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ウィンキーが一番乗りでその次がハリーたち一行だったのですがやはり貴賓席という事で魔法大臣コーネリウス・ファッジがやって来たのでした。ところがそのファッジが招待した一家3人というのがハリーたち3人にとっては問題の一家だったんですよね。それは?(全3項目)

3-1.重要人物が続々と
何故ウィンキーは両手で顔を覆っているのか?ウィンキーは高い所が全く好きではない。つまりウィンキーは高所恐怖症というわけです。でもウィンキーは良い屋敷しもべ妖精なのでご主人様に言いつけられた事は守るそうです。

ご主人様がこの貴賓席に行けとおっしゃったので自分は来た。こう言うウィンキーにハリーはそのご主人様はウィンキーが高所恐怖症だと知っているのに君をここによこしたのかと訊きながら思わず眉をひそめたというわけです。

ウィンキーによればご主人様は自分の席を私に取らせた。それはご主人様がとても忙しいからなんだそうです。本当の事を言えばテントに戻りたい。でも自分は良い屋敷しもべ妖精なので言いつけられた事を守るのだそうです。

こう言うとウィンキーはボックス席の前端をもう一度恐々と見て完全に手で目を覆ってしまいました。何分にも自宅の「隠れ穴」にもいないがためにロンも屋敷しもべ妖精を見るのは初めてのようでウィンキーを見ての感想は?

「そうかあれが屋敷しもべ妖精なのか?へんてこりんなんだね?」

こう言うロンにハリーは言葉に力を入れて「ドビーはもっとへんてこりんだったよ」と言ったのでした。話が一段落したのでロンは先ほどハリーに買って貰った万眼鏡を試し一方ハーマイオニーはプログラムを読み始めました。

「試合に先立ちチームのマスコットによるマスゲームがあります」

ハーマイオニーがこう読み上げるとアーサー氏が「ああそれはいつも見応えがある」と解説してくれました。ナショナルチームが自分の国から何かしら生き物を連れて来る。その生き物がちょっとしたショーをやるんだそうです。

それから30分の内に貴賓席も徐々に埋まって来ました。アーサー氏は続けざまに握手をしていました。パーシーもひっきりなしに椅子から飛び上がって直立不動の姿勢を取りました。ついにはメガネが落ちて割れてしまいました。

魔法大臣コーネリウス・ファッジが現れ深々と頭を下げてしまったからです。大いに恐縮したパーシーは杖でメガネを元通りにしてそれ以降はずっと椅子に座っていました。ファッジがハリーに親しげに挨拶するのを見て・・・

パーシーはそれを羨ましそうに見ていたのでした。

3-2.そこにやって来た3人とは?
ファッジとハリーが会うのは1年ぶりの事でした。ファッジはまるで父親のような仕種でハリーと握手をし元気かと声をかけ自分の両脇にいる魔法使いにハリーを紹介しました。ハリーの事は外国にも知れ渡っているようです。

ブルガリアの魔法大臣はハリーの額の傷痕に気づきハリーを指差しながら何やら興奮して喚き出しました。ファッジはうんざりした様子でハリーに「なかなか通じないものだ」と言いました。ファッジは外国語は苦手だそうです。

こういう時にバーティ・クラウチ氏が必要なんだそうです。ここでファッジはウィンキーがクラウチ氏の席を取っている事に気づきました。何でもブルガリアの連中がよってたかって良い席を全部せしめようとしているそうです。

するとファッジは最後に「ああルシウスのご到着だ!」と言いました。ハリーにロンとハーマイオニーは急いで振り返りました。アーサー氏の真後ろの席が3つ空いていてその席に座る3人がやって来たというわけなんですよね。

それは他ならぬ今話題になっていた屋敷しもべ妖精のドビーの昔のご主人一家ルシウス・マルフォイ氏に息子のドラコと女性が1人その席を目指しやって来る所でした。女性を見てハリーはドラコの母親だろうと思ったのでした。

その母親らしき人は何やらお気に召さない事があるようで「何て嫌な臭いなんでしょう」という表情をしていてせっかくの美貌を損ねていました。そんな顔をしていなければこの人は美人なんだろうにとハリーはそう思いました。

ルシウス氏はファッジの所まで来ると手を差し出して挨拶し奥方のナルシッサと息子のドラコを紹介しました。ファッジは奥方とは初対面のようで「これはこれは。お初にお目にかかります」と言い笑顔でお辞儀をしていました。

ファッジがブルガリアの魔法大臣に続いてアーサー氏を紹介すると一瞬緊張が走りました。ルシウス氏とアーサー氏が顔を合わせるのは2年ぶりの事でした。ハリーはその場に居合わせて2人が大喧嘩をする所を見ていたのです。

「これは驚いたアーサー。貴賓席の切符を手に入れるのに何をお売りになりましたかな?お宅を売ってもそれほどの金にはならんでしょうが?」

ルシウス氏は低い声でこう言って来ました。それを聞いてもいなかったファッジが3人を招待した理由を説明しました。ルシウス氏は先ごろ聖マンゴ魔法疾患障害病院に多額の寄付をしてくれたのでここに招待したのだそうです。

アーサー氏は無理やり笑顔を浮かべながら「それはそれは結構な」と言ったのでした。するとルシウス氏は今度はハーマイオニーに視線を移し見下すような笑顔を見せました。そしてアーサー氏に蔑むような会釈をしたのでした。

そして自分の席に着きました。ドラコもハリーたち3人に小ばかにしたような視線を投げ両親に挟まれて席に着きました。するとハリーたちがピッチに目を戻した次の瞬間にルード・バグマン氏が勢いよく飛び込んで来ました。

「皆さんよろしいかな?大臣ご準備は?」

こう問いかけたバグマン氏にファッジは満足気に「君さえよければいつでもいい」と答えました。バグマン氏は杖を取り出して自分の喉に当て「ソノーラス!響け!」と唱えました。そして満員の競技場の観衆に呼びかけました。

「レディーズ・アンド・ジェントルマン。ようこそ!第422回クィディッチ・ワールドカップ決勝戦にようこそ!」

これを聞いて観衆は叫び拍手をしました。何千という国旗が打ち振られました。広告塔の表示がブルガリアにアイルランドのスコアになりました。でも試合の前にまだ両国が連れて来たマスコットのマスゲームがあるんですよね。

3-3.両チームのマスコットは?
まず最初に紹介されたのはブルガリア・ナショナルチームのマスコットでした。深紅一色のスタンドの上手から大歓声が上る中アーサー氏が席から身を乗り出して「一体何を連れて来たのかな?」と言いました。登場したのは?

アーサー氏は急にメガネを外し慌ててローブで拭きながら「あーっ!ヴィーラだ!」と言いました。ヴィーラって何ですか?ハリーがそう訊きかけた所で百人のヴィーラがピッチに姿を見せハリーにその答えを示してくれました。

ヴィーラはハリーがこれまで一度も見た事のない美しい女性でした。ただ人間ではありませんでした。何故なら月の光のように輝く肌で風もないのにシルバー・ブロンドの髪をなびかせていたからです。それじゃ一体何だろう?

しかし音楽が始まってヴィーラが踊り始めるとハリーはヴィーラが人間だろうが何だろうがどうでもよくなりました。ただもうひたすらヴィーラを見つめ続けていたい。ヴィーラが踊るのを止めると恐ろしい事が起こる気がする。

ヴィーラの踊りが速くなって来るとハリーの脳裏でまとまりのない激しい感情が駆け巡り始めました。今すぐ何か派手な事をしたい。ボックス席からピッチに飛び降りるのもいいかもしれない。でもそれで十分目立つだろうか?

すると遠くから「ハリーあなた一体何してるの?」とハーマイオニーの声が聞こえ音楽が止みハリーは目を瞬きました。ハリーは椅子から立ち上がり片足をボックス席の前の壁にかけていました。ロンはもっとひどい状態でした。

ロンに至っては飛び込み台からまさに飛び込まんばかりの格好で固まっていました。ヴィーラの退場を望まなかった観衆から怒号が飛んでいました。ハリーも同じ心境でした。ハリーの心は突然ブルガリア贔屓になっていました。

僕はブルガリアを応援するはずなのに何故アイルランドのシャムロックつまり三つ葉のクローバーなんかを胸に刺しているんだろう?ロンも同じ気持ちのようで無意識に自分の帽子のシャムロックをむしっていました。すると?

「きっとこの帽子が必要になるよ。アイルランド側のショーが終わったらね」

アーサー氏は苦笑いを浮かべながらロンのほうに身を乗り出し帽子をひったくるとこう言いました。ロンは「はあー?」と言うと口を開けてヴィーラに見入っていました。ハーマイオニーは大きく舌打ちをしたかと思うと・・・

「まったくもう!」と言ってハリーに手を伸ばし席に引き戻しました。そして次はアイルランド・ナショナルチームのマスコットが紹介されました。大きな緑と金色の彗星のようなものが音を立ててピッチに飛び込んで来ました。

それは一旦2つに分かれて再び合体して1つになりました。そして空高く昇ってスタンドの上空に広がりました。するとそこから金色の雨のような物が降り始めました。金貨の大雨が降り注ぎ観客の頭や客席に当たって撥ねました。

見上げてみるとハリーはそれが顎鬚を生やした何千もの小さな男たちの集まりだと気づきました。観衆の割れるような大喝采を縫ってアーサー氏が「レプラコーンだ!」と叫びました。客席では金貨を拾ったり奪い合っています。

金貨を掴んでハリーの手に押しつけながらロンは「ほーら」とうれしそうに叫びました。そしてこの金貨は万眼鏡の分だから僕にクリスマス・プレゼントを買わないといけないぞとハリーにそう言ったというわけなんですよね。

今日の最後に
何分にもハリーは物心ついてからというものヴィーラに会った事がなかったのでまんまとその術中に嵌って貴賓席からピッチに飛び降りようとしてしまいました。ロンはさらにハリーに拍車をかけたような状態だったんですよね。

それに対しアーサー氏を筆頭にビルとチャーリーにパーシーは大丈夫だったみたいです。この4人は既に過去に遭遇済みだったのでしょうか?アーサー氏は「ヴィーラだ!」と言っていたのでいかなるものか知っていたようです。

ビルとチャーリーの2人はワールドカップの他の試合も観戦しているようなのでアイルランドが他の国と対戦した際に経験しているのかもしれません。それにドラコ・マルフォイはどうだったのか?とても気になる事ですよね。

無反応だったのか?あるいは両脇に両親のマルフォイ夫妻が座っていたので押さえつけるのは簡単な事ですよね。そうしたんでしょうか?
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