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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ほんの数時間眠っただけでハリーたち一同はアーサー氏に起こされ「移動キー」でストーツヘッド・ヒルに戻って来ました。ハリーたちが「隠れ穴」に帰宅をするとアーサー氏の予想通りウィーズリーおばさんが大騒ぎで出迎えてくれたのでした。その原因は?(全3項目)

3-1.キャンプ場を離れて
ほんの数時間眠っただけで一同はアーサー氏に起こされました。アーサー氏が魔法でテントを畳んでハリーたちは取り急ぎキャンプ場を離れました。小屋の戸口にいたロバーツさんは何だか奇妙に虚ろな表情をしていたのでした。

そしてぼんやりと「メリー・クリスマス」と挨拶をしました。アーサー氏がそっと「大丈夫だよ」と言いました。アーサー氏が言うには記憶修正をすると暫くの間は少々ボケる事があるそうです。特に今回は尚更なんだそうです。

何故ならば今回の場合は随分と大変な事を忘れて貰わなくてはならなかったからだそうです。ハリーたちが「移動キー」の置かれている場所に近づくと大勢の人々の切羽詰ったような声が聞こえて来ました。大忙しのようでした。

沢山の人たちが「移動キー」の番人のバージル氏を取り囲み「早くキャンプ場を離れたい!」と大騒ぎをしていました。アーサー氏はバージル氏と手早く話をつけ一同は列に並びました。そして古タイヤに乗って帰って来ました。

到着したのはストーツヘッド・ヒルでした。夜明けの薄明かりの中をオッタリー・セント・キャッチポール村を通って朝食の事だけ考えながら「隠れ穴」に帰って来ました。家の前でウィーズリーおばさんが待っていたのでした。

「ああ!良かった。本当に良かった!」

おばさんのその手には「日刊予言者新聞」が握り締められていました。夫のアーサー氏に腕を回した時に手から力が抜けて落ちました。ハリーが見下ろして見ると「クィディッチ・ワールドカップでの恐怖」という見出しでした。

「みんな生きててくれた。ああお前たち」

驚く事におばさんがアーサー氏の次に抱き締めたのはビルでもチャーリーでもパーシーでもなくてフレッドとジョージでした。それはおばさんが2人に言った最後の言葉が「ふくろう試験の点が低かった」だからなんだそうです。

「さあさあ母さん。みんな無事なんだから」

そんなおばさんをアーサー氏はこう言って優しくなだめたのでした。そしてビルに小声で「新聞を拾って来ておくれ。何が書いてあるか読みたい」と言ったのでした。そして一同は狭いキッチンに無理やり押し入ったのでした。

3-2.日刊予言者新聞の記事内容を受けて
1人で留守番をしていてくれたおばさんにハーマイオニーが濃い紅茶を入れました。アーサー氏はその中にオグデンのオールド・ファイア・ウィスキーをたっぷり入れると言って譲りませんでした。そして新聞を受け取り・・・

一面にざっと目を通すと重苦しい声で「思った通りだ」と言ったのでした。そこには「魔法省のヘマ」とか「犯人を取り逃がす」とか「警備の甘さ」などと魔法省を激しく誹謗中傷する文言が並べ立てられていたというわけです。

記事を書いていたのはアーサー氏に言わせれば「やっぱり」のリータ・スキーターでした。パーシーも先週には鍋底の厚さの粗探しなんかで時間を無駄にせずにバンパイア撲滅に力を入れるべきとの記事を書かれたんだそうです。

しかしその事は「非魔法使い半ヒト族の取り扱いに関するガイドライン」の第12項にはっきり規定してあるのだそうです。するとビルが欠伸をしながら「頼むから黙れよ」と言ったのでした。どうやらビルも同意見のようでした。

記事を隈なく読んでいたアーサー氏が「私の事が書いてある」と言いました。おばさんは「どこに?」と突然しゃべったのでウィスキー入り紅茶に咽ました。それを見ていたらアーサー氏の無事が判ったとおばさんは言うのです。

しかし残念ながらアーサー氏の名前は出ていないのだそうです。それはアーサー氏がハリーたち3人を連れてキャンプ場に戻ろうとして森のはずれに差しかかった時の事が書かれていました。怪我人はなかったとそう主張した。

それ以上の情報提供を拒んだためみんなが失望させられたなどと書かれていました。さらに記事の最後には「それから1時間後に数人の遺体が森から運び出されたという噂を打ち消す事ができるのか」とも書かれているそうです。

アーサー氏は呆れて怪我人がなかったのは事実だ。他に何と言えばいいのか?数人の遺体が森から運び出された噂などと新聞に書かれてしまえば確実に噂が立つだろうと言って深い溜め息をつきました。そしてこう言ったのです。

「モリーこれから役所に行かないと。善後策を講じなければなるまい」

するとパーシーも一緒に行くと言い出しました。でもおばさんは反対しました。何故ならアーサー氏は休暇中なんだしアーサー氏の部署には何の関係もないのだからアーサー氏が行かなくても他の人が何とかするというわけです。

しかしアーサー氏は自分が事態を悪くしたのだから行かなければならないと言うのです。2人のやり取りを聞いている内にハリーはついに我慢ができなくなりおばさんにヘドウィグが自分宛ての手紙を持って来たかと訊きました。

するとおばさんからは「郵便は全然来ていませんよ」という答えが返って来ました。ハリーがウィーズリー夫妻の会話に突如として割って入ったためロンとハーマイオニーは「どうした事か?」という目でハリーを見たのでした。

「そうですか。それじゃロン。君の部屋に荷物を置きに行ってもいいかな?」

ハリーはこう言うとロンとハーマイオニーに意味ありげな目配せをしました。ロンは即座にハリーの思いを察して素早く応じ「うん。僕も行くよ。ハーマイオニー。君は?」と言いました。当然ハーマイオニーも察したのでした。

ハリーたち3人はさっさとキッチンを出て階段を上がりました。ロンの屋根裏部屋に入って扉を閉めた途端にロンはハリーに「どうしたんだ?」と訊いて来ました。そこでハリーはロンとハーマイオニーにこう言ったのでした。

「君たちにまだ話してない事があるんだ。土曜日の朝の事だけど僕また傷が痛んで目が覚めたんだ」

この言葉を聞いての2人の反応は?

3-3.ハリーが2人に告げた事とは?
2人の反応はハリーがプリベット通りの自分の部屋で想像したのとほとんど同じでした。ハーマイオニーは息を呑み即座に意見を述べ出し参考書を何冊か挙げアルバス・ダンブルドアはもちろんあらゆる名前を挙げたのでした。

一方ロンはびっくり仰天してまともに言葉が出ません。ようやく話せるようになると以前に傷痕が痛んだのは1年生の時にヴォルデモートがクィレルに取り憑いてホグワーツにいた時の事を話し始めたというわけなんですよね。

確かにプリベット通りにはいなかった。だけど僕はあいつの夢を見たんだ。あのワームテールだよ。全部は思い出せないけど2人で誰かを殺害すると言っていた。その「誰か」というのは実を云うとハリー自身だったんですよね。

「僕を」と喉まで出かかったもののハリーはハーマイオニーの怯えた顔を見て「これ以上怖がらせる事はできない」と思って踏み止まりました。するとロンは励ますように「たかが夢だろ。ただの悪い夢さ」と言ったのでした。

でもハリーは「本当にそうなのかな?」と疑問を示しました。何だか変だと思わないか?僕の傷が痛んだ。その3日後に死喰い人の行進。そしてヴォルデモートの印がまた空に上った。変な事が連続で起きているというわけです。

ハリーが「ヴォルデモート」の名前を口にしたのでロンの毎度お馴染みのあの反応がありましたがハリーはそれを無視して話を続けました。ハリーが次に口にしたのは先学期末のトレローニー先生がしたという予言の事でした。

ハーマイオニーはトレローニー先生の事を全く信用していなかったので予言の事を真っ向から否定しました。しかしハリーは「君はあの場にいなかったから」と今回の予言に限っては信用ができると必死に説得をしたのでした。

「ハリーどうしてヘドウィグが来たかって訊いたの?手紙を待ってるの?」

沈黙が流れたその後にハーマイオニーがこう訊いて来ました。そこでハリーは肩を少しすくめて「傷痕のことシリウスに知らせたのさ。返事を待ってるんだ」と答えました。するとそれを聞いてロンは表情を明るくすると・・・

「そりゃいいや!シリウスならどうしたらいいかきっと知ってると思うよ!」

ロンにこう言われてハリーは「早く返事をくれればいいなって思ったんだ」と言いました。しかしハーマイオニーはシリウスの返事の手紙が早く届く事については否定的でした。シリウスはアフリカかどこかにいると言うのです。

そんな長旅をヘドウィグが数日でこなせるはずはない。ハーマイオニーにこう言われハリーは「判ってる」と言いながらも胃に重苦しいものを感じたのでした。するとここでロンがガラリと話題を変えてハリーにこう言いました。

「さあハリー果樹園でクィディッチして遊ぼうよ」

対戦は「3対3」で一方はビルとチャーリーでもう一方はフレッドとジョージの組なんだそうです。ハリーはウロンスキー・フェイントが試せるのだそうです。するとハーマイオニーは全く何て鈍感なのという口調でロンに・・・

「ロン。ハリーは今クィディッチをする気分じゃないわ。心配だし疲れてるし。みんなも眠らなきゃ」

しかしハリーの返事は「ううん。僕クィディッチしたい」だったのです。ハリーの口から著しく予想に反する返事を聞かされてハーマイオニーは「全く。男の子ったら」とボヤきながら部屋を出て行ったというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーも先学期末に「占い学」の試験を受けるまではハーマイオニーの言う通りでトレローニー先生はやっぱりインチキ婆さんだとそう思っていました。ところがそこで何と驚くべき事に本物の予言を聞かされる事になりました。

そしてどうやらトレローニー先生の予言通りになったらしいという事を夢で見たのです。夢の中ではヴォルデモートはワームテールことピーター・ペティグリューと一緒でした。召使いが闇の帝王の元に馳せ参じたようなのです。

しかしハリーはハーマイオニーを説得する事はできませんでした。その理由は当然ダンブルドアもその予言は信用できると言った事を言い忘れたからに他ならないでしょうね。この事を言っていれば説得する事ができましたよね。

惜しい事をしたものですよね。

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