秘的な金色の光が発していました。

高みから見るとピッチはビロードのように滑らかに見えました。両サイドに3本ずつ15メートルの高さのゴールポストが立っていました。貴賓席の真正面には巨大な黒板がありました。暫く眺めていると広告塔だと判りました。

ハリーは広告塔から目を離しボックス席の後列のほうを振り返って見ました。すると奥から二番目の席に小さな生き物が座っていたのでした。キッチン・タオルをトーガ風に被っています。それは屋敷しもべ妖精だったのでした。

ハリーは思わず「ドビー?」と呼びかけました。するとその屋敷しもべ妖精は「旦那さまはあたしのことドビーってお呼びになりましたか?」と訊いて来ました。声を聞いてハリーは多分この屋敷しもべ妖精は女性と思いました。

ロンとハーマイオニーも振り向くとよく見ようとしました。2人ともハリーからドビーの事を色々と随分聞いてはいたもののドビーに会った事は一度もありませんでした。アーサー氏でさえも興味を持って振り返ったのでした。

「ごめんね。僕の知っている人じゃないかと思って」ハリーがこう言うと何とその屋敷しもべ妖精はドビーを知っていると言うのです。その屋敷しもべ妖精は貴賓席の照明が特段明るいわけではないのに顔を手で覆っていました。

「あたしはウィンキーでございます。旦那さま。あなたさまは」

その屋敷しもべ妖精は名前をウィンキーというのだそうです。

3-3.ドビーの近況
何と驚くべき事にウィンキーはドビーを知っていると言うのです。そしてその目がハリーの額の傷痕を捕らえるとウィンキーはそれはもう大きく目を見開いて「あなた様は紛れもなくハリー・ポッター様!」と言ったのでした。

「ドビーがいつもあなた様の事をお噂してます!」ウィンキーは尊敬で打ち震えながら少しだけ両手を下にずらしてこう言いました。そこでハリーはドビーは自由になって元気にやってるとウィンキーにその近況を訊きました。

するとウィンキーからは意外な答えが返って来ました。決して失礼を申し上げるつもりはないのですがハリーがドビーを自由にしたのはドビーのためになったかどうか自信を持てない。ドビーは自由になって頭がおかしくなった。

ドビーは身分不相応の高望みをしているので今も勤め口が見つからないのだそうです。ハリーが「どうしてなの?」と訊くとウィンキーは「仕事にお手当てをいただこうとしているのでございます」とこう答えたというわけです。

「何故給料を貰っちゃいけないの?」こう訊くハリーにウィンキーは「そんな事は考えるだけでも恐ろしい」と言いたげに少し指を閉じたので再び顔半分が隠れてしまいました。そしてウィンキーはハリーにこう答えたのでした。

「屋敷しもべはお手当てなどいただかないのでございます!」

ウィンキーはドビーに駄目だと言ったんだそうです。どこか良いご家庭を見つけて落ち着きなさい。ドビーはのぼせて思い上がっている。お手当てを欲しがるなんて屋敷しもべ妖精にはふさわしくないとウィンキーは言うのです。

そんな風に浮かれていたら最後には「魔法生物規制管理部」に引っ張られてしまう事になるとウィンキーはドビーにそう言ったのだそうです。でもドビーは少しくらい楽しい思いをしてもいいのでは?ハリーがこう言うと・・・

「ハリー・ポッター様。屋敷しもべは楽しんではいけないのでございます」

ウィンキーはこう答えたのでした。

今日の最後に
ハリーはクィディッチ・ワールドカップの競技場でドビーを知っているという屋敷しもべ妖精のウィンキーと出会いました。そのウィンキーからハリーはドビーが給料を欲しがっているので勤め口が見つからないと聞かされます。

ウィンキーに言わせれば身分不相応の高望みだそうですがドビーはそもそもどうして給料が欲しいなどと思ったんでしょうね?私が思うにはドビーはクリスマスにハリーにプレゼントを贈りたいとそう考えたからだと思いますね。

ハリーにクリスマス・プレゼントを贈りたい。でもそれにはお金がいる。ハリーにクリスマス・プレゼントを贈るためにドビーが欲しいとそう思った物を手に入れるためにはお金が必要だった。そういう事だと私は思いますね。

それにもう1つはドビー自身が身につける衣服を手に入れたいと思ったからでしょうね。

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