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それからというものはアーサー氏もパーシーも大忙しで朝早くに家を出て夕食後遅くまで帰らないという多忙ぶりでした。そうこうする内に夏休みも最終日となりハリーを含めた在校生たちは翌日にはホグワーツに向けて出発する日を迎える事となりました。(全3項目)

3-1.夏休みの最終日になり
それからというものはアーサー氏もパーシーもほとんど家にいませんでした。2人とも朝はみんなが起き出す前に家を出て夜は夕食後遅くまで帰って来ませんでした。夏休みの最終日にパーシーがみんなにこう言ったのでした。

「全く大騒動だったよ」

「吼えメール」が次々に送られて来るのでずっと火消し役だったんだそうです。すぐに開封をしないと「吼えメール」は爆発するのでパーシーの机は焼け焦げだらけになり一番上等な羽根ペンが灰になってしまったのだそうです。

どうしてみんな「吼えメール」をよこすの?ジニーがこう訊くとパーシーは「ワールドカップでの警備の苦情だよ」と答えました。壊された私物の損害賠償を要求しているんだそうです。でもその全てが本物ではないとの事です。

マンダンガス・フレッチャーは寝室が12もあるジャグージつきのテントを弁償しろと言って来たのだそうです。でもパーシーはその魂胆を見抜いていて実際には棒切れにマントを引っかけて寝ていた事実を押さえているそうです。

ウィーズリーおばさんは部屋の隅の大きな柱時計をちらっと見ました。ハリーはこの時計が好きでした。時間を知るのには全く役に立ちません。何故ならそれはウィーズリー家の人たちが今どこにいるのかを示す時計だからです。

家族の名前が掘り込まれた金色の針が9本ついていて家族がいそうな場所が書いてあります。当然「家」に「学校」と「仕事」はもちろんの事で「迷子」に「病院」に「牢屋」もあり12時の位置は「命が危ない」になっています。

今は8本の針が「家」を指していました。しかし一番長いアーサー氏の針は「仕事」を指していました。ウィーズリーおばさんが言うにはアーサー氏が週末に仕事をするのはヴォルデモートの全盛時代以来の事なんだそうです。

お役所はあの人を働かせ過ぎるわ。早く帰宅しないと夕食が台無しになってしまう。溜め息をついてこう言うおばさんにパーシーは父さんはワールドカップの時のミスを埋め合わさなければと思っているのではと言ったのでした。

本当の事を言うと公の発表をする前に部の上司の許可を取りつけなかったのは少々軽率だった。こう言うパーシーにおばさんは怒りリータ・スキーターみたいな卑劣な女が書いた事でお父様を責めるのはお辞めと言ったのでした。

するとロンとチェスをしていたビルが父さんが何も言わなかったらあのリータの事だから魔法省の誰も何もコメントしないのはけしからんとか言って結局は非難をしていたと言ったのでした。実はビルも経験があるのだそうです。

3-2.アーサー氏が帰って来て
リータ・スキーターって奴は誰でもこき下ろすんだ。以前にグリンゴッツの呪い破り職員のインタビュー記事を載せた際にスキーターはビルの事を「長髪のアホ」と呼んだのだそうです。するとおばさんがビルに言ったのでした。

それは確かに長過ぎると言うのです。私に切らせて欲しい。おばさんはそう言おうとしましたがビルはおばさんの言葉を途中で遮り駄目だと言ったのでした。一方ハーマイオニーは「基本呪文集・4学年用」を読み耽っています。

ワールドカップ決勝戦の当日におばさんがダイアゴン横丁で買って来たのです。チャーリーは防火頭巾を繕っていました。ハリーは13才の誕生日にハーマイオニーから贈られた箒磨きセットでファイアボルトを磨いていました。

そしてフレッドとジョージは居間の隅っこに座り込み羽根ペンを手に羊皮紙の上で額を突き合わせて何やら密談の最中でした。らしくない2人を見据えておばさんは「2人で何してるの?」と鋭く言ったのでした。2人の返事は?

フレッドが「宿題さ」と答えるのでおばさんは「馬鹿おっしゃい。まだお休み中でしょう」と突っ込みました。するとジョージが「やり残してたんだ」と答えました。おばさんはまたもあれを始めたのではと疑っているようです。

「まさか新しい注文書なんか作っているんじゃないでしょうね?万が一にもウィーズリー・ウィザード・ウィーズ再開なんかを考えちゃいないでしょうね?」

するとフレッドが痛々しげな表情で母親を見上げて明日もしホグワーツ特急が衝突して自分たち2人が死んでしまった結果いわれのないその中傷が最後の言葉になってしまったらおばさんはどんな気持ちがするのかと言うのです。

それを聞いておばさんを含めた一同全員が笑いました。そしてもう一度時計を見たおばさんが「あら。お父様のお帰りよ」と言ったのでした。アーサー氏の針が「仕事」から「移動中」になり一瞬後に「家」の所で止まりました。

キッチンからアーサー氏が呼ぶ声が聞こえておばさんは「今行くわアーサー!」と言うと慌てて部屋を出て行きました。数分後アーサー氏が夕食を盆に載せて疲れ切った様子で暖かな居間に入って来ると一同にこう言いました。

「全く火に油を注ぐとはこの事だ」

アーサー氏がおばさんに言うにはリータ・スキーターが他に魔法省のゴタゴタがないかと嗅ぎ回っていてついにバーサ・ジョーキンズが行方不明になっている事を嗅ぎつけたんだそうです。明日の予言者新聞のトップ記事になる。

とっくに誰かを派遣して捜索をやっていなければならんとちゃんとバグマン氏に言っておいたのに言わんこっちゃないというわけです。それを聞いてパーシーはクラウチ氏はもう何週間も前から言い続けていたと言ったのでした。

クラウチ氏は運がいい。それはスキーターがウィンキーの事を嗅ぎつけなかったからだとアーサー氏は言うのです。あの件が記事になったら丸一週間大見出しになる所だったとアーサー氏は言うのです。するとまたも始まりました。

クラウチ氏を崇拝するパーシーとワールドカップ以降は屋敷しもべ妖精の養護主義に目覚めたハーマイオニーが言い争いを始めたのです。するとおばさんがこう言ってパーシーとハーマイオニーの議論に割って入ったのでした。

「みんなもう部屋に上ってちゃんと荷造りしたかどうか確かめなさい!ほらほら早くみんな」

ハリーは箒磨きセットを片付けファィアボルトを担ぐとロンと一緒に階段を上りました。外は大荒れの天気でした。2人が部屋に入って行くとピッグウィジョンがけたたましく鳴き籠の中を飛び回り始めました。その原因とは?

荷造り途中のトランクを見て「出発が近い!」と察し興奮したからだと私は思います。ロンはハリーに「ふくろうフーズ」を投げてよこし「ふくろうフーズを投げてやって。それで黙るかもしれない」とハリーに言ったのでした。

「一週間以上経った」ヘドウィグのいない止まり木を見てハリーはこう言いました。シリウスが捕まったなんて事ないよね?こう訊くハリーにロンはそれはないと断言しました。そしたら「日刊予言者新聞」に載ると言うのです。

魔法省がとにかく誰かを逮捕したと見せびらかしたいはずだからとロンは言うのです。そうすればリータ・スキーターも魔法省の事をあーだこーだと批判できなくなる。だから今このタイミングなら尚更というわけなんですよね。

こうして2人は荷造りを始めたのでした。

3-3.荷造りを始めたら
ロンが母親のウィーズリーおばさんがダイアゴン横丁で買って来た物やらグリンゴッツで下ろして来た金貨やら洗濯した靴下なんかをそうだと言ってハリーの折畳みベッドの上に置きました。ハリーは包みを解き始めたのでした。

ハリーが大鍋に下着を詰め込んでいると背後でロンがいかにも嫌そうな声で「これって一体何のつもりだい?」と言いました。ロンが摘み上げているのは襟にレースのフリルがついた栗色のビロードの長いドレスのような物です。

袖口にもそれに合ったレースがついています。扉をノックする音がしておばさんが洗い立てのホグワーツの制服を持って来ました。そこでロンはおばさんに「間違えてジニーの新しい洋服を僕によこしたよ」と言ったのでした。

するとおばさんからは「間違えてなんかいませんよ」という答えが返って来ました。それはパーティ用のドレスローブで学校のリストに「今年は準備すること」と書いてあったんだそうです。ロンは強硬に着ないと言いました。

そんなロンにおばさんは不機嫌な声で「みんな着るんですよ」と言ったのでした。パーティ用のローブなんてみんなそんなものとおばさんは言うのです。お父様つまりアーサー氏も正式なパーティ用に何着か持っているそうです。

こんな物を着るくらいなら裸で行く。こう意地を張るロンにおばさんは「聞き分けのない事を言うじゃありません」と言いました。当然学校のリストに載っていたという事でドレスローブをハリーにも買ってあるのだそうです。

「ロンに見せてやって」とおばさんが言うのでハリーは恐る恐る最後の包みを開きました。恐れていたよりもひどくはありませんでした。ハリーのドレスローブにはレースがついておらず制服とそんなに変わりありませんでした。

ただ黒ではなくて深緑色でした。おばさんが言うにはハリーの目の色によく映えると思ったんだそうです。するとロンが「そんなのだったらいいよ!どうして僕にもおんなじようなのを買ってくれないの?」と文句を言いました。

おばさんは顔を赤くしてロンのドレスローブは古着屋で買わなければならなかった。だからあんまり色々選べなかったと答えたのでした。ロンは頑固に絶対に着ないと言い張ったのでした。するとおばさんはこう言ったのでした。

「勝手におし。裸で行きなさい。ハリー忘れずにロンの写真を撮って送ってちょうだい。母さんだってたまには笑うような事がなきゃやり切れないわ」

ハリーはおばさんから目を逸らせました。グリンゴッツにある自分のお金をウィーズリー家の人たちとなら喜んで山分けにしてもいいと思っていたからです。おばさんは部屋を出て行きました。2人の背後では変な音がしました。

ピッグウィジョンが大き過ぎる「ふくろうフーズ」で咽込んでいました。ロンは「僕の持ってる物ってどうしてどれもこれもボロいんだろう?」と怒ったように言ってピックウィジョンの嘴からふくろうフーズを外したのでした。

最後に
この場面で私が特に注目したのはハリーも好きだというウィーズリー家の9人の面々が「今どこにいるのか?」を示す柱時計です。一番上の12時の所は「命が危ない」になっていて翌年度にはそこに針が1本行ってしまいました。

魔法省の神秘部の入口の見張り当番をしていたアーサー氏がヴォルデモートの蛇のナギニに襲われて聖マンゴ魔法疾患障害病院に担ぎ込まれてしまったのです。その時ダンブルドアはこの時計の事をこう口にしているんですよね。

「しかしもう知っておるかもしれん。あの素晴らしい時計が」

この言葉から察するにこの時計を製作したのはダンブルドアじゃないと私は思いますね。そうなると製作者はアーサー氏以外には考えられないと私は思います。9人の大所帯のために居場所を把握するために創ったんでしょうね。

さて!記事を書き始めてからは正直に言うと「もう一週間欲しかった」という感じでした。でも読む側の皆さんの事を考えたら6週間は長過ぎですよね?通して読んでくださった方々にはもう感謝の念を抱かずにはいられません。

有難うございました!
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